※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

サードウェーブ GALLERIA RL5R-G165の実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 5 6600H
GPU GeForce GTX 1650
メモリ 16GB
ストレージ 500GB SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 144Hz 非光沢
質量 約2.1kg
バッテリー 約8.9時間
価格[税込] 9万円台~
9万円台の激安ゲーミングノート

ドスパラで販売されているサードウェーブ GALLERIA RL5R-G165は、9万円台(税込)で購入することができるゲーミングノートPCです。

Ryzen 5 6600H + GTX 1650とエントリークラスのスペックですが、重くないゲームであれば、グラフィック品質設定を下げることで、十分なフレームレートが出ます。

144Hzのハイリフレッシュレート液晶も搭載しています。

できるだけ低予算でゲーミングノートPCを購入したい方、一般向けノートPCより少し性能の高いPCが欲しい方などにおすすめです。

公式サイト(購入先)はこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 6600H、GeForce GTX 1650、16GBメモリ、500GB SSD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA RL5R-G165の特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA RL5R-G165の特徴

9万円台のエントリー ゲーミングノートPC

GALLERIA RL5R-G165は、9万円台(税込)で購入することができるゲーミングノートPCです。

外部グラフィックスを搭載し、ゲームがそこそこ出来るノートPCとしては、最安クラスの価格です。学生など、どうしても安い価格でゲーミングノートPCを購入したい方におすすめです。

9万円台(税込)で購入できるゲーミングノートPC

 

Ryzen 5 6600H + GTX 1650の性能

実際のスペック構成は、Ryzen 5 6600H + GeForce GTX 1650です。

ベンチマークの結果は下のグラフのとおりで、CPUの性能は、高めの処理性能を備えた一般向けノートPCと同程度です。グラフィック性能は、エントリークラスのRTX 3050よりも低いですが、CPU内蔵グラフィックスよりは大分高いです。

CINEBENCH R23 マルチコア
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 7730U 10051
Ryzen 5 6600H 9748 [本機器で計測]
Core i7-1360P 9720
3DMark Time Spy - Graphics Score
RTX 3050 Ti 6063
RTX 3050 5102
GTX 1650 3673 [本機器で計測]
Intel Xe Graphics
(Core i7-1360P)
1660

 

実際にゲームをしたり、ゲームのベンチマークを実行したりしてみましたが、最新のARK: Survival AscendedやStarfield、FORSPOKENなどの重いゲームをするのは難しいですが、フォートナイトやApex、VALORANT、マイクラ、ドラクエXなどのそこまで重くないゲームであれば、グラフィック設定を落とすことで、平均100 fps以上のフレームレートは出ていました。

ガチゲーマーや競技勢には物足りない性能だと思いますが、カジュアルゲーマーであれば、割と十分な性能です。ちなみに、筆者の息子も、(機種は違いますが)GeForce GTX 1650搭載ゲーミングノートPCでフォートナイト(パフォーマンスモード)をしていますが、カクつきも無く快適にプレイできています。先日、エリートランクまで行っていました。

各ゲームのフレームレートの詳細は、「ゲームベンチマーク&フレームレート」をご確認ください。

重くないゲームなら、十分プレイ可能
※画像に写っている手は息子ではなく筆者のです

 

動きの速いゲームもプレイしやすい144Hz液晶搭載

安いゲーミングノートPCは、ハイリフレッシュレート液晶を搭載していても、一般ノートPCと同程度の残像(ゲーミングノートPCにしては多い残像)があることがあります。

しかし、GALLERIA RL5R-G165のディスプレイは、144Hzのハイリフレッシュレート液晶を搭載し、さらに残像も比較的抑えられていました(テストの詳細は、「ディスプレイのチェック」の残像の部分をご確認ください)。動きの激しいFPS系のゲームも比較的プレイしやすいと思います。

ただし、色域は狭いので、画像・動画の編集など、クリエイティブな作業にはあまり向いていません。

動きの激しいゲームもプレイしやすい144Hz液晶搭載

 

購入時のカスタマイズ項目は少ない

GALLERIAシリーズでは、メモリやストレージをカスタマイズして購入することができる場合が多いのですが、GALLERIA RL5R-G165では、購入時のカスタマイズ項目が少ないです。

OSの種類、オフィスソフト、セキュリティソフトを選択することができますが、メモリやストレージをカスタマイズすることはできません。ストレージを少し大きくするなど、好みの構成で購入したい方には、少し残念です。

 

購入後の増設・換装がしやすい

上述の通り、本機器の構成をカスタマイズして購入することはできませんが、自分でメモリやSSDを増設・換装することはできます(ただし、パーツの増設・換装は自己責任となります)。

メモリは、スロット式なので、簡単に換装することができます。ライトにゲームを楽しむだけであれば、16GBメモリで十分だと思いますが、ゲーム以外にも使う場合は、使用するアプリや作業内容に合わせて、大容量メモリにしてもいいかもしれません。

スロットメモリ

 

また、ストレージに関しては、内部に2基のM.2スロットがあり、1つは空きスロットになっていました。

M.2スロットが2基

 

試しに、空きスロットに手持ちのWD_BLACK SN770を増設してみたところ、正常に認識され、問題なくデュアルSSD構成で動作しました。慣れている方であれば、比較的簡単にストレージ容量を増やすことができます。

なお、増設したWD_BLACK SN770は、「シーケンシャルリード:最大5150MB/s」ですが、実際の速度は下図のとおりでした。スロット側がPCIe Gen3までの対応になっているのかもしれません。そのため、M.2 SSDの増設を行う場合は、価格の安いPCIe Gen3 SSDでもいいと思います。

空きスロットにM.2 SSDを増設してみた
増設したSSDの速度チェック

 

急ぐ方にも嬉しい短納期

GALLERIA RL5R-G165を購入すると、最短で翌日出荷され、短納期で手元に届きます。

手持ちのノートPCの故障などで、急いで代替機を準備したい方を含め、できるだけ早く製品が欲しい方にとっては嬉しい特徴です。

 

各用途の快適度

GALLERIA RL5R-G165の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで快適に作業することができます。
動画鑑賞 ディスプレイ、スピーカー音ともに普通です。
RAW現像
画像編集
RAW現像にも対応できるスペックではあります。ただし、当サイト計測で、sRGBカバー率が62.0%と色域が狭いので、画像編集にはあまり向いていません。広色域の外部モニターをつなぐと、この用途にもある程度使用することができます。
動画編集 凝ったことをしなければ、4K動画の編集も割と快適です。ただし、液晶の色域が狭いので、色の調整には向いていません。
ゲーム エントリークラスのゲーミング性能です。そこまで重くないゲームであれば、画質を調整することで、比較的多くのゲームを楽しむことができます。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

パネルは、「NV156FHM-NX3」でした。

15.6型、FHD(1920x1080)解像度と、標準的なサイズのディスプレイです。144Hzのハイリフレッシュレートに対応しており、一般的なノートPCの液晶より滑らかな映像でゲームを楽しむことができます。非光沢で、フリッカーも発生しておらず、長い時間の作業やゲームにも使いやすいです。ただし、色域が狭いので、画像・動画編集などの作業にはあまり向いていません。

最大輝度は、当サイトの計測では247cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイト計測で、sRGBカバー率62.0%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、映り込みは抑えられています。ギラつきはほとんど感じません。

画面への映り込み

どの輝度でも、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約34msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に144フレームを更新する144Hzの液晶で3フレーム前くらいまでの残像がありました。普通のノートPCの液晶は60Hzで、1秒間に60フレームしか更新しませんが、2~3フレーム前くらいまで残像がありました。このことから、一般的なノートPCの液晶よりも残像が少ないことが分かります。動きの速いゲームでも、残像をそれほど気にせずにプレイすることができるでしょう。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.5mmでした。標準的なフルサイズキーボードです。キートップは、ほぼフラットです。

アルファベットキーや、「半角/全角」キー、「BACKSPACE」キーのサイズが揃っていますし、「ENTER」キーのサイズも大きめです。ただし、矢印キーが入り込んでいるため、右「SHIFT」キーが「ENTER」キーの真下ではなくなっています。また、右「SHIFT」キーの横の4つのキーのサイズが少し小さめなので、これらのキーがやや押しにくいです。全体的には、普通のタイピングのしやすさのキーボードだと思います。

3列のやや変則的な配置ではありますが、テンキーもついています。標準的な4列テンキーに慣れていると、少し違和感を感じるかもしれませんが、テンキーレスよりは数字の入力がしやすいです。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

シングルRGBなので、全キー同じ色ですが、バックライトの色を変更することができます。

色の変更は、「Control Center」の「キーボードバックライト」で行います。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

GALLERIA RL5R-G165のパフォーマンスのチェックです。

 

動作モード

GALLERIA RL5R-G165では、「Control Center」の「電源設定」で動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「スタンダード」と、高いパフォーマンスが出る「ターボ」で計測したベンチマークの結果を掲載します。

電源設定

 

CPU

GALLERIA RL5R-G165は、Ryzen 5 6600Hを搭載しています。「Zen 3+」世代、デフォルトTDP:45Wのプロセッサーです。

ベンチマークの結果は、以下の通りです。

シングルコアのスコアは高くありませんが、「Zen 3+」世代のプロセッサーとしては、普通の数値だと思います。

マルチコアのスコアは、Ryzen 7 7730Uや、Core i7-1360Pの代表的なスコアと似たような数値でした。最近のゲーミングノートPCとしては、処理性能はあまり高くありません。高めの処理性能を備えた、一般向けノートPCと同じぐらいの処理性能です。

それでも、GeForce GTX 1650が登場した頃のCPUと比べると、高い性能です。そのため、GeForce GTX 1650を搭載した昔のゲーミングノートPCよりは高い性能です。

なお、動作モードを変更しても、スコアが少しアップする程度で、大きな差はありませんでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 6600H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 24314
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-12800HX 17492
Core i5-13500H 15302
Core i7-12700H 14546
Core i7-12650H 14189
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Ryzen 5 6600H 10470
9748 [ターボ]
9202 [スタンダード]
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Core i5-1335U 8249
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1787
Core i5-13500H 1785
Core i7-1255U 1776
Ryzen 7 7840HS 1764
Core i7-12800HX 1760
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core i5-1235U 1675
Core i3-1215U 1592
Ryzen 7 7735HS 1538
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Ryzen 5 6600H 1476
1457 [ターボ]
1454 [スタンダード]
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、帯域幅の広さは普通です。なお、スロットメモリなので換装が可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5600
デュアルチャネル
66.34GB/s
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
54GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
38.88GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスについては、GeForce GTX 1650を搭載しています。

現行のゲーミングノートPCで主流となっているGeForce RTX 40シリーズと比べると、数世代前のGPUとなり、ベンチマークのスコアも低いです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce GTX 1650
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 140W 10665
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650   3673 [ターボ]
3639 [スタンダード]
Intel Xe Graphics
(Core i7-1360P)
  1660
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1650の情報は次の通りです。「ターボ」モードにすると、GPU Clockや、Boostの数値が少しアップします。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDとしては、そこまで速くありませんが、十分な速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
3613
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

FORSPOKENは、グラフィック品質設定を「低」にしても60 fps出ませんが、Forza Horizon 5や、ファイナルファンタジー 15は、グラフィック品質設定を「低」にすることで60 fps以上でプレイすることができます。ただ、今回計測はしていませんが、ARK: Survival AscendedやStarfieldなどの激重ゲームは難しいでしょう。

中程度~軽めのゲームであれば、グラフィック品質設定を低くすることで、100 fps以上の高めのフレームレートで楽しむことができるゲームが多いです。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 47 fps
22 fps
最高 16 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 85 fps
RTX 4090 150W 84 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 61 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 52 fps
RTX 4060 105W 51 fps
RTX 4060 140W 48 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 46 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 38 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 28 fps
GTX 1650   16 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 59 fps
41 fps
ウルトラ 33 fps
レイトレ:ウルトラ
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 93 fps
RTX 4060 105W 92 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
GTX 1650   33 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 92 fps
最高 34 fps
エクストリーム 28 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 171 fps
RTX 4090 150W 167 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080 175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 137 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 110 fps
RTX 4060 140W 101 fps
RTX 4060 105W 101 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 83 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 61 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060 115W 48 fps
RTX 3050 75W 31 fps
GTX 1650   28 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 軽量品質 74 fps
標準品質 56 fps
高品質 40 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 149 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 112 fps
RTX 4060 140W 103 fps
RTX 4060 105W 102 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 85 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   40 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低画質 122 fps
高画質 59 fps
最高画質 44 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 154 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070 140W 141 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 138 fps
RTX 4060 105W 124 fps
RTX 4060 140W 118 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 109 fps
RTX 4050 140W 86 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 139 fps
83 fps
ウルトラ 44 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 144 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
150W 131 fps
RTX 4060 105W 109 fps
RTX 4060 140W 107 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 98 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4050 45W 78 fps
RTX 3050Ti 95W 70 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650Ti   46 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 97 fps
62 fps
最高 50 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 154 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 145 fps
RTX 4060 105W 140 fps
RTX 4060 140W 137 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 114 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 112 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 107 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 4060 45W 101 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 75W 66 fps
GTX 1650   50 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 標準品質 115 fps
高品質 93 fps
最高品質 71 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 185 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 166 fps
RTX 3070Ti 150W 158 fps
RTX 4060 140W 156 fps
RTX 4060 105W 152 fps
RTX 3070 140W 139 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 134 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050 95W 89 fps
GTX 1650   71 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズンOG]
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
143 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 124 fps
高設定 80 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 300 fps
高設定 186 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 非常に低い 137 fps
中型 94 fps
ウルトラ 66 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 18568
(すごく快適)

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、動作モードはすべて「ターボ」モードで計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

趣味レベルであれば問題のない速度でRAW現像することができています。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Ryzen 5 6600H 83秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しましたが、GeForce GTX 1650を搭載しているので、「スーパーズーム(x2)」のような処理は速かったです。CPUでの処理がメインの場合は、Core i7-1360Pと同じような処理時間でした。

  本製品 参考
Core i7-1360P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約1分18秒 約4分16秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分42秒 約2分41秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proでの4K動画の書き出しも実用的な速度で行うことができました。凝ったものでなければ、編集作業も問題なく行えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i7-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Ryzen 5 6600H
GTX 1650
5分14秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードですが、一般ノートPC向けのRyzen 7 5825Uなどに近い処理時間でした。

Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core i7-13620H 7分56秒
Ryzen 9 6900HX 8分23秒
Core i5-12500H 8分36秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Ryzen 5 6600H 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.1kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、仕様値とほぼ同じです。15.6型のゲーミングノートPCとしてはやや軽めの質量です。

本製品の質量(ACアダプターのみ実測値)
  質量
PC本体 2.054kg
ACアダプター 566g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は46.74Whです。ゲーミングノートとしてはやや小さめの容量です。

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。

バッテリー容量が大きくないので、バッテリー駆動時間は短めです。それでも、動画再生のような軽い負荷の作業であれば、(2)ぐらいの時間はバッテリーで動作します。また、少し負荷のかかる作業を連続して行うと、(3)ぐらいの駆動時間になるようです。宅内で、ちょっと調べ物をするといった用途であれば、バッテリー駆動でも問題なく使用することができそうです。

ただし、ゲーム時はバッテリー駆動時間はもっと短くなります。また、本来のパフォーマンスでゲームをプレイするためにも、ゲーム時は付属のACアダプターをつないで使うことをおすすめします。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約8.9時間
(2) 動画再生時 7時間52分
(3) CPU9%、iGPU4%、dGPU3%の負荷 2時間41分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は普通です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
73%(約34Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、物理的にカメラを映らないようにするためのカメラシャッターは付いていません。また、IRカメラも非搭載なので、Windows Helloの顔認証には対応していません。

WebカメラはHD画質で、ノートPCのWebカメラとしては標準的な性能です。100%サイズで表示すると、やや粗さが見えますが、比較的自然な色味の画像なので、オンラインミーティングなどにも普通に使用することができます。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは底面の左右に配置されています。音質は普通です。ノートPC基準で10点満点で採点すると、5点くらいです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

背面のスピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。なお、動作モードは「スタンダード」と「ターボ」モードで計測しています。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUクロック、CPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「スタンダード」モードの場合、CPU電力は約35Wで動作しており、CPU温度は60℃台と低めの温度です。「ターボ」モードにすると、CPU電力が45W前後まで上がるため、CPU温度も70℃台まで上がりますが、こちらも心配なく使用することができる温度です。

CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移は下図の通りです。

「スタンダード」モードでも、「ターボ」モードでも、同じように推移しています。CPU温度が概ね70℃台、GPU温度が60℃台前半に収まっており、どちらも問題ない温度です。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は、ほぼ無音です。ゲームをすると、FF15ベンチマーク実行時のように、騒音値が上がります。「スタンダード」モードと、「ターボ」モードでは、騒音値に差はありませんでした。ゲーミングノートPCとしては普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

ゲームのように高めの負荷がかかると、キーボードの中央部分を中心に表面温度が上がります。それでも、WASDキーの温度はそこまで高くありませんし、パームレスト部分の温度も低く保たれているので、不快感なくゲームを楽しむことができます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

一般ノートPCと比べると、高負荷時は高めの消費電力になります。ただ、エントリークラスのゲーミング性能なので、ゲーミングノートPCの中では消費電力は低い方です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GALLERIA RL5R-G165の外観のチェックです。

ゲーミングノートPCとしては大人しめのデザインです。スペックが少し高めの作業用ノートPCとしても使いやすいと思います。

 

天板には、「GALLERIA」の文字と、ロゴマークが入っています。

 

閉じた時の画像です。厚さは約22mm(最薄部)です。一般ノートPCよりは、少し厚めです。

 

側面・背面のポート類です。USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB2.0 Type-A、USB3.2 Gen2 Type-C(データ転送のみ)、HDMI2.1、miniDP1.4a、SDカードリーダー、LANポート、マイク入力、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子を備えています。

電源、HDMI、miniDP、LANポートが背面に配置されているので、接続時でもケーブルが邪魔になりにくいです。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。奥側には少し高めの足が付いており、吸気しやすくなっています。

 

底面カバーを外すと、内部はこのようになっています。冷却ファン2基と、3本のヒートパイプで、CPU・GPUの熱を冷却しています。

 

スロットメモリなので、メモリの交換ができます。

 

ストレージには、Type 2280 M.2 SSDを搭載していました。空きのM.2スロットもあります。

裏蓋には、ストレージ用の冷却シートが貼られています。

 

ACアダプターは、120W(19.0V、6.32A)です。

 

まとめ

以上が、GALLERIA RL5R-G165のレビューです。

9万円台(税込)で購入することができる非常に安いゲーミングノートPCです。

Ryzen 5 6600H + GeForce GTX 1650という構成で、性能はそこまで高くありません。ARK: Survival Ascendedなどの重いゲームをするのは無理です。しかし、FPS/TPSゲームなどのそれほど重くないゲームであれば、グラフィック品質設定を低めにすることで、十分なフレームレートが出ます。予算がないので、とにかく安いゲーミングノートPCが欲しい方に適しているでしょう。

また、低い性能といっても、一般的なノートPCよりは高い性能なので、ちょっと性能の高い普段使い用のノートPCが欲しい方にもおすすめです。

なお、購入時にメモリやSSDなどの本体構成をカスタマイズすることはできませんが、スロット式の交換可能なメモリで、ストレージ用の空きM.2スロットもあるので、購入後に換装・増設がしやすいです。ただし、パーツ変更は保証対象外ですので、自己責任でお願いします。

 

9万円台の激安ゲーミングノートPC

GALLERIA RL5R-G165

特徴

  • 9万円台とかなり安いゲーミングノート
  • 残像抑えめの144Hz液晶を搭載
  • メモリ・ストレージの換装・増設が可能

こんなあなたに

  • とにかく安いゲーミングPCが欲しい方
  • 仕事兼ゲームもできるスペック高めのPCが欲しい方
  • 価格9万円台[税込]~
公式サイト(購入先)はこちら

 

関連ページ