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HP ENVY Phoenix 810-180jp/CTの実機レビュー(2)
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし動作音が大きいと、作業に集中しづらいです。
普通の騒音値だと思います。
騒音値の計測結果
部屋を極力無音にしたときの騒音値:40.4dB、 測定機器:GS-04
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※選択したCPUやGPUが異なると騒音値は変わってきます
左から1番目の図:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目の図:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目の図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時(x264、解像度1280x720)
左から4番目の図:FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編(標準品質 1920x1080)実行時
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
CPU温度は水冷式クーラーを搭載しているだけあって、やや低めです。GPU温度は他のデスクトップPCと比較すると、"普通~やや高め"です。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。個人的には、実際の消費電力の2倍の容量の電源は欲しいと考えています。本機に搭載している600W電源(+12Vは最大540W)だとギリギリの容量かなと思います。もしCPUをオーバークロックすると、さらに消費電力が上がるため、電源の寿命を縮める可能性があります。
外観のチェック
外観のチェックです。左右非対称の斬新なデザインです。
電源を入れると赤く光るイルミネーションが素敵です。
フロント面のポート類です。USBポートはUSB2.0となります。
天面です。こちらにはUSB3.0ポート、マイク、ヘッドフォン端子があります。天面は中央部分がやや凹んでいるため、スマートフォンやヘッドフォンなどを置いたときに落ちにくくなっています。
背面と側面です。一般的なデスクトップPCよりも、背面のUSBポートはやや少なめです。
ケースの内部とエアフローのチェック
ケース内部とエアフローです。
排気ファンと電源ファンでエアフローを作る標準的な構造です。吸気ファンはありません。
また、グラフィックカードを挿させるサポートバーも搭載されています。ただし、選択するカードや、時期によってサポートバーが搭載されないケースもあるようです。
フロント及びサイドから吸気し、背面から排気します。
電源は600W(+12Vは最大540W)です。もう少し容量の大きな電源を選択できるようになると嬉しいです。
※2014年夏モデルでは500W電源に下がったようです(2014.6.13追記)。
斜めから見たケース内部の画像です。
反対側の斜めから見た画像です。
まとめ
以上が、HP ENVY Phoenix 810-180jp/CTのレビューです。
ショップブランドのパソコン(ドスパラやパソコン工房などのパソコン)ならGeForce GTX770クラスのグラフィックカードを搭載した製品はたくさんありますが、メーカー系パソコンで、GeForce GTX770のグラフィックスを選択できる製品は割と珍しいです。他にはエプソンダイレクトでも販売していますが、価格がかなり高いです。
水冷式CPUクーラーも搭載しており、動画編集・エンコードなどのようなCPUに負荷のかかる作業をしても安心です。
外資メーカーですが、国内向け発送のPCは東京生産ということで安心感があります。また他の外資系メーカーと比べて納期が早い(最短5営業日)です。
ただし、GeForce GTX770を選択でき、また水冷式CPUクーラー+オーバークロック可能なCPUも選択できる本機ならば、もう少し容量の大きな電源を選択できても良かったと思います。
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