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HP OMEN X by HP Desktop 900の展示機レビュー
2016年8月26日、日本ヒューレットパッカードから、ハイエンド・ゲーミングPCのOMEN X by HP Desktop 900が発売されました。今回、展示会にて実機を確認して参りましたので、簡易的にレビューします。
OMEN X by HP Desktop 900の特徴は次の通りで、熟練ゲーマー向けのゲーミングPCとなっています。
OMEN X by HP Desktop 900の最大の特徴は、PCケースの形状です。正立方体を斜めにしたような形状で、9か所のLEDによって、装飾されています。
このLEDゾーンのカラーは、PCのソフトウェアから変更することが可能です。CPU/GPU温度、使用率によって色を変化させたり、音楽の周波数に応じて色を変化させたりすることも可能です。
正立方体の形状になっているのには理由があります。まず、マザーボードやプロセッサー、グラフィックカードといったメインパーツがあるエリアが、ハードディスクのあるエリアや電源のあるエリアと分かれており、熱やエアフローの影響を受けないようになっています。
また、ボディが斜めになっているのは、マザーボードを斜め45度に設置することで、冷却性を向上しています。通常暖かい空気は下から上へ流れますが、従来のPCケースは正面から背面へと横へエアフローを作ります。一方、本製品は本来の空気の流れに沿うように下から上へのエアフローを作っており、これにより効率的にマザーボードを冷却することができています。
さらに、マザーボードを斜めにすることで、メンテナンスしやすいという利点もあります。
それでは、パネルを開いてみます。
下図がマザーボードのあるエリアです。ケースの上部に排気ファンがあります。これによって下から上へと空気の流れを作っています。メーカーサイトを見ると、排気ファンが3つ並んで設置している画像もあります。下図では1つしか設置されていませんが、もしかすると、カスタマイズ画面で、排気ファンを追加できるのかもしれません。
グラフィックカードは自身のファンで下から吸気し、カードの背面から排気しています。
また、見づらいですが右サイドにも吸気ファンがあります。これはグラフィックカードに風を送るのと、ケース内部に風を送るのを兼ねていると思われます。
ケース内部を正面から見た画像です。とても綺麗に配線されており、空気の流れを妨げることがありません。
シングルGPUモデルと、マルチGPUモデルがあります。マルチGPUモデルの場合、PCI系カードの拡張は出来ません。
CPUは水冷式です。メモリは4枚挿すことができます。
PCIe-NVMe SSDも搭載しています。
ハードディスクは、サーバーのストレージのように抜き差しすることが可能です。2.5インチのストレージも搭載可能です。
光学ドライブは下図のように斜めにトレイが出てきます。
オプションで、マウス、キーボード、ヘッドホン、マウスパッドを選択することが可能です。アクセサリ類は、SteelSeriesと協業し、OEM提供してもらっているそうです。
以下、仕様と価格です。価格は非常に高いです。
発売日は10月初旬となっています。
OMEN X by HP 900-066jp | OMEN X by HP 900-070jp | |
---|---|---|
チップセット | インテル Z170 | |
プロセッサー | Core i7-6700K | |
メモリ | 16GB | 32GB |
グラフィックス | GeForce GTX 1080 | GeForce GTX 1080 SLI |
ストレージ | 512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe) + 3TB HDD | |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ(スリム) | |
電源 | 1300W | |
価格(税抜き) | 348,000円 | 448,000円 |
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メーカーサイト:HP ダイレクト |