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HP 17(17-bs000)の実機レビュー

大画面でかつ見やすい液晶
HP 17は、画面が大きく、かつ見やすい液晶が大きな特徴です。
液晶サイズは17.3型ワイドとなっており、一般的なサイズの15.6型液晶よりも、一回り大きく、文字などが見やすいです。
また、IPSパネルを搭載しており視野角が良く、さらに色域も広く画像も綺麗に表示できます。
映り込みの少ない非光沢液晶で、ギラつきも少なく、非常に見やすく作業がしやすい液晶です。
※レビュー機は、メーカーからの貸出機です
目次
1 HP HP 17の基本スペック | 2 特徴 - 大画面IPS液晶で画面が見やすい |
3 液晶ディスプレイのチェック | 4 キーボードおよびタッチパッドのチェック |
5 パフォーマンスのチェック | 6 静音性のチェック |
7 パーツの温度のチェック | 8 表面温度のチェック |
9 消費電力のチェック | 10 外観のチェック |
11 まとめ |
HP 17の基本スペック
主な仕様は次の通りです。なお、メーカーサイトには「HP 17-bs000」と書かれている場合もありますが、同じ製品です。本製品の特徴的な部分は赤字にしています。※2017年9月12日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Core i5-7200UまたはCore i7-7500Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵またはRadeon 530です。 |
液晶ディスプレイ 17.3型ワイド、フルHD、非光沢、IPS液晶です。 |
メモリ DDR4のメモリです。4GB~16GBです。 |
ストレージ 1TB HDDと、128GB SSD + 1TB HDDのモデルがあります。 |
光学ドライブ DVDライター(※)を搭載しています。 |
バッテリー駆動時間 Core i5モデルが約8時間、Core i7モデルが約9時間です(MobileMark 2014による計測)。 |
その他 質量は約2.58kg、薄さは25~28mmです。 |
※DVDライター・・・DVD-RAMに全く対応していない光学ドライブを指しているようです。
今回は下の構成でレビューをしています。
- Core i5-7200U、4GBメモリ、1TB HDD、CPU内蔵GPU(インテル HD グラフィックス 620)
特徴 - 大画面IPS液晶で画面が見やすい
HP 17の特徴は、「大画面で見やすい液晶」の一言に尽きると思います。
17.3型とノートにしては大画面
一般的なノートパソコンは「15.6型ワイド」液晶を搭載していますが、HP 17 は、一回り大きい「17.3型ワイド」液晶を搭載しています。画面が大きいため、文字が大きくなり見やすいです。
画面が大きいほうが良い方は、液晶一体型PCや、手のひらサイズの小型PC+外部モニター、という手段もありますが、これらの機種はテーブルの設置面積は少ないですが、使わない時でも「ドーン!」と構えており、圧迫感を感じる方もいます。HP 17は、液晶を閉じれば圧迫感がありません。
また、液晶一体型PCなどは、21型以上の液晶の場合が多く、そこまで大きな液晶は必要ないという方もいます。HP 17 は、ほどほどの大きさです。17.3型もあれば、フルHD液晶の場合、スケーリングの設定(テキストなどの大きさの設定)を100%にしても、文字が小さく感じにくいです。

17.3型ワイド液晶を搭載し、文字が見やすい
17.3型液晶のノートパソコンは、最近は珍しく、あってもゲーミングノートPCがほとんどです。専用グラフィックスを搭載していない一般向けノートPCで、17.3型液晶を搭載しているのは少ないです。
IPS液晶で画面が見やすい
画面が大きいだけでなく、HP 17は、IPS液晶を搭載しており視野角が良いです。さらに非光沢液晶であるため、周囲の物や自分の顔が画面に映り込みにくく、作業に没頭できます。さらに色域(色を表現できる範囲)も比較的広く、ギラ付き(液晶が虹色にギラギラ見える現象)もほぼ感じず、とても見やすい液晶です。

IPS液晶搭載
価格もそれほど高くない
価格は、89,800円からとなっており、それほど高くありません。
SSD + HDDの構成が可能
HP 17 は、スタンダードモデルとパフォーマンスモデルの2種類のモデルが用意されていますが、スタンダードモデルはストレージがHDDとなっています。ノートPC用のHDDは遅いと感じることが多いため、PCに詳しい方は、SSDへ換装するのも良いと思います(ただしメーカーサポート対象外になると思います)。ゴム足の一部を外す必要があるものの、底面カバーを外せば、SSDへ換装できます。詳細は後で記載します。
また、HP 17は、M.2スロットと2.5インチベイがあるため、スタンダードモデルを購入した場合、M.2 SSDを自分で増設し、OSをM.2 SSDへ移行して、HDDは取り外して初期状態のOSを取っておくのもいいと思います。
普通のノートPCより大きく、幅415 × 奥行280 mm 以上必要
17.3型ワイド液晶を搭載している影響で、15.6型ノートPCよりも、床に設置する面積は広くなります。本体サイズを確認すると、幅415 mm × 奥行280 mmとなっているため、最低でもこのくらいのスペースが必要です。また、左側面に排気口があるため、そこを塞がないようにする必要もあります。事前に設置場所のスペースを確認しておきましょう。
ただし、背面に排気口はないため、PCの背面に壁があっても、(液晶が開く範囲で)ギリギリまで壁に寄せても大丈夫です。

PC本体サイズ
液晶ディスプレイのチェック
HP 17の液晶ディスプレイのチェックです。
上で記載した通り、17.3型の大きな画面を搭載しています。解像度はフルHDとなっています。
17.3型フルHD液晶の場合、「すべての設定」から「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」からスケーリングの設定を100%にしても、文字が小さく感じないと思います(個人差はあります)。15.6型PCで文字が小さいと感じる方は、本製品に買い替えてみるのもいいと思います。
IPS液晶を搭載しているため視野角も広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや寒色系だと判断できますが、ほぼ気になりません。
色域は、ノートパソコンとしては広めです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。

画面への映り込み
画面の拡大図です。ギラつきもほとんど感じません。

画面拡大
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP 17のキーボードとタッチパッドのチェックです。
メーカーのスペック表を確認すると、キーピッチは18.7x18.7mm、キーストロークは約1.5mmとなっています。最近のノートPCとしては普通の数値です。
キートップはほぼフラットで、底付きの衝撃をやや感じ、実際にタイピングしてみると、やや安っぽさを感じますが、こだわりが強い人でなければ、普通に打てると思います。
キー配列は、特に気になる部分はありません。ただし、ファンクションキーの割り当てがマルチメディア仕様になっています。例えば、「f7」を押すと音量DOWN、「f8」を押すと音量UPになります。通常の割り当てが良い方は、BIOSを起動し、「System Configuration」>「Action Keys Mode」を"Disabled"へ変更すれば、設定を変えられます。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2

キーの拡大図3

キーの拡大図4
タッチパッドおよびクリックボタンの動かしやすさは普通です。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
HP 17のパフォーマンスのチェックです。
HP 17は下表のように、2つのモデルが用意されています。ほとんど構成が決まっており、メモリのみカスタマイズすることが可能になっています。
スタンダードモデル | パフォーマンスモデル | |
---|---|---|
液晶 | 17.3型ワイド フルHD IPS 非光沢 | |
CPU | Core i5-7200U | Core i7-7500U |
グラフィックス | CPU内蔵 | Radeon 530 |
メモリ | 4GB / 8GB | 8GB / 16GB |
ストレージ | 1TB HDD | 128GB SATA SSD +1TB HDD |
光学ドライブ | DVDライター | |
価格(税抜) | 89,800円~ | 119,800円~ |
CPU
本製品は、標準的な性能の「Uシリーズ」のCoreプロセッサーを搭載しています。Core i5-7200UとCore i7-7500Uがありますが、どちらもやれることに大差はないため、Core i5-7200Uでも十分な性能だとは思います。

CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
グラフィックス
CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620のモデルと、AMD Radeon 530 グラフィックスのモデルがあります。AMD Radeon 530 グラフィックスはそれほど高い性能ではないため、インテル HD グラフィックス 620でも十分だと思います。
ストレージ
HDDのモデルと、SSD+HDDのモデルがあります。SSDとHDDとでは体感速度が大分違うため、できればSSDを搭載したモデルをおすすめします。ノートPCのHDDは特に遅く、随所でもたつきを感じます。
CPUとグラフィックスの性能は、「スタンダードモデル」で十分だと思うのですが、ストレージだけは「パフォーマンスモデル」のほうがいいと思います。予算があれば「パフォーマンスモデル」を購入し、なければ、「スタンダードモデル」を購入して、後からM.2 SSDを増設して、OSを移行するのもいいと思います。
10万円以上の構成にすれば、当サイト限定のクーポンで7%OFFで購入できるため、こちらもうまくご活用下さい。詳細はこのページの下のほうにあるバナーリンク先をご覧ください。

ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
HP 17で計測したベンチマーク
以下、本機でのベンチマークスコアです。今回、メモリがシングルチャンネルであるため、全体的にベンチマークスコアが低めに出ています。特にグラフィック関係のスコアが低めです。
(CPU性能の評価)

Core i5-7200U
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i5-7200U、インテル HD グラフィックス 620
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i5-7200U | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 44分44秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 6分31秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

1TB HDD
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
HP 17の動作音(静音性)のチェック結果です。
普通の騒音値だと思います。

騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

パーツの温度のチェック
HP 17の温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
CPU温度は"やや低め~普通"です。安心して使えると思います。


表面温度のチェック
表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
やや右のパームレストが熱くなりやすいです。真下にHDDがありボディが薄いためです。
ちなみにSSDにすれば、温度は改善されます。


消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
やや低めの消費電力です。


外観のチェック
HP 17の外観のチェックです。
液晶を閉じたときは一面シルバーで、液晶を開くと中身はブラックとなっています。
天板です。メタルっぽく見えますが、おそらくプラスチック系の素材です。
ヒンジはメタルカラーとなっており、液晶フレームも模様が入っています。
パームレスト部分は、ウッドグレイン(木目調)のデザインとなっています。
天板を閉じたときの画像です。
底面です。
スピーカーです。音質は比較的良いと思います。10点満点で点数をつけるとして、5点がノートPCの普通の音質だとしたら、HP 17のスピーカーは6点くらいです(あくまで筆者の主観です)。
バッテリーは取り外し可能です。容量は41.6Whと普通です。
液晶が開く最大の角度です。
側面のポート類です。光学ドライブ(DVDライター)や、USB、LAN、HDMIなどが搭載されています。USB Type-Cポートはありません。
次に、底面カバーを外してみます。底面カバーを外すには、ゴム足の外側を少しだけ外すと、隠れたネジがあるため、このネジを外します。4か所あるため、すべて外して下さい。その後、他のネジも外したら、光学ドライブを取り外し、それから底面カバーを外していきます。ケースオープナーなどの工具があると、カバーを外しやすいです。
底面カバーを取り外したときの画像です。
メモリスロットは2スロットあり、換装や増設も容易です。
M.2スロットです。
ACアダプターです。
まとめ
以上が、HP 17のレビューです。
ノートPCとしては画面が大きく、視野角・色域も広い点が、HP 17の大きなメリットの製品です。文字や画像が見やすく、作業しやすいです。15.6型だと「文字が小さいなー」と感じていて、PCの買い替えを検討している方は、是非、本製品も候補に入れてみてください。
本製品は、スタンダードモデルとパフォーマンスモデルが用意されていますが、SSDを搭載している点でパフォーマンスモデルのほうがおすすめです。ただし、パフォーマンスモデルは価格が高くなってしまうため、スキルのある方は、スタンダードモデルを購入し、自分で、M.2 SSDを増設、または2.5インチ SSDに換装すると良いと思います。
また、HDDが搭載されている右パームレストの部分がやや暖かく感じます。SSDにすれば温度は下がるので、そういった意味でもSSDに換装すると良いと思います。ただし、メーカー保証外となるため、自己責任でお願いします。
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メーカーサイト:HP公式サイト |
※メーカーサイトにはHP 17-bs000と書かれている場合もありますが同じ製品です。 |
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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外部リンク
HP プレスリリース - 多様化するライフスタイルに対応する個人向けPC新製品を発表(日本HP)