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ドスパラは通常2日の短納期 ~ サードウェーブ綾瀬事業所の見学会

更新日:2014年7月22日

2014年7月17日、ドスパラのパソコンの組立・検証・配送などを行う綾瀬事業所の見学会が開催されました。ドスパラのパソコンの特徴の1つに、"通常2日の短納期"があります。ここでは、この短納期のヒミツを中心に、綾瀬事業所見学会の様子をレポートします。

通常2日の短納期

便利な流通拠点 - 綾瀬市

綾瀬事業所は、神奈川県のほぼ中央に位置する綾瀬市に存在します。高速のICがない市ではあるものの、隣市の厚木ICまで約6.3km、最近では圏央道も開通し、物流条件の良い場所です。田んぼが多かったこともあり、多くの企業の物流センターが拠点を構え、実は今回見学したドスパラの綾瀬事業所も、(ペリカン便で有名な)日本通運の綾瀬物流センターの2Fと3Fにあります。また、国内配送だけでなく海外からの配送も早く、香港へ注文したパーツは、1日あれば到着します。


神奈川県綾瀬市に工場。厚木ICまで約6.3km。
※Yahoo JAPAN!地図より

ワンストップ オペレーション

部品、商品の荷受け/保管/配送を、すべて綾瀬事業所で行っている点も特徴です。以前は分散していた拠点を、すべて綾瀬事業所へ統合し、究極のワンストップ オペレーションを実現しています。パーツの受け入れは一か所で、倉庫への保管、ユーザーへの配送、また買付や修理、コールセンター業務までもが、この綾瀬事業所で行われています。在庫回転率も非常によく、大手は通常8カ月であるのに対し、サードウェーブ社では1~1.5カ月という回転率です。

ライン方式とセル方式の混在

完全受注生産のドスパラパソコンですが、似たようなものはライン方式、ハイエンドのものはセル方式と、組み立て方を2種類用意しています。ライン方式では、CPUだけとか電源だけとか、1人が決まったパーツを組み立てていくのに対し、セル方式では1人がすべてパーツを組み立てます。ライン方式は、1時間に約30台。セル方式は、1人で1時間に約4台組み立てられるそうです。


ライン方式とセル方式の混在

ソフトのインストールとテストを統合実施

OSやドライバーなどのソフトウェアのインストールと、テストが統合的にに実行されます。これらの工程はほぼ自動化されており、時間を短縮することが可能です。サウンドのテストなど自動化できない部分は人の手でテストされます。


ソフトのインストールとテスト

直接購入者へ配送

組立・テストが完了した製品は、方面毎に分けてコンテナに積まれ、綾瀬事業所から直接購入者のところへ配送されます。

このようにして、昨日の夜注文されたものは、今日の夕方には運送会社のトラックに乗っており、通常2日の短納期を実現しています。


購入者へは、綾瀬事業所から直接配送

高い品質も実現

綾瀬事業所でのワンストップ オペレーションを行うことで、次のようなメリットが生まれ、製品の信頼性も上げています。

輸送区間が短い

パソコンの初期不良の多くはコンデンサーの故障です。ここで、例えば中国で組み立てられて配送されてくるPCは、輸送時の衝撃で"はんだ"が徐々にはがれ故障しやすくなりますが、サードウェーブ社では、綾瀬事業所でパソコンが組み立てられ、そのまま直接購入者へ配送されるため、輸送時の故障が最小限に抑えられます。


国内から直接配送

人の品質を上げることで、製品の品質を上げる

BTOパソコンは1つ1つの構成が異なるため、組み立てるときに人に依存している部分がかなり大きいです。そのため、人の品質を上げることで、製品の品質を上げています。

先ほどライン方式とセル方式で生産していると書きましたが、勤続年数の浅い人はライン方式に着任し、各パーツの組み立て方を習得し、熟練した技能を身につけたらセル方式を受け持つようになっています。また、セル方式についても、次の工程の人は、前工程をすべてチェックしミスを防いでいます。


人の品質を上げる

綾瀬事業所内に修理センター

組立・検証ラインの隣に、修理ラインが設置されており、工程内不具合と、お客様先での不具合の両方を、こちらで修理しています。各店舗に持ち込まれたPCも、こちらへ配送されて修理することで、常に一定水準の修理を提供できます。


綾瀬事業所内の修理センター

おまけ ラブライブ!タブレットの展示

事業所内で「Diginnos Tablet DG-D07S/GPラブライブ!モデル」が展示されていました。7月25日(金) 17時より、キャンセル分再販の受付を開始するようです。詳細はこちら

 

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