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サードウェーブ Lightning AV5 Ryzen5 4500/NOCTUA製静音ファン搭載モデルの実機レビュー

更新日:
サイズ ミニタワー
CPU Ryzen 5 4500
GPU GeForce RTX 4060
GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 16 ~ 64GB
ストレージ 500GB SSD ~
電源 650W ~ 1000W
価格[税込] 109,980円~ ※

※2023年10月10日時点

Noctua製ファン搭載で、高い静音性

ドスパラで販売しているサードウェーブのLightning AV5 Ryzen5 4500/NOCTUA製静音ファン搭載モデル(以下、Lightning AV5)は、静音性と冷却性に定評のあるNoctua製のCPUファンが標準で搭載されているデスクトップPCです。動作音が静かで、作業に集中しやすいです。

CPUは、旧世代のRyzen 5 4500ですが、その代わり価格はかなり安いです。GeForce RT 4060のミドルクラスGPUを搭載しているにも関わらず、109,980円(2023年10月10日時点の価格。価格は変動します)という安さで購入することができます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 4500、GeForce RTX 4060、メモリ16GB、500GB SSD

 

目次

お忙しい方は、「Lightning AV5の特徴」のみお読みください。

 

Lightning AV5 の特徴

Noctua製の静音ファンを標準搭載

Lightning AV5 Ryzen5 4500/NOCTUA製静音ファン搭載モデルは、その名前の通り、静音性と冷却性に信頼のあるNoctua製の静音ファンが、CPUクーラーに搭載されています。搭載されているのはトップフローのNoctua NH-L9a-AM4で、厚さ37mmのロープロファイル仕様。スリムな設計の割には静音性と冷却性に優れたCPUクーラーです。

騒音値の計測結果については「静音性のチェック」の項目で掲載しますが、グラボもセミファンレス仕様であることから、アイドル時や低負荷時の騒音値が非常に静かでした。ただし、グラボのファンはさすがにNoctua製ではないので、ゲーム実行時などグラボに負荷がかかったときは、それなりの動作音はします。

CPUクーラーには高品質なNoctua NH-L9a-AM4を搭載

 

高いコストパフォーマンス

本製品は、GeForce RTX 4060のミドルスペックのグラボを搭載していながら、109,980円と非常に価格が安くなっています。他のこのグラボを搭載している機種は、安くても15万円前後はするので、その安さが分かると思います。

黒い筐体に内部の見えるシースルー構造でクールな外観

 

CPU性能が低いので、フレームレートはややダウン

価格を安くできている理由は、CPUに旧世代のRyzen 5 4500を搭載しているためです。CINEBENCH R23の結果を見ても、低めのスコアです。

CINEBENCH R23
マルチコア
Ryzen 7 5700X 13605
Core i5-13400 13400 [PL1:65W]
Ryzen 5 4500 9120
シングルコア
Core i5-13400 1782 [PL1:65W]
Ryzen 7 5700X 1532
Ryzen 5 4500 1223
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

性能の高いプロセッサーを搭載した他のPCと、FF15およびFF14のベンチマーク結果を比較すると、下のようにフレームレートが下がってしまいます。なお、他のゲームの結果について「ゲームベンチマーク」をご覧ください。

他のグラボと比較した場合、(ゲームにもよりますが)GeForce RTX 3050からRTX 3060の間くらいのフレームレートになるのかなと思います。

ファイナルファンタジー 15
RTX 4060 105 fps
91 fps [本製品で計測]
RTX 3060 91 fps
RTX 3050 66 fps
ファイナルファンタジー 14
RTX 4060 175 fps
120 fps [本製品で計測]
RTX 3060 154 fps
RTX 3050 114 fps
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CPUグリスも選択できる

ドスパラ Lightningシリーズは、カスタマイズからCPUグリスを選ぶことができます。ノーマルグリスでも十分ですが、より熱伝導率の高いグリスを選ぶことで、CPUの冷却効率が増し、より静音性が高くなりますし、CPUの経年劣化を抑えることができます。

個体差もあると思いますが、CPU温度がやや高めだったので、グリスは少しいいものにしたほうがいいかもしれません。

CPUグリスも選択できる

 

パフォーマンスのチェック

Lightning AV5のパフォーマンスのチェックです。

CPU

CINEBENCH R23の結果を掲載します。

プロセッサーには6コア12スレッドのRyzen 5 4500を搭載しています。アーキテクチャは2世代前のZen2を採用した低価格モデルで、マルチコア、シングルコア性能は控えめのエントリークラスの性能となります。

CINEBENCH R23
Ryzen 5 4500
CINEBENCH R23 他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13900K 36658 [PL1:253W]
Core i9-13900KF 29725 [PL1:253W]
28187 [PL1:180W]
Ryzen 9 7900X 29007
Core i7-13700K 27496 [PL1:200W]
25805 [PL1:160W]
24092 [PL1:125W]
Core i9-12900K 26530 [PL1:241W]
23108 [PL1:125W]
Core i7-13700F 26413 [PL1:181W]
24367 [PL1:140W]
22470 [PL1:125W]
21867 [PL1:95W]
18607 [PL1:98W]
18364 [PL1:65W]
Ryzen 9 5950X 25000
Core i5-13600K 22965 [PL1:253W]
Core i7-12700K 22792 [PL1:190W]
Ryzen 9 5900X 20251
Ryzen 7 5800X 15646
Core i5-13400 15358 [PL1:154W]
13400 [PL1:65W]
Ryzen 7 5700X 13605
Core i5-12400F 12164 [PL1:100W]
11505 [PL1:65W]
Ryzen 5 5500 10605
Ryzen 5 4500 9120
CINEBENCH R23 他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13900K 2242
Core i7-13700K 2090 [PL1:160W]
2050 [PL1:125W]
Core i9-12900K 2022 [PL1:241W]
2003 [PL1:125W]
Ryzen 9 7900X 2010
Core i7-13700F 2008 [PL1:98W]
2005 [PL1:125W]
Core i9-13900KF 1986 [PL1:253W]
1978 [PL1:180W]
Core i5-13600K 1949 [PL1:253W]
Core i7-12700K 1947
Core i5-13400 1782
Core i5-12400F 1715
Ryzen 9 5950X 1650
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Ryzen 7 5700X 1532
Ryzen 5 5500 1370
Ryzen 5 4500 1223
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH 2024
Ryzen 5 4500
GeForce RTX 4060

 

グラフィックス

初期構成のグラボは、GeForce RTX 4060です。なお、カスタマイズ画面で、GeForce RTX 4060 Tiへ変更することも可能です。

3Dmark Time Spyの結果は次の通りです。グラフィックスのスコアについては高いです。CPUのスコアについては、あまり高くありません。

3DMark Time Spy
GeForce RTX 4060
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 36298
RTX 4080 28098
RTX 4070 Ti 22597
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 4070 17570
RTX 3080 17064
RTX 3070 Ti 14389
RTX 3070 13431
RTX 4060 Ti 8GB 13375
RTX 3060 Ti 11574
RTX 4060 10074
RTX 3060 12GB 8722
RTX 3050 6140
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1650 3336
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

標準で16GBのDDR4-3200メモリを搭載しており、帯域幅は普通です。カスタマイズから最大で64GBまで選択することができます。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
59.71GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
58.58GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
38.10GB/s
36.14GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

ストレージ

ストレージは標準では、500GBのPCIe Gen3 SSDを搭載しており、速度は普通です。最大で、2TBのSSDへ変更することができます。さらに、2台のSSDまたはHDDを追加することもできます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
WD Blue SN570 500GB M.2 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
PCIe Gen3 SSD 3500
3615
SATA SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

レビュー機では、最新世代ミドルクラスのGeForce RTX 4060を搭載しています。

GeForce RTX 4060に、インテル Core i9-13900Kを搭載した機種と比較すると、1~2割はフレームレートが落ちますが、それでもフルHD解像度なら負荷の重いゲームでも高めの設定で動作する性能です。

「サイバーパンク2077」などの最新のゲームも、高いグラフィック設定でプレイ可能ですし、DLSSやフレーム生成に対応した「ホグワーツ・レガシー」などのタイトルでは、より高いフレームレートが出ます。

その他、ストリートファイター6や中程度の重さの「ブループロトコル」や「FF 14」などのオンラインゲーム、軽めのゲームのAPEXも快適にプレイすることができます。フォートナイトは、やや設定を落とすか、パフォーマンスモードにするといいでしょう。

ただし、負荷が激的に重い「Starfield」に関しては、設定を落としても厳しいフレームレートです。

以下のゲームのフレームレートについて
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値。別PCのCPUは、Core i9-13900K)
重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
解像度 品質 平均 fps
ウルトラ 50 fps
44 fps
ウルトラ 42 fps
ウルトラ設定での比較(解像度:1920×1080)
RTX 4090 98 fps
RTX 4080 86 fps
RTX 4070 Ti 77 fps
RTX 4070 61 fps
RTX 4060 Ti 8GB 52 fps
RTX 4060 42 fps
RTX 3060 35 fps
RTX 3050 30 fps
重い部類のゲーム
ホグワーツ・レガシー(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 87 fps
67 fps
最高 58 fps(94 fps)
※括弧内のフレームレートは、フレーム生成有効時の数値
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 130 fps
RTX 4080 127 fps
RTX 4070 Ti 115 fps
RTX 4070 98 fps
RTX 4060 Ti 8GB 82 fps
RTX 4060 67 fps
58 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)(Ver 1.22)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 122 fps
62 fps
最高 41 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 174 fps
RTX 4080 143 fps
RTX 4070 Ti 118 fps
RTX 4070 95 fps
RTX 4060 Ti 8GB 60 fps
RTX 4060 50 fps
41 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)(アップデート 2.0)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 93 fps
85 fps
ウルトラ 79 fps(121 fps)
※括弧内のフレームレートは、フレーム生成有効時の数値
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 168 fps
RTX 4080 167 fps
RTX 4070 Ti 163 fps
RTX 4070 136 fps
RTX 4060 Ti 8GB 117 fps
RTX 4060 89 fps
79 fps
「AMD FSR2.1」有効
重い部類のゲーム
ストリートファイター6 ベンチマーク(DX12)
解像度 HIGHEST設定 平均 fps
1920x1080 FIGHTING GROUND 60 fps(最大)
BATTLE HUB 83 fps
WORLD TOUR 90 fps
※「FIGHTING GROUND」は最大60 fps固定
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 軽量品質 143 fps
標準品質 126 fps
高品質 91 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 223 fps
RTX 4080 217 fps
RTX 4070 Ti 202 fps
RTX 4070 172 fps
RTX 4060 Ti 8GB 132 fps
RTX 4060 105 fps
91 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 155 fps
122 fps
最高 108 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 315 fps
RTX 4080 285 fps
RTX 4070 Ti 253 fps
RTX 4070 213 fps
RTX 4060 Ti 8GB 172 fps
RTX 4060 140 fps
108 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 116 fps
115 fps
最高 113 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 272 fps
RTX 4080 269 fps
RTX 4070 Ti 251 fps
RTX 4070 228 fps
RTX 4060 Ti 8GB 183 fps
RTX 4060 148 fps
113 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 128 fps
2560x1440 121 fps
3840x2160 120 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 280 fps
RTX 4080 271 fps
RTX 4070 Ti 251 fps
RTX 4070 227 fps
RTX 4060 Ti 8GB 199 fps
RTX 4060 175 fps
120 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン4]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 141 fps
高設定 67 fps
最高設定 58 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 260 fps
最高設定 182 fps
※トレーニングモードで計測

 

レイトレーシングとDLSS3のベンチマーク

サイバーパンク2077のベンチマークにおいて、レイトレーシングおよびDLSSを有効にしたときのフレームレートです。

「レイトレーシング:ウルトラ」設定では、フルHD解像度ならDLSSとフレーム生成により、快適にプレイすることができます。

レイトレーシング : ウルトラ

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(レイトレーシング : ウルトラ)
他のグラフィックスとの比較(1920x1080
RTX 4090 247 fps
123 fps
RTX 4080 232 fps
121 fps
RTX 4070 Ti 204 fps
121 fps
RTX 4070 170 fps
112 fps
RTX 4060 Ti 8GB 140 fps
90 fps
RTX 4060 110 fps
62 fps
RTX 4060 96 fps
55 fps
 :DLSS Super Resolution:バランス、DLSS Frame Generation:オン
 :DLSS Super Resolution:バランス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

ソフトウェアエンコードは遅いです。

x265でのエンコード時間
Core i9-13900K 3分48秒
Ryzen 9 7900X 3分58秒
Core i9-13900KF 4分05秒
Core i7-13700KF 4分08秒 [PL1=253W]
4分20秒 [PL1=210W]
4分21秒 [PL1=180W]
Core i7-13700K 4分36秒 [PL1=160W]
4分56秒 [PL1=125W]
Core i9-12900K 4分25秒 [PL1=241W]
5分03秒 [PL1=125W]
Core i5-13600K 5分13秒 [PL1=253W]
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Core i7-12700K 5分36秒
Core i7-13700F 6分24秒 [PL1:98W]
Core i7-13700F 6分39秒 [PL1:65W]
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分08秒
Core i7-12700F 7分09秒
Ryzen 7 5700X 8分09秒
Core i7-11700K 8分40秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i5-12500 9分18秒 [PL1:65W]
Core i5-12400F 9分56秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 5600X 10分00秒
Ryzen 5 4500 11分16秒
Ryzen 5 3500 13分58秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmark
OptiXで実行した時のスコア
RTX 4090 12494
RTX 4080 9715
RTX 4070 Ti 7399
RTX 3090 6239
RTX 3080 Ti 6154
RTX 4070 6037
RTX 3080 5212
RTX 4060 Ti 8GB 4342
RTX 3070 Ti 4253
RTX 3070 3875
RTX 4060 3505
RTX 3060 Ti 3434
RTX 3060 12GB 2609
NMKD Stable Diffusion GUI 1.11.0によるAIイラスト生成時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
29秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
40秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 Ti
47秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
51秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080
56秒
Core i7-13700F/16GB
GeForce RTX 4070
57秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
67秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070
79秒
Core i5-13600K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
84秒
Ryzen 7 5700X/16GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
87秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 Ti
91秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
102秒
Ryzen 5 4500/16GB
GeForce RTX 4060
105秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 12GB
116秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3050
173秒
※モデルはデフォルトの「StableDiffusion-v1.5」を使用
※プロンプトは内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみで生成
※ステップ数は最大の75、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

Ryzen 5 4500のCPU温度は95℃で推移しており、高めの温度です。そのため、CPU電力も、最初は約87Wでしたが、70W辺りまで下がっています。

CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度

続いて、ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度を計測しました。

ゲームの場合、上のPrime95ほどCPUに負荷はかからないので、CPU温度は最高でも61℃と、問題ない温度です。GPU温度は85℃付近で推移しており、やや高めですが、問題ない温度です。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。

外部グラフィックスを使用しないアイドル時と動画再生時では、グラボのファンが停止するセミファンレス仕様なので、とても静かです。Premiere Proの動画プレビュー時、エンコード時ももそれほど騒音値は上がりません。ゲーム時はグラボのファンが高回転するので、それなりに騒音値が高くなりますが、ゲーミングPCとしては普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
上段の左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
上段の左から2番目:ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
上段の左から3番目:Premiere Proで編集中の動画をプレビュー再生(リピート)
下段の左から1番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
下段の左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

CPUはエントリークラス、GPUにはミドルクラスのパーツを搭載しているので、ゲーミングデスクトップとしては低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

外観のチェック

外観のチェックです。
シンプルなデザインのPCケースです。

 

天面はフラットです。

 

右側面の画像です。通気口はありません。

 

左側面には通気口があります。

 

正面と背面の画像です。

 

フロント面には電源ボタン、USB3.0が2ポートあります。

 

現在ではあまり見かけない光学ドライブも標準で搭載されています。

 

底面です。インシュレーターはゴムではなくプラスチックです。

 

ケース内部のチェック

ケース内部です。

なお、以下、搭載されていたパーツを紹介しますが、毎回同じ型番のパーツが搭載されるわけではありませんので、ご注意下さい。基本的にはパーツの型名を指定することはできません。

 

Lightning AV5では「ASRock A520M TW」のマザーボードが搭載されていました。

 

Noctua製のCPUクーラー「Noctua NH-L9a-AM4」です。トップフローのロープロファイル仕様です。

 

M.2 SSDにはWestern Digital製のWD_Blue SN570 500GB M.2 SSD (PCIe Gen3 SSD)が搭載されていました。ヒートシンクは装着されていません。他に空きのM.2スロットはありません。

 

グラフィックカードにはPalit製のシングルファン「GeForce RTX 4060 StormX」が搭載されていました。ブーストクロックなどは標準です。

 

電源ユニットにはAcBelのP3B 650Wが搭載されていました。カスタマイズから最大で1000Wまで選ぶことができます。

 

ドライブベイは、5インチベイが2つ、3.5インチオープンベイが2つ、3.5インチシャドウベイが2つです。

 

斜めから見た画像はご覧のようになっています。

 

まとめ

以上が、Lightning AV5 Ryzen5 4500/NOCTUA製静音ファン搭載モデルのレビューです。

CPUクーラーに、Noctua製の静音ファンを搭載し、動作音が静かなデスクトップPCです。静かな環境で作業したい方におすすめです。ただし、ゲーム時など、グラボに負荷がかかるとそれなりの動作音になります。

コストパフォーマンスが高い点も魅力です。GeForce RTX 4060のミドルクラスのグラボを搭載していながら、10万円台で購入することができます。

その代わり、CPU性能は低めです。そのため、GeForce RTX 4060を搭載している割には、フレームレートは低めになります。ただ、フルHD解像度なら、多くのゲームが快適に動いていました。また、DLSSやフレーム生成機能に対応しているゲームなら、フレームレートを底上げすることもできます。10万円前後で購入できるゲーミングPCとしては、かなり高いフレームレートが出る機種だと思います。予算があまりないけれど、FHD環境でゲームを快適にしたい方におすすめです。

 

Noctua製ファン搭載で、高い静音性

Lightning AV5 Ryzen5 4500/NOCTUA製静音ファン搭載モデル

特徴

  • 静音性に優れたNoctua製CPUファン搭載
  • GeForce RTX 4060搭載
  • 高いコストパフォーマンス

こんなあなたに

  • 低価格でも快適にゲームができるPCが欲しい
  • 静かな環境で作業をしたい方
  • 価格10万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

 

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