※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
エプソンダイレクト Endeavor MR4400E の実機レビュー
ミニタワーでも高スペック
Endeavor MR4400Eは、第4世代インテルCPUを搭載したスリムタワー型のデスクトップパソコンです。
保証とサポートのメニューが充実している点が特徴のメーカーで、PC初心者の方やご年配の方、またはパソコンを長く使用したい方に最適な製品です。日経ビジネス 2012年版の「アフターサービス満足度ランキング」パソコン部門では、8年連続1位を獲得しています。
ストレージは最大3基まで搭載可能で、SSD+HDD、ISRT対応HDD、HDD RAID、SSD RAIDなど多彩な構成が可能です。地デジチューナーも選択可能です。
※レビュー機は当サイトでの購入製品です
目次
Endeavor MR4400E の基本スペック
Endeavor MR4400Eの基本スペックを紹介します。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年7月6日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第4世代インテルCPUを搭載可能です。本機はCore i5-4430を搭載しています。 |
マザーボード 本機のチップセットは、H87 Express チップセットです。 |
グラフィックカード ローエンドGPUを選択可能です。またQuadro K600も搭載可能です。本機のGPUは、インテル HD グラフィックス 4600です。 |
メモリ 最大32GBのメモリを搭載可能です。本機のメモリ容量は4GB(PC3-12800)です。 |
1st ストレージ 単体HDD、ISRT対応HDD、単体SSD、HDDの RAID、SSDのRAIDを選択可能です。本機は128GBの単体SSDを搭載しています。 |
2nd、3rdストレージ SSDまたはHDDを搭載可能です。3台搭載する場合は2ndストレージをSSDにする必要があります。本機は500GB HDDを搭載しています。 |
光学ドライブ 最大でブルーレイディスクドライブを選択可能です。本機はDVD-ROMドライブです。 |
テレビチューナー 選択できません。 |
電源 本機の電源容量は、300W電源(80PLUS BRONZE)です。 |
拡張性 PCI Express x16が1スロット、PCI Express x1が1スロット、PCI Express x4が1スロットがあります。いずれもロープロファイルです。空きスロットは構成により異なります。 |
特徴1 - 充実の保証内容
"EPSON"と聞くと、プリンターメーカーという印象が強いですが、パソコンも販売しており、特に保証内容が充実している点が特徴です。購入後のお客様の満足度の高いメーカーでもあります。
長期メーカー保証&訪問修理
他社の個人向けPCの場合、メーカー保証は最大3年という場合が多いですが、EPSON Directでは最大5年というメーカー長期保証を実施しています。
また、故障時にサービスマンが訪問して修理を実施する訪問修理も実施しており、かなり手厚いサービス内容となっています。
お預かり修理の場合でも、修理センターに届いてから1日で修理を終えて返却発送する体制が整っており、手元にパソコンがない期間を最小限に抑えることが可能です。
定額保守サービス一覧(EPSON Directのサイトより抜粋)
また、他社の場合、過失による故障は保証対象に入らない場合が多いですが、EPSON Directでは数千円を支払えばこのような場合でも保証してくれます。
安心プラス保証のサービス一覧(EPSON Directのサイトより抜粋)
電話サポート
国産メーカーの場合、2年目以降の電話サポートは有償となるケースがありますが、EPSON Directでは期間制限なく電話サポートを受けることができます。
問い合わせ時間(テクニカルセンター)
「アフターサービス満足度ランキング」8年連続1位
日経ビジネス 2012年版の「アフターサービス満足度ランキング」パソコン部門にて、8年連続1位を獲得しています。
特徴2 - 親切なマニュアル
海外メーカーの場合、マニュアルがほとんどなかったりしますが、EPSON Directの場合は手厚いマニュアルが用意されています。また、リカバリーCD、ドライバーズCDなども標準で添付され、ディスクが全損しても、別のディスクでリカバリーが容易です。
マニュアル内容は、配線の仕方から、本体カバーの開け方、パーツの換装方法、リチウム電池の交換方法など細かく書かれており、初心者から上級者まで役立つ親切な内容になっています。
配線方法
カバーの開け方
特徴3 - 3基のストレージを搭載可能
Endeavor MR4400Eは、スリムケースでありながら、最大3基のストレージを搭載可能です。
最大3基のストレージを搭載可能
ただし、3基搭載するときはSSDを2台搭載しなければなりません。理由は、SSDであれば1つのベイに2基のSSDを搭載できるためです。もう1つのベイのHDDと合わせて合計3基を搭載することが可能です。
1つのベイに2台のSSDを搭載している様子(上段のocz vertexのSSDは筆者の所有物を後から増設)
パフォーマンスのチェック
Endeavor MR4400Eは、HaswellのCore i7-4770のCPU、最大32GBのメモリ、SSD+HDDと処理性能は高めです。ただしグラフィックスはロープロファイルのローエンドGPUしか搭載できません。しかも、スリムケースでGPUの放熱性はそれほど良いとは思えないため、グラフィックスは搭載しないほうが良いのではないかと思います。専用グラフィックスを搭載したいのなら、標準サイズのPCIカードを接続できるタワー型PCが良いと思います。
なお、Core i5-4430、インテル HD グラフィックス 4600、4GBメモリ、128GB SSD+500GB HDD構成でのベンチマーク結果を下記に掲載します。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
動画エンコード時間のチェックです。
結果は下の表の通りです。本機はCore i5-4430を搭載していますが比較的速いエンコードです。ただメモリが4GBのシングルチャネルであったため、8GB以上のデュアルチャネルにすればもっとエンコードは速くなると思います。
また、Endeavor MR4400Eで搭載できるもう1つのCPU「Core i7-4770」の結果も合わせて掲載しておきます。エンコード、動画編集、リッピングなどをよくするならこちらのCPUの方が良いでしょう。
本機 Core i5-4430 |
他機(参考) Core i7-4770 |
|
---|---|---|
x264でエンコード | 18分21秒 | 11分05秒 |
GPGPU(クイック・シンク・ビデオ)でエンコード | 10分46秒 | 7分10秒 |
PC起動・シャットダウン時間のチェック
PCの起動・シャットダウン時間です。非常に高速です。
シャットダウンは高速ですが、起動がやや遅いです。ハイブリッドブート(高速スタートアップ)は有効になっているのですが、なぜか起動時のBIOSを呼び出す初期画面が表示され、そこで時間がかかってしまいます。
テスト内容 | 時間 |
---|---|
PC起動時間 | 19秒 |
PCシャットダウン時間 | 4秒 |
CrystalDiskMarkのベンチマーク
SSDのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。シーケンシャルリードはそれほど速くありませんが、その他は速いアクセスです。
SSDのベンチマーク結果(本機に搭載されていたSSDとHDDのCrystalDiskMarkの結果)
カードリーダー/ライターのチェック
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。
それほど速くはありません。