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サイコム Silent-Master Pro Z170 の実機レビュー

更新日:2016年9月2日

ファン付きでも超静音

サイコム Silent-Master Pro Z170は、非常に静音性の高いミドルタワー・デスクトップパソコンです。

吸音材が貼られたPCケースに、動作音が非常に小さいNoctua製のファンを搭載し、非常に静音性の高い製品です。

無音のファンレスのパソコンというのもありますが、長時間使用する場合などは、熱が心配になります。一方、本製品であれば静かでありながら、ファンを搭載しているため冷却性にも優れ、長時間の利用や、負荷の高い作業でも安心して使用できます。

また、他社の静音PCに比べて価格が安く、長期保証のオプションも安価です。

メーカー直販サイト:
サイコム(Silent-Master Proシリーズ)


※レビュー機は当サイトの購入品です

2016.04.10 初稿
2016.06.08 SAMSUNG 950 PROのM.2 SSD増設の情報を追記
2016.09.02 新しい騒音計での結果を追記・差し替え。GeForce GTX 10シリーズの情報を追記

目次

Silent-Master Pro Z170の基本スペック

Silent-Master Pro Z170の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年4月10日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-6700を搭載しています。
マザーボード
Z170またはH170チップセットのマザーを選択できます。本機はASRock Z170 Pro4です。
グラフィックカード
GeForceだけでなくQuadroFirePro等も選択可能。本機はGeForce GTX 960(4GB)。
メモリ
4スロットあります。本機は8GB×2の16GBです。
ハードディスク/SSD
HDDやSSDを選択可能です。合計3台まで選択可能です。なお3.5インチベイは7つあります。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択できます。
電源
850Wまでの電源を選択可能。本機は650W /80PLUS Gold(Corsair RM650x)です。
拡張性
5.25インチベイ x2、3.5インチベイ x7です。PCI系スロットはマザーによって変わります。

静音PCを探し、この製品にした理由

本製品はレビュー機として購入したのではなく、実は、静音性の高いメインパソコンを筆者が欲しくて購入しました。

当初はファンを一切使用していないファンレスパソコンを購入しようかと思っていたのですが、筆者は毎日長時間パソコンを起動しており、またこれから夏に向けて熱が心配であったため、ファンありの静音パソコンにしました。

静音パソコンは、O社やH社、R社、そしてサイコムなどのメーカーが扱っており、物色していたところ、「ANTEC P100」のPCケースを使用しているメーカーが多いことに気づきました。「ANTEC P100」を調べてみると、パネルには吸音材が貼られており、メンテナンスもしやすそうで、なにより多くのメーカーが扱っているからには、それなりの理由があるのだろうと思い、このPCケースを採用している製品に決めました。

また、多くのメーカーがNoctua製のファンを使用しており、ネット上の評判も良かったため、Noctua製のファンだけ購入して動作音を確認してみたところ、とても静かでした。

そこで、「ANTEC P100」のPCケースと「Noctua製ファン」を採用しているPCに絞り、価格を比較してみたところ、サイコムが最も安く、また3年の長期保証も安かったため、Silent-Master Pro Z170を購入しました。


吸音材が貼られた静音性の高い「ANTEC P100」のPCケース


ケースファンおよびCPUファンに、回転音が静かなNoctua製のファンを搭載

特徴1 - ファンありでも静か!

静音仕様のパソコンと言っても、ケースファン2つにCPUファン1つ、それに電源ファン、グラフィックカードのファンもあるため、そこまで静かにはならないだろうと思っていたのですが、想像以上に静かで驚きました。

部屋の中の音を発するものをすべて停止して、生活音が全く聞こえない状態にしても、かすかに音が聞こえる程度でした。もちろんファンがあるため無音ではありませんが、ファンを搭載したPCの中では限界まで動作音が下がっているなという印象でした。

騒音計で騒音値を計測した結果は下図の通りです。アイドル字において、一般的なデスクトップパソコンは約38dBであったのに対し、本製品は26.8dBしかありませんでした。※新しい高性能な騒音値での計測結果に差し替えました。なお、無響室で測定したわけではないため、数値自体は不正確です。

また、高い負荷をかけたときの騒音値も素晴らしかったです。ファイナルファンタジー XIV ベンチマークを実行しても、アイドル時とほとんど騒音値が変わりませんでした(なお、搭載するグラフィックカードにもよります)。一般的なデスクトップパソコンと比較すると、体感でも明らかに音の大きさが違いました。


騒音値の計測結果
※無響室で計測したわけではないため、数値は不正確です

GPU温度が低いとファンが停止するGeForce GTX 960(4GB)を選択

今回は、ASUS製の「STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5」というGeForce GTX 960(4GB)のグラフィックカードを選択しています。このカードはGPU温度が低いと、ファンが停止するようになっています。当サイトでの簡単なテストでは、GPU温度がおおよそ50℃以下になると、ファンが回転するようでした。

また、上で記載したとおり、ファンが回転してもかなり静かでした。ファンが回転しても、ファン停止時とほぼ変わらない騒音値で、体感でも違いが分かりませんでした。

なお、GeForce GTX 10シリーズが発売されましたが、この中だと、「MSI製 GeForce  GTX1060 GAMING X 6G」や「MSI製 GeForce GTX1070 GAMING X 8G」などであれば、GPU温度が低いときにファンが停止する仕様となっています。


GPU温度が高い時だけファンが回転するグラフィックカード

電源も静音

電源は標準構成のCorsair RM650x(650W /80PLUS Gold)を搭載しています。この電源は、負荷率が40%より小さいときはFanlessモードによりファンが停止し無音の状態になります。ファンが稼働してもとても静かです。また、すべてのコンデンサに日本メーカー製105℃コンデンサを採用しており信頼性も高いです。

特徴2 - 静音PCでもゲームが可能(ベンチマーク掲載)

Silent-Master Pro Z170は、専用のグラフィックカードを選択できます。

静音性をアピールしているPCは、動作音も熱も発するグラフィックカードを選択できない機種が多いですが、本製品は選択することが可能です。またカードの種類は、一般向けのNVIDIA GeForceやAMD Radeonだけでなく、ワークステーション用のNVIDIA Quadro、AMD FireProも選択可能で、多様な用途で使用することが可能です。

今回は、上で説明した通り、GPU温度が低いときにファンが停止するASUS STRIXシリーズの「STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5」のGeForce GTX 960のカードを搭載しています。

2016.9.2 追記:現在このカードは在庫切れになってしまいましたが、以下のカードなら低負荷時にファンが停止します。静音性を気にするなら以下のグラフィックカードがおすすめです。

 

GeForce GTX 960を搭載した本機でのゲームベンチマークのチェックです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「364.72」です。最高設定だと60fpsを切るゲームもありますが、1つ設定を落としたやや高めの設定であれば、快適にプレイできるゲームが多いです(1920x1080の解像度設定時)。

ゲームベンチマーク
製品名 サイコム Silent-Master Pro Z170
基本スペック Core i7-6700
GeForce GTX 960(4GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 15454 (非常に快適)
高品質 ★ 8383 (非常に快適)
最高品質 7349 (非常に快適)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア
キャラクター編
標準品質 ★ 21246 (非常に快適)
最高品質 9739 (非常に快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 12374 (とても快適)
標準品質 12304 (とても快適)
最高品質 11673 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 81968 (快適)
描画:6 22488 (快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 83909 (快適)
描画:5 44543 (快適)
バイオハザード6 RANK S (11983)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 15975
ドラゴンクエストX 標準品質 18214 (すごく快適)
最高品質 17706 (すごく快適)
GRID Autosport ウルトラロー 354 fps
ミディアム 180 fps
ウルトラ 84 fps
トゥームレイダー LOW 283 fps
HIGH 116 fps
ULTIMATE 61 fps
Metro Last Light Low 128 fps
High 82 fps
Very High 66 fps
スリーピングドッグス 低品質 190 fps
高品質 90 fps
最高品質 46 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 124 fps
高品質 56 fps
最高品質 36 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4200スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

Oculus Riftの動作チェック結果です(下図)。Oculus Riftの推奨グラフィックカードがGeForce GTX 970以上であるため、GTX 960を搭載した本製品では「×」という結果になりました。Oculus Rfitをやるのであれば、「MSI製 GeForce GTX1060 GAMING X 6G」が良いと思います。


GeForce GTX 960のグラフィックカードのスペック

 

GPU-Zで確認した、GeForce GTX 960の情報は次の通りです。


GeForce GTX 960のグラフィックカードのスペック

 

その他のグラフィックカードや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。

ゲーミングパソコンの比較

特徴3 - 高い拡張性とメンテナンス性

本製品はATX対応のミドルタワーPCケースを採用しており、拡張性が高いです。特に、3.5インチベイは7つもあり、ストレージをたくさん搭載することが可能です。

また、ケース内部は広く、大きめのグラフィックカードを搭載することもできます。裏面配線も可能であるため、見た目がすっきりすると共に、エアフローを妨げません。


高い拡張性とメンテナンス性

特徴4 - パーツの型番が分かるため安心

他社のパソコンは、マザーボードや電源、ストレージなど、どこのメーカーの何の型番を使っているか分からない場合が多く、若干品質の悪いパーツが搭載されていることも少なくないです。

一方、サイコムのPCなら、マザーボードや電源、ストレージなどの型番が記載されており、また品質の高いパーツを選択できるようになっており安心です。


パーツの型番が記載されている


品質の高いパーツで構成可能

 

また、「サイコムあんしん相性チェッカー」という機能がカスタマイズページに搭載されており、相性問題、物理的干渉等の問題がある組み合わせは、パーツ選択時にアラートが出るようになっています。万が一、組立時に未知の相性問題が発生したときは、ユーザーに連絡し、相談して対応を決めてくれるようです。

 

また、余ったPCケースやマザーボードの部品も同梱されてくるため、パーツを増設するときも、"ネジやケーブルがない"といったことが起きません。


余った部品も同梱

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

静音PCの場合、末尾に「T」が付く低電圧版のCore iプロセッサーしか選択できないケースもありますが、本製品は通常版のCore iプロセッサー、さらにはオーバークロック可能な末尾に「K」が付くCore i プロセッサーも選択可能です。

グラフィックスは、NVIDIA GeForceシリーズの場合は、GTX 1080のハイエンドカードは選択できませんが、ミドルハイクラスのGTX 1070までなら選択可能です。

SSDは、2.5インチのSSDはもちろん、超高速なPCI Express対応のSSDを選択することが可能です(M.2 SSDはカスタマイズ画面からは選択できません)。

Core i7-6700、16GBメモリ、GeForce GTX 960、500GB SSD(2.5インチ)の構成でのベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6700
GeForce GTX 960 (4GB)
x265でエンコード (※1) 15分26秒
x264でエンコード (※2) 07分28秒
NVENCでエンコード (※3) 05分50秒
QSVでエンコード (※4)

ストレージのベンチマーク


500GB SSD(Crucial CT500MX200SSD1)

 

なお、今回搭載しているASRock Z170 Pro4のマザーボードには、PCIe 3.0 x4のM.2スロットも搭載しています。今回、SAMSUNG 950 PROのM.2 SSDを増設し、OSを移行してみましたが、問題なく起動しました。CrystalDiskMarkの結果も、非常に高速です。


SAMSUNG 950 PRO M.2 SSDを増設


512GB(SAMSUNG 950 PRO M.2 MZ-V5P512B/IT)

 

 

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