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HP Desktop 190の実機レビュー

更新日:2019年3月30日

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Ryzen 3 2200G
Ryzen 5 2400G
GPU 内蔵グラフィックス
メモリ 8GB
ストレージ 2TB HDD
質量 約3.96kg
価格 4万円台(税別)~
安くても十分快適に動くミニタワー

HP Desktop 190は、Ryzenプロセッサーを搭載することで、価格を抑えたミニタワー型デスクトップPCです。

2種類のCPUを選択することができますが、下位モデルのCPUでも、Core i3-8100と同等の性能があり、一般的な作業なら問題ありません。

PCケースの奥行きが短く、机の上に置いても、圧迫感が少ないです。

「ノートパソコンは液晶が選べないから嫌だ。でもスペックはそれほど高くなくていい」という方におすすめのタワーPCです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 2400G、8GBメモリ、2TB HDD

目次

お忙しい方は、「HP Desktop 190の特徴」のみお読みください。

HP Desktop 190の特徴

Ryzen搭載で4万円台からと高コスパ

HP Desktop 190は、Ryzenプロセッサーを搭載することで、4万円台(税別)という価格に抑えられた高コスパのデスクトップパソコンです。この価格でも、Core i3-8400と同等以上の性能があり、一般ユーザーが行うような作業なら、快適に動作するでしょう。

Ryzenプロセッサー搭載で高コスパ

 

奥行がやや短い

HP Desktop 190は、ミニタワー型のデスクトップPCですが、ミニタワーの中でも奥行きが短くなっています。マザーボードがギリギリ入るくらいの奥行しかありません。ドライブベイなどはマザーボードに重なるような形で配置されています。

21.5インチディスプレイと並べたときのサイズ感
マザーボードの幅とほぼ同じボディの奥行

 

ストレージはHDDのみ

HP Desktop 190で選択できるストレージはHDDのみです。HDD + Optaneメモリーや、SSDといったストレージを選択することはできません。この点は残念です。

 

パフォーマンスのチェック

HP Desktop 190のパフォーマンスのチェックです。

CPU

Ryzen 3 2200Gと Ryzen 5 2400Gのモデルがありますが、インテルCPUと比べたときの性能差は次のようになります。Ryzen 3 2200Gは、Core i3-8100とほぼ同じベンチマークスコアとなっており、Web閲覧や動画鑑賞、文書作成などの一般的な作業なら、快適に動く性能です。Ryzen 5 2400Gは約1.3倍性能が高くなります。今なら、発売記念として+5,000円でRyzen 5 2400Gにできるので、ちょっとでも処理を速くしたい方はRyzen 5 2400Gにするといいでしょう。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
Core i7-8750H
(ノートPC用)
1100
Core i5-8400 963
Ryzen 5 2400G
[レビュー機で計測]
780
Core i7-8565U
(ノートPC用)
602
Core i3-8100 598
Ryzen 3 2200G 585
Core i5-8265U
(ノートPC用)
542
Core i3-8145U
(ノートPC用)
340
Celeron N4100
(ノートPC用)
229
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

Ryzen 5 2400G内蔵のRadeon RX Vega 11は、インテルのCPUに内蔵されたIntel UHD 630よりも性能は高いです。ただ、この程度の性能だと、ゲームができるようになったり、動画編集が快適になったりするようなことはないので、やれることが増えるわけではありません。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
GTX 1050Ti 2310
GTX 1050 1787
GeForce MX 150 1074
Radeon RX Vega 11
[レビュー機で計測]
664
Intel UHD 630 380
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、HDDしか選択できません。ここは残念です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
PCIe SSD
[レビュー機で計測]
1500~3000
SATA SSD 550
HDD 190
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

レビュー機で計測したベンチマーク

以下、レビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

CINEBENCH R15
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 2400G
PassMark Performance Test 9.0
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 2400G
3DMark
~ グラフィックス(ゲーム向け)の評価 ~
Radeon RX Vega 11
CrystalDiskMark 6(HDD)
~ 内蔵ストレージ性能の評価 ~
2TB HDD

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

こちらも普通の温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

消費電力は、ノートPCより高いですが、デスクトップPCとしては普通です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観はシンプルなデザインです。

 

フロントパネルは光沢で、ドットテクスチャの模様が入っています。USBポート、ヘッドホン端子が配置されています。光学ドライブはスリムタイプです。

 

側面です。CPUファンの上に吸気口が設けられています。

 

底面の足は、フロント側はゴムですが、リア側はパネルと同じ素材です。

 

背面の映像出力端子は、HDMIおよびVGAとなっています。

ケースの内部のチェック

ケース内部のチェックです。

マザーボードの上に、光学ドライブ、3.5インチハードディスクを重ねるように配置することで、PCケースの奥行きを短くしています。

 

CPUファンと排気口は囲われており、効率よく排気しています。

 

PCI系のスロットです。

 

メモリスロットは2つです。

 

電源は180Wと少ないので、グラフィックボードなどはあまり増設しないほうがいいと思います。

 

まとめ

以上が、HP Desktop 190のレビューです。

Ryzenプロセッサーを搭載し価格を抑えたデスクトップPCです。負荷の高い作業はしないので、できるだけ安いデスクトップPCが欲しいという方におすすめです。

ミニタワーの中では、奥行きが短く、設置もしやすいと思います。

ただ、SSDやHDD + Optaneメモリーなどのストレージを選択できないのが残念です。スキルがあれば、ご自分で安いSSDを購入し、移行するのもいいと思います。

コスパの高いタワー型デスクトップPC

HP Desktop 190

特徴

  • Ryzenプロセッサー搭載で低価格
  • 奥行きが短い
  • ストレージはHDDしか選択できない

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