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デル New XPS 13 2-in-1(9365)の実機レビュー

更新日:2017年3月21日
XPS 13 2-in-1

素材が良く美しい

New XPS 13 2-in-1は、人気のXPS 13を2 in 1タイプにした13.3型モバイルノートパソコンです。

2 in 1 タイプのパソコンは数多くありますが、その中でも本製品は、アルミ&カーボン素材を採用した美しいボディが特徴です。剛性も高く、ひねったり押したりしても曲がりにくいです。

カーボンファイバーの表面にシリコンコーティングを施したパームレストは、質感が良く、肌触りも良く、指紋も目立ちにくいです。

また、FHD液晶&Core i5のモデルなら、バッテリー駆動時間も比較的長いです。

2017.3.21 追記 QHD+液晶&Core i7モデルの各種計測値を追記しました


※レビュー機は、当サイトの購入品です。

目次

New XPS 13 2-in-1の基本スペック

主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年2月17日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

なお、現在は製品名に「New」が付いていますが、時期が経つと取れて「XPS 13 2-in-1」になります。なお、本記事内ではこれ以降、「New」を取って、「XPS 13 2-in-1」と表記します。

CPU
Yシリーズ第7世代インテルCPUを選択できます。
グラフィックカード
CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 615です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイド、光沢、タッチパネル液晶です。FHD(1920x1080)QHD+(3200x1800)から選択可能です。
メモリ
LPDDR3のメモリを最大16GBまで選択可能です。
ストレージ
PCIe SSDを搭載しています。
 
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
業務アプリ使用時が約15時間、Netflix視聴時が約10時間とメーカーHPに記載されています。
その他
薄さは8 - 13.7mm、質量は約1.24kgです。
 

 

今回は、次の2つのモデルの構成でレビューをしています。

  • FHD液晶、Core i5-7Y54、メモリ8GB、256GB PCIe SSD
  • QHD+液晶、Core i7-7Y75、メモリ16GB、512GB PCIe SSD NEW!

特徴1 - XPS 13の個性を引き継いだ2 in 1 PC

XPS 13と言えば、狭額ベゼルに剛性の高いボディが特徴のモバイルノートPCで、人気・評判とも高い製品でした。

XPS 13 2-in-1は、この特徴を引き継ぎつつ、液晶が360度回転して変形する2 in 1タイプの製品です。

細いベゼルにアルミやカーボンを用いたメタリックなボディは美しく、ベゼルが細いことで通常の13.3型PCよりも一回り小さく携帯性も良いです。また、カーボンファイバーの表面にシリコンコーティングを施したパームレストは、質感が良く、肌触りも良く、指紋も目立ちにくいです。

XPS 13 2-in-1のベゼル
狭額ベゼルで、見た目が良く、PCも小型化

高い剛性のXPS 13 2-in-1
メタリック感があり剛性が高そうな美しいボディ

 

使う場所や用途によって、下図のような様々な形状にして使用することが可能です。


XPS 13の特徴を引き継いだ2 in 1 パソコン

特徴2 - アクティブペン対応

本製品はアクティブペンに対応しており、手書き文字入力をすることが可能です。

ただし、ペンは付属しておらず、XPS 13 2-in-1対応のペン「PN557W」もまだ未発売です。

せっかくアクティブペン対応なのに買ってもすぐに使えないのは残念なので、試しにBAMBOO Smart for select tablets and 2 in 1のペンが使えるか試してみました。細かくチェックしたわけではないですが、タッチと、線を描くことと、筆圧検知ができることは確認できました。また、Wacom feel IT Technologies搭載ドライバーを入れて、ペン横のクリックボタンの設定も可能でした。

細かくチェックすると、うまく動かない機能やソフトなどがあるのかもしれませんが、「PN557W」が発売されるまでの代用品としてなら十分使えると思います。



簡単なテストでは、BAMBOO Smart for select tablets and 2 in 1も動作


Wacom feel IT Technologies搭載ドライバーで、ペン横のボタンの設定なども可能

特徴3 - 比較的長いバッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間のチェックです。

メーカーの公表値では、容量が46Whrとなっています。

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は、下の表の通りです。FHD液晶&Core i5のモデルであれば、他のモバイルノートPCと比べて、やや長めの駆動時間です。QHD+液晶&Core i7のモデルは、バッテリー駆動時間が短くなり、他のモバイルノートPCと同等の駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  FHD(1920x1080)液晶
Core i5-7Y54
QHD+(3200x1800)
Core i7-7Y75
動画再生時 ※1 8時間13分 6時間05分
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 6時間18分 4時間26分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 7時間52分 4時間55分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

クラムシェル型のXPS 13との比較

2 in 1 型のXPS 13 2-in-1と、クラムシェル型のXPS 13とを比較します。


XPS 13 2-in-1と XPS 13との比較

 

まずボディサイズについては、XPS 13 2-in-1のほうが、高さが低く、奥行きが短くなっています。


薄さの比較


奥行きの比較

 

ポート類については、XPS 13 2-in-1のほうがUSB Type-Cポートが1つ多いです。ただし、XPS 13 2-in-1はパソコンの充電をUSB Type-Cで行うのに対し、XPS 13は専用の電源ポートがあるため、充電中の空いているUSB Type-Cポートの数は同じです。またXPS 13はUSB Type-Aポートも搭載しているのに対し、XPS 13 2-in-1はありません。

XPS 13はフルサイズのSDカードスロットであったのに対し、XPS 13 2-in-1はmicro SDカードスロットとなりました。デジカメなどで撮影したデータをSDカードでPCへコピーしている方はやや不便です。


USB Type-CポートはXPS 13 2-in-1のほうが多い


XPS 13 2-in-1は、カードスロットがmicro SDカードスロットへ

 

背面を見るとXPS 13は吸/排気口がありますが、XPS 13 2-in-1はファンレスであるため、それがありません。XPS 13は座布団などの上に置くと吸気口を塞いでしまいますが、XPS 13 2-in-1はその心配がありません。またファンレスですので静かです。


XPS 13 2-in-1は吸/排気口がない

 

キーボードも若干異なります。XPS 13 2-in-1はXPS 13よりもEnterキーの幅がやや広くなっています。また、PgUp、PgDnのキーが独立しました。さらに、XPS 13はHomeとEndキーがありませんでしたが、XPS 13 2-in-1は搭載されています。

キーストロークは、両機種とも約1.3mmとのことでしたが、当サイトで所有している実機はXPS 13 2-in-1は約1.3mmであるのに対し、XPS 13は約1.0mmでした。個体差もあると思いますが、筆者はXPS 13 2-in-1のほうが打ちやすいと感じました。


XPS 13 2-in-1はEnterキーの幅が広くなった

 

仕様の比較は次の通りです。

XPS 13 2-in-1は、YシリーズのCoreプロセッサーであるのに対し、XPS 13はUシリーズのCoreプロセッサーとなっており、処理性能はXPS 13のほうが若干高いです。また、バッテリー容量もXPS 13のほうが多くなっています。液晶は、XPS 13のみ非光沢液晶を選択することが可能です。

XPS 13 2-in-1とXPS 13の比較
  XPS 13 2-in-1 XPS 13
液晶ディスプレイ FHD(1920x1080) タッチ
QHD+(3200x1800) タッチ
FHD(1920x1080) 非光沢
QHD+(3200x1800) タッチ
CPU Core i5-7Y54
Core i7-7Y75
Core i5-7200U
Core i7-7500U
Core i7-7560U
メモリ 8GB~16GB 4GB~16GB
ストレージ 256GB PICe SSD
512GB PCIe SSD
128GB SSD
256GB PCIe SSD
512GB PCIe SSD
バッテリー 46WHr
業務アプリ使用時:約15時間
Netflix視聴時:約10時間
60WHr
業務アプリ使用時:約21時間
Netflix視聴時:非掲載
当サイトで計測した
バッテリー駆動時間
PCMark8 Home:6時間18分
PCMark8 Work:7時間52分
PCMark8 Home:6時間45分
PCMark8 Work:9時間18分
質量 約1.24kg 約1.2~1.29kg
サイズ 横幅x奥行x高さ 304 x 199 x 8~13.7 mm 304 x 200 x 9~15 mm
USBポート Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C
USB 3.1 Type-C
Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C
USB3.0 x2
その他ポート micro SDカードスロット
ヘッドセット
※電源はType-Cと共有
SDカードスロット
ヘッドセット
電源

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

本製品は、次の2種類の液晶を選択できます。

FHD(1920x1080)タッチパネル光沢液晶

FHD(1920x1080)液晶に搭載されていたパネル部分(タッチパネル部分は除く)は、シャープのLQ133M1で、XPS 13と一緒でした。

最大輝度は、当サイトによる計測値では321cd/m2です。

視野角は非常に良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。うまく計測できずに線がガタついていますが、目視では特に不自然さはないです。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はノートパソコンとしては、やや広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。


 

光沢液晶であるため、映り込みがあります。

画面への映り込み

QHD+(3200x1800)タッチパネル光沢液晶

QHD+(3200x1800)液晶に搭載されていたパネル部分(タッチパネル部分は除く)は、シャープのLQ133Z1でした。

最大輝度は、当サイトによる計測値では391cd/m2と、高輝度でした。

視野角は非常に良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。比較的自然な発色です。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はノートパソコンとしては、やや広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。


 

光沢液晶であるため、映り込みがあります。

画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約18mmと十分な広さです。キーストロークは約1.3mmと最近のモバイルノートPCとしては普通の数値です。キートップはほぼフラットですが滑りにくい素材です。

実際に打ってみると、クラムシェルのXPS 13は「Enter」キーの下部が細くて打つとき気になりましたが、本製品は押し間違えることがなく、押しやすかったです。ストロークの浅さも気にならなくなり、比較的打ちやすいキーボードに改善されたと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライト

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンの押しやすさも普通ですが、クリックしたときにやや大きな音がします。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品は、モバイルノートPCに搭載されることの多い「Uシリーズ」のCoreプロセッサーではなく、「Yシリーズ」のCoreプロセッサーを搭載しています。処理性能はUシリーズよりもやや落ちますが、モバイルPCでよく行う作業であれば、なんら問題ないでしょう。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージ

ストレージは、非常に高速なPCIe-NVMe SSDを搭載可能です。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

XPS 13 2-in-1で計測したベンチマーク

以下、本製品でのベンチマークスコアです。Core i5-7Y54のPassMarkのCPU MARKスコアが、PassMark社のサイトで公開されているスコアよりもかなり良くCore i7-7Y75とほとんど違いがありませんでした。また、この2つのCPUはエンコード時間もそれほど違いがありませんでした。そのため、いつものレビューではあまり計測していないCHINEBENCHとGeechbenchも実行したところ、Core i5-7Y54は、Geekbench 4 でも良いスコアでした。ただし、CHINEBENCHは妥当なスコアだと思います。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i5-7Y54


Core i7-7Y75
CHINEBENCH R15
(CPU、グラフィックス性能の評価)

Core i5-7Y54

Core i7-7Y75
Geekbench 4
(CPU性能の評価)

Core i5-7Y54


Core i7-7Y75
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i5-7Y54、インテル HD グラフィックス 615


Core i7-7Y75、インテル HD グラフィックス 615
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i5-7Y54 Core i7-7Y75
x265でエンコード (※1) 1時間8分47秒 1時間6分56秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 6分31秒 7分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB PCIe SSD


512GB PCIe SSD

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーが公表している質量は約1.24kgです。

当サイトによる計測値は下図の通りででした。FHD液晶とQHD+液晶とで、質量はほぼ変わりませんでした。

1年前なら比較的軽い部類の質量と言えましたが、最近は1kg前後のモバイルノートPCがたくさん発売され、それほど軽い部類ではないです。普通の質量だと思います。

ACアダプターについても普通の質量かなと思います。電源ケーブルが太くて重いので、これをもっと、細くて軽いケーブルにすれば良いのになと思います。



質量の計測値

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

micro SDカード挿入後の出っ張りはほとんどないです。


SDカードスロットの位置(底面から見た画像)

 

速度は普通です。


UHS-Ⅰ対応のSDカード

 

 

 

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