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ASUS B1100FKAの実機レビュー

CPU | Celeron N4500 |
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メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB / 128GB eMMC |
液晶サイズ | 11.6インチ |
液晶種類 | 1,366×768 光沢 |
質量 | 約1.4kg |
バッテリー | 約10.7時間 |
価格[税込] | 4万円台~ |
ASUS B1100FKAは、小学生に適したノートPCです。
堅牢性の高いボディで、雑に扱う子供でも壊れにくくなっています。
キーボードが付いた2 in 1 PCで、タイピングの練習もできますし、アクティブペンにも対応しているので、お絵描きもしやすいです。
背面カメラもあり、夏休みの昆虫観察なども出来ます。
価格も4万円台からと安いです。
ASUS B1100FKAの特徴
子供が使っても安心の頑丈設計
子供がノートPCを使うと、テーブルから落とすのはもちろん、カバンに入れていたら友達がパンチをしたり、ソファの上に置きっぱなしで誤って座ったりと、大人よりもパソコンを壊す確率が高くなります。
ここで、SUS B1100FKAは、ボディをゴム製のバンパーで保護し、米国軍用のMIL規格のテストをクリアした頑丈に設計されたノートPCです。ボディ素材も滑りにくくなっており、誤って落とすといったこともあまりないと思います。小学生くらいの子供が雑に扱っても故障することは少ないでしょう。
ただし、防水にはなってないので、水こぼしには注意する必要があります。


タブレットにもなり、タッチ操作も可能
はじめてパソコンを操作する子供だと、タッチパッドやマウス、キーボードの操作が難しく、すぐに諦めてしまうことがあるかもしれませんが、ASUS B1100FKAなら指でタッチして操作することが可能です。最近の子供はスマートフォンやタブレットには慣れているのと思われるので、直感的に操作することができるでしょう。

背面カメラで昆虫や花の観察もできる
B1100FKAは、一般的なノートパソコンには無い、背面カメラを搭載しています。この背面カメラによって、昆虫や花の写真をとり、夏休みの自由研究の宿題などに活用することが出来ます。
背面カメラは、1,258万画素と割と高画質です。
ただし、筆者の小学校3年生の息子が使ってみたところ、キーボードを分離できないタイプの2 in 1 PCであるため、PC本体がちょっと重そうでした。

小さめのキーでタイピング練習にも使える
GIGAスクール構想で、今の小学生にはタブレットやノートパソコンが配布されていると思います。ただ、筆者の子供もそうですが、キーボードの無いタブレットが配布されるケースが多いのではないかと思います。
その点、B1100FKAであれば、キーボードを搭載しているため、タイピングの練習をすることができます。
また、小学生の子供は手が小さく、一般的なフルサイズキーボードだと、小指がEnterキーに届かなかったりなど、やや大きく感じるようですが、B1100FKAは、実測で横:18mm、縦:17mmのキーピッチのやや小さめのキーボードになっています。大人だと窮屈に感じてしまうキーボードですが、小学校低~中学年くらいの子供には、こちらのほうが使いやすそうでした。


お絵描きもできる
B1100FKAはペンも付属し、お絵描きをすることも出来ます。筆者の子供は、学校からiPadが配布されていますが、Apple Pencilが使えるiPad Proではないため、お絵描き向きではありません。一方、B1100FKAは、筆圧検知にも対応したMPP方式のペンが搭載されており、お絵描きもしやすいです。
しかも、ペンはPC本体に付属しており、無くす可能性も低くなります。ペンは本体に内蔵すると充電することができます。
ただし、ペンの使用時間はそこまで長くないように感じました(2~3時間?)。


スピーカーは普通。リスニング練習にも
筆者には小学6年生の娘もいますが、英検の勉強をするときに、2 in 1 PCを使って単語の発音を確認しています。このとき、PCのスピーカー音が悪いと、発音が聞き取りにくくなってしまいます。
B1100FKAのスピーカーは、決していいわけではありませんが、悪いわけでもなく、英語の発音も普通に聞きとれます。今は小学校低学年でも英語を習うので、英語の発音がちゃんと聞きとれるスピーカーが付いているのは嬉しいです。

安いので買いやすい
小学校の子供に、10万円もする高価なノートパソコンを購入するのは躊躇することでしょう。
B1100FKAは、44,980円という価格から販売されており安いです。ただ、44,980円のモデルは、ストレージがeMMC 64GBと容量が少ないです。Windows Updateなどを繰り返すと容量不足になる可能性があります。
個人的にはeMMC 128GBのモデルのほうがいいと思います。価格は54,800円になりますが、今なら「Education_Summer5000」のクーポンを使用することで、5,000円OFFで購入できます。なお、クーポンに有効期限があり、定量に達したら終了するようです。

パフォーマンスは低め
B1100FKAに搭載されているCPUはCeleron N4500で、お世辞にも高い性能ではありません。
CINEBENCH R23のスコアは以下の通りで低いです。体感でも、アプリの起動が遅かったり、随所に遅いなと感じる部分はあります。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
また、Zoomを使ってみたところ、何とか動いてはいましたが、CPU使用率が100%になっていました。Zoomをしながら、別の作業をすると重く感じます。負荷の高い作業はあまり出来ないと考えておきましょう。


解像度は1,366×768ドットと低い
B1100FKAは、ディスプレイの解像度が低く、表示領域が狭いです。
11.6型と小さい液晶なので、このくらいの解像度でも粒状感は少ないですが、作業領域は狭いと感じます。
小学生くらいならいいと思いますが、もうすぐ中学生になるような子供だと、数年後に不満を言い出すかもしれません。

外観のチェック
B1100FKAの外観はご覧の通りです。液晶ベゼルが太いです。

天板は滑りにくい加工が施されています。

側面にラバーがあり、頑丈そうに見えます。

前面カメラには、シャッターも付いています。


インターフェースはご覧の通りです。HDMIが付いているので、家のテレビに出力することもできます。


2 in 1 PCなので、以下のような形状や、タブレット形状で使うことが出来ます。

底面も凹凸があり、滑りにくくなっています。

ACアダプターは45Wです。電源ケーブルがやや太いです。

まとめ
以上が、ASUS B1100FKAのレビューです。
主に小学生を対象としたノートパソコンです。落下に強く頑丈に設計されたノートPCなので、雑に扱う子供でも安心です。
タッチパネルに対応しており、初めてPCを使う子供でも、スマホやタブレットのような感覚で操作することが可能です。
タブレットとは違い、キーボードも付属しているので、タイピングの練習もできます。キーピッチがやや狭いので、小さい子供の手でも打ちやすいでしょう。
ペンも付属しており、お絵描きを楽しむこともできます。
ただし、CPUのスペックは低く、動作にもたつきを感じることもあります。メモリやストレージ容量も多くはありません。液晶の解像度も低いです。頻繁にPCを使うようになるとスペック不足に感じるでしょう。
小学生向けノートPC
ASUS B1100FKA

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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