HP 15-ay000の実機レビュー

低価格フルHDノート

HP HP 15-ay000は、39,800円から購入可能な低価格ノートPCです。

値段が安いにも関わらず、液晶にはフルHD（1920x1080）を搭載しており、作業領域を広く使えます。

39,800円で購入できるのはCeleron N3060を搭載した場合のみですが、旧世代ではあるものの、Core i3やCore i5といった他のCPUも選択可能です。

メーカー直販サイト：HP公式サイト

※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

HP 15-ay000の基本スペック

HP 15-ay000の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年3月2日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

特徴 - フルHD液晶PCが3万円台～

本製品は39,800円（税抜）から購入可能な低価格帯のノートPCながら、フルHD液晶を搭載している製品です。

低価格帯のPCの多くはHD(1366x768)液晶であるため、フルHD(1920x1080)を搭載している本機は珍しいです。

作業領域が広いため、快適にPCを使えるでしょう。

低価格帯PCにも関わらずフルHD液晶を搭載

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は広いです。

視野角（斜めから見たときの見やすさ）

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。寒色系の画面です。

※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

色域は狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーの仕様表には、キーピッチは約18.7 x 18.7mm、キーストロークは約1.5mmと書かれています。キートップはフラットで、やや底付きの衝撃を感じます。たわみはないです。普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

キーボード全体図


キーの拡大図1

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUの選び方

本製品は下図のようなCPUを選択できます。Celeron N3060のCPUが気になっている方も多いと思いますが、個人的にはあまりおすすめしません。このCPUにSSDを搭載しているならまだマシですが、Celeron N3060 + ハードディスクの構成だと、かなり遅く感じます。Windowsはバックグラウンドでよく処理が流れますが、なかなか処理が終わりません。特に、たまにしかパソコンを起動しない方は、起動直後に大体何かの処理がバックグラウンドで流れるため、重いと感じることが多いと思います。

他のCPUなら問題ないです。他のCPUを搭載したモデルでも十分安いです。

CPUの選び方（筆者の独自判断）
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージ

ストレージはハードディスクのみ選択可能です。

ストレージの選び方（筆者の独自判断）
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

本製品で計測したベンチマーク

本製品でのベンチマーク結果です。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
（CPU性能の評価）

Celeron N3060

静音性、表面温度、内部温度

今回は、TDPが小さく、低スペックなCeleron N3060を搭載していたこともあり、動作音は静かで、表面温度・内部温度とも低めでした。

外観のチェック

外観のチェックです。

天板は、立体的な横線の模様が入っています。

パームレストにはヘアライン風の模様があります。

底面です。出っ張りはありません。

液晶が開く最大の角度です。

側面のインターフェースです。光学ドライブ、LAN、HDMI、USB、メモリカードスロットなど多種のポートが揃っていますが、USB Type-Cポートはありません。

まとめ

以上が、HP 15-ay000のレビューです。

39,800円（税抜）から購入可能な低価格帯のノートPCです。

価格が安いにも関わらずフルHD液晶を搭載しています。

CPUはいくつか用意されていますが、その中でCeleron N3060は、用途にもよりますがあまりおすすめしないです。他のCPUなら問題ないでしょう。Core i3搭載時でも59,000円とコスパは高いと思います。

メーカー直販サイト：HP公式サイト