※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
HP Desktop 190の実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Ryzen 3 2200G Ryzen 5 2400G |
---|---|
GPU | 内蔵グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 2TB HDD |
質量 | 約3.96kg |
価格 | 4万円台(税別)~ |
HP Desktop 190は、Ryzenプロセッサーを搭載することで、価格を抑えたミニタワー型デスクトップPCです。
2種類のCPUを選択することができますが、下位モデルのCPUでも、Core i3-8100と同等の性能があり、一般的な作業なら問題ありません。
PCケースの奥行きが短く、机の上に置いても、圧迫感が少ないです。
「ノートパソコンは液晶が選べないから嫌だ。でもスペックはそれほど高くなくていい」という方におすすめのタワーPCです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 5 2400G、8GBメモリ、2TB HDD
目次
お忙しい方は、「HP Desktop 190の特徴」のみお読みください。
HP Desktop 190の特徴
Ryzen搭載で4万円台からと高コスパ
HP Desktop 190は、Ryzenプロセッサーを搭載することで、4万円台(税別)という価格に抑えられた高コスパのデスクトップパソコンです。この価格でも、Core i3-8400と同等以上の性能があり、一般ユーザーが行うような作業なら、快適に動作するでしょう。
奥行がやや短い
HP Desktop 190は、ミニタワー型のデスクトップPCですが、ミニタワーの中でも奥行きが短くなっています。マザーボードがギリギリ入るくらいの奥行しかありません。ドライブベイなどはマザーボードに重なるような形で配置されています。
ストレージはHDDのみ
HP Desktop 190で選択できるストレージはHDDのみです。HDD + Optaneメモリーや、SSDといったストレージを選択することはできません。この点は残念です。
パフォーマンスのチェック
HP Desktop 190のパフォーマンスのチェックです。
CPU
Ryzen 3 2200Gと Ryzen 5 2400Gのモデルがありますが、インテルCPUと比べたときの性能差は次のようになります。Ryzen 3 2200Gは、Core i3-8100とほぼ同じベンチマークスコアとなっており、Web閲覧や動画鑑賞、文書作成などの一般的な作業なら、快適に動く性能です。Ryzen 5 2400Gは約1.3倍性能が高くなります。今なら、発売記念として+5,000円でRyzen 5 2400Gにできるので、ちょっとでも処理を速くしたい方はRyzen 5 2400Gにするといいでしょう。
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
グラフィックス
Ryzen 5 2400G内蔵のRadeon RX Vega 11は、インテルのCPUに内蔵されたIntel UHD 630よりも性能は高いです。ただ、この程度の性能だと、ゲームができるようになったり、動画編集が快適になったりするようなことはないので、やれることが増えるわけではありません。
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です
ストレージ
ストレージは、HDDしか選択できません。ここは残念です。
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
レビュー機で計測したベンチマーク
以下、レビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
普通の騒音値です。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
こちらも普通の温度です。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
消費電力は、ノートPCより高いですが、デスクトップPCとしては普通です。
外観のチェック
外観はシンプルなデザインです。
フロントパネルは光沢で、ドットテクスチャの模様が入っています。USBポート、ヘッドホン端子が配置されています。光学ドライブはスリムタイプです。
側面です。CPUファンの上に吸気口が設けられています。
底面の足は、フロント側はゴムですが、リア側はパネルと同じ素材です。
背面の映像出力端子は、HDMIおよびVGAとなっています。
ケースの内部のチェック
ケース内部のチェックです。
マザーボードの上に、光学ドライブ、3.5インチハードディスクを重ねるように配置することで、PCケースの奥行きを短くしています。
CPUファンと排気口は囲われており、効率よく排気しています。
PCI系のスロットです。
メモリスロットは2つです。
電源は180Wと少ないので、グラフィックボードなどはあまり増設しないほうがいいと思います。
まとめ
以上が、HP Desktop 190のレビューです。
Ryzenプロセッサーを搭載し価格を抑えたデスクトップPCです。負荷の高い作業はしないので、できるだけ安いデスクトップPCが欲しいという方におすすめです。
ミニタワーの中では、奥行きが短く、設置もしやすいと思います。
ただ、SSDやHDD + Optaneメモリーなどのストレージを選択できないのが残念です。スキルがあれば、ご自分で安いSSDを購入し、移行するのもいいと思います。
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
HPのパソコンの一覧ページ。各シリーズの違いや、おすすめ製品の紹介。各製品のレビュー記事もあり。
パソコンに必須のセキュリティソフトの比較ページ。セキュリティソフトの選び方や、比較一覧表、用途ごとのおすすめ製品などを掲載。