※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

HP OMEN X by HP Desktop 900の展示機レビュー

更新日:2016年8月27日

2016年8月26日、日本ヒューレットパッカードから、ハイエンド・ゲーミングPCのOMEN X by HP Desktop 900が発売されました。今回、展示会にて実機を確認して参りましたので、簡易的にレビューします。

OMEN X by HP Desktop 900の特徴は次の通りで、熟練ゲーマー向けのゲーミングPCとなっています。

OMEN X by HP Desktop 900の特徴

 

OMEN X by HP Desktop 900の最大の特徴は、PCケースの形状です。正立方体を斜めにしたような形状で、9か所のLEDによって、装飾されています。

 

このLEDゾーンのカラーは、PCのソフトウェアから変更することが可能です。CPU/GPU温度、使用率によって色を変化させたり、音楽の周波数に応じて色を変化させたりすることも可能です。

 

正立方体の形状になっているのには理由があります。まず、マザーボードやプロセッサー、グラフィックカードといったメインパーツがあるエリアが、ハードディスクのあるエリアや電源のあるエリアと分かれており、熱やエアフローの影響を受けないようになっています。

また、ボディが斜めになっているのは、マザーボードを斜め45度に設置することで、冷却性を向上しています。通常暖かい空気は下から上へ流れますが、従来のPCケースは正面から背面へと横へエアフローを作ります。一方、本製品は本来の空気の流れに沿うように下から上へのエアフローを作っており、これにより効率的にマザーボードを冷却することができています。

さらに、マザーボードを斜めにすることで、メンテナンスしやすいという利点もあります。

 

それでは、パネルを開いてみます。

 

下図がマザーボードのあるエリアです。ケースの上部に排気ファンがあります。これによって下から上へと空気の流れを作っています。メーカーサイトを見ると、排気ファンが3つ並んで設置している画像もあります。下図では1つしか設置されていませんが、もしかすると、カスタマイズ画面で、排気ファンを追加できるのかもしれません。

グラフィックカードは自身のファンで下から吸気し、カードの背面から排気しています。

また、見づらいですが右サイドにも吸気ファンがあります。これはグラフィックカードに風を送るのと、ケース内部に風を送るのを兼ねていると思われます。

 

ケース内部を正面から見た画像です。とても綺麗に配線されており、空気の流れを妨げることがありません。

 

シングルGPUモデルと、マルチGPUモデルがあります。マルチGPUモデルの場合、PCI系カードの拡張は出来ません。

 

CPUは水冷式です。メモリは4枚挿すことができます。

 

PCIe-NVMe SSDも搭載しています。

 

ハードディスクは、サーバーのストレージのように抜き差しすることが可能です。2.5インチのストレージも搭載可能です。

 

光学ドライブは下図のように斜めにトレイが出てきます。

 

オプションで、マウス、キーボード、ヘッドホン、マウスパッドを選択することが可能です。アクセサリ類は、SteelSeriesと協業し、OEM提供してもらっているそうです。

 

以下、仕様と価格です。価格は非常に高いです。

発売日は10月初旬となっています。

  OMEN X by HP 900-066jp OMEN X by HP 900-070jp
チップセット インテル Z170
プロセッサー Core i7-6700K
メモリ 16GB 32GB
グラフィックス GeForce GTX 1080 GeForce GTX 1080 SLI
ストレージ 512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe) + 3TB HDD
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ(スリム)
電源 1300W
価格(税抜き) 348,000円 448,000円

 

詳細はこちら
メーカーサイト:HP ダイレクト