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デル Inspiron 15 7000の実機レビュー
洗練されたデザイン
Inspiron 15 7000は、アルミ製の薄いボディで、洗練されたデザインの15.6型ノートパソコンです。
店頭に置いてあるような派手なパソコンではなく、上質で大人なデザインのパソコンです。
液晶にはフルHDのタッチパネルを搭載しています。仕様にIPSパネルとは書かれていませんが、IPS相当の視野角のよいパネルです。
グラフィックスにはGeForce GT750Mを選択することが可能です。グラフィックス設定を少し落とせば、多くのゲームがプレイ可能です。
光学ドライブは搭載していないため、注意しましょう。
メーカー直販サイト:デル公式サイト
※レビュー機は当サイトでの購入製品です
目次
Inspiron 15 7000の基本スペック
Inspiron 15 7000(2013年秋冬モデル、モデル名:7537)の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年10月27日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU インテル第4世代CPUを選択できます。本機はCore i7-4500Uを搭載しています。 |
グラフィックカード Optimus対応のNVIDIA GeForce GT 750M(2GB GDDR5)を搭載しています。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイドのタッチパネル搭載光沢液晶です。フルHDとHDの解像度から選択できます。本機はフルHDのタッチパネル液晶です。 |
メモリ 6GBまたは8GBが選択可能です。本機は8GBです。 |
ハードディスク/SSD 500GBまたは1TBのHDDが選択できます。本機は1TBのHDDです。 |
光学ドライブ 光学ドライブは搭載していません。 |
バッテリー駆動時間 メーカー公表値は未発表です。実測値は後述します。 |
テレビチューナー 内蔵のテレビチューナーは搭載していません。 |
特徴1 - アルミ製のフラット薄型ボディ
Inspiron 15 7000は、アルミ製のフルラットボディで、デザインが洗練されています。エッジはダイヤモンドカットに面取りされており、大人に似合う製品です。
特徴2 - Gorilla Glass NBT の 破損しにくいタッチパネル
本製品は、タッチパネルの液晶を搭載しています。コーニング社のGorilla Glass NBT を使用しており、長く使っていても傷が付きにくくなっています。ドライバーで叩いても傷一つつきません。
特徴3 - GeForce GT750M選択可能
Inspiron 15 7000は、ミドルスペックのGeForce GT750Mのグラフィックスを選択できます。GeForce GT750Mは、DDR3やGDDR5などのメモリが使われ、それによって性能が異なってきますが、本機は性能のよいGDDR5(2GB)のグラフィックメモリを搭載しています。
実際にゲームをプレイしたみた感想については、下記バナーリンク先をご覧ください。今回はタッチモデルということで、タッチ操作でも遊べるゲームをプレイしています。
各ゲームベンチマークの結果は次の通りです。
ただし、原因は追究していませんが、同じGeForce GT750Mのグラフィックスを搭載したLuvBook Kより、ややスコアが悪いです。
製品名 | デル Inspiron 15 7000 | ||
基本スペック | Core i7-4500U GeForce GT 750M(2GB GDDR5) |
||
重めの ゲーム |
ロストプラネット 2(テストB) | 1920x1080 | RANK C(29.9fps) |
1280x720 | RANK B(36.6fps) | ||
ファイナルファンタジー XIV | 1920x1080 | 1815(重い) | |
1280x720 | 2982(普通) | ||
中程度の 重さの ゲーム |
FF XIV 新生エオルゼア ワールド編 (標準品質) | 1920x1080 |
5736(とても快適) |
1280x720 | 9002(非常に快適) | ||
FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 (標準品質 ノートPC) | 1920x1080 |
6464(とても快適) | |
1280x720 | 10038(非常に快適) | ||
ファンタシースターオンライン2 ver.2 | 1920x1080 | 4602(標準) | |
1280x720 | 9546(快適) | ||
バイオハザード6 | 1920x1080 | RANK B(3022) | |
1280x720 | RANK A(4897) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | 1920x1080 | 4126 | |
1280x720 | 7912 | ||
軽めの ゲーム |
ドラゴンクエストX | 1920x1080 | 6284(快適) |
1280x720 | 7850(とても快適) | ||
デビルメイクライ4 | 1920x1080 | RANK A | |
1280x720 | RANK S | ||
リアル彼女(ハイクオリティ) | 1280x720 | RANK S(38 REAL) |
特徴4 - 比較的長いバッテリー駆動時間
動画再生時のバッテリー駆動時間は7時間23分
バッテリー駆動時間のチェックです。
動画再生時の駆動時間を計測しています。
まずは、ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を再生させ、休止状態に入るまでのバッテリー駆動時間です。このときのバッテリー駆動時間は、7時間23分でした。
長い駆動時間です。重量はメーカースペックでは2.6 kgとやや重いですが、車移動の方などはモバイルPCとしても使えないこともないです。
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
今回はフルHDのタッチパネル液晶を搭載しています。これ以外の液晶を選択した場合、特性は異なりますのでご注意ください。
メーカーサイトには記載されていませんが、広い視野角から察すると、IPS相当のパネルだと思います。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干逆S字の補正曲線になっていますがほぼ直線に近く、RGBのズレは比較的少ないです。色の再現性は比較的良いと思います。
色域は、ノートパソコンとしては、やや広めです。
画素形状です。タッチパネルの影響によるギラつきはほぼ感じません。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは縦:約18mm、横:約19mm、キーストロークは約1.3mmです。キートップはわずかに凹んでいます。打ち出しの抵抗は普通で、底は柔らかめです。キーストロークの浅さは感じますが、慣れれば普通に打てると思います。
ただし、EnterキーとBackspaceキーが小さいことが気になります。特にブラインドタッチをしていると、Backspaceキーを打ち間違えることがあります。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
キーボードバックライト
タッチパッドは面積が広く、ジェスチャー操作しやすいです。クリックボタンはタッチパッドと一体型ですが、意外と軽い力で押すことができます。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPUは低電圧版Uシリーズの第4世代インテル Core プロセッサーです。通常の作業で困ることはありませんが、エンコードなどのCPU負荷の高い処理をするときは物足りないと感じるかもしれません。
ストレージはHDDのみで、SSDを選択することはできません。少し残念です。ただし、自分で換装できなくもないです。
メモリはデュアルチャネルです。
グラフィックスはGeForce GT750Mです。ゲームPCという位置付けではないPCにしては高い性能のグラフィックスです。
Core i7-4500U、メモリ8GB、GeForce GT750M、HDDといった構成での各ベンチマーク結果については、下記をご覧ください。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ
PCMARK 8
動画のエンコード時間
エンコード時間 | |
---|---|
x264でエンコード | 43分00秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 15分26秒 |
CUDAでエンコード | 15分34秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
薄さのチェック
ゴム足を含めた高さの実測は約25.5mm
薄さのチェックです。
非常に薄い本体で、ゴム足を含めても約25.5mm(実測値)しかありません。
PC起動・シャットダウン時間のチェック
PCの起動・シャットダウン時間の結果は次の通りです。SSDではなくハードディスクであるため、Windows 8 の割にはそれほど速くはありません。
テスト内容 | 時間 |
---|---|
PC起動時間 | 13秒 |
PCシャットダウン時間 | 14秒 |
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。
スロットは本体の右側面にあります。挿入後、SDカードの出っ張りがややあります。ただし、少しの出っ張りですので、このままカバンへ入れても、引っかかることはそれほどないと思います。
SDカード挿入後の外観
カードリーダー/ライターは高速です。