※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
Battlefield Hardline 感想・評価&推奨PCとベンチマーク
バトルフィールド ハードラインがついに発売!
これまでとは違った全く新しいバトルフィールド
3月19日についに国内でも発売された「バトルフィールド ハードライン」。開発はDead Spaceシリーズを手掛けた「Visceral Games」が手がけており、これまでのような戦場を舞台としたものではなく、「警察VS犯罪者」をコンセプトに、全く新しいバトルフィールドとなっています。海外でも家庭用版、PC版ともに評価は高く、クローズドベータテストとオープンベータテストをプレイしてきた筆者としても、非常に楽しみにしていた作品。FPSのゲームの中ではこれから最も盛り上がっていくタイトルに間違いないでしょう。また本作はゲーム満足保証プログラム(Originからの購入に限り)により、購入後プレイしてみて万が一合わなかった場合、最初にプレイしてから24時間以内(未プレイの場合は購入から7日間以内)であれば返品することができるという保証付き。まずは購入してプレイしてみるべし。
バトルフィールド ハードライン:公式ローンチゲームプレイトレーラー
まるで海外ドラマのようなシングルプレイモード
「バトルフィールド ハードライン」公式サイト
今作でのシングルプレイモード(キャンペーンモード)では、これまでのバトルフィールドのような常に戦場に置かれた状況ではなく、マイアミの街を舞台に、主人公「ニック・メンドーサ刑事」とその相棒である女性刑事「カイ・ミン・ダオ」が、麻薬犯罪を追っていくという、海外刑事ドラマのようなストーリーになっています。
シングルプレイモードを途中で終了すると、「次回のハードライン」というセリフとともに、次回予告が流れ、途中からプレイを始めると、ロード中に「前回のハードライン」というセリフとともに、回想シーンが流れ、様々な箇所で海外ドラマ風に魅せるひと工夫が感じられます。
これまでFPSのシングルプレイモードと言えば、操作感の確認くらいで後は放置、マルチプレイばかりに入り浸るという方が多いと思うのですが(かく言う筆者もBF3とBF4のストーリーモードは未だにクリアしていない)、ハードラインのシングルプレイモードは海外ドラマのようにストーリーが進行していくので、ゲームへの没入感を引き立ててくれるとともに、プレイしている内容をすぐさま思い出せるようになっていて、非常に面白いです。
今作のバトルフィールドはシングルプレイモードも面白い
また今作のシングルプレイモードではただ敵を一掃していくというものではなく、薬きょうや警察バッジ、スキャナーという新たなアイテムを駆使して、犯罪者を追っていくことになります。薬きょうは投げることで相手の注意を引くことができ、ステルス行動をしやすくするもの。警察バッジは提示することで、複数人の場合でもその場に武器を置かせて瞬時にホールドアップさせることができます。ただ敵が多すぎると、反撃してくる場合もあるので注意も必要です。
ホールドアップさせた後は取り押さえて拘束することができ、これにより逮捕ポイント(経験値)がもらえ、レベルアップするごとに武器やガジェットのアンロック、またはバトルパックが貰える仕組みになっています。否応なしに射殺することもできますが、この場合貰えるポイントが少なくなるので、できる限りはステルス行動をしつつ、犯罪者を取り押さえていきましょう。
スキャナーは、その名の通り、スキャニングするアイテムで、敵の位置や顔、警報装置や証拠物品まで把握できる代物となっています。証拠物品のスキャンはポイント(経験値)が貰えるほか、今後のストーリーを把握する上でも大きく影響してくるので、なるべく集めておきたいです。
このように、今作のシングルプレイモードはこれまで以上に力が入っており、実際にプレイしてみても、「これまでとは違うFPS」というのがわかると思います。購入した方もこれから購入される方も、マルチプレイをする前にまず、シングルプレイモードをじっくり堪能してみてください。
警察バッジを提示することにより、犯罪者を取り押さえることができる
ハチャメチャ感が面白すぎるマルチプレイモード
今作では屋内戦が多い
今作の「バトルフィールド ハードライン」のマルチプレイモードには、以下の7つのゲームモードが用意されています。その中でもやはり本作のメインとなるのがハイスト、ブラッドマネー、ホットワイアの3つでしょう。個人的にはブラッドマネーとハイストがお気に入りです。ホットワイアは最初はよくわからないモードだったのですが、ハチャメチャ感満載でやっと面白みがわかってきたところ。
ただ現状では武器のダメージバランスがおかしいのか、当たり判定がおかしいのか、どこから攻撃されているのかもわからず、一瞬で事故死してしまう場面が多い気も。またマップが建物ばかりで、屋内戦が多くなるので、マップに慣れるまではかなり右往左往することになります。始めたばかりの初期装備では、撃ち合いではほぼというか全く勝てないので、まずはブラッドマネーで稼ぐのがおすすめです。
■ハイスト
攻守に分かれたキャプチャーフラッグのようなモード。
犯罪者側は大金の入ったバッグを盗み出し、回収地点まで運ぶと勝利。警察側はそれを阻止します。犯罪者側はチケット制限ありで、警察側は無限です。犯罪者側が不利に思えますが、ジップラインを如何に有効活用できるかでかなり変わってきます。バッグは倒されてもその地点に落ちるので、なるべく分隊で動くのを心がけましょう。ゲームがスムーズに進めばラウンドは比較的早く終わります。
■ブラッドマネー
警察側と犯罪者側がマップ中央にある棚から現金を回収して、自陣の現金輸送車に運び込み、先に500万ドルを集めたほうが勝利というモード。一度に運べるのは50万ドルまでとなっており、相手の現金輸送車を襲うのもあり。現金を死なずに持って帰るというのがシンプルで緊張感があり、これまた難しく感じます。車で仲間を送迎する係と現金を回収する係とで役割分担をするとラウンドが早く終わることも。
■ホットワイア
犯罪者側は標的となった車を確保し走り続け、警察側はそれを阻止するという車両を中心とした移動型コンクエストモード。標的の車を一定以上のスピードで走らせ続けることによって、相手チームのチケットを減らすことができます。やらかしてくるプレイヤーも多く、ハチャメチャ感満載。ただ現状PC版だとサーバーが少ないです。
■コンクエスト
もはや説明不要、バトルフィールドお馴染みのコンクエストモード。
■チームデスマッチ
FPSゲームでは最もオーソドックスなモード。プレイヤースキルが問われます。
■レスキュー
e-Sportsなどに向けた2つある競技用モードの1つ。警察側が囚われた捕虜を犯罪者側から救出するモード。リスポーンはありません。
■クロス・ヘア
e-Sportsなどに向けた2つある競技用モードの1つ。警察側の1人がVIP役になり、仲間に守られながら脱出ポイントまで行きます。犯罪者側はそれを阻止。VIP役は所持できる武器が特殊。リスポーンはありません。
グラフィックに関しては前作のバトルフィールド4に比べて劇的に進化しているわけではなく、ほんの少し良くなった程度。正直あまり変わっていないように感じるかもしれません。バトルフィールドは最新作が発表されるたびにグラフィックで驚かされていたので、ちょっとがっかりです。スピンオフ作品としてグラフィックカードを買い替えなくでもプレイできるようあえて軽めに作っているのかもしれません。
グラフィック設定最高設定でのスクリーンショット
バトルフィールド ハードライン ベンチマーク結果
続いて各グラフィックカードにおいて、「低」「高」「最高」のグラフィック設定で、キャンペーンモードをプレイし、「Fraps Version 3.5.99」を使ってスコアを測定しました。
結果は下記の通り、最新のゲームにしてはとても軽いです。GTX960でも高品質で平均fpsが83fpsも出ています。最高品質で快適にプレイするとなると、GTX970以上のカードが必要になりますが、低品質や高品質でも十分という方はあまりカードを買い換える必要がなさそうです。
グラフィックス | GTX 980 Ti | GTX 980 | GTX 970 | GTX 960 |
低品質 | 200 fps | 199 fps | 170 fps | 128 fps |
高品質 | 178 fps | 153 fps | 117 fps | 83 fps |
最高品質 | 116 fps | 91 fps | 73 fps | 50 fps |
※「fraps」を使って測定 ※「60fps以上」のセルをピンク色にしています |
「fraps」などの外部ツールがうまく動作しない場合
バトルフィールド ハードラインをプレイする上で、フレームレートを見ることができる「fraps」やそのほかのキャプチャーソフトなど、外部ツールが動作しない場合の対処法です。先に言うと、ユーザーコンフィグファイルを作ります。
まず「Origin Games」フォルダ内にある「BFH」フォルダにテキストファイルを作成します。テキストには写真のように「RenderDevice.PresentAsync 0」と入力。上書き保存後、ファイル名をuser.cfgに。拡張子はcfgになります。これにより「fraps」や「MSI Afterburner」などのフレームレート測定ソフトやキャプチャーソフトなどが動作すると思います。
「RenderDevice.PresentAsync 0」と書いたCFGファイルを作成
以下、2015年2月10日に執筆
オープンβテスト プレイレポート
2月4日から9日にかけて、PC/PS4/PS3/XboxOne/Xbox360のハードで「バトルフィールド ハードライン」のオープンβテストが行われました。このβテストでプレイできるゲームモードは、以前のβテストからある「Heist」(ハイスト)に加え、新たに追加された「Hotwire」(ホットワイヤー)、そしてバトルフィールドと言えばこれ「Conquest」(コンクエスト)の3つのモード。クローズドβテストでプレイできた「Blood Money」は残念ながら今回はプレイできないみたいです。ちなみに「バトルフィールド ハードライン」の発売日は延期もあったものの、今年の3月19日に発売予定です。
「Heist」- ブツを盗み出し、回収地点まで運べ!
「Heist」(ハイスト)は前回のβから調整が加えられ、強盗側は金庫を破り、バッグを回収した後、マップ上のドロップポイントでヘリコプターが来るまで待たないといけなくなりました。要するに金庫を破って現金バックを回収したら、あとはヘリが来るまでひたすらポイントを守ることになります。
変更されたルールでは、ヘリコプターを待つドロップポイントが開けた場所が多く、警察側の格好の的でもあるので、だいたいはビルの屋上からの攻防になります。また警察側のチケットは無限なので、何も考えずに突っ込んでいったりできるのに対し、強盗側のチケットは有限となっているので、強盗側は苦戦を強いられることになります。状況を考えつつ、臨機応変にジップラインなどのガジェットや武器を駆使してポイントを守り抜きましょう。
ルールが少し変更された「Heist」(ハイスト)
「Hotwire」- マークされた車を確保しろ!
今回のオープンβテストで新たに追加された新ルール「Hotwire」(ホットワイヤ)。マップ上には何台かの車が用意されており、警察側と犯罪者側は標的となった車を確保し、走り続けます。標的の車を一定以上のスピードで走り続けることによって、相手チームのチケットを減らしていくことになります。
要するに移動型のコンクエストで、基本的にはビークル(車両)での移動が主のゲームモードになります。もちろんビークルでの移動中は無防備なので、運転側と銃撃側といった役割分担も肝になってきます。ただ正直面白みがイマイチわからなかったモードです。まだまだ調整は必要だと思います。
新たに追加された新ルール「Hotwire」(ホットワイヤー)
「Conquest」- バトルフィールドお馴染み
バトルフィールドと言ったらこれでしょう。お馴染みのコンクエストモード。マップ上の5箇所のコントロールポイントを制圧し、相手チームのチケットを先に失わせた方が勝利となります。マップ「Dust Bowl」は高低差や建物が多く、スナイパーも潜伏しやすい地形で、初見は苦戦しますが、慣れてくるとやはりいつものバトルフィールドで、とても楽しめました。
バトルフィールド4との違いは、やや移動速度が速く、武器を構える速度がもっさりしておらず、昔ながらのスピード感あるバトルフィールドに仕上がってきていると思います。ただライフが若干少なめなので、撃ち合いは初弾が大事になってきます。
お馴染みの「Conquest」(コンクエスト)
まだまだゲームバランスやルールの調整不足という感想もありますが、スピード感もあり、ハチャメチャ感もあり、バトルフィールドらしい作品になっていると思います。「ただ撃ちあうだけの殺伐としたFPSには飽きてきた」、「昔ながらのハチャメチャ感やスピード感のあるFPSがしたい」という方にはかなり期待できる作品です。
オープンβテスト ベンチマーク結果
Nvidia最新のグラフィックカード「GTX 900番台」で実際にどこまでプレイできるのか、スコアを測定しました。ただ、オープンβテスト実施時に、GTX 900番台を搭載したPCは「GTX 960」と「GTX 970M」「GTX 965M」の3台しかなかったので、この3台のみの結果となります。
またいつも使っているフレームレート計測ソフト「Fraps」はチート防止ツールである「PunkBuster」によって弾かれてしまうので、今回はゲームのグラフィック設定画面右下にある「システムパフォーマンステスト」からフレームレートをチェックしました。なお、このシステムパフォーマンステストからは、サバー状態や遅延などのネットワーク関連の測定もできます。
Battlefield Hardlineオープンβテストでのグラフィック設定画面
システムパフォーマンステスト画面
グラフィックス | GTX 970M | GTX 960 | GTX 965M |
機種 | ノート | デスクトップ | ノート |
テストに使用したPC | m-Book P | GALLERIA XT | Alienware 15 |
低品質 | 144 | 109 | 100 |
中品質 | 125 | 93 | 85 |
高品質 | 73 | 60 | 50 |
最高品質 | 50 | 50 | 34 |
※「60fps以上」のセルをピンク色にしています ※あくまでもβテストでの測定結果なので、製品版とは大きく異なる場合があります。 |
結果は上記の通り。測定したカードは少ないですが、高品質以上で快適にプレイするには、ノートPCだと最低でもGTX970M以上、デスクトップだとGTX 960辺りが必要になってくると思います。グラフィック自体はバトルフィールド4とそれほど変わらない印象だったので、GTX 860M以上を搭載したノートパソコンなら十分プレイできるでしょう。
以下、2014年6月29日に執筆
Battlefield Hardlineに迫る!
世界最大のゲームの見本市、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2014が6月10日に開幕し、各大手ゲームパブリッシャーおよびプラットフォーマーによるプレスカンファレンスが次々に開催されました。その中でElectronic Artsプレスカンファレンスでは、今年のPCゲームの目玉タイトルでもある「Battlefield」シリーズ最新作、「Battlefield Hardline(バトルフィールド ハードライン)」を発表し、6分に及ぶマルチプレイ映像が公開され、同時にクローズドβテストをスタートすることも発表しました。
対応機種はPC / PS4 / Xbox One / PS3 / Xbox 360となっており、北米での発売予定は10月21日となっていますが、日本語版は秋発売となっており、詳しい日にちはまだ未定。「Battlefield」シリーズは当サイトでもゲーミングPCを紹介していく上で、数多くプレイしてきたタイトル。今作「Battlefield Hardline」では発売に至るまで様々な情報を追っていこうと思います。
クローズドβテストがスタート!
β応募者は即時アクセス可能
既に参加しているという方も多いと思いますが、E3プレスカンファレンスでの発表と同時に、PS4版、PC版にてクローズドβテストがスタート。βテストへの参加は誰でも可能で、前作「BF4」所持者なら優先して参加ができるとのこと。
また既に先行予約も受け付けており、通常版に加え、ユーティリティやXPブーストなど、様々な限定特典が付いたデジタルデラックス版も用意されています。実際にβテストを触って、手応えが良ければ、早めに予約しておくのもいいでしょう。
6月18日、公式サイトの告知により、PC版のクローズドβ応募者は全て即時アクセス可能となりました(これって実質オープンβテストなんじゃ・・・)。また参加者には武器用サイトやスキンなどが特典として入手することができ、新たなコミュニティミッションも開始されてます。まだプレイしていないという方はこの機会に是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
□Battlefield Hardline 公式サイト http://www.battlefield.com/ja_JP/hardline(国内サイト)
□クローズドβテスト登録ページ http://www.battlefield.com/ja_JP/hardline/beta(国内サイト)
舞台は大都会へ!警察VS強盗団の激しい争い!
ただのスピンオフ作品ではない!?
今作の舞台は警察側と強盗団による激しい争い
今作の「Battlefield Hardline」では、これまでのような国家間の戦場を舞台としたものではなく、警察と強盗の戦いを中心に描いた作品となっています。開発もDICEではなく、Dead Spaceシリーズを手掛けた「Visceral Games」が手がけており、これまでとはひと味違った作品となっています。
と言っても、単なるスピンオフ作品ではなく、登場する多彩な銃器やガジェット、ビークルなど、バトルフィールドならではのドンパチ感があり、特殊なゲーム性と相まって、「Battlefield Hardline」独自のユニーク感あふれるマルチプレイ対戦ゲームとなっています。
Battlefield Hardline: Into the Jungle
バトルフィールドらしいハチャメチャ感
新ルール、新ガジェットや銃器など新たな要素が満載
E3プレスカンファレンスでは6分にも及ぶマルチプレイ映像が公開されました。映像内では、テレビのチャンネルを変えているようなシーンから始まり、突如ダウンタンで現金輸送車が強盗団に襲われるという臨時ニュースが始まります。そこから一変し、警察側と強盗団の激しい争いが繰り広げられる、マルチプレイ映像へと切り換わります。
このマルチプレイ映像では警察ならではのパトカーや装甲車、ヘリが登場し、催涙弾やスタンガンを撃つシーンも見られます。強盗団は現金輸送車から現金を奪うシーンや、バイクで逃走するシーン、ビルの屋上間をジップラインで移動したりと、新要素も垣間見ることができます。あちらこちらで爆発したり、壁や建物などのオブジェクトが破壊できたり、巨大な鉄塔が倒れてくるシーンなどは、バトルフィールドらしいハチャメチャ感がありますね。
Battlefield Hardline: 6 Minutes of Multiplayer Gameplay
クローズドβテスト プレイレポート
新ルール「Blood Money」と「Heist」
さっそく筆者もPC版のクローズドβテストに参加することができたので、簡単なプレイレポートという形でご紹介。ちなみに筆者はβテストに応募してから2日ほどで参加可能メールが届きました。メールがまだ届かないという方は、もしかしたらOriginのマイゲームに既に追加されているかもしれません。
クローズドβテストでプレイできるのは、1マップのみ。ルールは今作で新たに追加された「Blood Money」と「Heist」の2種類になります。「Blood Money」はエリアの中央に置かれた棚から現金を回収して、自陣の輸送車に運び込み、制限時間内に先に500万ドルを集めたチームの勝ちとなります。「Heist」は強盗が現金輸送車を破壊し、中にある現金を目的地まで持ち去れば勝ち。 警察側はそれを必死に阻止することになります。
プレイヤーはそれぞれ運ぶことのできる金額が決まっており、棚で回収する際はけっこう時間がかかるので、簡単そうに見えて実は、難しい。棚では敵が待ち伏せしていたり、せっかく現金を持ち帰っても、輸送車で敵が待ち構えていることもあります。現金を回収する術は棚からではなく、現金を持ってる敵をキルすることでも回収が可能です。車で仲間を送迎する係と現金を回収する係とで、役割分担をしてうまくチームプレイが出来れば、ラウンドがかなり早く終ることもあります。
新ルール「Blood Money」
お金を集めて逃げろ!
もちろん新しいガジェットや銃器なども多数登場します。特に目を引いたのが、ジップライン。プレイヤーはボウガンの様なものを壁に撃つことで、ジップラインを作ることができます。これを使うことで、ビルの屋上間を移動することができ、警察側に屋上に追い詰められても、逃亡することが可能になります。射程距離も長いので、強盗側はかなり重宝する装備です。
アンロックシステムはこれまでの経験値やレベルに応じてのアンロックではなく、今作ではゲーム内で回収した現金で購入していく仕組みとなっています。と言っても好きなものを好きなタイミングでアンロックできるわけではなく、スコープやサプレッサーなどのアクセサリー類は、ある程度使い込む必要があります。
両方のルールとも試合はスピーディーに展開されますが、特に純粋な撃ち合いが楽しめるのは「Blood Money」でしょうか。
「Heist」は強盗側は逃げるので必死ですし、警察側は阻止するため否応なしに車で突っ込んで来たりするので、ハラハラ感とハチャメチャ感が満載です。また「Blood Money」の方が経験値が稼ぎやすいため、人も自動的に「Blood Money」に集まってしまいます。
今作初登場のジップライン
まだβテスト段階ですが、ゲーム内容はスピード感があり、ハチャメチャ感もあり、これまでのバトルフィールドシリーズに比べてスポーツ的なゲーム性が強いと思いました。やることはお金を集めて逃げるということだけですが、警察側と強盗側で戦略性も違いますし、シンプルなルールだからこそ、プレイすればするほど奥深さがあることに気付きます。βテストでプレイできたのはこの2種類のルールだけですが、製品版では様々なルールも追加され、キャンペーンもあるでしょう。続報に期待です。
クローズドβテスト ベンチマーク結果
平均fpsを測定
実際に「GeForce GTX 780」、「GeForce GTX 770」、「GeForce GTX 760」の3つのグラフィックカードで、
「Battlefield Hardline」クローズドβテストの平均fpsを計測しました。計測方法はLOW、MEDIUM、HIGH、ULTRAの4つのグラフィック設定で、クローズドβテストのマルチプレイを1ラウンドプレイし、「Fraps Version 3.5.99」のベンチマーク使って、それぞれのグラフィックスカードでスコアを測定。垂直同期はオフに設定し、画面解像度はいずれも1920×1080ドットのフルスクリーン表示となっています。あくまでもβテストでの測定結果なので、製品版とは大きく異なる可能性が高いです。
Battlefield Hardlineクローズドβテストでのグラフィック設定画面
グラフィックス | GTX 780 | GTX 770 | GTX 760 |
LOW | 134.9 | 126.0 | 117.8 |
MEDIUM | 127.4 | 116.6 | 107.6 |
HIGH | 112.7 | 108.2 | 77.1 |
ULTRA | 84.0 | 71.5 | 49.9 |
※「60fps以上」のセルをピンク色にしています ※あくまでもβテストでの測定結果なので、製品版とは大きく異なる場合があります。 |
結果は上記の通り。クローズドβをプレイした感じでは、バトルフィールド4と比べてグラフィックが進化しているとはそれほど感じはませんでした。おそらくグラフィック負荷はバトルフィールド4と同等くらいでしょう。プレイしていて重いと感じたのはGTX 760でのULTRA設定のみ。そのほかは軽快に動作していました。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
□Battlefield Hardline 公式サイト http://www.battlefield.com/ja_JP/hardline(国内サイト)
□Battlefield 公式ブログ
http://blogs.battlefield.com/(海外サイト)