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ドスパラ フルタワーゲームPC GALLERIAの実機レビュー(2)

更新日:2017年9月26日
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  目次  

 

以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。また、ファンコントロールスイッチは「Silence」にしています。FF XIVのベンチマークは、他のPCと比較できるように、フルHD解像度で計測しています。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

ゲーミングPCとしては、比較的静かです。


パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

FF XIVのベンチマークを実行したときにおいて、fps制限をすると、グラフィックス性能に対して負荷が低めであるため、GPU温度も低めでした。fps制限をしない場合でも、普通の温度でした(もちろん、ゲームによって温度は変わります)。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能なグラフィックボードを2枚も搭載しているため、かなり高めの消費電力です。


外観のチェック

外観のチェックです。

PCケースはかなり大きいです。

 

フロント面には電源ボタン、リセットボタン、マイク端子、ヘッドホン端子、USB2.0が2ポート、USB3.0が2ポート、ファンコントロールスイッチがあります。

 

ファンコントロールスイッチでは、ケースファンの回転数を下げる「Silence」モードと、ケースファンの回転数を上げる「Turbo」モードを切り替えることができます。


天板には物を置くスペースがあります。

 

ゴムカバーをめくると、SATAポートがあり、SATAハードディスクを剥き出しのままで接続することが可能です。ストレージが余っているような方は、外付けSSDのような使い方が出来るため便利です。

 

天面上部全体の写真です。

 

天面上部は非常に通気性の良い構造となっています。

 

フロントパネルはメッシュ構造となっており、押すことで簡単に取り外すことができます。通気性が良く、掃除も楽です。

 

フロントパネルを取り外した写真です。2基の大口径14cmファンが設置されています。

電源を入れると赤くなります。

 

側面です。

右側面には吸気口は無く、前面から背面へ直線的に空気を通します。アクリルパネルは少し青っぽくなっています。

 

背面です。 水冷チューブを通す穴が4つありますが、ドスパラでカスタマイズできる構成では、この穴を使うことは無さそうです。

 

マザーボード(Z270)のインターフェースです。

 

底面には防塵フィルターが搭載されています。PCケースの切り込みに挟んであるため、PCを縦置きした状態では、引き抜くことはできません。

 

スタンドはプラスチック製です。

ケースの内部のチェック

ケース内部のチェックです。

ケース内部はかなり広いです。大きなグラフィックボード、電源、CPUクーラーでも余裕で設置できると思います。メンテナンスもしやすいので、購入後、いろいろ換装・増設したいと思っている方には良いと思います。

裏面配線が可能なケースで、内部は割とスッキリしていますが、グラフィックボードに接続されているPCI-Express電源ケーブルだけは、ケーブルが裏面を通っていません。PCケースが大きいのでケーブルの長さが足りなかったのだと思います。延長ケーブル等を購入し、裏面を通したほうが綺麗に見えると思います。

 

天面上部のトップケースファンと、背面のリアケースファンは14cmの大口径ファンです。天面はもう2つファンを取り付けられるスペースがあります。自分で増設しても良いと思います。

側面が内部が見えるアクリルパネルになっているため、ド派手なLEDファンにカスタマイズできても良かったなと思います。

 

シャドウベイのリア側にもファンが搭載されており、グラフィックカードに水平に風を送ることができます。

 

底面にも冷却ファンを取り付けられる部分がありますが、カスタマイズ画面から選択できません。

 

5インチシャドウベイが1つ、5インチオープンベイが3つ搭載されています。ツールレスで取り付け可能です。

 

3.5インチシャドウベイにはハードディスクやSSDを最大8台まで搭載することが可能です。3.5インチハードディスクならツールレスで接続可能です。2.5インチストレージは、ネジでマウンターの底面から固定します。

ちなみに、8つのドライブベイは、上から5つまでの上段ユニットと、下から3つまでの下段ユニットに分かれており、それぞれのユニットは取り外すことが可能です。

初期構成においてストレージは、上段のユニットに搭載されていますが、これだとHDDの熱がグラフィックカードへ流れるため、ストレージは下段のユニットに搭載しても良かったのではないかと思います。

 

グラフィックカードです。今回は、Geforce GTX 1080Tiを2枚使ったSLI構成です。

 

静音パックが標準適用されており、大型の静音CPUファンが取り付けられています。

 

メモリスロットは4つです。

 

電源は、現在は Enhance 800W 静音電源 (80PLUS GOLD / EPS-1780GA1)が搭載されているようですが、今回の貸出機では、Seasonic製の静音電源が搭載されていました。

 

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

まとめ

以上が、GRoneケースを採用したフルタワーゲームPC「GALLERIA」のレビューです。

高性能グラフィックカードを2つ使ったSLI構成が可能で、非常に高いグラフィック性能です。4K液晶ディスプレイを接続しても、"最高"設定で、平均フレームレートが60fpsを超えるゲームがほとんどです。4K液晶や、マルチ画面でプレイするような方に適していると思います。

ただし、フルHD液晶ディスプレイを接続した場合、シングルGPUよりフレームレートはやや向上しますが、大きく向上する訳ではないです。フルHDのネイティブ240Hzの液晶ディスプレイを接続して使う場合には、費用対効果は低いと感じます。

PCケースは非常に大きく、設置スペースがかなり取られてしまいますが、冷却性は高く、静音性も比較的高く、拡張性も高く、裏面配線も可能で、メンテナンス性にも優れたPCケースです。

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ドスパラ GALLERIAシリーズ