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レノボ ThinkPad T440pの実機レビュー

更新日:2014年1月3日

全部入り14型ノートPC

高性能なCPU、GeForce GT730M、交換可能な大容量バッテリーを選択でき、着脱可能な光学ドライブ、多数のポートを搭載している全部入りの14型ノートパソコンです。

液晶については、"非光沢"のフルHDまたはHD+を選択することが可能です。映り込みが少なく、デスクトップ領域を広く使えるため、仕事が快適でしょう。

着脱可能な光学ドライブは、代わりにダミーカバーや、2nd ハードディスクを装着することができます。2nd ハードディスクを搭載すれば、SSD+HDDの構成にすることもできます。

キーボードも打ちやすく、トラックポイントも健在です。

メーカーサイト:ThinkPad T440p

※レビュー機は、当サイトでの購入製品です

目次

ThinkPad T440pの基本スペック

ThinkPad T440pの基本スペックをチェックします。※2014年1月2日時点の情報です。BTOという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。なお、特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
Mシリーズの第4世代インテルCPUを選択可能です。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテル HD グラフィックス4600)またはGeForce GT730Mを選択可能です。
液晶ディスプレイ
14.0型ワイドです。(1)非光沢 HD、(2)非光沢 HD+、(3)非光沢 フルHD IPSから選択。
メモリ
4GB~16GBまで選択可能です。
 
ハードディスク/SSD
単体HDD、マイクロ・ハード・ディスク付のHDD単体SSDから選択できます。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブを搭載しています。着脱式です。
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で約11.7時間(6セル)です。9セルは非公開ですが、実測値を後述します。
テレビチューナー
内蔵のテレビチューナーは搭載していません。
 

今回は、下記の構成のPCでレビューしています。
 レビュー機1 ---- CPU:Core i5-4200M、メモリ:4GB、HDD:500GB、液晶:HD+、GPU:CPU内蔵

特徴1 - 非光沢 フルHD IPS or 非光沢 HD+液晶を選択可能

ThinkPad T440pは、非光沢のフルHD IPS液晶または、非光沢 HD+の液晶を選択することが可能です。

タッチパネルを搭載したパソコンが増えたことによって、"非光沢"液晶が少なくなってきましたが、本製品は"非光沢"で、なお且つ比較的高解像度なフルHD(1920x1080)またはHD+(1600x900)の液晶を搭載可能です。また非光沢のHDの液晶も選択できます。

非光沢液晶であるため、画面への映り込みが少なく、テキスト文字が読みやすいです。Officeソフトを使用したり、メールを送受信したりなど仕事用途に向いています。

個人的には非光沢 フルHD IPS液晶がおすすめです。表示領域が広いですし、視野角も良いです(斜めから見ても見やすい)。

ただし、文字が小さいのは苦手という方には、HD+液晶も良いと思います。14型ワイドという液晶サイズを考慮するとバランスが良い(文字が比較的大きく表示領域も比較的広い)です。

文字は大きい方がいいという方や、老眼の方は、表示領域は狭くなりますがHD液晶が良いでしょう。


画像は非光沢 HD+液晶

特徴2 - 14型でも4コアCPU、独立GPU選択可

本製品は、14型クラスのやや小さめのPCの割には、高性能な4コアCPUや、独立GPU(GeForce GT730M)を選択できます。

動画編集やエンコードなど、CPUに負荷のかかる処理をする方は、高性能なCPUを選択すると良いでしょう。費用対効果が高いのはCore i7-4700MQかなと思います。4コアに対応していないソフトを使う場合は、動作周波数の高いCore i7-4600Mでも良いと思います。

グラフィックスに関しては、やや中途半端な性能かなと思います。軽めのゲームなら問題ないですが、通常はグラフィックス品質を下げないと快適なプレイは難しいと思います。GeForce GT730Mのゲームベンチマークの結果については、ThinkPad T440sで計測した結果を「ThinkPad T440s - ゲームベンチマークのチェック」で掲載していますので、ご覧ください。

また、Quadroシリーズのグラフィックスを搭載できるわけでもないため、仕事向きでもありません。


4コアのCore i7を選択可能


GeForce GT730Mを選択可能

特徴3 - 9セル 大容量バッテリー搭載可能

ThinkPad T440pは、6セルバッテリー(56.16Wh)と、大容量の9セルバッテリー(99.9Wh)を選択することが可能です。

ただし、9セルバッテリーは、後方に出っ張りがあります。


9セルバッテリー

 

今回は9セルバッテリーを搭載しています。このときのバッテリー駆動時間を下の表に掲載します。長めのバッテリー駆動時間ではありますが、MシリーズのCPUを搭載しており、モバイルノートパソコンで使われるようなUシリーズのCPUよりも消費電力がやや高めになります。そのため、バッテリー容量の割には駆動時間が短めです。

バッテリー駆動時間
  Core i5-4200M、500GB HDD、HD+液晶
6セル(56.16Wh) 9セル(99.9Wh)
動画再生時 ※1 未検証 9時間56分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 未検証 6時間54分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

特徴4 - 着脱可能なDVDスーパーマルチドライブ

ThinkPad T440pは、着脱可能なDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。なお、このドライブの仕組みは、ウルトラベイ・エンハンスドと呼ばれています。

旧モデルのThinkPad T430は、レバーを引くとDVDスーパーマルチドライブを取り外せるようになっていましたが、T440pでは、底面のカバーを取り、ネジを外さなくてはならなくなりました。


着脱可能な光学ドライブ


DVDスーパーマルチドライブを取り外したときの図

 

なお、DVDスーパーマルチドライブを取り外した後のドライブベイへは、ダミーカバーまたはハードドライブ・ベイアダプターIV(オプション)を装着できます。

ダミーカバーを付ければ、DVDスーパーマルチドライブ装着時よりも軽量化することができますし、ハードドライブ・ベイアダプターIVを付ければ、ダブルストレージ(SSD+HDDなど)の構成が可能です。


ウルトラベイドライブオプション
DVDスーパーマルチドライブおよびダミーカバーは付属。
(図には載っていませんが)ハードドライブ・ベイアダプターIVも装着可能(オプション)

特徴5 - MilSpecテストにも合格の頑丈ボディ

ThinkPadブランドを名乗っているだけあり、頑丈なボディです。落下テストや、開閉テストなどのMilSpecテスト(米国軍の物資調達に使われる規格)に合格しています。


頑丈なボディ

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

ここでは、HD+液晶についての特性をチェックします。他の液晶は特性が異なります。また、HD+液晶でも別のパネルが搭載される可能性もあります。

まず、今回搭載されていたパネルは、AUOのB140RTN02.3でした。

視野角はそれほど広くありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が大きく下げ調整となっています。このことから、実際の画面はやや青白い画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては普通です。


ガモット図
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素の形状は次の通りです。形状もシンプルですし、ノングレア処理面を見ても凹凸が少ないです。実際の画面を見ても、ギラつきは少ないです。ただし、最近、フルHD以上の高解像度液晶を見慣れたせいか、画素が大きいためやや粒状感を感じます。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチの実測値は、約19x19mmです。キーストロークは約2mmあります。キートップは大きく湾曲しており、滑りにくい素材です。パームレストも広く、手を置きやすいです。キーボードは打ちやすいと思います。

ファンクションキーは(Edgeシリーズのように)マルチメディア仕様の割り当てになっています。ただし、「Fn」+「Esc」で通常の割り当てに戻すことが可能です。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドは広くなり、"ジェスチャー操作"については使いやすくなったと思います。トラックポイント(赤い突起)も操作性は抜群です。

しかし、トラックポイント用クリックボタンが、タッチパッドと一体型となり使いづらくなりました。クリックしたときの音も"パカパカ"と大きめです。左右のボタンは慣れればそれほど気にならなくなりますが、真ん中のクリックボタンは、しばらく使ってみても押しにくいです。ThinkPad X240sと同じものを使っているため、詳細は、ThinkPad X240sのトラックポイントをご覧ください。

パフォーマンスのチェック

CPUはMシリーズのCore iプロセッサーを搭載し、4コアのCore i7も選択可能です。ストレージはSSDを選択できます。GeForce GT730Mを選択することも可能です。処理性能は比較的良いです。

下記の構成でのベンチマーク結果を掲載します。

■ CPU:Core i5-4200M、メモリ:4GB、HDD:500GB、GPU:CPU内蔵

Windows エクスペリエンスインデックス


CPU:Core i5-4200M、メモリ:4GB、HDD:500GB、GPU:CPU内蔵

PassMark Performance Test 8.0


CPU:Core i5-4200M、メモリ:4GB、HDD:500GB、GPU:CPU内蔵

3DMark


CPU:Core i5-4200M、メモリ:4GB、HDD:500GB、GPU:CPU内蔵

PCMark 8


CPU:Core i5-4200M、メモリ:4GB、HDD:500GB、GPU:CPU内蔵

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i5-4200M
x264でエンコード 27分08秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 11分18秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

CrystalDiskMarkのベンチマーク

500GB HDDのベンチマークです。

重量のチェック

重量のチェックです。

DVDスーパーマルチドライブ装着時と、ダミーカバー装着時の重量を計測しました。また今回は、500GB HDD、インテル HD グラフィックス、9セルバッテリーといった構成です。SSDやGeForce GT730M、6セルバッテリーを搭載したときの重量は異なってきますのでご注意ください。

PC本体の重量
バッテリー ウルトラベイ 500GB HDD、インテル HD グラフィックス
6セルバッテリー 未検証 未検証
9セルバッテリー DVDスーパーマルチドライブ 2.201kg
ダミーカバー 2.115kg

ACアダプターの重量は次の通りです。やや重いです。


ACアダプターの重量

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

スロットは本体の左側面にあります。挿入後のカードの出っ張りはありません。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターは高速です。


 


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