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HTC Viveの体験レビュー

更新日:2016年7月11日

 

今年話題のVR(バーチャルリアリティ)ですが、2016年7月8日、ドスパラのイベントにて、HTC Viveの体験をしてきました。 筆者は、Oculus Rift、PlayStation VRを体験してきましたが、今回で3つ目のVRデバイスの体験となります。

HTC Viveを体験

下の図がHTC Viveのヘッドセットです。設置したときの感覚は、Oculus Riftとそれほど変わりません。HTC Viveのヘッドセットも、Oculus Riftのヘッドセットと同様に鼻の周りに隙間ができて、現実世界が見えてしまいます。隙間にティッシュなどを詰めると、仮想現実世界に没頭できると思います。

HTC Viveのヘッドセットは、シースルー機能が備わっており、ゲームが始まる前は、ヘッドセットを付けたままでも、現実世界を、うっすら線で見ることができます。ヘッドセットを装着してから、「コントローラーがどこかわからない!」といったことが少なくなると思います。

 

下の図がコントローラーです。細身で握りやすかったです。

 

こんな感じでプレイします。下の図は、銃を撃っているところです。人差し指のところにトリガーがあり、今回試したゲームの場合、これを引くことで銃を発砲することができます。

 

HTC Viveのメリットでもデメリットでもある点は、ベースステーション(トラッキングするセンサー)を離れた位置に2か所設置しなければならない点です。最低でも2m×1.5mの空間が必要で、この空間には一切物を置いてはいけません。

2か所に設置することで、動き回っても確実にトラッキングしてくれるため、体を動かすゲームをするなら、HTC Viveが最も適していると思います。

ただし、HTC Viveをプレイする空間を用意するのが、日本の狭い家屋では大変だと思います。また、高い位置に2か所もベースステーションを設置するのも大変です。下図のように三脚みたいなものを常時立てておくのも邪魔ですし、壁に穴をあけて取り付けるのも賃貸などでは難しいです。

なお、Oculus RiftやPlayStation VRの場合は、デスクにセンサーを1つ置くだけでいいため、設置は簡単です。

 

筆者は、今回「マブラヴ VR」を体験してきました。デモ終盤に、マブラヴのロボットが自分の近くに着地するのですが、お台場の実物大ガンダムを見たときのような迫力があり、非常にリアルでした。また、「the Blu」もプレイしましたが、クジラが近くに来たときは、まるで本物が近くを通っているようでした。

ただし、"体験"向けのコンテンツであるためか、Oculusで体感した怖さや、臨場感、気持ち悪さはそれほどありませんでした。この辺はコンテンツによるのだと思います。

ドスパラではHTC Vive体験フロアも設置

今回、ドスパラのイベントでHTC Viveを体験しましたが、ドスパラでは秋葉原本店5Fに、「VR パラダイス」というVR体験フロアを用意しています。他にも全国の店舗で体験することが可能で、こちらのWebページから予約可能です。また、ドスパラ プレミアムサービスに加入している方限定の枠もあり、こちらのWebページから予約できます。

飛び入りでも参加も可能ですが、枠は少なくすぐに埋まるため、Web上で予約してから行ったほうがいいと思います。

 

記事を書いているときに気付いたのですが、秋葉原本店のエレベーター案内には6Fもあるようです。ただ、外から見ると5Fまでしかないように見えてたので不思議でした。

 

5Fのフロアです。

 

ヘッドセットにはケーブルが接続されていますが、動き回るとケーブルにひっかかったりする恐れがあります。そのため体験フロアでは下図のようにカーテンレールみたいなものに、ケーブルをぶら下げてひっかからないようにしていました。

自宅に設置した場合もこのようにしたほうが良いと思いますが、部屋の真ん中にカーテンレールを設置するのはなかなか難しく、HTC Viveを快適に使うのは敷居が高いなとも感じてしまいました。

 

体験できるゲームタイトルは次の4つです。上にも書きましたが筆者は「the Blu」をプレイしました。また、すべての映像を、液晶ディスプレイ上で見てみましたが「The Brookhaven」が一番面白そうでした。