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デル New Inspiron 15Rの実機レビュー(2013年夏発売モデル)

更新日:2013年9月6日

第4世代CPUでも5万円台~

New Inspiron 15Rは、インテル第4世代プロセッサー「Haswell」を搭載していながら、5万円台から購入可能な15.6型ノートパソコンです。

プロセッサーは、ウルトラブックでよく用いられている末尾が「U」の低電圧版になります。

タッチパネルに対応した液晶を選択することも可能です。

メーカー直販サイト:デル公式サイト

※レビュー機はメーカーからの借用製品です

目次

New Inspiron 15Rの基本スペック

New Inspiron 15Rの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年9月5日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
末尾がUのインテル第4世代CPU「Haswell」を選択可能です。本機はCore i7-4500Uです。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4400)です。
液晶ディスプレイ
15.6型の光沢液晶(1366x768)です。タッチパネル液晶も選択できます。
メモリ
4GB(4GBx1)または8GB(4GBx2)のメモリを選択できます。本機は8GBです。
ハードディスク/SSD
最大1TBのHDDを搭載しています。SSDは搭載できません。本機は1TB HDDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブを搭載しています。ブルーレイドライブは選択できません。
バッテリ駆動時間
3.0Ah(65WHr)のバッテリを搭載しています。駆動時間の実測値は後述します。
テレビチューナー
内蔵のテレビチューナーは搭載していません。
 

特徴1 - インテル第4世代プロセッサー搭載でも価格が安い

New Inspiron 15Rの特徴は、価格の安さです。

最小構成なら5万円台で購入できます。インテル第4世代プロセッサー「Haswell」を搭載して、5万円台から購入できるパソコンはなかなか無いです。

インテル第4世代プロセッサーを搭載し6万円を切るパソコンを少し探してみましたが、ドスパラのクリテア VH-AE(Windows 7モデル)くらいです。

特徴2 - タッチパネル対応

本製品はタッチパネル液晶を選択することも可能です。

画面をタッチして、直観的な操作が可能です。


タッチ対応

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

旧モデルではフルHD液晶(1920x1080)を選択できましたが、新モデルではHD液晶(1366x768)のみとなりました。やや残念です。

今回はタッチパネル対応のHD液晶(1366x768)を搭載しているため、この液晶の特性についてレビューします。他の液晶の特性は異なりますのでご注意ください。

まず視野角はあまり良くないです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや青色が下げ調整となっています。そのためやや寒色系の画面です。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はあまり広くありません。


 

画素形状はシンプルです。ギラつきは感じませんが、ドットピッチが広いためややザラつき感はあります。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約18mmです。ただしテンキーのキーピッチはもう少し狭いです。キーストロークの実測値は約1.5mmとなっておりやや浅めです。キートップはやや湾曲しています。

押し出しは軽めで、底も柔らかいです。普通に打てるキーボードです。軽いタッチでキーを押したい人には特に好まれるキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドは操作しやすいと思います。ジェスチャー操作もきちんと反応します。

クリックボタンは独立しており押しやすいですが、押したときに「カチッ」とやや大きめの音がします。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

インテル第4世代CPU、最大8GBメモリ、HDDといったスペックですので、普通の処理性能です。

Core i7-4500U、8GBメモリ、HDDの構成でのベンチマークスコアは次の通りです。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。

Core i7-4500U搭載時のエンコード時間は、次の表の通りです。

クアッドコアのCore i7を搭載した別のPC(例えばAlienware 14)と比べると遅いです。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-4500U
x264でエンコード 35分10秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 13分06秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

バッテリ駆動時間のチェック


65Whのバッテリを搭載

バッテリ駆動時間のチェックです。

本機は65Whのバッテリを搭載しています。

15.6型ノートのバッテリ駆動時間はあまり計測しないのですが、今回は低消費電力のHaswellを搭載し、バッテリ容量も大きめであることから、バッテリ駆動時間が気になったため計測してみました。

ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を再生させてバッテリ駆動時間を計測した結果、8時間17分でした。かなり長いです。

PC起動・シャットダウン時間のチェック

PCの起動・シャットダウン時間は次の表の通りです。今回はハードディスクを搭載していたため、Windows 8 搭載PCの割にはそれほど速い起動&シャットダウンではありません。SSDを選択できないのが残念です。

PC起動時間など
テスト内容 時間
PC起動時間 17秒
PCシャットダウン時間 14秒
PC起動時間は、ハイブリッドブート時の時間。電源ボタンを押してからタイル画面が表示されるまでを計測

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターの速度のチェックです。

スロットは本体の正面側にあります。挿入後、ややカードが出っ張ります。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。転送速度はやや遅いです。


 

 

 


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