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デル New Inspiron 15Rの実機レビュー(2013年夏発売モデル)
第4世代CPUでも5万円台~
New Inspiron 15Rは、インテル第4世代プロセッサー「Haswell」を搭載していながら、5万円台から購入可能な15.6型ノートパソコンです。
プロセッサーは、ウルトラブックでよく用いられている末尾が「U」の低電圧版になります。
タッチパネルに対応した液晶を選択することも可能です。
メーカー直販サイト:デル公式サイト
※レビュー機はメーカーからの借用製品です
目次
New Inspiron 15Rの基本スペック
New Inspiron 15Rの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年9月5日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 末尾がUのインテル第4世代CPU「Haswell」を選択可能です。本機はCore i7-4500Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4400)です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型の光沢液晶(1366x768)です。タッチパネル液晶も選択できます。 |
メモリ 4GB(4GBx1)または8GB(4GBx2)のメモリを選択できます。本機は8GBです。 |
ハードディスク/SSD 最大1TBのHDDを搭載しています。SSDは搭載できません。本機は1TB HDDです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブを搭載しています。ブルーレイドライブは選択できません。 |
バッテリ駆動時間 3.0Ah(65WHr)のバッテリを搭載しています。駆動時間の実測値は後述します。 |
テレビチューナー 内蔵のテレビチューナーは搭載していません。 |
特徴1 - インテル第4世代プロセッサー搭載でも価格が安い
New Inspiron 15Rの特徴は、価格の安さです。
最小構成なら5万円台で購入できます。インテル第4世代プロセッサー「Haswell」を搭載して、5万円台から購入できるパソコンはなかなか無いです。
インテル第4世代プロセッサーを搭載し6万円を切るパソコンを少し探してみましたが、ドスパラのクリテア VH-AE(Windows 7モデル)くらいです。
特徴2 - タッチパネル対応
本製品はタッチパネル液晶を選択することも可能です。
画面をタッチして、直観的な操作が可能です。
タッチ対応
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
旧モデルではフルHD液晶(1920x1080)を選択できましたが、新モデルではHD液晶(1366x768)のみとなりました。やや残念です。
今回はタッチパネル対応のHD液晶(1366x768)を搭載しているため、この液晶の特性についてレビューします。他の液晶の特性は異なりますのでご注意ください。
まず視野角はあまり良くないです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや青色が下げ調整となっています。そのためやや寒色系の画面です。
色域はあまり広くありません。
画素形状はシンプルです。ギラつきは感じませんが、ドットピッチが広いためややザラつき感はあります。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約18mmです。ただしテンキーのキーピッチはもう少し狭いです。キーストロークの実測値は約1.5mmとなっておりやや浅めです。キートップはやや湾曲しています。
押し出しは軽めで、底も柔らかいです。普通に打てるキーボードです。軽いタッチでキーを押したい人には特に好まれるキーボードだと思います。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドは操作しやすいと思います。ジェスチャー操作もきちんと反応します。
クリックボタンは独立しており押しやすいですが、押したときに「カチッ」とやや大きめの音がします。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
インテル第4世代CPU、最大8GBメモリ、HDDといったスペックですので、普通の処理性能です。
Core i7-4500U、8GBメモリ、HDDの構成でのベンチマークスコアは次の通りです。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。
Core i7-4500U搭載時のエンコード時間は、次の表の通りです。
クアッドコアのCore i7を搭載した別のPC(例えばAlienware 14)と比べると遅いです。
Core i7-4500U | |
---|---|
x264でエンコード | 35分10秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 13分06秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
バッテリ駆動時間のチェック
65Whのバッテリを搭載
バッテリ駆動時間のチェックです。
本機は65Whのバッテリを搭載しています。
15.6型ノートのバッテリ駆動時間はあまり計測しないのですが、今回は低消費電力のHaswellを搭載し、バッテリ容量も大きめであることから、バッテリ駆動時間が気になったため計測してみました。
ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を再生させてバッテリ駆動時間を計測した結果、8時間17分でした。かなり長いです。
PC起動・シャットダウン時間のチェック
PCの起動・シャットダウン時間は次の表の通りです。今回はハードディスクを搭載していたため、Windows 8 搭載PCの割にはそれほど速い起動&シャットダウンではありません。SSDを選択できないのが残念です。
テスト内容 | 時間 |
---|---|
PC起動時間 | 17秒 |
PCシャットダウン時間 | 14秒 |
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターの速度のチェックです。
スロットは本体の正面側にあります。挿入後、ややカードが出っ張ります。
SDカード挿入後の外観
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。転送速度はやや遅いです。