ドスパラ F-14ICの実機レビュー

更新日:2020年12月24日
CPU Core i5-1035G1
メモリ 8GB
ストレージ 256GB NVMe SSD
液晶サイズ 14型
液晶種類 FHD 非光沢
質量 約1.2kg
バッテリー 約14.4時間
価格[税別] 74,980円
コスパ高めのモバイルノートPC

F-14ICは、画面が見やすいディスプレイを搭載したモバイルノートPCです。

sRGBカバー率 約100%の広い色域で、またモバイルノートとしては大きめの14型のディスプレイを搭載。視野角も広く、非光沢で映り込みも低減されており、見やすい画面です。

また、Core i5、8GBメモリ、256GB SSDの標準的な性能で、価格は7万円台(税別)と比較的安くコスパも高めです。

質量は約1.2kgと、最近のモバイルノートとしては軽い部類には入りませんが、十分持ち運べる質量です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-1035G1、8GBメモリ、256GB SSD

 

目次

お忙しい方は、「F-14ICの特徴」のみお読みください。

 

F-14ICの特徴

広めの色域の見やすい液晶

F-14ICは、sRGBカバー率が約100%の広めの色域(色の表現できる範囲)のディスプレイを搭載したノートPCです。色域が狭いディスプレイだと、色がくすんで見えますが、本製品なら、画像や映像が色鮮やかで見やすいです。

広めの色域

 

コスパが比較的高い

Core i5、8GBメモリ、256GB SSDというスタンダードな構成で、価格は74,980円(税別)となっており、コストパフォーマンスが高めです。

ただし、CPUは、最新のインテル第11世代ではなく、インテル第10世代のCore i5プロセッサーとなります。第10世代のCore i5でも、一般的な作業であれば十分な性能ではありますが、負荷のかかる作業をする方や、最新のプロセッサーが良い方はご注意下さい。

 

納期が早い

通常、メーカー直販サイトから購入するノートPCは、納期が1週間以上かかるケースが多いですが、本製品なら、3日で出荷されます。早くPCが欲しい方に適しているでしょう。ただし、ドスパラといえば、BTOパソコンなので、パーツのカスタマイズが出来そうだと思うかもしれませんが、本製品はパーツのカスタマイズは出来ません。

 

外出先へも持ち運べる軽さ

F-14ICは、質量が約1.2kgとなっています。モバイルノートPCとしては軽いほうではありませんが、十分、外へ持ち運べる質量です。

持ち出せる軽さ

 

キーボードにかなり傾斜が付く

F-14ICは、ヒンジを開くと、下図のように天板が下のほうを回り込むようになっており、キーボードの奥側がかなり持ち上がります。これによって、キーボードに大きな傾斜ができ、タイピングしやすくなります。

持ち出せる軽さ

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイのチェックです。

最大輝度は、当サイトの計測では304cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.0%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはそれほど感じません。

画面拡大

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度を24%以下にするとフリッカーが発生していました。ただし、これ以上の輝度にすればフリッカーは出ません。なお、輝度40%で約120cd/m2です。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

F-14ICのキーボードのチェックです。

キーピッチは約19mmと十分です。小さいキーも特にありません。やや底付きの衝撃を感じるものの、普通に打てるキーボードだと思います。ただ、キートップの面積が大きいので、誤って隣のキーを押してしまう確率も高くなります。もう少しキートップは小さくても良かったと思います。

タッチパッドの操作性は普通です。クリックボタンは、1回押すと、カチカチと2回押されるような感触があり、やや違和感があります。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

F-14ICのパフォーマンスのチェックです。

CPU

F-14ICのCPUは、最新世代のCPUではなく、1世代古いインテル第10世代Coreプロセッサーを搭載しています。また、ベンチマークスコアが、Core i5-1035G1にしてもやや低めでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1035G1
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-10875H 10369
Core i7-10750H 6839
Ryzen 7 4700U 6499
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4000
Core i7-1065G7 3965
Core i5-1035G1 2723
Core i3-1115G4 2454
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージはPCIe SSDを搭載しています。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1500 ~ 3600
2540
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

micro SDカードスロットを搭載しています。アクセス速度はそれほど速くありません。

カード挿入後の出っ張りはほとんどありません。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大275MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

USB Type-Cの動作テスト

USB Type-Cポートの動作確認結果は次の通りです。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

質量のチェック

F-14ICの質量の実測値はご覧の通りです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.192kg
ACアダプター+電源ケーブル 223g

 

バッテリー駆動時間のチェック

F-14ICのバッテリー駆動時間はご覧の通りです。

バッテリー容量は49.09Whでした。バッテリー駆動時間は比較的長めです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約14.4時間
(2) PCMark 10 Modern Office
(3) 動画再生時 9時間46分
(4) PCMark 8 Work
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。

静音性のチェック

F-14ICの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高い負荷がかかっても、比較的低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

ここでは、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時の温度のみを掲載します。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

70℃前後で推移しており、問題ない温度です。

CPUの温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

右パームレストの温度がやや上がりますが、それほど気にはならなかったです。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けプロセッサーということで、省電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

F-14ICの外観のチェックです。

シルバーのボディなので、指紋などが目立ちにくいです。

 

天板にはロゴなどが入っていません。自分の好きなステッカーを貼るのもいいでしょう。

 

スピーカーはキーボードの両側にあります。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

ボディは薄いです。

 

Webカメラの解像度は、1280x720でした。画質はノートPCとしては普通です。IRカメラはありません。

 

側面のインターフェースはご覧の通りです。Thunderboltには対応していませんが、Power DeliveryおよびDisplayPort出力には対応しています。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。MacBookと同様に、底面に通気口はありません。

 

底面カバーを外したときの画像です。メモリはオンボードです。M.2 SSDは換装できそうです。

 

ACアダプターは、USB Type-Cに接続します。65Wの容量です。

 

まとめ

F-14ICは、価格が非常に安いノートPCです。

ディスプレイが見やすく、標準的なスペックで、価格も比較的安く、無難に使えるノートパソコンです。

質量は、約1.2kgと、最近のモバイルノートの中では軽い方ではありませんが、十分外へ持ち出せる範囲の質量です。

レノボ、デル、HPだと、2~3週間待たされることはザラですが、本製品は3日出荷と納期が短いのもメリットです。

新製品の割には、CPUが最新世代ではなく、1世代古いインテル第10世代Coreプロセッサーなのがやや残念です。ライトにゲームをしたり、動画編集をしたりしようと思っているなら、第11世代Coreプロセッサー搭載PCのほうがいいと思います。Web閲覧、Officeの使用など、軽めの作業しかしないのであれば、本製品でも十分です。

 

コスパ高めのモバイルノートPC

F-14IC

特徴

  • ディスプレイが見やすい
  • 標準的なスペック
  • 短納期

こんなあなたに

  • 出来るだけ早く欲しい方
  • 処理性能はそこまでこだわらない方
  • 価格74,980円[税別]~
公式サイトはこちら

 

 

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