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デル ALIENWARE 14の実機レビュー

更新日:2013年8月10日

未来の戦闘機のようなデザイン

ALIENWARE 14は、マグネシウム合金のフレームとアルミニウム素材のボディで、映画に出てくる未来の戦闘機のようなデザインの14型ゲームノートパソコンです。

LEDのイルミネーションは、10個のゾーンに分けられており、時間とともに色を変えたり、点滅させたりすることもできます。約10兆2,400億通りの色の組み合わせが可能です。

グラフィックスには、人気のコストパフォーマンスの高いGeForce GTX765MまたはGT750Mを選択可能です。

価格がやや高いですが、それさえ問題なければ、所有欲を満たす製品でしょう。

メーカー直販サイト:デル公式サイト

※レビュー機は当サイトでの購入製品です

目次

ALIENWARE 14の基本スペック

ALIENWARE 14の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年8月7日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第4世代インテルプロセッサー「Haswell」のCore i7(4コア)を選択可能です。本機はCore i7-4700MQを搭載しています。
グラフィックカード
Optimus対応のGeForce GT750M(1GB GDDR5)またはGeForce GTX765M(2GB GDDR5)を選択可能です。本機は前者です。
液晶ディスプレイ
14型ワイドのIPS非光沢液晶ディスプレイです。解像度は1920×1080のフルHDです。
メモリ
8GBまたは16GBを選択できます。本機は8GB(4GB×2)を搭載しています。
ハードディスク/SSD
mSATA SSD+SATA HDDの構成dです。本機は64GB mSATA SSD + 750GB SATA HDDとなっています。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイディスクドライブを搭載できます。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。
バッテリ駆動時間
メーカー公表値は不明です。
 
テレビチューナー
内蔵のテレビチューナーは搭載していません。
 

特徴1 - 近未来デザインとLEDイルミネーション

2013年6月に、ALIENWAREのノートPCはデザインが刷新されました。マグネシウム合金のフレームとアルミニウム素材のボディで、映画に出てくる未来の戦闘機のようなデザインになっています。



映画に出てくる未来の戦闘機のようなデザイン

 

また、従来通りLEDがボディの随所に埋め込まれ、鮮やかなイルミネーションとなっています。エイリアンコマンドセンターというソフトの「AlienFX」の機能で、10個に分けられたゾーンのLEDカラーを変更可能です。時間とともに色を変えたり、点滅させたりすることもできます。


ゾーンごとにLEDの色やアクション(色変化やグラデーション、点滅など)を変えられる「AlienFX」


10個のゾーン×20色で、10兆2,400億通りの色の組み合わせが可能


部屋を暗くしたとき


部屋を暗くしたとき(天板)

特徴2 - GeForce GTX765MまたはGT750Mを搭載可能

ALIENWARE 14は、GeForce GTX765MまたはGT750Mのグラフィックカードを搭載可能です。

本レビュー機は、GeForce GT750Mとなっています。GT750MはメモリタイプがGDDRであったりDDR3であったり、メモリ容量が1GBであったり2GBであったり、各メーカーによってスペックが微妙に異なります。本製品はGDDRと高性能なメモリタイプではありますがメモリ容量が1GBとやや少なめです。


GeGorce GT750Mを搭載したときのグラフィックカードのスペック

 

下記に、各ゲームベンチマークを実行したときの結果を掲載します。参考までに、2GB GDDR5のメモリを搭載した別のノートPCのスコアも掲載しておきます。

なお、グラフィックドライバーは「Ver 311.48」です。

ゲームベンチマーク
製品名 デル ALIENWARE 14 LuvBook K
基本スペック Core i7-4700MQ
GeForce GT 750M
(1GB GDDR5)
Core i7-4700MQ
GeForce GT 750M
(2GB GDDR5)
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1920x1080 RANK C(28.2fps) RANK B(30.3fps)
1280x720 RANK B(31.0fps) RANK B(42.3fps)
ファイナルファンタジー XIV 1920x1080 1902(重い) 2117(やや重い)
1280x720 3382(やや快適) 3677(やや快適)
中程度の
重さの
ゲーム
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア
ワールド編(標準品質)
1920x1080
5308(とても快適) 6260(とても快適)
1280x720 9130(非常に快適) 9389(非常に快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 1920x1080 4686(標準) 6563(快適)
1280x720 10450(快適) 14695(快適)
バイオハザード6 1920x1080 RANK C(2809) RANK B(3345)
1280x720 RANK A(4740) RANK A(5717)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1920x1080 4452 4950
1280x720 8395 9433
軽めの
ゲーム
ドラゴンクエストX(標準品質) 1920x1080 6729(快適) 6751(快適)
1280x720 8579(とても快適) 8136(とても快適)
デビルメイクライ4 1920x1080 RANK A RANK S
1280x720 RANK S RANK S
リアル彼女(ハイクオリティ) 1280x720 RANK S(41 REAL) RANK S(38 REAL)

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

IPSパネルを搭載しており視野角が良いです。ゲームノートでIPSパネルを搭載した製品は意外と珍しいです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼズレがなく1:1の直線となっています。色再現性は高いです。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

ノートPCの中では色域が広いです。


 

ノングレア処理面を見ると、やや凹凸があります。そのため、実際の画面はややギラつきを感じます。テキスト文字を読むときは気になる方もいるかもしれませんが、ゲームをしているときはほぼ気になりません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約19mm、キーストロークは約2mmとなっています。広いキーピッチに深いキーストロークです。キートップはやや広めですが湾曲しており指にかかりやすいです。底が柔らかく音も静かです。比較的押しやすいキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

タッチパッドは、指が湿っているとやや滑りづらいですが、指が乾いていれば動かしやすいです。クリックボタンは独立しており軽い力で押せます。

また、エイリアンコマンドセンターというソフトの「AlienTouch」という機能を用いればタッチパッドの感度を調節することも可能で、手のひらが触れることによる誤動作を防げます。


タッチパッド


「AlienTouch」機能 にてタッチパッドの感度を調節可能

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

4コアの第4世代インテルCPUに、ミドルスペックのグラフィックスを搭載し、最大で512GBのSSD、16GBのメモリを選択でき、比較的スペックは高いです。

以下に、Core i7-4700MQ、8GBメモリ、64GB mSATA SSD+750GB HDD(ISRT構成)、GeForce GT750Mでのベンチマーク結果を掲載します。なお、グラフィックドライバーは「Ver 311.48」です。ドライバーによってスコアが大きく変わる場合があります。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。

4コアのCPUを搭載しているため、エンコード時間が非常に短いです。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-4700MQ
x264でエンコード 14分06秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 6分44秒
CUDAでエンコード 7分43秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

重量のチェック

重量のチェックです。

PC本体が2920g、ACアダプターが645gでした。部屋間の移動や、車での移動が主なら、持ち運べなくもない重量です。


重量の実測結果

バッテリ駆動時間のチェック


69Whのバッテリを搭載

バッテリ駆動時間のチェックです。

本機は69Whのバッテリを搭載しています。

ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を再生させてバッテリ駆動時間を計測した結果、3時間11分でした。

また、ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアを、1280x720、標準品質(ノートPC)、ウィンドウの設定でループ再生したときのバッテリ駆動時間は1時間ちょっとでした。

PC起動・シャットダウン時間のチェック

PCの起動・シャットダウン時間と、ディスクのベンチマーク結果です。

PCの起動・シャットダウン時間は次の表の通りです。今回、Windows 7 を搭載しているため、Windows 8 と比べると、遅くなっています。

PC起動時間など
テスト内容 時間
PC起動時間 30秒
PCシャットダウン時間 16秒
PC起動時間は、ハイブリッドブート時の時間。電源ボタンを押してからタイル画面が表示されるまでを計測

CrystalDiskMarkのベンチマーク

Crystal DiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。今回はキャッシュ用SSDを搭載したHDD(ISRT)の構成になっています。ISRTのモードは「拡張」であるため、書き込み速度はHDD並みの速さです。読み取り速度はキャッシュで使用しているmSATA SSDの速度と同等です。mSATA SSDの速度はそれほど速くはありません。


ストレージのベンチマーク結果

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターの速度のチェックです。

スロットは本体の右側面にあります。挿入後、わずかにカードが出っ張りますが、そのままカバンに入れても問題ないでしょう。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。シーケンシャルアクセスがあまり速くありません。


 

 

 


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