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レノボ ThinkPad T440sの実機レビュー

更新日:2013年11月19日

非光沢のフルHD&IPS液晶搭載

"非光沢"のフルHD&IPS液晶を選択可能な14型モバイルノートパソコンです。

"光沢"のフルHD&IPS液晶は、ハイブリッド・タブレットPCなどで多く見かけるようになってきましたが、"非光沢"のフルHD&IPS液晶は珍しいです。映り込みが少ないので、テキストを読んだり入力したりする場合に快適です。

また、HaswellのCPUを搭載したことで、バッテリー駆動時間が長くなっています。フロント・バッテリーとリア・バッテリーを搭載可能ですが、リア・バッテリーは自分で交換可能です。さらに大容量のリア・バッテリーもオプションで用意されています。

VGA、LAN、Mini-DisplayPortといったビジネスでよく使うポートも搭載しています。

メーカーサイト:ThinkPad T440s

※レビュー機は、当サイトでの購入製品と、メーカーからの借用製品の2台です

目次

ThinkPad T440sの基本スペック

ThinkPad T440sの基本スペックをチェックします。※2013年11月18日時点の情報です。BTOという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。なお、特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
Uシリーズの第4世代インテルCPUを選択可能です。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテル HD グラフィックス4400)またはGeForce GT730Mを選択可能です。
液晶ディスプレイ
14.0型ワイドです。(1)非光沢 HD+、(2)非光沢 フルHD IPS、(3)タッチパネル フルHD IPSから選択可能です。
メモリ
4GB~12GBまで選択可能です。2枚挿しですが、4GBはオンボードとなります。
ハードディスク/SSD
単体HDD、マイクロ・ハード・ディスク付のHDD単体SSDから選択できます。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で約10.4時間です。実測値は後述します。
テレビチューナー
内蔵のテレビチューナーは搭載していません。
 

本記事は、下記構成の2台でレビューしています。
■「Core i5-4200U、8GBメモリ、128GB SSD、FHD IPS液晶、CPU内蔵グラフィックス」
■「Core i7-4600U、8GBメモリ、256GB SSD、FHD IPS タッチパネル液晶、GT730Mグラフィックス」

特徴1 - 大画面フルHD、非光沢IPS液晶を選択可能

ThinkPad T440sは、モバイルノートパソコンでありながら、14型の大画面液晶です。いくつかのパネルから選択できますが、筆者は「非光沢のフルHD&IPS液晶」を選択できる点が特徴であると思います。

光沢のフルHD&IPS液晶は最近多くなってきましたが、"非光沢"のフルHD&IPS液晶というのは意外と珍しいです。映り込みが少ないため、テキスト文字が読みやすいです。仕事で使うには最適な液晶だと思います。

この液晶の詳細な特性については、後述します。

なお、非光沢のHD+液晶や、タッチパネルのフルHD&IPS液晶も選択可能です。小さい文字が苦手な方は非光沢HD+の液晶が良いでしょう。画面にタッチして使いたい方はタッチパネル搭載の液晶が良いと思います。

特徴2 - 2つのバッテリーを搭載&実測で14時間駆動

ThinkPad T440sは、内蔵のフロント・バッテリーを1つ、外付けのリア・バッテリーを1つ搭載しています。

リア・バッテリーについては自分で簡単に交換することも可能です。また、リア・バッテリーは、24Whの3セルバッテリーと、72Whの6セルバッテリーの2種類から選択することができます。


フロント・バッテリー


リア・バッテリー


2種類のリア・バッテリー

 

ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生させてバッテリー駆動時間を計測しました。

各リア・バッテリーを搭載したときのバッテリー駆動時間、リア・バッテリーを外して内部バッテリーのみで動作させたときのバッテリー駆動時間を掲載します。

まずは、「Core i5-4200U搭載モデル」での計測結果を下図に掲載します。3セルのリア・バッテリーでも、他のウルトラブックと比べて比較的長い駆動時間です。6セルのリア・バッテリーを搭載したときは、駆動時間が大幅に延びます。ここまで長いと1日バッテリーを気にする必要はないです。

バッテリー駆動時間
負荷内容 Core i5-4200U、128GB SSD、FHD液晶
フロントバッテリー:3セル(24Wh)
リア:なし リア:3セル(24Wh) リア:6セル(72Wh)
動画再生時 ※1 3時間45分 6時間39分 14時間24分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 未実施 4時間4分 8時間27分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

 

次に、「Core i7-4600U搭載モデル」での計測結果を下図に掲載します。こちらのモデルは3セルバッテリのみ計測しています。計測の結果は、Core i5-4200U搭載モデルのモデルよりも、やや駆動時間が短くなりました。

バッテリー駆動時間
負荷内容 Core i7-4600U、256GB SSD、FHD液晶
フロントバッテリー:3セル(24Wh)
リア:なし リア:3セル(24Wh) リア:6セル(72Wh)
動画再生時 未実施 6時間1分 未実施
PCMark 8 のバッテリーライフテスト 未実施 未実施 未実施

特徴3 - MilSpecテストにも合格の頑丈ボディ

ThinkPadブランドを名乗っているだけあり、頑丈なボディです。落下テストや、開閉テストなど8項目のMilSpecテスト(米国軍の物資調達に使われる規格)に合格しています。


頑丈なボディ

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

本製品は、次の液晶の中から1つを選択することが可能です。

 (1)非光沢のHD+液晶
 (2)非光沢のフルHD&IPS液晶
 (3)タッチパネルのフルHD&IPS液晶

今回は、(2)と(3)の液晶についてチェックします。他の液晶については特性が異なりますのでご注意ください。また同じ液晶でも異なるメーカーのパーツが搭載される可能性があり、その場合も特性が異なります。

 

まず、今回搭載されていた(2)と(3)の液晶の型名は両方とも同じAUOのB140HAN01.2でした。(3)はこの液晶の上にタッチパネルを被せてあります。

(2)と(3)は両方とも、(全くないわけではありませんが)ギラつきが非常に少なく、個人的には見やすい液晶だと思います。(2)は非光沢であるため映り込みはあまりありませんが、(3)はタッチパネルを被せてあるため、やや映り込みがあります。ハーフグレアに近い見た目です。

 

次に、AUOのB140HAN01.2の特性を確認していきます。(2)と(3)は同じ特性です。

視野角は、IPSパネルであるため広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや上げ調整ですが、ほぼ直線に近く、ノートPCの中では色再現性は高いほうだと思います。
※ 以前掲載していたガンマ補正曲線は少し曲がっていたのですが、天板の角度を変えて計測したところ、下図のように直線に近くなりました。補正後の画面を見ると下図のほうが正確だと思われるため、訂正いたします。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンの中では広いです。23型クラスの液晶ディスプレイ並みの色域です。

※2013/11/23追記 ICCViewでグラフを作成するとsRGBやAdobe RGBから結構ずれるので、MacのColorSyncユーティリティでグラフを再作成しました。


ガモット図
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素の形状は次の通りです。ギラつきはほぼ感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチの実測値は、横:約19mm、縦:約19mmです。キーストロークは約2mmあります。キートップは大きく湾曲しており、滑りにくい素材です。小さいキーもほぼありません。パームレストも広く、手を置きやすいです。押し始めは適度な抵抗があり、底は柔らかく、キーボードはかなり打ちやすいと思います。

ファンクションキーは(Edgeシリーズのように)マルチメディア仕様の割り当てになっています。「Fn」+「Esc」で通常の割り当てに戻すことが可能です。

キーボードバックライトを選択することも可能です。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2


キーボードバックライト搭載

 

タッチパッドは広くなり、使いやすくなったと思います。しかし、トラックポイントについては、トラックポイント用クリックボタンがタッチパッドと一体型となり使いづらくなりました。特に真ん中のクリックボタンが押しにくいです。ThinkPad X240sと同じものを使っているため、詳細は、ThinkPad X240sのトラックポイントをご覧ください。

パフォーマンスのチェック

CPUは低電圧版の第4世代インテルCPU、メモリは最大12GB、ストレージはHDD or SSDとなっており、ウルトラブックの中では標準的な処理性能(パフォーマンス)です。

下記の構成でのベンチマーク結果を掲載します。

(1)CPU:Core i5-4200U、メモリ:8GB、HDD:128 SSD、GPU:CPU内蔵
(2)CPU:Core i7-4600U、メモリ:8GB、HDD:256 SSD、GPU:GeForce GT730M

 

Windows エクスペリエンスインデックス


CPU:Core i5-4200U、メモリ:8GB、HDD:128 SSD、GPU:CPU内蔵


CPU:Core i7-4600U、メモリ:8GB、HDD:256 SSD、GPU:GeForce GT730M

PassMark Performance Test 8.0


CPU:Core i5-4200U、メモリ:8GB、HDD:128 SSD、GPU:CPU内蔵


CPU:Core i7-4600U、メモリ:8GB、HDD:256 SSD、GPU:GeForce GT730M

3DMark


CPU:Core i5-4200U、メモリ:8GB、HDD:128 SSD、GPU:CPU内蔵


CPU:Core i7-4600U、メモリ:8GB、HDD:256 SSD、GPU:GeForce GT730M

PCMark 8


CPU:Core i5-4200U、メモリ:8GB、HDD:128 SSD、GPU:CPU内蔵


CPU:Core i7-4600U、メモリ:8GB、HDD:256 SSD、GPU:GeForce GT730M

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i5-4200U Core i7-4600U
x264でエンコード 33分52秒 32分56秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 12分25秒 11分56秒
CUDAでエンコード 11分52秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

CrystalDiskMarkのベンチマーク

SSDのCrystal DiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。なお、現在(2013年11月18日)、128GBのSSDは選択できません。

ゲームベンチマークのチェック

本製品は、GeForce GT730Mのグラフィックスを搭載可能です。

GeForce GT730Mを搭載したときの各ゲームベンチマークを実行した結果を、下の表に掲載します。グラフィックスドライバーは「Ver. 331.65」です。なお、新しいドライバーが公開されれば、スコアが改善される可能性があります。

ゲームベンチマーク
製品名 ThinkPad T440s
基本スペック Core i7-4600U
GeForce GT730M
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1920x1080 RANK D(14.9fps)
1280x720 RANK C(23.0fps)
ファイナルファンタジー XIV 1920x1080 1186(動作困難)
1280x720 2271(やや重い)
中程度の
重さの
ゲーム
FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 (標準品質 ノートPC) 1920x1080
3554(快適)
1280x720 6534(とても快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 1920x1080 1765(重い)
1280x720 4102(標準)
バイオハザード6 1920x1080 RANK C(1731)
1280x720 RANK C(2922)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1920x1080 1944
1280x720 3851
軽めの
ゲーム
ドラゴンクエストX 1920x1080 4866(普通)
1280x720 7063(とても快適)
デビルメイクライ4 1920x1080 RANK B
1280x720 RANK S

重量のチェック

重量のチェックです。

非タッチパネル液晶と、タッチパネル液晶とでは重量が違うので、それぞれの重量について計測します。

まずは、非タッチパネル液晶(非光沢のフルHD&IPS液晶)を搭載したときの重量の結果を下図に掲載します。3セルのリア・バッテリーを搭載した時は、モバイルノートパソコンとして標準的な重量だと思います。6セルのリア・バッテリーを搭載した時は、車移動の方なら苦にならない重さだとは思いますが、徒歩で移動する方はやや重く感じるかなと思います。


非光沢のフルHD&IPS液晶搭載モデルの重量

 

次に、タッチパネルのフルHD&IPS液晶を搭載したときの重量の結果を下図に掲載します。先の重量と比べて約200g重くなっています。


タッチパネルのフルHD&IPS液晶搭載モデルの重量

ACアダプターは普通の重さです。


ACアダプターの重量

薄さのチェック

薄さのチェックです。

薄さも非タッチパネル液晶と、タッチパネル液晶とでは異なるので、それぞれについて計測します。

まずは、非タッチパネル液晶(非光沢のフルHD&IPS液晶)を搭載したときの薄さを下図に掲載します。3セルのリア・バッテリーを搭載した時は、ウルトラブックの基準を満たす薄さです。ゴム足を含めた高さを実測したところ、約24mmでした。6セルのリア・バッテリーを搭載した時は、実測で約36mmと厚くなります。


非光沢のフルHD&IPS液晶搭載モデルの薄さ

次に、タッチパネルのフルHD&IPS液晶を搭載したときの薄さを掲載します。先ほどよりも2mmほど厚くなっています。


タッチパネルのフルHD&IPS液晶搭載モデルの薄さ

PC起動・シャットダウン時間のチェック

PCの起動・シャットダウン時間の実測結果です。

128GBのSSD搭載時と、256GBのSSD搭載時の時間を計測しましたが、ほとんど変わりありませんでした。なお、現在(2013年11月18日)は128GBのSSDは選択できないようです。

PC起動時間など
テスト内容 128GB SSD 256GB SSD
PC起動時間 10秒 10秒
PCシャットダウン時間 7秒 8秒
PC起動時間は、ハイブリッドブート時の時間。電源ボタンを押してからタイル画面が表示されるまでを計測

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

スロットは本体の右側面にあり、挿入後のカードの出っ張りはありません。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターの速度は高速です。


 


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