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デル Inspiron 15 7000の実機レビュー

更新日:2013年12月12日

洗練されたデザイン

Inspiron 15 7000は、アルミ製の薄いボディで、洗練されたデザインの15.6型ノートパソコンです。

店頭に置いてあるような派手なパソコンではなく、上質で大人なデザインのパソコンです。

液晶にはフルHDのタッチパネルを搭載しています。仕様にIPSパネルとは書かれていませんが、IPS相当の視野角のよいパネルです。

グラフィックスにはGeForce GT750Mを選択することが可能です。グラフィックス設定を少し落とせば、多くのゲームがプレイ可能です。

光学ドライブは搭載していないため、注意しましょう。

メーカー直販サイト:デル公式サイト

※レビュー機は当サイトでの購入製品です

目次

Inspiron 15 7000の基本スペック

Inspiron 15 7000(2013年秋冬モデル、モデル名:7537)の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年10月27日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
インテル第4世代CPUを選択できます。本機はCore i7-4500Uを搭載しています。
グラフィックカード
Optimus対応のNVIDIA GeForce GT 750M(2GB GDDR5)を搭載しています。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドのタッチパネル搭載光沢液晶です。フルHDとHDの解像度から選択できます。本機はフルHDのタッチパネル液晶です。
メモリ
6GBまたは8GBが選択可能です。本機は8GBです。
ハードディスク/SSD
500GBまたは1TBのHDDが選択できます。本機は1TBのHDDです。
光学ドライブ
光学ドライブは搭載していません。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値は未発表です。実測値は後述します。
テレビチューナー
内蔵のテレビチューナーは搭載していません。
 

特徴1 - アルミ製のフラット薄型ボディ

Inspiron 15 7000は、アルミ製のフルラットボディで、デザインが洗練されています。エッジはダイヤモンドカットに面取りされており、大人に似合う製品です。

特徴2 - Gorilla Glass NBT の 破損しにくいタッチパネル

本製品は、タッチパネルの液晶を搭載しています。コーニング社のGorilla Glass NBT を使用しており、長く使っていても傷が付きにくくなっています。ドライバーで叩いても傷一つつきません。

特徴3 - GeForce GT750M選択可能

Inspiron 15 7000は、ミドルスペックのGeForce GT750Mのグラフィックスを選択できます。GeForce GT750Mは、DDR3やGDDR5などのメモリが使われ、それによって性能が異なってきますが、本機は性能のよいGDDR5(2GB)のグラフィックメモリを搭載しています。

 

実際にゲームをプレイしたみた感想については、下記バナーリンク先をご覧ください。今回はタッチモデルということで、タッチ操作でも遊べるゲームをプレイしています。

 

各ゲームベンチマークの結果は次の通りです。

ただし、原因は追究していませんが、同じGeForce GT750Mのグラフィックスを搭載したLuvBook Kより、ややスコアが悪いです。

ゲームベンチマーク
製品名 デル Inspiron 15 7000
基本スペック Core i7-4500U
GeForce GT 750M(2GB GDDR5)
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1920x1080 RANK C(29.9fps)
1280x720 RANK B(36.6fps)
ファイナルファンタジー XIV 1920x1080 1815(重い)
1280x720 2982(普通)
中程度の
重さの
ゲーム
FF XIV 新生エオルゼア ワールド編 (標準品質) 1920x1080
5736(とても快適)
1280x720 9002(非常に快適)
FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 (標準品質 ノートPC) 1920x1080
6464(とても快適)
1280x720 10038(非常に快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 1920x1080 4602(標準)
1280x720 9546(快適)
バイオハザード6 1920x1080 RANK B(3022)
1280x720 RANK A(4897)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1920x1080 4126
1280x720 7912
軽めの
ゲーム
ドラゴンクエストX 1920x1080 6284(快適)
1280x720 7850(とても快適)
デビルメイクライ4 1920x1080 RANK A
1280x720 RANK S
リアル彼女(ハイクオリティ) 1280x720 RANK S(38 REAL)

特徴4 - 比較的長いバッテリー駆動時間


動画再生時のバッテリー駆動時間は7時間23分

バッテリー駆動時間のチェックです。

動画再生時の駆動時間を計測しています。

まずは、ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を再生させ、休止状態に入るまでのバッテリー駆動時間です。このときのバッテリー駆動時間は、7時間23分でした。

長い駆動時間です。重量はメーカースペックでは2.6 kgとやや重いですが、車移動の方などはモバイルPCとしても使えないこともないです。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

今回はフルHDのタッチパネル液晶を搭載しています。これ以外の液晶を選択した場合、特性は異なりますのでご注意ください。

メーカーサイトには記載されていませんが、広い視野角から察すると、IPS相当のパネルだと思います。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干逆S字の補正曲線になっていますがほぼ直線に近く、RGBのズレは比較的少ないです。色の再現性は比較的良いと思います。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては、やや広めです。


 

画素形状です。タッチパネルの影響によるギラつきはほぼ感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは縦:約18mm、横:約19mm、キーストロークは約1.3mmです。キートップはわずかに凹んでいます。打ち出しの抵抗は普通で、底は柔らかめです。キーストロークの浅さは感じますが、慣れれば普通に打てると思います。

ただし、EnterキーとBackspaceキーが小さいことが気になります。特にブラインドタッチをしていると、Backspaceキーを打ち間違えることがあります。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

キーボードバックライト

タッチパッドは面積が広く、ジェスチャー操作しやすいです。クリックボタンはタッチパッドと一体型ですが、意外と軽い力で押すことができます。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUは低電圧版Uシリーズの第4世代インテル Core プロセッサーです。通常の作業で困ることはありませんが、エンコードなどのCPU負荷の高い処理をするときは物足りないと感じるかもしれません。

ストレージはHDDのみで、SSDを選択することはできません。少し残念です。ただし、自分で換装できなくもないです。

メモリはデュアルチャネルです。

グラフィックスはGeForce GT750Mです。ゲームPCという位置付けではないPCにしては高い性能のグラフィックスです。

Core i7-4500U、メモリ8GB、GeForce GT750M、HDDといった構成での各ベンチマーク結果については、下記をご覧ください。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

PCMARK 8

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  エンコード時間
x264でエンコード 43分00秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 15分26秒
CUDAでエンコード 15分34秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

薄さのチェック


ゴム足を含めた高さの実測は約25.5mm

薄さのチェックです。

非常に薄い本体で、ゴム足を含めても約25.5mm(実測値)しかありません。

PC起動・シャットダウン時間のチェック

PCの起動・シャットダウン時間の結果は次の通りです。SSDではなくハードディスクであるため、Windows 8 の割にはそれほど速くはありません。

PC起動時間など
テスト内容 時間
PC起動時間 13秒
PCシャットダウン時間 14秒
PC起動時間は、ハイブリッドブート時の時間。電源ボタンを押してからタイル画面が表示されるまでを計測

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。

スロットは本体の右側面にあります。挿入後、SDカードの出っ張りがややあります。ただし、少しの出っ張りですので、このままカバンへ入れても、引っかかることはそれほどないと思います。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターは高速です。



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