デル XPS タワー の実機レビュー

更新日:2019年7月24日
CPU Core i7-9700
GPU GT 1030
GTX 1050Ti
GTX 1660Ti
メモリ 8~24GB
ストレージ SSD / HDD
SSD+HDD
Optane+HDD
価格 8万円台~

価格はクーポン適用時のもの

奥行きが短いタワーPC

XPS タワーは、奥行きが短いミニタワーデスクトップPCです。デスクの上に置いても圧迫感が少ないです。床設置面積が小さく、日本の住宅事情に合っています。

また、工具不要で簡単に内部にアクセスできてメンテナンス性も良いPCケースです。

ケースファンが天面の12cm排気ファンのみで、動作音も比較的静かです。

グラフィックスは、ローエンドからミドルレンジのパーツを選択可能で、最大でGeForce GTX 1660Tiを搭載できます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-9700、16GBメモリ、GeForce GTX 1660Ti、256GB PCIe SSD + 2TB HDD

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「XPS タワーの特徴」のみお読みください。

 

XPS タワーの特徴

工具不要で内部にアクセスできる

XPS タワーは、独自に設計されたPSUスイングアームにより、工具不要で簡単に内部にアクセスできるようになっています。

工具不要で内部にアクセス可能

 

内部へのアクセス方法を下に記載します。まず、ラッチを引くと、サイドパネルがパカッと開きます。

ラッチを引く

 

サイドパネルを外した後、固定されている2箇所のスライドロックを上にあげて解除します。

スライドロックを解除

 

電源を搭載したままスイングアームを開きます。これで内部にアクセスできます。

スイングアームを開く

 

奥行きが短い

本製品は、一般的なミニタワーPCと比べて、奥行きが短くなっています。 これは、通常ドライブベイがある場所を無くし、上部にスリムタイプの光学ドライブ、下部にストレージを配置することで、奥行きを短くしています。

デスクに置いても圧迫感が少なく、また奥行きの短いテーブルに置くこともできます。

一般的なミニタワーとの比較

 

グラフィックスはミドルレンジ、CPUはハイクラス

デルのパソコンの中で、"XPS”の名前が入っている製品は、プレミアムなPCという位置づけですが、ゲーミングPCとしてALIENWAREシリーズが用意されているため、XPS タワーのグラフィック性能は飛びぬけて高いわけではありません。2019年7月23日時点で選べるグラフィックスは、GeForce GT 1030、GTX 1050Ti、GTX 1660Tiの3つで、エントリークラスからミドルクラスの性能です。グラフィックス性能をほとんど使わないアプリばかり使うのであればGT 1030を、画像編集などを行うのであればGTX 1050Tiを、動画編集やゲームをするのであればGTX 1660Tiを搭載するといいと思います。

CPUに関しては、どのモデルもCore i7-9700を搭載しており、高い性能です。時間のかかる処理でも速く終わることでしょう。

最大でGeForce GTX1660Tiを選択可能

 

ゲームベンチマーク

ゲームのベンチマークスコアを掲載します。

今回は、GeForce GTX 1660Tiを搭載しており、ベンチマークスコアは次のようになっています。GeForce GTX 1660Tiはミドルクラスの性能で、高いグラフィックス品質でも60 fps前後出ます。フルHD/60Hz液晶でゲームをするなら最適なグラフィックスだと思います。ただ、GTX 1660Tiにしては若干スコアが低めかなと思いました。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 103 fps
標準品質 80 fps
高品質 58 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 2080Ti 129 fps
RTX 2080 109 fps
RTX 2070 91 fps
RTX 2060 79 fps
GTX 1660Ti 58 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660 57 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(デスク) 152 fps
高(デスク) 107 fps
最高品質 97 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高品質)
RTX 2080Ti 158 fps
RTX 2080 138 fps
RTX 2070 126 fps
RTX 2060 116 fps
GTX 1660Ti 97 fps [レビュー機で計測]
GTX 1660 93 fps

 

グラフィックスの仕様は標準的です。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。他のPCでの計測値ではありますが、ほとんど変わらないと思います。

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

性能の高いCore i7-9700を搭載しています。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R15 ~
Core i7-9700
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9900KF 2059
Core i7-9700K 1531
Core i7-8700K 1415
Core i7-8700 1414
Core i7-9700 1400 [レビュー機で計測]
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

前述の通り、GeForce GT 1030、GTX 1050Ti、GTX 1660Tiの3つグラフィックスを選択可能で、性能差は下のグラフのようになっています。ただ、GT 1030は使用したことがないのでスコアは不明です。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy ~

GeForce GTX 1660Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 2080Ti 12388
RTX 2080 10230
RTX 2070 8605
RTX 2060 7417
GTX 1660Ti 5885 [レビュー機で計測]
GTX 1050Ti 2173
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSD、HDD、PCIe SSD+HDD、HDD+Optaneメモリーといった構成を選べます。

HDD+Optaneメモリーは、Optaneメモリーをキャッシュとして使うことで、PCIe SSDに近いアクセス速度を実現する機能です。ただし、キャッシュに無いデータを読み込むときや、書き込みサイズが大きい場合など、状況によっては速くなりません。その点は、SSD単体よりも劣ります。普段扱うデータの総容量が多い場合におすすめです。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
左:256GB PCIe SSD、右:2TB HDD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 3128 [レビュー機で計測]
SATA SSD 550
HDD 195 [レビュー機で計測]
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • CINEBENCH R20
  • SDカード
CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-9700
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロット性能の評価 ~
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

実際のソフトで計測した処理時間

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

CPUが高性能なので、非常に速いエンコード速度です。

  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 11分51秒
NVENCでエンコード (※2) 1分11秒
QSVでエンコード (※3) 2分43秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i9-9900KF 8分37秒
Core i7-9700 11分51秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分02秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

普通の温度だと思います。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能CPUに、GeForce GTX 1660Tiを搭載したデスクトップPCということで、高い消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

凹凸がなくフラットになっており、表面は光沢感があり、ほこりが付くとやや目立ちます。

 

上部にUSBポート、光学ドライブなどが集中しています。

一般的なデスクトップPCのように5.25インチオープンベイはなく、光学ドライブなどの増設はできません。

 

天面は大きく通気口がとられており、大きなファンが見えます。通常のタワーPCは背面から排気しますが、本製品は天面から排気するようになっています。天面にあまり物は置かないようにしましょう。

 

側面です。奥行きが短いのが分かります。

 

底面のゴム足です。細長いゴム足が2つ付いていますが、それほど厚くはありません。

 

背面です。

 

USBポートの数はたくさんあります。

 

GeForce GTX 1660Ti搭載時の映像出力ポートです。DVI、HDMI、DPポートがあります。

 

ケースの内部とエアフローのチェック

ケース内部の画像です。

 

天面の12cm排気ファンです。

 

今回搭載していたCPUファンです。また、メモリは4スロットです。

 

M.2 SSDです。

 

今回搭載されていたGeForce GTX 1660Tiのグラフィックカードです。

 

底面にはスライド式の3.5インチベイが2つあります。ALIENWARE Auroraも同じような構造をしていますが、Auroraは2.5インチベイでしたので、やや仕様が異なります。

 

フロント面の上部にはスライド式の3.5インチベイがあります。ちょうどスイングアームの回転軸部分です。

 

まとめ

以上が、XPS タワーのレビューです。

奥行きが短いデザインであるため、デスクに置いても圧迫感が少ないです。

また、工具不要で簡単に内部にアクセスできてメンテナンス性も良いです。

CPU性能は非常に高いです。グラフィック性能は、エントリークラスからミドルクラスの性能です。目的に応じて選ぶといいでしょう。高性能なグラフィックスが良いなら、ALIENWARE Auroraなども検討しましょう。

また、5.25インチオープンベイがありません。最近はあまり使わないベイなので必要ない方も多いと思いますが、2台目の光学ドライブなどを増設しようと考えていた方はご注意下さい。

奥行きが短いタワーPC

XPS タワー

特徴

  • 奥行きの短いタワーPC
  • 高性能CPUを搭載
  • 最大GeForce GTX 1660Tiを搭載可能

こんなあなたに

  • 少し性能の高いPCに買い替えたい方
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