サードウェーブ raytrek R5-RL6の実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13700HX
GPU GeForce RTX 4060
メモリ 最大64GB
ストレージ 最大4TB SSD x2
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 WQHD 165Hz 非光沢
質量 約2.2kg
バッテリー 約5.1時間
価格[税込] 18万円台~
高コスパのクリエイターノートPC

raytrek R5-RL6は、高い処理性能に、sRGBカバー率約99%、WQHD液晶を備えたクリエイター向けノートPCです。

購入時のカスタマイズでは、最大64GBメモリ、8TB(4TB x2)のストレージ構成も選択することができ、しかも、短納期なのもポイントです。

また、ディスプレイは165Hzのリフレッシュレートに対応しており、ゲームも快適です。

このスペックで、18万円台(税込)から購入できるので、コスパが高い製品です。

公式販売サイト(ドスパラ)はこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-13700HX、GeForce RTX 4060 Laptop、16GBメモリ、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「raytrek R5-RL6の特徴」のみお読みください。

 

raytrek R5-RL6の特徴

色域広め、ハイリフレッシュレート対応のWQHD液晶

raytrek R5-RL6は、sRGBカバー率約99%(仕様値)と広めの色域で、WQHDと高めの解像度の液晶を搭載しています。Adobe RGB 100%の色域はありませんが、ウェブに掲載する写真や動画の編集にはちょうどいい液晶だと思います。

非光沢で映り込みが少なく、フリッカーも発生していないので、長時間の作業にも使いやすいです。

クリエイティブな作業に適した液晶

 

画面比は、最近流行りの16:10ではなく、標準的な16:9の液晶ですが、WQHD(2560x1440)と解像度が高めなので、十分作業がしやすいです。 100%スケールの表示であれば、1画面を広く使うことができ、複数のウィンドウを並べて作業を行うことができます。

マルチウィンドウで作業がしやすい

 

さらに、165Hzのハイリフレッシュレートに対応しているので、オフの時間には、高めのグラフィックス性能を生かして、滑らかな映像でゲームをプレイすることができます。

 

コスパが高い

raytrek R5-RL6は、Core i7-13700HX + GeForce RTX 4060という高めのスペックです。

価格は18万円台(税込)となっていますが、この高めの性能に、色域広めのWQHD液晶で、ストレージもデフォルトで1TB SSDを搭載していることを考えると、コスパの高い機種だと思います。しかも、7月31日10:59まで、+999円でメモリを32GBにアップグレードすることもできます。

コスパの高いクリエイター向けノートPC

 

最大64GBメモリが選択可能

raytrek R5-RL6は、購入時にメモリのカスタマイズが可能です。

標準状態では16GBメモリですが、最大64GBメモリまで選択できます。RAW現像や、4K動画の編集などを行う場合は、32GBかそれ以上のメモリがいいでしょう。

ちなみに、7月31日10:59まで、999円で32GBメモリにアップグレードできるようになっています。この安さであれば、とりあえず32GBメモリにしておくことをおすすめします。

メモリのカスタマイズ画面

 

スロットメモリなので、購入後にメモリの換装を行うこともできます(自己責任です)。ただ、ドスパラでは、カスタマイズにかかる費用が比較的安いので、カスタマイズして購入することをおすすめします。それでも、購入後に「もっと大容量のメモリにしておけばよかった」と感じる場合でも、メモリ換装で対応できるので安心感があります。

メモリスロット

 

デュアルSSD・8TBのストレージ構成が可能

raytrek R5-RL6では、購入時のカスタマイズでストレージ構成を変更することができます。最大で、デュアルSSD・8TB(4TB x2)と、かなり余裕のあるストレージ構成を選ぶことができます。

標準では1TB SSDを搭載しており、読み・書き速度もそこそこ速いですが、より速いSSDがいい場合や、写真や動画を保存しておくために大きめのストレージが必要な方は、カスタマイズして購入するといいです。

ストレージのカスタマイズ画面

 

なお、内部には2基のM.2スロットがあるので、購入時はシングルSSD構成でも、後から自分でM.2 SSDを増設して、デュアルSSD構成にすることもできます。比較的簡単にストレージの増設ができるのは嬉しいです。ただし、内部に手を加えることに不安を感じる方は、最初から大きめのストレージ構成を選択しておいた方がいいと思います。

2基のM.2スロット

 

SDカードリーダーや2.5Gb LANを搭載

raytrek R5-RL6は、ポート類も充実しています。

SDカードリーダーを搭載しているので、カメラで撮った写真や動画をSDカード経由で簡単に取り込むことができます。

また、Thunderbolt 4ポートや、2.5Gb LANポートを備えており、作成した大容量のデータの高速転送が可能です。さらに、Thunderbolt 4ポートと、HDMI2.1ポートから画面出力が可能なので、外部ディスプレイ2台と、本機器の液晶の最大3画面での運用が可能です。

SDカードリーダー搭載
Thunderbolt 4ポートや、2.5Gb LANポートもあり

 

最短で翌日出荷

raytrek R5-RL6は、カスタマイズしても、最短で注文日の翌日に出荷され、短納期で手元に届きます。

手持ちの機器の故障などで、急いで代替機を購入する必要がある方にもおすすめです。

 

各用途の快適度

raytrek R5-RL6の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックと、見やすい液晶で快適に作業できます。
動画鑑賞 色鮮やかで解像度高めの液晶を搭載し、スピーカー音も比較的いいので、快適に動画鑑賞を行えます。
オンライン会議 ウェブカメラ、スピーカー、マイクを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。
RAW現像
画像編集
sRGBカバー率約99%(仕様値)の液晶を搭載し、ウェブコンテンツなどの画像編集に適しています。ただし、Adobe RGBカバー率はあまり高くないので、印刷用の編集を行うには色域が不足しています。
動画編集 RTX 4060に、WQHD液晶を搭載しており、動画編集を快適に行えます。
ゲーム RTX 4060に加えて、165HzのWQHD液晶を搭載しており、多くのゲームを快適にプレイすることができます。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

パネルは、「BOE CQ NE156QHM-NY2」でした。

WQHD (2560x1440)解像度の15.6型液晶です。解像度が高めで、映り込みが抑えられていますし、フリッカーも発生しておらず、作業がしやすい液晶です。165Hzのリフレッシュレートにも対応しています。最大輝度は、当サイトの計測では344cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広めです。

  カバー率
sRGBカバー率 98.4%
DCI-P3カバー率 76.0%
Adobe RGBカバー率 74.7%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、周りのものなどの映り込みは抑えられています。ギラつきはほとんど気になりません。

画面への映り込み

どの輝度でも、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約32msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に165フレームを更新する液晶で2フレーム前くらいまでの残像がありました。普通のノートPCの液晶は、1秒間に60フレームしか更新しないのに、2~3フレーム前までも残像がありました。このことから、一般的なノートPCの液晶よりも残像が少ないことが分かります。動きの速いゲームでも、残像を気にせずにプレイできるでしょう。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測でキーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.6mmで、十分なキーピッチおよびキーストロークです。

「,」や「.」など、右下のキーのサイズが少し小さいです。また、矢印キーに押し出されて、右「SHIFT」キーが「ENTER」キーの真下からずれて位置していますし、「DEL」キーも「BACKSPACE」キーの真上ではありません。これらのキーはややタイプしにくく感じますが、それ以外は普通です。総合的には、普通のタイピングのしやすさだと思います。

テンキーは3列テンキーです。演算子キーの位置などがやや変則的ですが、テンキーなしよりも数字の入力はしやすいです。

タッチパッドの使いやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

バックライトもついています。単色ではありますが、「Control Center」の「キーボードバックライト」で、色を変更することができます。

キーボードバックライト
キーボードバックライトのカスタマイズ

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、「Control Center」の「電源設定」で動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「スタンダード」と、高いパフォーマンスが出る「ターボ」の2つのモードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

電源設定

 

CPU

raytrek R5-RL6は、Core i7-13700HXを搭載しています。これは、インテルのノートPC向けCPUでは最上位に位置するPBP(プロセッサー・ベース・パワー):55WのHXシリーズのプロセッサーです。ベンチマークの結果は、以下の通りです。

シングルコア、マルチコアのどちらとも、高いスコアが出ており、クリエイター向けノートPCとして処理性能に不足はなさそうです。

なお、動作モードを「ターボ」モードにすると、パフォーマンスがアップします。クリエイティブな作業や、ゲームを行うときは、「ターボ」モードにすると処理がやや速く終わると思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13700HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 27237
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900HX 21233
Core i7-13700HX 20108
18930 [ターボ]
16530 [スタンダード]
Core i7-13700H 19776
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Ryzen 9 7940HS 16294
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-12650H 12674
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 5825U 10040
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 7530U 8403
Ryzen 5 5625U 8107
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13900HX 2064
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-13700H 1876
Core i7-13700HX 1879
1844 [スタンダード]
1825 [ターボ]
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
Ryzen 9 7940HS 1809
Core i7-1260P 1802
Core i7-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Ryzen 5 5625U 1383
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには、DDR5-4800を搭載しています。スロットメモリなので、メモリの換装が可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~

SiSoftware Sandra 2020が落ちてしまい、計測できませんでした。

他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
DDR5-5600
デュアルチャネル
57.43GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
39.46GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載しています。

メーカーの設定する最大グラフィックスパワーは140Wと高い設定値でした。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark のベンチマークの結果は以下の通りです。前世代のGeForce RTX 3070と同等のスコアが出ていました。多くのクリエイターソフトが快適に動くことでしょう。

なお、「ターボ」モードだと、「スタンダード」モードよりもわずかに高いスコアが出ています。ただし、それほど大きな差はありませんでした。

3DMark -Time Spy-
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4090 150W 20159
RTX 4080 175W 18661
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3080 130W 11361
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 140W 10890 [ターボ]
10434 [スタンダード]
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 105W 10258
RTX 3070 Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 4060 75W 9069
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 4060 60W 8263
RTX 3060 95W 7519
RTX 4060 45W 7441
RTX 3060 75W 7047
RTX 4050 45W 6456
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060の情報は次の通りです。「ターボ」モードでは、Boost Clockがわずかにアップしていることが分かります。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。読み・書きともに十分な速度です。速度にこだわるならば、カスタマイズでもっと速いSSDを選ぶといいと思います。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
5009
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

右側面にフルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、動作モードはすべて「ターボ」モードで計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroomで100枚のRAWデータを書き出したときの時間を下に掲載します。十分実用的な速さで書き出しできていました。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-13700HX
RTX 4060 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-1280P 64秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12650H 67秒
Core i7-13700H 68秒
Core i5-12500H 69秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1255U 112秒
Ryzen 7 5825U 151秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しました。CPU、GPUともに高性能なので、全体的に処理にかかる時間は短めでした。特に、「スーパーズーム(x2)」のようなGPUを使う処理が非常に速かったです。Photoshopでの作業も快適に行えます。

  本製品 参考
Core i7-1260P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約58秒 約4分28秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約1分58秒 約2分48秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

4K動画の書き出し速度は高速です。編集作業自体もとても快適に行えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4090 (150W)
3分10秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i7-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-13700HX
RTX 4060 (140W)
3分53秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間

DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間です。こちらも高速でした。

Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分18秒 (NVIDIA)
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
2分36秒 (NVIDIA)
Core i9-13950HX
RTX 4090 (175W)
2分39秒 (NVIDIA)
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
2分40秒 (NVIDIA)
Core i7-13700HX
RTX 4060 (140W)
2分54秒 (NVIDIA)
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分05秒 (NVIDIA)
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分09秒 (NVIDIA)
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分16秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分16秒 (NVIDIA)
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
3分17秒 (NVIDIA)
Core i7-12650H
RTX 4060 (45W)
3分23秒 (NVIDIA)
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
3分34秒 (NVIDIA)
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
3分53秒 (NVIDIA)
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
3分54秒 (NVIDIA)
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Apple M2
8CPU/8GPU
6分24秒 (MacBook Air)
Apple M1 6分24秒 (旧MacBook Pro 13)
Apple M2
8CPU/10GPU
6分25秒 (MacBook Pro 13)
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、AV1 Intel、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードです。こちらも非常に速いエンコード速度です。

Core i9-13900HX 4分55秒
Core i9-12900HX 5分28秒
Core i7-13700HX 6分0秒
Core i7-13700H 6分07秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i9-12900HX 6分33秒
Core i7-13700H 6分39秒
Ryzen 9 7940HS 7分01秒
Core i9-13900H 7分07秒
Core i7-12700H 7分50秒
Ryzen 7 6800H 7分58秒
Core i7-12650H 9分31秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4060 Laptop
Blender Benchmark Score
RTX 4090 150W 8404
RTX 4090 175W 7917
RTX 4080 175W 6072
RTX 4070 140W 3954
RTX 4060 140W 3851
RTX 4060 140W 3752
RTX 4060 65W 3034
RTX 4050 105W 2775
RTX 4050 45W 2575
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NMKD Stable Diffusion GUI 1.9.1によるAIイラスト生成時間

NMKD Stable Diffusion GUIによるAIイラスト生成時間は下表の通りです。10枚のイラスト生成にかかった時間は152秒でした。比較的速いです。

Ryzen 9 7940HS/16GB
RTX 4090
80秒
Core i7-13700H/32GB
RTX 4070
143秒
Core i9-13900H/32GB
RTX 4070
148秒
Core i7-13700HX/16GB
RTX 4060
152秒
Core i7-13700H/16GB
RTX 4060
155秒
Core i9-13900H/16GB
RTX 4060
182秒
Ryzen 9 7940HS/16GB
RTX 4060
196秒
Core i7-12650H/16GB
RTX 4060
200秒
Core i7-13620H/32GB
RTX 4050
209秒
※モデルとVAEはデフォルトの「sd-v1-5-fp16」、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を使用
※プロンプト(呪文)は内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみ
※ステップ数は100、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較
SPECviewperf 2020

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。なお、ここでは、動作モードは「ターボ」モードで計測しています。

GeForce RTX 4060 Laptopを搭載し、最大グラフィックスパワーが140Wと高いので、重い部類のゲームでも、FHD・最高画質で快適にプレイできるゲームが多いです。そこまで重くないゲームであれば、高めの画質でも100 fps以上の滑らかな映像でプレイできるゲームもあります。息抜きでゲームをプレイするのには十分すぎる性能だと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高 56 fps
2560x1440 57 fps
最高 36 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 ウルトラ 96 fps
レイトレ:ウルトラ 62 fps
2560x1440 81 fps
ウルトラ 58 fps
レイトレ:ウルトラ 48 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 エクストリーム 105 fps
2560x1440 最高 100 fps
エクストリーム 86 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高品質 108 fps
2560x1440 標準品質 104 fps
高品質 78 fps
重い部類のゲーム
BLUE PROTOCOL
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高画質 130 fps
2560x1440 高画質 118 fps
最高画質 83 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 ウルトラ 114 fps
2560x1440 137 fps
ウルトラ 77 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高品質 161 fps
2560x1440 高品質 146 fps
最高品質 116 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン2]
DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1080 中設定 98 fps
最高設定 47 fps
2560x1440 中設定 65 fps
最高設定 35 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
229 fps
2560x1440 210 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高設定 185 fps
2560x1440 高設定 134 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高設定 343 fps
2560x1440 高設定 339 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 221 fps
2560x1440 中型 216 fps
ウルトラ 143 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均スコア
1920x1080 最高品質 24319(すごく快適)
※約5500で60fps

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

raytrek R5-RL6は、背面にThunderbolt 4を1ポート搭載しています。動作をチェックした結果は、以下のとおりです。

DisplayPortに対応しており、USB-Cドック、Thunderboltドック経由でのディスプレイ出力もできました。ただし、Power Deliveryには非対応なので、USB-Cアダプターを使った本機器への充電はできません。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
140W アドテック GaN充電器 ×
100W Anker PowerPort III ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートはHDMI2.1に対応しています。また、CPU内蔵グラフィックスではなく、外部GPU経由で出力されていたこともあり、4K、"120Hz"、"10ビット"、RGBで出力できていました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

raytrek R5-RL6の質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.2kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。15.6型のクリエイター向けノートPCとしては、普通の質量だと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.222kg
ACアダプター 666g

 

バッテリー駆動時間のチェック

raytrek R5-RL6のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は62.32Whです。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。高性能パーツを搭載しているので、バッテリー駆動時間は短いです。動画再生のような負荷の軽い作業であれば、(2)ぐらいのバッテリー駆動時間となります。少し負荷のかかる作業をすると、(3)のようにバッテリー駆動時間はさらに短くなります。

動画編集などを長時間する場合は、できるだけ付属のACアダプターをつなぐことをおすすめします。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約5.1時間
(2) 動画再生時 5時間8分
(3) CPU6%、iGPU7%、dGPU5%の負荷 1時間31分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は比較的速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
78%(約48Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、カメラを隠す物理的なシャッターは搭載していません。IRカメラを搭載しており、Windows Helloの顔認証を使用できます。

Webカメラは、HDカメラです。ノートPCのWebカメラとしては一般的な性能です。大きな画面で見ると細部にはやや粗さがあります。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右に配置されています。音質は普通~ややよく、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「スタンダード」モードでは、CPU電力は75W前後で推移しています。CPU温度は70℃台に収まっており、心配のない温度です。

「ターボ」モードでは、CPU電力がアップし、115W前後で動作しています。CPU電力が上がるのでCPU温度も高くなり、95℃前後と高めの温度で推移しています。

通常は「スタンダード」モードで使用し、負荷の高い作業を速く処理したいときだけ「ターボ」モードに切り替えるといいと思います。

  • スタンダード時
  • ターボ時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

ゲームをするときだけでなく、クリエイター向けソフトで作業する時など、連続して高めの負荷がかかった時のCPUとGPUの温度の参考になります。

「スタンダード」モードでも、「ターボ」モードでもほぼ同じで、CPU温度は80℃台に収まっており、GPU温度も80℃前後で推移しています。

CPU・GPUの温度はそれほど心配することなく使用できます。

  • スタンダード時
  • ターボ時
CPU温度
GPU温度
>CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。今回は、「バランスモード」で計測しました。

アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかると騒音値が上がります。Premiere Proでの動画書き出しのような高い負荷がかかると、騒音値も高くなりますが、同じような構成のノートPCと同程度の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Adobe Premiere Proで4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時
左から3番目:Adobe Premiere Proによる4K動画の書き出し時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷をかけるとキーボード部分の温度が上がりますが、パームレスト部の温度は低く保たれています。不快感なくタイピングすることができます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

一般的なノートPCよりは高めの消費電力ですが、外部グラフィックスを搭載した機種としては、そこまで高くはありません。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

raytrek R5-RL6の外観のチェックです。

最近のノートPCと比べると、液晶下部のベゼル幅がやや広いです。全体的には、一般のノートPCに近いデザインです。

 

天板には、raytrekのロゴが入っています。

 

高さは約28mmです。やや厚みがありますが、外部GPUを搭載したノートPCとしては普通だと思います。

 

側面・背面のポート類はご覧のようになっています。USB3.2 Gen2 Type-A、USB3.2 Gen1 Type-A x2、Thuderbolt 4(DisplayPort1.4に対応)、HDMI2.1、SDカードリーダー、LANポートを備えています。なお、LANポートは2.5Gb Ethernetに対応しています。

電源、LAN、画像出力ポートが背面にまとめられているので、周辺機器をつないだ状態でもケーブルがマウス操作の邪魔になるということはありません。

 

液晶は下図の角度まで開きます。フラットにはなりませんが、机において作業をするのには十分な角度だと思います。

 

底面です。

 

PCの内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンと、6本のヒートパイプで、背面と側面の4か所から排気することで、CPUとGPUを冷却します。ゲーミングノートPCのような、しっかりとした冷却機構です。

 

メモリは、スロットメモリです。メモリの換装は可能です。

 

M.2スロットが2つあります。今回はシングルSSDですが、ストレージの増設・換装もできそうです。

裏蓋の内側に冷却シートが貼られています。

 

ACアダプターは、230Wです。

 

まとめ

以上が、raytrek R5-RL6のレビューです。

第13世代Core i7-13700HX + GeForce RTX 4060 Laptopを搭載した15.6型クリエイター向けノートPCです。この高めのスペックに加えて、クリエイティブな作業に使える色域広めの液晶を搭載し、18万円台(税込)から購入できるので、コスパが高いです。

ミドルクラスのゲーミングノートPCに匹敵する性能を備えており、RAW現像や、4K動画の編集などを含む様々なクリエイティブワークに使用することができます。

液晶は、sRGBカバー率約99%と色域が広めで、WQHD(2560x1440)と解像度も高めです。画面を広く使って作業を行うことができます。しかも、165Hzのハイリフレッシュレートにも対応しているので、オフの時間には滑らかな映像でゲームをすることができます。

購入時のカスタマイズでは、最大で64GBメモリ、最大で8T SSD(デュアルSSD)の構成を選択することができます。スロットメモリと、2機のM.2スロットがあるので、購入後にセルフカスタマイズがしやすいのも嬉しいです。

SDカードリーダーや、2.5Gb LAN、Thunderbolt 4ポート、HDMI2.1を備えており、ポート類の数や機能にも不足はありません。

オーソドックスなデザインで、特にかっこいいというわけではありませんが、派手ではないので仕事にも使いやすいと思います。

 

高コスパのクリエイターノートPC

raytrek R5-RL6

特徴

  • Core i7-13700HX+RTX 4060の高めの性能
  • sRGBカバー率約99%、165HzのWQHD液晶搭載
  • 18万円台からと、コストパフォーマンスが高い

こんなあなたに

  • コスパの高いクリエイター向けノートPCを探している方
  • オフの時間にはゲームもプレイしたい方
  • 価格18万円台[税込]~
公式販売サイト(ドスパラ)はこちら

 

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