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ギガバイト AORUS MASTER 16の実機レビュー - 最新GeForce RTX 50シリーズ搭載

CPU | Core Ultra 9 275HX |
---|---|
GPU | RTX 5080 Laptop RTX 5090 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
画面サイズ | 16.0インチ 16:10 |
画面種類 | 2560x1600 OLED 240Hz |
質量 | 約2.5kg |
バッテリー | 99Wh |
価格 | 57万円台~ |
AORUS MASTER 16は、最新GPU「GeForceRTX 50シリーズ」を搭載したゲーミングノートPCです。
多くのゲームが最高設定のグラフィック設定で、プレイすることができます。
CPUも最新のCore Ultra 9 275HXを搭載し、非常に高いパフォーマンスです。
ディスプレイの品質も高いので、ゲームにもクリエイティブワークにも使用することができます。
AORUS MASTER 16を購入するなら、パソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。パーツをカスタマイズして、購入することができます。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 9 275HX、GeForce RTX 5080、32GBメモリ
目次
お忙しい方は、「 AORUS MASTER 16の特徴」のみお読みください。
AORUS MASTER 16の特徴
最新のGeForce RTX 50シリーズを搭載
AORUS MASTER 16は、最新グラフィックス「GeForce RTX 50シリーズ Laptop」を搭載したゲーミングノートPCです。
今回はGeForce RTX 5080 Laptopのグラフィックスを搭載していますが、下表の通り、RTX 4080 Laptopよりも約10%スコアが高かったです。ノートPC用のグラフィックスとしては非常に高性能です。
3DMark Time Spy(グラフィックススのスコア)
デスクトップ用のグラボと比べると、下表の通り、おおよそGeForce RTX 4070 SUPERと同じくらいのスコアです。
3DMark Time Spy(グラフィックススのスコア)
また、GeForce RTX 50シリーズの目玉機能であるDLSS4のマルチフレーム生成機能が使えます。従来のフレーム生成は、フレームとフレームの中間のフレームを予測して、1つの中間フレームを追加していましたが、マルチフレーム生成では、1つのフレームあたり、最大3つの中間フレームを追加することが可能です。これにより、以下のベンチマークのように、大きくフレームレートを伸ばすことができます。
なお、現在のところ、100タイトル以上が、DLSS4のマルチフレーム生成に対応しています(詳細)。
CPUも最新のCore Ultra 200HXシリーズ
AORUS MASTER 16のCPUには、インテル最新CPUのCore Ultra 9 275HXを搭載しています。ノートPC用のCPUとしてはかなり性能が高く、Core i9-14900HXよりも約13%高いスコアでした。
CPUについても最強のものを搭載しています。
240Hz & 100%DCI-P3のディスプレイを搭載
AORUS MASTER 16は、2560x1600ドットのディスプレイを搭載しています。240Hzの高リフレッシュレートに対応し、残像も少なかったため、非常にゲームがしやすいです。
また、有機ELパネルなので、100% DCI-P3と色域が広く、クリエイティブワークも快適に行える万能なディスプレイです。


ゲーミングPCらしいイルミネーション
AORUS MASTER 16は、キーボードバックライト、正面および背面のライトバー、背面ロゴがRGBで光るようになっており、ゲーミングPCらしい外観です。
また、背面にはライトプロジェクターが搭載されており、机上に「AORUS」の文字が映し出される点も、こだわりを感じる作りになっています。



メモリの変更および、SSDの変更・追加が可能
パソコンSHOPアークでの購入なら、メモリとSSDを変更することができます。さらに、SSDを追加することも可能です。大容量メモリ、大容量SSDが必要なら、パソコンSHOPアークから購入するといいでしょう。

ディスプレイのチェック
AORUS MASTER 16のディスプレイのチェックです。
画面比16:10、WQXGA(2560x1600)、240Hzの16型有機ELディスプレイを搭載しています。240Hzのハイリフレッシュレートにも対応しています。詳しい特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広いです。最大輝度は、当サイトの計測では409cd/m2と高めでした。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 99% |
Adobe RGBカバー率 | 88% |

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ1:1の直線となっており、自然な発色であることが分かります。

視野角は広いので見やすいです。

光沢ディスプレイなので、周囲の物や自分の顔が映りこみます。ギラつきはほぼ感じません。

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)があります。体質によっては眼が疲れるかもしれません。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCと比較しました。普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像ですが、本製品は、240Hzで1フレーム見えるか見えないかの残像しかありませんでした。肉眼で見ても、残像はほぼ感じません。優秀なディスプレイです。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは普通の打ちやすさです。
ただ、Enterキーの右隣にキーがあって、Enterが端に無い点と、「M」の右側の4つのキーが小さい点がやや気になりました。
タッチパッドの使いやすさは普通です。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードには、3ゾーンバックライトを備えています。

パフォーマンスのチェック
AORUS MASTER 16は、GiMATEというソフトから、シナリオプロファイル設定を選択することができます。今回は「ゲームモード」でテストした結果のみ掲載します。

CPU
CPUには、Core Ultra 9 275HXが搭載されており、CINEBENCHのベンチマークスコアは非常に高かったです。
~ CPU性能の評価 ~

~ CPU性能の評価 ~

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックスは最新のGeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載しており、こちらも非常に高いスコアです。
~ グラフィックス性能の評価 ~

W(ワット):最大グラフィックスパワー
GPU-Zで確認したGeForce RTX 5080 Laptop GPUの情報は次の通りです。CUDAコア数は7680基、VRAMは16GBです。

ストレージ
ストレージには、1TBのPCIe Gen4 SSDを搭載しており、高速です。パソコンSHOPアークなら、もう1つSSDを追加することも可能です。
~ ストレージ性能の評価 ~

SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度は速いです。
~ SDカードスロット性能 ~

ゲームベンチマーク&フレームレート
いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。
ARK: Survival Ascendedのような非常に重いゲームでも、フレーム生成を有効にすることで、ゲームができます。
それ以外のゲームは、フレーム生成を使わなくてもプレイできるフレームレートが出ていますし、フレーム生成を使えばさらに高いフレームレートが出ます。サイバーパンク2077のように、DLSS4のマルチフレーム生成に対応していれば、かなり高いフレームレートが出ます。
高いフレームレートが必要となるApexやフォートナイトなどのFPS/TPSゲームも、十分なフレームレートが出ており、快適にプレイすることが可能です。
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
![]() 劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
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解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 低 | 64 fps | 131 fps |
ノーマル | 51 fps | 91 fps | |
最高 | 39 fps | 73 fps | |
2560x1600 | 低 | 59 fps | 95 fps |
ノーマル | 39 fps | 80 fps | |
最高 | 25 fps | 53 fps |
![]() 重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ
|
|||
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解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 最低 | 101 fps | 190 fps |
中 | 99 fps | 183 fps | |
ウルトラ | 94 fps | 159 fps | |
2560x1600 | 最低 | 96 fps | 189 fps |
中 | 95 fps | 168 fps | |
ウルトラ | 84 fps | 138 fps |
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
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解像度 | 品質 | フレーム生成 OFF |
フレーム生成 2x |
フレーム生成 4x |
1920x1200 | ウルトラ | 134 fps | 238 fps | 400 fps |
レイトレ:オーバードライブ | 60 fps | 109 fps | 200 fps | |
2560x1600 | ウルトラ | 107 fps | 166 fps | 269 fps |
レイトレ:オーバードライブ | 48 fps | 88 fps | 158 fps |
![]() 重い部類のゲーム
パルワールド
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1200 | 低 | ー |
中 | 114 fps | |
最高 | 110 fps | |
2560x1600 | 低 | 118 fps |
中 | 110 fps | |
最高 | 103 fps |
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 231 fps |
高品質 | 183 fps | |
2560x1440 | 軽量品質 | 226 fps |
高品質 | 143 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 (ウィンドウ) |
低 | 175 fps |
高 | 168 fps | |
ウルトラ | 161 fps | |
2560x1600 | 低 | 172 fps |
高 | 150 fps | |
ウルトラ | 138 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
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||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 標準(ノート) | ー |
高(ノート) | ー | |
最高品質 | 168 fps | |
2560x1600 | 標準(ノート) | 177 fps |
高(ノート) | 169 fps | |
最高品質 | 127 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
フォートナイト
|
---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 234 fps |
中設定 | 210 fps | |
最高設定 | 178 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 213 fps (1% Low:84 fps) |
中設定 | 204 fps | |
最高設定 | 151 fps |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均fps |
1920x1200 | 3D解像度:100% 描画距離:最高 メッシュ:低 |
301 fps (1% Low:93 fps) |
2560x1600 | 277 fps (1% Low:96 fps) |
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 299 fps |
高設定 | 299 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 298 fps |
高設定 | 253 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
VALORANT
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 高設定 | 623 fps |
2560x1600 | 高設定 | 611 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 非常に低い | 347 fps |
中型 | 322 fps | |
ウルトラ | 314 fps | |
2560x1600 | 非常に低い | 322 fps |
中型 | 322 fps | |
ウルトラ | 262 fps |
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

現像時間はかなり速いです。AIを使った現像処理自体も速く、かなり快適に作業をすることができます。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

Photoshopの中でも処理に時間のかかるニューラルフィルータも、かなり速かったです。

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度も速いです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)


質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「2.5kg」と記載されており、実測値もほぼ同じです。そこまで軽くはありません。
質量 | |
PC本体 | 2.489kg |
ACアダプター | 716g |
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
「バランスモード」の場合、動作安定時のCPU電力は90W前後でした。ベース・パワーが55WのCPUなので、高いCPU電力が出ていることが分かります。このときのCPU温度は、80℃前後なので問題ない範囲です。
「ゲームモード」の場合、動作安定時のCPU電力は135W前後とかなりパフォーマンスがアップします。このときのCPU温度は94℃前後と高めです。
- バランスモード時
- ゲームモード時


FF15ベンチ実行時の温度
続いて、FF15ベンチマークを実行したときのGPU温度およびGPU温度です。
ここでは、「ゲームモード」で計測した結果のみ掲載します。CPU温度もGPU温度も、問題ない温度だったので、安心してゲームができると思います。

静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。ゲーム時はうるさいです。ヘッドホンをつければ気になりません。
アイドル時 | FF15ベンチ時 (バランスモード) |
FF15ベンチ時 (ゲームモード) |
約20dB | 約49~54dB | 約55dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
左パームレスト部分に熱くなる箇所があり、タイピングやゲームをしていると、手のひらが熱く感じてきます。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
高性能なパーツを搭載しているので高い消費電力です。
アイドル時 | FF15ベンチ時 (パフォーマンス) |
FF15ベンチ時 (Turbo) |
約23W | 約230W | 約260W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
ブラックのカラーで、前述したようにイルミネーションがゲーミングPCらしくてかっこいいです。

天板には、AORUSシリーズのロゴが入っています。

高性能パーツを搭載しているので、厚さはややあります。


スピーカーの音質は良く、ノートPC基準で、10点満点で採点すると7点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラは1080pの解像度で、画質は綺麗です。なお、顔認証にも対応しています。


※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
側面のポート類は下図の通りです。左側面にThunderbolt5が搭載されている点が特徴的です。HDMIはHDMI2.1で、4Kディスプレイへの出力に対応しています。


ディスプレイが開く最大の角度は、ご覧の通りです。180度までは開きません。

底面もかっこいいデザインになっています。

底面カバーをはずしたときの内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンに、ベイパーチャンバー、ヒートシンクで冷却しており、放熱性は高いです。

メモリスロットは2つで、交換可能です。

M.2 SSDは、Type 2280です。

2つ目のM.2スロットもあります。

ACアダプターの容量は330Wと大容量で、サイズも大きめです。

まとめ
以上が、AORUS MASTER 16のレビューです。
最新GPU「GeForce RTX 5080 Laptop GPU」を搭載し、多くのゲームにおいて、高いフレームレートが出るゲーミングノートPCです。
CPUの性能も高く、ディスプレイの品質も高いので、ゲームだけでなく、クリエイティブワークにも適しています。
パソコンSHOPアークでの購入なら、メモリやSSDをカスタマイズすることができ、大容量メモリ・大容量SSDを搭載することも可能です。さらに、SSDを1つ追加することも可能です。
やや気になったのは、光沢ディスプレイなので、映り込みがある点と、左パームレストがやや暖かく感じる点です。
価格は50万円以上するので、なかなか気軽に購入できる金額ではありませんが、ロマンあふれるノートPCです。
最新GeForce RTX 50シリーズ搭載
ギガバイト AORUS MASTER 16

特徴
- 最新GPUのGeForce RTX 50シリーズ搭載
- 高いCPU性能
- 高い品質のディスプレイ
こんなあなたに
- 最高クラスの性能のノートPCが欲しい方
- 最高のゲーム環境を持ち歩きたい方
- 価格57万円台~
ギガバイトのノートPCを買うならarkがおすすめ
AORUS MASTER 16を購入するなら、パソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。パーツをカスタマイズして、購入することができます。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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