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Acer Swift 5(SF514-52T-H58Y/B)の特徴
14型ノートで1kgを切る質量
Acer Swift 5 (2018年モデル) は、モバイルPCとしては大きな14型液晶を搭載しながら、970gの軽量なボディが特徴です。
最新のCPUである第8世代Core i5-8250Uを搭載し、メモリも8GBと十分です。また、ストレージも512GBと大容量のSSDとなっています。十分メインPCとして使用できるスペックのPCです。
ディスプレイは、14型のIPS方式、タッチ対応となっています。クラムシェル型のPCなので、タッチ機能が必要かは意見が分かれるところだと思います。
バッテリー駆動時間は、他のモバイルPCと比較すると短めです。
CPU | Core i5-8250U |
メモリ | 8GB(最大8GB) |
ストレージ | SSD 512GB |
液晶サイズ | 14型 |
液晶種類 | FHD IPS 光沢 タッチ |
バッテリー | 約8時間 |
質量 | 約0.97kg |
価格 | 144,000円~ |
Swift 5の特徴
14型液晶を搭載しながら、970gという軽さ
新モデルのSwift 5は、14型という大きな画面でありながら、970gと軽量なモバイルPCです。画面の大きさとモビリティを両立した、持ち運び自在なPCと言えるでしょう。
出張が多いビジネスマンや、移動しながら仕事を行うノマドワーカーはもちろん、家でも外でも使えるメインPCが欲しいといった方の要望に応える1台となりそうです。
ボディはマグネシウムリチウム合金を採用しており、薄型で美しい筐体になっています。

970gと軽量なモバイルPC
Core i5-8250U、512GB SSDの文句なしのスペック
Swift 5は、メインマシンとしても十分に使用できるスペックのPCです。
CPUは、クアッドコアのCore i5-8250Uを搭載しています。8GBのメモリと512GBのSSDを備えているので、キビキビとした起動や動作が期待でき、容量も十分です。オフィスソフトの使用、メールやネットと言った軽作業のみならず、画像や映像を扱う重めの作業であっても、スムーズに処理できる能力があります。
なお、SSDはPCIe接続ではなく、SATA接続です。
広視野角・タッチ対応の14型ディスプレイ
Swift 5のディスプレイは、IPS方式であり、加えて、ディスプレイに関連した機能として、Acer BluelightShieldを搭載しています。ブルーライト対策眼鏡と同等の効果を発揮し、4つのモードで目を保護することができます。長時間使用する方には、特に優しい機能となっています。
また、クラムシェル型PCとしては珍しくタッチパネルにも対応しており、指での直感的な操作も可能となっています。ただし、タブレット形状になるわけではないので、それほどタッチ操作では使用しないという方もいるでしょう。
メモリーカードスロットは非搭載
Swift 5は、メモリーカードスロットがありません。最近のコンパクトPCでは、SDカードスロットがmicroSDカードスロットに取り替わっているものが多くありますが、無くなるのは珍しいことだと思います。デジカメやスマートフォンから写真や動画を取り込む場合などは、不便さを感じることがあるかもしれません。
その他、インターフェイスとしては、USB3.0ポートを2つ、USB Type-C、ヘッドフォン/スピーカー・ジャック、HDMI出力を備えています。USB Type-Cポートは、Thunderbolt 3には対応していません。
バッテリー容量は少ない
Swift 5は、こちらのページを確認すると、36Whのバッテリーを搭載しているようです。平均的なモバイルノートPCのバッテリー容量は40Wh台なので、容量はやや小さいです。さらに画面が大きいこともあり、他のモバイルノートPCよりも、バッテリー駆動時間は短くなることでしょう。ここが、Swift 5の一番のデメリットだと思います。
新旧モデル、ライバル製品との比較
下記の表で、Swift 5の新旧モデルの比較に加えて、14型モバイルPCの人気機種「ThinkPad X1 Carbon」との比較を行いました。
新モデル | 旧モデル | ThinkPad X1 Carbon |
|
---|---|---|---|
CPU | Core i5-8250U | Core i5-7200U | Core i5-8250U |
メモリ | 8GB | 4GB | 8GB |
液晶サイズ | 14型 | 14型 | 14型 |
液晶種類 | FHD IPS タッチ | FHD IPS | FHD IPS タッチ |
SSD | 512GB | 256GB | 512GB PCIe |
質量 | 約0.97kg | 約1.3kg | 約1.13kg |
バッテリー | 約8時間 (36Wh) |
約13時間 | 約20.9時間 (57Wh) |
LTE | 非対応 | 非対応 | 対応 |
サイズ [mm] | 329x228 x14.9 |
327x228 x14.58 |
323.5x217.1 x15.95 |
価格 | 144,000円~ | 104,800円~ | 191,743円 |
まずは、新旧モデルの比較です。新モデルでは、CPU、メモリ容量、SSD容量のすべてでアップグレードしていますが、質量はかなり軽量化しています。一方、軽量化の影響も少なからずあると思いますが、バッテリー駆動時間はかなり短くなっています。もう一つの大きな差は、価格です。新モデルは発売されたばかりなので、値段が落ち着くまでにもう少し時間がかかるかもしれません。
次に、ThinkPad X1 Carbonとの比較です。ThinkPad X1 Carbonは、価格を比較するために、スペックをSwift 5と揃えています。ThinkPad X1 Carbonのほうが、バッテリー駆動時間も長く、LTEにも対応しています。どちらも狭額縁の液晶を採用していますが、ThinkPad X1 Carbonのほうがボディサイズはやや小さくなっています。ただし、Swift 5の方が軽く、価格も安いです。
まとめ
Acer Swift 5は、14型と大きな画面サイズでありながら、970gと軽量な製品です。
ただし、バッテリー駆動時間が短く、micro SDカードスロットやThunderbolt 3ポートを搭載していません。
また、CPUやメモリが固定されており、パーツをカスタマイズすることもできません。
Acerは、日本ではサポートの評判があまり良くない点も、不安要素です。
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【公式サイト】

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
ThinkPad X1 Carbonの実機レビュー - the比較