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デル Inspiron 14 7000(7460)の実機レビュー

更新日:2017年1月16日

狭額縁&アルミ天板で豪華デザイン

Inspiron 14 7000は、デザインが豪華な14.0型ノートPCです。

狭額縁ディスプレイがスタイリッシュで、つや消し加工が施されたアルミニウムの天板は高級感があり、ダイヤモンド加工されたエッジは光り輝いています。

ベゼルが狭いことからPC本体サイズも小さく、また重量も1.6kg台(メーカー仕様値)と重くはなく、室内移動や、車での移動も気軽にできます。

CPUには、最新の第7世代インテルCPU「Kaby Lake」を搭載しています。

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※レビュー機は、メーカーからの借用品です

目次

Inspiron 14 7000の基本スペック

主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年1月16日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
Uシリーズの第7世代インテルCPUを選択できます。本機は、Core i5-7200Uです。
グラフィックカード
CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620またはGeForce 940MXです。本機は前者です。
液晶ディスプレイ
14型ワイド、フルHD(1920x1080)IPS、光沢液晶です。
メモリ
8GBです。シングルチャネルです。
 
ストレージ
256GB SSDまたは128GB SSD+1TB HDDです。本機は256GB SSDです。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
メーカーサイトには非掲載。バッテリー容量は42Wh。
その他
薄さは18.95mm。重量は約1.649 kgです。
 

特徴1 - 狭額縁ディスプレイで本体サイズが小さい

Inspiron 14 7000は、液晶ディスプレイの枠(ベゼル)が狭く、PC本体がコンパクトになっています。



狭額ディスプレイ

 

下図は、筆者が所持している13.3型と14.0型のノートパソコンと、本製品のサイズを比較したものです。

メーカーサイトでは「13インチのボディに14インチディスプレイを搭載した」と謳っていますが、今回比べた製品については、本機は13.3型ノートよりやや大きいです。とは言っても、14.0型ノートよりは小さく、自宅内での持ち運びに便利だと思います。


13.3型ノート、Inspiron 14 7000、14.0型ノートパソコンのサイズ比較(背面の比較)


13.3型ノート、Inspiron 14 7000、14.0型ノートパソコンのサイズ比較(側面幅の比較)

特徴2 - アルミニウム素材を用いた豪華なデザイン

Inspiron 14 7000は、上で説明した狭額縁ディスプレイに加え、つや消し加工が施されたアルミニウム素材の天板を搭載し、エッジはダイヤモンド加工され、見た目が豪華なデザインです。

普通のノートPCよりも、ワンランク上質な見た目の製品が欲しいならば、本製品はおすすめです。


つや消し加工が施されたアルミニウム素材の天板


ダイヤモンド加工のエッジ

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は非常に良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。緑色がやや補正されていますが、他の色は補正が少なく、自然な発色になっていると思います。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はやや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

光沢液晶であるため、映り込みがあります。

画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約18mmと十分な広さです。キーストロークは約1mmと浅めです。キートップはほぼフラットで滑りにくい素材です。「Enter」キーの下部の横幅がやや狭いため、慣れないとたまにタイプミスします。

実際に打ってみた感覚としては、キーストロークの浅さと、「Enter」キーの下部の横幅が短い点が気になるものの、慣れれば問題なく普通に打てるキーボードだと思います。

ただ、「Enter」キーと隣のキーや、「\」と「Backspace」などは、もともと1つのキーを分割したような感じになっていて、英語キーボードを無理やり日本語キーボードにした感があります。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライト

 

タッチパッドの操作性は普通です。ただし、クリック音はやや大きめです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。パフォーマンスのチェックです。

CPU

第7世代のCoreプロセッサー「Kaby Lake-U」を選択可能です(下図参照)。ノートPCによく搭載される標準的なCPUです。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

グラフィックス

グラフィックスはCPU内蔵(インテル HD グラフィックス 620)またはGeForce 940MXとなっています。GeForce 940MXはそれほど高いグラフィック性能ではないため、どちらでもいいと思います。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

ストレージ

ストレージは、256GB SSDまたは128G SSD+1TB HDDとなっています。SSDの容量がもう少し選べたらよかったです。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

本製品で計測したベンチマーク

以下、Core i5-7200U、8GBメモリ、256GB SSD、インテル HD グラフィックス 620の構成でのベンチマーク結果を掲載します。メモリがシングルチャネルなので、思ったよりもスコアが伸びていないベンチマークもあります。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i5-7200U
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i5-7200U(インテル HD グラフィックス 620)
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能の評価)
  Core i5-7200U
x265でエンコード (※1) 44分12秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 5分10秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB SSD
CrystalDiskMark
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

メーカーの公表値では、容量が42WHrとなっています。

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は、下の表の通りです。割と負荷の高いPCMark 8 Home のバッテリーライフテストでも4時間5分と長く、モバイルノートPCとしても利用できる駆動時間だと思います。

バッテリー駆動時間
  Core i5-7200U
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※1 4時間05分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※2 未実施
動画再生時 ※3 未実施
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

重量のチェック

重量のチェックです。

メーカーサイトには、「1.649 Kg(1TB HDD、4 GBメモリ、非バックライトキーボード搭載の場合)」と書かれています。

256GB SSD、8GBメモリ、バックライトキーボードを搭載した本製品の場合の実測値は下図の通りです。SSDを搭載しているというのもありますが、メーカー公表値よりもずいぶんと軽い1.528kgでした。外出先へ歩きで持ち運ぶにはやや重たく感じますが、部屋の中だけで持ち運んだり、主に車で移動する場合には、気軽に持ち運べる重量です。

ACアダプターについては普通の重量です。


重量の計測結果

 

 

 

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