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HP Pavilion Desktop 590の実機レビュー

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i7-9700 Core i5-9400 Core i3-9100 |
---|---|
GPU | CPU内蔵 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | HDD |
サイズ | 約172×295×342 mm |
価格 | 6万円台(税別)~ |
HP Pavilion Desktop 590は、奥行きが29.5cmしかないタワー型デスクトップPCです。
デスクの上に置いても、正面側にスペースが生まれ、そこに物を置くことができます。また、圧迫感も少ないです。
Core i3モデルなら4万円台から購入可能できる高いコストパフォーマンスです。
ただし、新モデルではストレージにHDDしか選択できなくなりました。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-9700、16GBメモリ、2TB HDD
目次
お忙しい方は、「Pavilion Desktop 590の特徴」のみお読みください。
Pavilion Desktop 590の特徴
エントリー向けのデスクトップPC
Pavilion 590は、多くのデスクトップの中では、エントリーモデルに位置する製品です。価格は安くなっていますが、外部グラフィックスを搭載しておらず、ゲームやクリエイティブな作業には適しません。
ただし、最大でCore i7を搭載でき、CPUだけは高めの性能にすることが可能です。一般的なユーザーならCore i5-9400、8GBメモリあたりの構成がおすすめです。

奥行きが短い!
Pavilion Desktop 590は、奥行きが非常に短いミニタワーです。29.5cmしかありません。テーブルに設置したときに、手間側にスペースが生まれるため、そこに何か物を置いたり資料を広げたりすることができます。
机の下に置いた場合にも、裏の配線にアクセスしやすいです。また、質量が約5.7kgと軽いため、女性の方でもPCの配置を変えたり、位置をずらして配線したりするときに、楽だと思います。

左:本製品、右:一般的なミニタワー
ストレージはHDDのみ
Pavilion Desktop 590のストレージはHDDのみとなっています。旧モデルはHDD+Optaneメモリーの構成も選択できたので残念です。HDDだけだと、PCの起動などが体感でも遅いと感じます。いくらエントリーモデルでもSSDを選択できると良かったです。
DVDドライブ非搭載モデルもあるので注意
本製品は、DVDドライブが搭載されたモデルと、搭載されていないモデルがあります。DVDドライブが必要な方は間違えないように気を付けましょう。
電源容量は180Wしかない
電源容量は180Wしかないため、高めの性能のグラフィックカードを搭載するのは難しいです。

パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
第9世代Coreプロセッサーを搭載しています。一般ユーザーであれば十分な性能です。
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~

※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
ストレージ
ストレージは、HDDとなっています。
~ CrystalDiskMark ~

※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
SDカードスロット
~ CrystalDiskMark ~
SDカードスロットの速度は遅いです。

以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
デスクトップPCとしては、普通の騒音値です。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
普通の温度です。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
デスクトップPCとして、普通の消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
Pavilion Desktop 590の外観写真を掲載します。
幾何学パターンを施したフロントパネルになっています。側面はブラックです。

フロント側には、よく使うポート類が搭載されています。光学ドライブはスリムタイプです。

側面です。奥行きが非常に狭いです。

背面です。映像出力は、HDMIとVGAです。

付属のUSB日本語キーボードです。ノーマルなキー配列です。

付属のUSB光学マウスです。サイドボタンはありません。

ケース内部のチェック
ケース内部の画像です。

サイド部分に3.5インチストレージが取り付けられています。

下側にも、もう1台ストレージを取り付けられそうな箇所があります(未検証)。

トップフロー型のノーマルなCPUファンです。

メモリスロットは2つです。

PCI Expressスロットの画像です。

まとめ
以上が、Pavilion Desktop 590のレビューです。
奥行きが短いケースを採用している点が特徴です。空いたスペースを有効活用でき、圧迫感も少ないです。また、軽いので本体をずらしやすく、配線もしやすいです。
Core i7-9700を搭載できるので、CPUだけは高めの性能のPCが欲しい方に適しています。
ただし、ストレージはHDDしか選択できません。また、電源容量も180Wと少ないため、消費電力の高いカードを増設するのは難しいでしょう。
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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