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ノートン セキュリティのレビュー

更新日:2016年10月15日

全ての機能が優秀

マルウェア対策、個人情報保護、保護者機能など、あらゆる機能の性能が良く、非常に完成度の高いセキュリティソフトです。

特に、評判・評価(レピュテーション )システムの歴史が長く、また世界シェアNo.1の利用者から収集する大量の情報により、評価精度は非常に高いと思われます。

2016年10月発売バージョンでは、未知の脆弱性攻撃を検知する「PEP」、難読化などで正体を隠したマルウェアを検知する「エミュレーション」、自己学習し定義ファイルなしで未知・亜種の脅威を検出する「マシンラーニング」といった機能が追加されました。

価格はやや高めですが、マルウェア感染に細心の注意を払う人には良い製品です。

 

2016年10月13日発売バージョンの新機能

ノートン セキュリティ(2016年10月発売バージョン)の主な新機能は、次の3つです。

 (1) PEP・・・脆弱性への攻撃パターンから未知の脆弱性攻撃を検知する機能

 (2) エミュレーション・・・圧縮や難読化で正体を隠したマルウェアを検出する機能

 (3) マシンラーニング・・・自己学習し、未知・亜種の脅威を定義ファイルなしで検出する機能


3つの新機能

新しい防御層「PEP(Proactive Exploit Protection)」

サイバー攻撃者は、脆弱性発見後、修正プログラム(パッチ)が提供される前に、脆弱性を突く攻撃をしようとします。その脆弱性のことをゼロデイ脆弱性と呼びます。PCの脆弱性は減少していますが、ゼロデイ脆弱性については、前年比で2倍以上増加しています。

このゼロデイ脆弱性攻撃を行うためのプログラムを、エクスプロイトキットと呼びます。脆弱性が発見されると、ソフトウェアベンダーは修正プログラムの開発を行いますが、サイバー攻撃者はパッチが配布される前に、このエクスプロイトキットを開発し、攻撃を行おうとします。

ノートンは、このエクスプロイトキットなどによる攻撃から保護するため、エンドポイント1億7500万台、感知センサー5700万箇所、3兆7000億個のセキュリティデータを解析し、ゼロデイ攻撃を未然に防ぐ、先進の防御機能PEP(Proactive Exploit Protection)を他社に先駆けて開発しました。これまでの脆弱性対策は定義ファイルベースもしくはふるまいベースでの検知が一般的でしたが、PEPについては犯罪者の脆弱性の攻撃パターン(例えば脆弱性の穴を探す行為など)を見越して、攻撃される前に、定義ファイルなしで防御する先進的な機能となります。


PEPの説明

「エミュレーション」で正体を隠したマルウェアを検出

圧縮や難読化が巧妙に施された(パックされた)マルウェアは、一見無害に見えます。現に、ノートンがこれまで検知したマルウェアのうち、83%がこのようなパッキングの処理が施されています。ノートンは、エミュレーターという仮想マシン上で展開するということで、パッキングされたマルウェアをより効果的に検出することができるように強化されています。

従来からも同様なことは行っていましたが、今回はメモリの実行空間を増やし、コンポーネントだけでなく、より展開範囲を広げています。


エミュレーションの説明

「マシンラーニング」で自己学習して未知・亜種の脅威を検出

ノートンは、未知もしくは亜種の脅威の識別方法を自己学習していくマシンラーニング機能を搭載しました。ノートンは4,000万種のサンプルを分析し、1000パターンのトレーニングアルゴリズムを開発。このトレーニングアルゴリズムをウイルス対策エンジン内に実装し、亜種もしくは新種のマルウェアが発生すると、トレーニングアルゴリズムを自己訓練することで、効果的に検知することが可能になっています。

PCごとに学習結果が異なっていくため、各PCに適した学習結果が出来ていく点も面白いです。


マシンラーニングの説明

新機能により、5層から6層での保護へ

ノートンは、これまでの5つの保護層に加え、未知の脆弱性対策「PEP」を加えた6つの保護層で、サイバー攻撃者からPCを守ります。


ノートンの6つの保護層

 

この6つの保護層がどのように有効なのか、ランサムウェアを例に解説します。

ランサムウェアの主な感染経路ですが、最初に様々な手段でランサムウェアを配布します。次にユーザーが知らずにランサムウェアをインストールすると、ランサムウェアは指示を受けるためにCommand and Controlサーバーへアクセスします。その後、このサーバーから指示を受けランサムウェアは活動をします。

ノートンは、各場面で、6つの保護層で多層防御するというアプローチもとっています。マルウェア配布段階では、IPS、PEP、レピュテーション。マルウェアのインストール段階では、ウイルス対策エンジン、SONAR、マシンラーニング。ランサムウェアの外部指令を受けるときはIPS、SONARなどを使い、多重のチェックでランサムウェアを検知します。


6つの保護層でランサムウェアからも保護

ノートン WiFi プライバシーも発売済み

こちらは、2016年10月13日発売のノートン セキュリティの新機能ではありませんが、シマンテックでは2016年7月に「ノートン WiFi プライバシー」というアプリも発売しています。

2020年の東京オリンピックに向けて、今後、よりWiFiアクセス環境が整いますが、現状、WiFi環境のセキュリティが確保されているとは言えない状況です。そんな状況の中、安全にWiFiスポットに接続できるようにしたのが「ノートン WiFi プライバシー」です。

このアプリを使うことで、シマンテックが用意したVPNサーバーに接続し、通信の暗号化、IPの秘匿を行うことが可能です。

なお、Android OS/iOS向けのアプリで、Windows OSには対応していません。料金は、Android版が3280円/年、iOS版が3600円/年となっています。


ノートン WiFi プライバシー実行画面

 

これ以降は、ノートンが従来から持っている機能の特徴を紹介します

特徴1 - 高性能な評判・評価システム

上で記載した通り、ノートンの主要な保護機能は下図の6つです。


ノートンの6つの保護層

他社ソフトにも似たような機能はありますが、この中で、ノートンは2009年にリリースした評判・評価システム(コードネーム:Quorum)が、他社ソフトよりも優れている点ではないかと筆者は思います。

他社よりも早くこの機能を実装し、さらにシェアNo.1を誇る2.4億人ものノートンユーザーからの情報を元に、評判・評価システムを構築していくことが可能です。


ノートの主要な保護技術(新製品説明会資料より)

優れた評判・評価システム

「評判・評価システム」とは、1つ1つのプログラムの安全度を評価(レピュテーション)する仕組みです。評価の元となる情報はノートン利用者から収集されます。

信頼できるプログラムは、多くのユーザーが使っていて、ファイルの情報元が明らかなため、評価が高くなり安全とみなされます。評価は独自のアルゴリズムで決定されます。以前開発者から聞いた話では、評価方法の詳細については極秘だそうですが、Google ページランクのような仕組みを使っているそうです。

一方、不正なプログラムは、誰も使ったことがなくファイルの情報元が不明の場合が多いため、評価が低くなりマルウェアとみなされる確率が高くなります。

以上のような仕組みで、ふるまい検知でも発見できないような新種のウイルスの検出率を大幅にアップさせています。今まで、マルウェアともそうでないとも言えなかったようなグレーなプログラムも、判別できる確率が高くなっています。


レピュテーション技術の説明(新製品説明会資料より)

 

さらに、この機能を利用した機能として「ノートン インサイト」、「ノートン ファイルインサイト」、「ノートン ダウンロードインサイト」があります(以下に紹介)。

ファイルスキャン時間を大幅に短縮!「ノートン インサイト」

ノートンは、信頼したファイルを2度目以降はスキャンしないため、スキャン時間を大幅に短縮することができます。この機能を「ノートン インサイト」と呼んでいます。

ノートンは、各アプリケーションに対して、下の図のように信頼度レベルをつけています。下図の中で「信頼」となっているプログラムはスキャンが省略されます。


実行ファイルに信頼度レベルを付け、信頼度の高いファイルはスキャンをスキップ

ファイルの評価を確認できる!「ノートン ファイルインサイト」

メールに添付されていたファイルや、ダウンロードしたファイルが「少し怪しいなぁ~」と思ったら、そのファイルの信頼度を確認することができます。この機能を「ノートン ファイルインサイト」と呼んでいます。

確認方法は簡単で、ファイルを右クリックして、「ノートン ファイルインサイト」をクリックするだけです。表示された画面で、どのくらいのユーザーが、このファイル(プログラム)を使っているかや、ノートンによって信頼されているか等を確認することができます。


実行ファイルを右クリックし「ノートン ファイルインサイト」を選ぶと安全性を確認できる

ダウンロードしたファイルも自動で評価!「ダウンロードインサイト」

ダウンロードしたプログラムは、自動で評価結果が表示されます。この機能を「ノートン ダウンロードインサイト」と呼んでいます。評価の結果は画面の右下にポップアップで表示されます。さらに表示された画面の「詳細を表示」をクリックすると、ファイルインサイトが起動し、詳細な評価内容を確認することもできます。


実行ファイルをダウンロードすると、評価結果が画面右下に表示される

特徴2 - 専用ソフト並みの実力を持つフィルタリング機能


アダルトサイトを閲覧し、ブロックされた画面

ノートン では保護者機能(子供に有害なWebサイトを見られなくする機能)に、ノートン ファミリーを使います。 ノートン ファミリーは、2010年7月頃に、ノートン セキュリティとは別ソフトとして、無料で提供が開始され、ノートン セキュリティ利用者以外も使用することが可能です。

実際に、フィルタリング性能を試してみましたが、かなり性能は良いです。他社のセキュリティソフトの保護者機能は、日本語のWebサイトは有害であっても閲覧できてしまう割合が高いのですが、ノートン ファミリーは高い確率で日本語の有害なWebサイトをブロックできます。

設定が厳しく、見たいけどブロックされてしまったページがあった場合、子供から親へ閲覧許可して欲しいページを連絡することも可能です。これは他のソフトにはない機能です。

また、子供が閲覧したWebサイトのURL、検索に使われた語句、SNSで使っている名前などを詳細に確認することができます。

子供が大きくなってから、このようなソフトを導入すると反発される恐れがありますが、小さいときから「危険なサイトからあなたを守っている」と説明すれば導入しやすいと思います。

以下は機能一覧です。


ノートン ファミリーの機能一覧

 

また、以前は日本では提供されていませんでしたが、プレミア版(有償)の提供も始まっています。上記機能の他に、子供がどんなビデオを観ているかや、今どこにいるかなどを監視できるようになります。

価格は1年間で4,093円となっています。インストールできるデバイスの台数は無制限ですので、有名な専門ソフトのi-フィルターなどと比べても安いと思います。また、ノートンセキュリティ プレミアムも(追加料金なしで)このノートンファミリー プレミア版を利用することができます

プレミア版の機能は下の通りです。


ノートン ファミリー プレミアのみの機能一覧

 

尚、ノートン セキュリティ をインストールしただけでは、ノートンファミリーを使うことはできません。「ノートンファミリー(ダウンロードページ)」から、別途ソフトをダウンロード&インストールしてください。

特徴3 - 世界シェアNo.1

ノートンは、世界シェアNo.1のセキュリティソフトです。世界シェアNo.1という実績は、販売のうまさもありますが、製品が素晴らしいということでもあります。

「重い」だとか「不具合が多い」とか口コミでは悪い評判もありますが、これは、使っている人が圧倒的に多いため、そのような口コミが上がりやすいという面もあります。

特徴4 - ネット決済が安全にできるIDセーフ

ネット決済をするときに、よくクレジットカード番号を入力すると思います。

ここで恐ろしいのが、スパイウェアに感染し、キーロガー(入力した文字を盗み見るソフト)などのマルウェアを不正にインストールされていたときです。安易にクレジットカード番号をキーボードから入力すると、盗み見られてしまいます。

でもノートンは、万が一、キーロガーが不正にインストールされても大丈夫です。キーボードからクレジットカード番号を入力しなくても良い「IDセーフ」という機能があります。具体的には、ブラウザのツールバーから登録したカードを選択するだけです。





IDセーフの使い方

 

クレジットカード番号だけでなく、ログインID&パスワードも登録できます。覚えるのが面倒なため、複数のサイトで同じログインID&パスワードを設定している方もいますが、大変危険です。1つのサイトで不正アクセスされると、他のサイトも同じID&パスワードでログインされてしまうためです。IDセーフを使えば、ID&パスワードを覚える必要がないため、各サイトで異なるID&パスワードを設定しても大丈夫です。

ウイルスバスター、マカフィーなどのセキュリティソフトも、パスワード管理機能を搭載していますが、筆者が知る限りではノートンのIDセーフの歴史が最も古いです。

その他機能

Webサイトの安全評価

ノートンは、GoogleやYahooで検索したとき、Webページの横に安全性を示したマークを表示することができます。また、ベリサインによって本物であると認められているサイト(ベリサイン オーセンティック サイト)には、下記のような「Norton SECURED」というシールが表示されます。


リンク先のWebサイトの安全性の評価結果

ノートン マネジメントで集中管理

ノートンがインストールされたPCを集中管理できる「ノートン マネジメント」機能も搭載しています。セキュリティリスクや、製品の更新をリモート上から確認・実行可能です。Webベースの画面で出来ており、他のPCも管理することができます。

子供や妻のパソコンやスマートフォンのセキュリティ状態を確認するのに便利だと思います。LAN内に1台でもウイルス感染したPCがあると、他のPCも感染しやすくなるので、自宅に複数台のPCがある方は良いと思います。


複数のデバイスをWeb上で管理可能

製品ラインナップ

ノートンセキュリティのラインナップです。具体的には次の3つです。

迷ったら「ノートンセキュリティ デラックス」が良いでしょう。OSを問わず3台のデバイスへインストール可能です。

最上位の「ノートンセキュリティ プレミアム」はノートンファミリー プレミアとバックアップ機能が搭載され、インストール可能な台数も5台と増えます。ノートンファミリー プレミアについては、こちらをご参照下さい。

ノートンセキュリティのラインナップ
 
スタンダード

デラックス

プレミアム
インストール台数 1台 3台 5台
ウイルス対策
不正侵入防止
個人情報保護
チューンナップ
ノートンファミリー プレミア × ×
バックアップ機能 × ×

注意点

ノートンには、ふるまい検知をする「SONAR」という機能があります。この機能は利用者の少ないプログラムをマルウェアとみなして削除する場合があります。そのため、独自に開発したプログラムや利用者の少ないソフトウェアを、マルウェアと勘違いして削除してしまう場合もあります。

ネットの掲示板などを見ると、SONARの誤検知がやや多いように感じます。私も某ソフトの体験版をインストールしたら実行ファイルが削除されたことがありました。ソフトウェア開発者は、除外の設定などをする必要が出てくる場合もあると思います。

他のセキュリティソフトとの比較表はこちら

他社のセキュリティソフトとの比較表はこちらをご覧ください。

まとめ

ノートン セキュリティは、新機能のPEPを加えた6つの保護層でPCを防御します。しかも、それぞれの保護層の性能が高いです。

筆者は、6層の中で、特に「評判・評価システム(レピュテーション)」の機能が優れていると感じております。ノートンはこの仕組みをいち早く取り入れ、さらに全世界2.4億人の世界シェアNo.1のユーザー数を元に構築した評判・評価システムは非常に高精度であると思われます。

また、保護者機能(ペアレンタルコントロール機能)の「ノートンファミリー」の精度も高く、子供がいる家庭にはおすすめです。他のセキュリティソフトの同機能よりも精度が良く、専用ソフト並みの性能です。なお、この機能はノートン セキュリティをインストールしなくても利用することが可能です。

2016年10月13日発売バージョンでは、新しい保護層のPEP(Proactive Exploit Protection)が搭載されました。犯罪者の脆弱性への攻撃パターンを見越して、プロアクティブ(事前に)に検知します。また、パックされたマルウェアを検出する「エミュレーション」、自己学習して未知・亜種ウイルスを検出する「マシンラーニング」といった機能も追加されました。

ノートン セキュリティ は、他のセキュリティソフトに比べて、やや高価ではありますが、機能が多く、そしてすべての機能が優れており、サイバー攻撃に細心の注意を払う人には良い製品であると思います。

詳細はこちら