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the比較 > タブレット > Apple iPad Pro(9.7インチ)

Apple iPad Pro(9.7インチ)の実機レビュー

更新日:2016年4月5日

従来品のいいとこ取りのタブレット

Apple iPad Proは、12インチのiPad ProとiPad Air 2のいいとこ取りをしたような、9.7インチのタブレットです。

12インチのiPad Pro と同様にApple Pencilに対応し、さらにiPad Air 2と同等に軽量・コンパクトで持ち運びにも便利です。

画面アスペクト比が4:3で、さらに環境によって画面の色温度が変わる「True Tone」機能が搭載され、文字が見やすくなり、眼が疲れにくいです。

また、カメラ性能、スピーカー性能も向上しています。

従来品と同様にSIMフリーモデルもラインナップされています。

公式サイトApple Store


※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

主な仕様

下表に仕様を掲載します。参考までに、サイズと重量が変わらないiPad Air 2 の仕様も合わせて掲載します。

iPad Pro 9.7インチの主な仕様
  [本製品] iPad Pro 9.7インチ iPad Air 2
OS iOS 9 iOS 9
液晶 9.7インチ(2,048 x 1,536、264ppi) 9.7インチ(2,048 x 1,536、264ppi)
チップ A9Xチップ A8Xチップ
メモリ 2GB 2GB
内部ストレージ 32、128、256GB 16、64GB(128GBは廃止)
バッテリー 約10時間 約10時間
リアカメラ 静止画:1200万画素
ビデオ:4K(3840x2160) / 30fps
静止画:800万画素
ビデオ:1080p / 30fps
フロントカメラ 静止画:500万画素 静止画:120万画素
防水 / 防塵 なし なし
主なスロット Lightningコネクタ
ヘッドフォンミニジャック
Lightningコネクタ
ヘッドフォンミニジャック
重量 Wi-Fiモデル:約437g
Wi-Fi+Cellularモデル:約444g
Wi-Fiモデル:約437g
Wi-Fi+Cellularモデル:約444g
厚さ 6.1mm 6.1mm
Apple Pencil 対応 非対応
Touch ID 搭載 搭載

特徴1 - 「Apple Pencil」対応

12インチのiPad Pro に続き、9.7インチのiPad Pro でもApple Pencilが使用可能です。12インチでは持ち運びに不便でしたが、9.7インチであればカバンに入りやすく、重量も軽いです。

12インチのiPad Proと同様に、圧力に加え、傾きも検知し、非常にスムーズにイラストを描くことが可能です。


イラスト制作イメージ(画像はProcreateアプリに付いていたサンプル)

 

Apple Pencilの画像は次の通りです。スリムなペンで持ちやすいです。ただ、若干ツルツルし過ぎていて滑ります。また、ペンのキャップが小さくて丸いため、無くしそうです。


Apple Pencil


ペンの各部分の拡大図

 

次に、追従性をチェックです。まずまずの追従性です。


ペンの追従性の確認(使用アプリ:OneNote)

 

Apple Pencilは充電が必要です。iPad Pro のLightningコネクタに接続して充電を行います。ただし、iPad Pro よりもApple Pencilのほうが高さがあるため、iPad Pro がテーブルからやや浮きます。このままiPad Pro を強く押してしまうと、破損しないかやや心配になります。

また、充電したままカバンなどへ入れづらいです。さらに、ペンを充電中は、Lightningコネクタを占有してしまうため、iPad Proを充電できません。充電方法はもう少し改善して欲しいです。


Apple Pencilを充電している様子


iPad がテーブルからやや浮いている

特徴2 - True Tone 機能で目が疲れにくい

9.7インチのiPad Proは、「True Tone」ディスプレイが、iPadシリーズで初めて採用され、環境光によって画面の色温度が変わるようになりました。例えば、下図のように、電球色のライトの下では赤っぽく、昼光色のライトの下では画面がやや青っぽく画面が変化します。


環境光によって、画面の色温度が変わる

 

従来からある「明るさの自動調節」機能と合わせて使うことで、眼精疲労を低減する効果が期待できます。なお、True Toneの設定はオフにすることも可能です


True Toneの設定画面

特徴3 - 高い処理性能

9.7インチのiPad Pro は、12.9インチのiPad Pro と同様にA9Xのチップを搭載しており、iPad Air 2 よりも高性能です。ただし、メモリは12.9インチのiPad Proよりも少なく2GBとなっています。

iPadシリーズのスペック比較
  iPad Air 2 iPad Pro 9.7インチ iPad Pro 12.9インチ
チップ A8X A9X A9X
メモリ 2GB 2GB 4GB

 

ベンチマーク結果は下表の通りです。12.9インチのiPad Proのベンチマークスコアが最も良かったですが、9.7インチのiPad Proもほとんど変わらないスコアです。ただし、原因は分かりませんが、PassMark PerformanceTest MobileのCPUのテストだけは、iPad Air 2のほうが高いスコアでした。

iPadシリーズのスペック比較 2
  iPad Air 2 iPad Pro
9.7インチ
iPad Pro
12.9インチ
総合ベンチマーク PassMark PerformanceTest Mobile 4806 5470 5583
ATuTu Benchmark v6.1 104882 157403 169928
CPUベンチマーク Beekbench 3 Processor Benchmark Multi-Core 4534 5274 5492
PassMark PerformanceTest Mobile【CPU】 73936 58469 59559
GPUベンチマーク 3D Mark ICE STORM UNLIMITED 21785 32886 33978
3D Mark Sling Shot Extreme 2086 3061 3718

 

これだけのスペックがあれば、どんなクリエイティブ系のiPad用アプリや、3Dゲームアプリも快適に動作するでしょう。

特徴4 - 4スピーカー搭載で臨場感のあるサウンド

iPad Air 2 のスピーカーは2つでしたが、iPad Pro は4つのスピーカーを搭載しています。



iPad Pro 9.7インチは、4スピーカー搭載

 

iPad Air 2は、横位置(画面を横長にした状態)にすると、音が右側(もしくは左側)からしか聞こえませんでしたが、iPad Pro は、4スピーカーになったことで、縦位置でも横位置でも、左右から音が聞こえるようになっています。

また、タブレットにしては臨場感のあるサウンドで、映画などを見ても音声が聞き取りやすいです。


横位置(画面を横長にした状態)でも左右から音が聴こえる

特徴5 - カメラの性能がアップ

静止画は解像度がアップし、フラッシュも対応

9.7インチのiPad Proは、iPhone 6s等と同じリアカメラを搭載しており、iPad Air 2 に比べて性能が上がっています。

カメラ部分はやや出っ張っており、カメラを下にしてテーブルに置くと、本体が少し浮いてしまいますが、ガタつくことはありません。


カメラ部分はやや出っ張りがる


カメラのある本体の左側がやや浮いているが、ガタガタすることはない

 

Exifで表示された各カメラのスペックは次の通りでした。リアカメラの解像度も上がりましたが、フロントカメラの解像度も上がっており、自撮りをする方には良いと思います。

カメラのスペック
スペック フロントカメラ リアカメラ
ファイル形式 jpeg jpeg
画像サイズ 2576×1932px 4032×3024px
最小絞り f2.2 f2.2
35mm換算焦点距離 31mm 29mm
※撮影ファイルをmacのプレビューでExif表示したデータに基づく

 

リアカメラではフラッシュも使えるようになりました。暗所での撮影には重宝します。


リアカメラ撮影時はフラッシュが使える

 

インカメラで撮影するときは、液晶ディスプレイが白く発光し、フラッシュの代わりになる「Retina Flash」を利用できるようになりました。この点からも、自撮りをする方におすすめです。「Retina Flash」を使用している様子は下の動画をご覧ください。


フロントカメラ使用時に、フラッシュの変わりになる「Retina Flash」

 

その他にも、バーストモード(連続撮影)、タイマー、HDR、タイムラプス、パノラマなどの機能があり、App Storeにはカメラアプリも豊富にラインナップされていますが、標準カメラだけでも十分に使える機能が揃っています。


iPad Pro のカメラ撮影画面

動画は4Kに対応

動画については、4K/30fps に対応しました。なお、デフォルトでは、1080p HD/30fpsの設定になっているため、「設定」から4K/30fpsに変更する必要があります。

今は4K液晶テレビを持っていなくても、今後テレビを買い替えるときのために、動画は4Kで撮影しておくのも良いと思います。ただし、1分間で約375MBものディスクを消費するため、iPad Proのディスク容量は多めにしたほうがいいと思います。


4K動画を撮影するには設定変更が必要


撮影した4K動画
※YouTubeの設定から画質を4Kに変更して下さい(読み込みに時間がかかるかもしれません)

特徴6 - SIMフリーモデルあり

SIMフリーモデル(Wi-Fi + Cellularモデル)を購入すれば、外出先でもインターネットに接続することが可能です。

LTE-Advancedに対応し、対応バンドは、1、2、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、20、25、26、27,28、29、30、38、39、40、41です。

9.7インチのiPad Proは、iPadシリーズではじめてApple SIMを内蔵しており、SIMカードを挿さなくてもすぐにデータ通信を始められます。海外で使う方や、日本から海外に来た方は、現地のSIMカードを用意しなくても済むため便利です。利用できるキャリアは下図の通りです。


Apple SIMを内蔵し、上記キャリアを選択可能

 

日本ではauを利用可能で、料金は1,500円/1GB(31日間有効)とやや高めです。日常的に利用するなら、MVNO SIMを購入したほうが安いでしょう。


auの料金

 

SIMカードスロットは、nano SIM対応です。


nano SIMカードスロット

 

アンテナ部分のデザインが変わりました。iPad Air 2は、アンテナのある部分が樹脂性になっており、せっかくの素敵なデザインが台無しになっていました。また、「白」だと結構汚れが付いて、目立ちました。今回の9.7インチのiPad Pro では、iPhoneで言う「Dライン」のデザインに変更され、かなり見た目が良くなりました。

 

今回、BB.ExciteのNVMO SIMを使って13時10分ごろに速度を計測してみましたが、やや混んでいる時間にしては十分な速度が出ていたと思います。


動作チェック結果

特徴7 - 純正キーボードあり

9.7インチiPad Pro用の「Smart Keyboard」をオプションで購入することも可能です。

画像を下に掲載します。


iPad Pro Smart Keyboard


マグネットで吸着


ノートパソコンのような形状で利用可能


背面の画像

 

当サイトによる計測では、キーピッチは横:17.5mm、縦17mm、キーストロークは約0.8mmでした。キートップは湾曲して指がフィットしやすいです。キーボード全体に布のようなものが覆いかぶさっており、ホコリなどが入る心配はありません。

それほど打ちやすくはないですが、カバーにもなる10インチクラスのタブレットに合うキーボードとしては、十分かなと思います。


動作確認


キーボードの拡大図(1)


キーボードの拡大図(2)

 

キーボードカバーを閉じたときの画像です。普通のカバーとは異なり、キーボード部分がややふくらんでいます。


キーボードカバーを閉じたとき

 

Smart Keyboard装着時の重量については「重量のチェック」の項目で掲載しています。

Webページ、電子書籍を閲覧する

Webページや電子書籍閲覧時の快適性のチェックです。

iPadシリーズは画面アスペクト比が4:3になっており、紙のアスペクト比に近く、書籍が見やすいです。また、前述した「True Tone」機能により環境光によって液晶の色温度が変わるため眼に優しいです。

画面も比較的大きく解像度も高く、雑誌のような文字も難なく読めます。コミックなら見開きでも閲読可能です。電子書籍をよく読む人におすすめの製品です。


雑誌の書籍が見やすい


コミックなら見開きでも快適

 

また、縦位置(画面を縦長にした状態)で、Webページを見た場合も、横幅が広く、解像度も十分あり見やすいです。


アスペクト比が4:3と横幅の比率が高いため、見やすい


文字も潰れない

 

ブラウザのベンチマークスコアです。非常に高いスコアです。快適にブラウジングできます。

ブラウザベンチマークのスコア
  JetStream 1.1 Octane 2.0
Safari 133.42 19847

テレビや動画配信を観る

テレビのライブ視聴や動画配信サービスを視聴できるかのチェックです。

nasneを使ってテレビ視聴

torne mobileでソニー製「nasne」のライブ視聴を試しましたが、問題ありませんでした。

動画配信サービスを確認

HuludTVバンダイチャンネルNETFLIXを試してみましたが、いずれも問題ありませんでした。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

ガンマ補正曲線は下図の通りです。今回は、Duet Displayのアプリを使い、パソコンの外部ディスプレイとしてiPad Pro を接続し、計測しています。自然な発色だと思います。


ガンマ補正曲線
※i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120cd/m2、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※Air Display 3 を使用

 

色域は広いです。iPad Air 2よりも色域は広くなったようです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
※Air Display 3 を使用

 

画素の拡大図です。ギラつきは感じません。


画面表面の拡大図

パフォーマンスのチェック

各種ベンチマークスコアは次の通りです。タブレットとしては非常に高いスコアです。


PassMark PerformanceTest Mobile

AnTuTu Benchmark v6.1

Geekbench 3 - Processor Benchmark

3DMark

3DMark - Sling Shot using ES 3.0

重量のチェック

重量の実測値は下図の通りでした。

タブレット本体の重量は448gと、10インチ前後のタブレットの中では、非常に軽量です。


重量のチェック

薄さのチェック

大きい画面にしては非常に薄いです。

仕様では6.1mmとなっており、当サイトでの計測値もほぼ同等でした。非常に薄いです。ただし、カメラが付いている部分についてはわずかに高くなっていました。


厚さの計測値


厚さの計測値(カメラのある部分)

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

9.7インチのiPad Pro のバッテリ―駆動時間は、メーカー公表値で約10時間となっています。

当サイトにて、T.T.Videoという動画再生アプリを使用し、720x480の動画をリピート再生させたときのバッテリー駆動時間は下表の通りです。メーカー公表値とほぼ同じ時間でした。

バッテリー駆動時間
負荷内容 バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 10時間55分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※ T.T.Videoの動画再生アプリを使用

 

また、「バッテリー HD」によるバッテリー駆動時間の目安は、下図の通りです。長い駆動時間だと思います。


「バッテリー HD」アプリのバッテリー駆動時間表示

 

また、(起動中のアプリにもよりますが)iPadシリーズは、スリープ時にバッテリー容量がほとんど減らないのも特徴です。本製品もスリープ状態で24時間放置してみましたが、バッテリー残量は1%も減りませんでした。たまにしか使用しない人なら、頻繁に充電する必要がないため便利です。

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、タブレットを持つ手が熱くなり不快になります。

特に問題ない温度です。


外観のチェック

外観です。

シンプルで洗練されたデザインです。正面にはフロントカメラと、ホームボタン(兼Touch ID)があります。

 

裏面です。今回は、新色の「ローズゴールド」のボディカラーで購入しました。

 

外観で、最も変わったアンテナ部分の画像です。

 

側面はダイヤモンドカットで滑らかなエッジがつけられています。引っかかりもなく、手になじみます。

 

下側面です。Lightningコネクターとスピーカーがあります。

 

上側面です。アンテナ部分の他に、電源、ヘッドホン、スピーカーがあります。

 

左側面です。別売りのSmart Keyboardなどを接続、給電するためのSmart Connectorがあります。

 

右側面です。音量ボタン、デュアルマイクロフォンがあります。そして背面にリアカメラがあります。

 

右側面には他に、SIMカードスロットもあります。

まとめ

以上が9.7インチのiPad Proのレビューでした。

12インチのiPad Pro と同様にApple Pencilに対応し、さらにiPad Air 2と同等に軽量・コンパクトになっており、12インチのiPad ProとiPad Air 2のいいとこどりをしたような製品です。

画面アスペクト比が4:3で元々、電子書籍やWebページが見やすかったですが、今回、「True Tone」機能が搭載されたことで、環境光によって液晶の色温度が変化し、より見やすくなり、眼も疲れにくくなりました。

また、スピーカーも4つになり、横位置(画面を横長の状態)にしても、左右から音が聞こえることで、動画も鑑賞しやすくなりました。

カメラもフラッシュが付いて解像度も上がり、iPhone 6sなどと同等の性能になりました。フロントカメラの解像度も上がり、フラッシュの代わりになる「Retina Flash」も搭載されたことで、自撮りを多用する方にも良いと思います。

従来製品と同様にSIMフリーモデル(Wi-Fi + Cellularモデル)も用意されています。

よりタブレットとしての完成度が上がったと思います。ただし、Apple Pencilの充電方法をなんとかして欲しいです。

詳細はこちら
公式サイト:Apple Store

 

このタブレットで使用できるSIMカードは、下のページをご覧ください。

SIMカード比較