※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
VAIO Pro 13 | mk2の実機レビュー

堅牢性がアップ
VAIO Pro 13 | mk2は、人気製品VAIO Pro 13 の後継にあたる13.3型モバイルノートパソコンです。
従来製品よりも堅牢性がアップし、VGAやLANポートも搭載。またキーボードやタッチパッドも使いやすくなりました。
ストレージは、PCI Express x4接続のSSDを搭載し、高速です。
ブラックのボディカラーは発売中ですが、シルバーのカラーは6月24日より先行予約販売開始予定です。
メーカー直販サイト:ソニーストア(VAIO Pro 13 | mk2)
※レビュー機は当サイトの購入品です
目次
1 VAIO Pro 13 | mk2 の基本スペック | 2 特徴1 - 高い堅牢性を実現 |
3 特徴2 - 軽量な本体 | 4 特徴3 - VGAやLANポートを搭載 |
5 特徴4 - PCI Express x4接続のSSDを搭載 | 6 液晶ディスプレイのチェック |
7 キーボードおよびタッチパッドのチェック | 8 パフォーマンスのチェック |
9 バッテリー駆動時間のチェック | 10 薄さのチェック |
11 カードリーダー/ライターのチェック | 12 静音性のチェック |
13 パーツの温度のチェック | 14 表面温度のチェック |
15 消費電力のチェック | 16 外観のチェック |
17 まとめ |
VAIO Pro 13 | mk2の基本スペック
VAIO Pro 13 | mk2(2015年夏モデル)のスペックです。特徴的な部分は赤字にしています。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Uシリーズの第5世代インテルCPUを選択可。本機はCore i5-5200Uです。 |
グラフィックカード インテル HD グラフィックス 5500(CPU内蔵)です。 |
液晶ディスプレイ 13.3型ワイド(1920x1080)です。タッチパネル搭載の光沢液晶と、非タッチパネルの低反射コート付(ハーフグレア)液晶があります。 |
SSD 128~512GBまで選択可能です。PCI Express x4接続のSSDも選択可能です。本機は、PCI Express x4接続の128GB SSDです。 |
メモリ 4GBまたは8GBを選択可能です。オンボードメモリで増設は不可です。本機は8GBです。 |
光学ドライブ 内蔵光学ドライブは非搭載です。 |
バッテリー駆動時間 JEITA2.0測定法で8.1~10.4時間、JEITA1.0測定法で約11.0~12.4時間です。 |
その他 タッチ非搭載時:最厚17.9mm、1.03kg タッチ搭載時:最厚18.9mm、1.16kgです。 |
特徴1 - 高い堅牢性を実現
VAIO Pro 13 | mk2は、従来モデルから素材や構造設計を見直し、堅牢性をアップさせています。
トップカバーにはマグネシウムのダイキャストで側面まで一体成形。ボトムカバーにはリブを追加した高剛性樹脂、パームレストにはアルミニウムを採用し、剛性を高めています。素材の詳細については、以前レビューした「VAIO Pro 13 | mk2の展示機レビュー」をご覧ください。
「ペン挟み試験」、「150kg加圧振動試験」、「90cm落下試験」、「5cm落下角衝撃試験」、「本体ひねり試験」、「液晶ハウジング加圧試験」といった品質試験をクリアしています。
VAIOのペン挟み試験(VAIO Officialチャンネルより)
特徴2 - 軽量な本体
重量のチェックです。
従来モデルよりはやや重くなりましたが、それでも実測値でほぼ1kgと、他のモバイルノートパソコンと比べると軽いです。
ACアダプターの重量は、普通です。

重量の実測値
特徴3 - VGAやLANポートを搭載
従来のVAIO Pro 13にはVGAとLANポートがありませんでしたが、VAIO Pro 13 | mk2にはこれらのポートが搭載されています。会社では有線LANしか使えない場合もありますし、VGAしか使えないプロジェクターや液晶ディスプレイも多いです。そういった場合でも対応できるPCです。

VGAやLANポートを搭載
特徴4 - PCI Express x4接続のSSDを搭載
PCI Express x4接続のSSDを搭載しておりストレージが高速です。
CrystalDiskMark バージョン3と4の結果を掲載しています。シーケンシャルリードが1000MBpsを超えるほどの速さです。ただし、VAIO Zに搭載されていた"第二世代ハイスピードSSD"ではないようです。

SSDのCrystalDiskMark
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
タッチパネル液晶と非タッチパネル液晶が選択できますが、ここでは非タッチパネル液晶についてチェックします。
非タッチパネル液晶
まず、最大輝度が実測で528cd/m2と非常に高いです。
視野角も良いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線です。自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください
色域は広いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状は下図の通りです。ただし、画面を目視すると、(ほとんど気になりませんが)わずかにギラつきを感じます。


非タッチパネル液晶は低反射コートが施されており、ハーフグレアに近い見た目です。
ちなみに、タッチパネル液晶はグレアです。

画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチの実測値は、横19mm、縦18.5mmと十分な間隔です。キーストロークは、約1.2mmとやや浅めです。キートップはわずかに凹んでいるように見えますが、ほぼフラットに近いです。
新モデルでは、ボトムカバーにリブを入れることによって"たわみ"を改善しています。キーを押すときに適度な抵抗があり、底も比較的柔らかいです。普通に打てるキーボードです。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト
タッチパッドは、手のホームポジションのほぼ中央に配置されるように改善されました。指の動かしやすさは普通です。
クリックボタンは、展示機を確認したときは普通の力で押せると思いましたが、自宅でじっくり操作してみたところ、やや固め(押すときに少し力が必要)に感じました。またクリックしたときの音が大きいです。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
ストレージ性能は高いです。CPUやメモリ、グラフィックスについては、普通のモバイルノートパソコンと変わりありません。
Core i5-5200U、8GB メモリ、PCI Express x4接続の128GB SSDの構成時のベンチマーク結果を下に掲載します。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
Core i5-5200U | |
---|---|
x264でエンコード | 30分58秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 12分29秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
「特徴4 - PCI Express x4接続のSSDを搭載」の欄でベンチマークを掲載
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
本体をボトムカバーをはずし、バッテリーに表記されているバッテリー容量を確認すると、31Whでした。モバイルノートパソコンとしてはやや少なめです。

バッテリー容量は31Wh
メーカー仕様表に書かれているバッテリー駆動時間を確認すると、JEITA2.0測定法で8.1~10.4時間、JEITA1.0測定法で約11.0~12.4時間でした。
当サイトで実測した結果は、下表の通りです。仕事で使用するなら、「PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト」の結果が一番参考になると思います。
最新の他のモバイルノートパソコンと比較すると、やや短めの駆動時間です。
バッテリー駆動時間 | |
---|---|
動画再生時 ※1 | 7時間02分 |
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 | 3時間53分 |
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 | 4時間50分 |
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
薄さのチェック
薄さのチェックです。
ゴム足を含めた高さを実測した結果は、約20mmでした。ゴム足を含めても比較的薄いです。

高さを実測
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
SDカード挿入後の出っ張りは、あまりありません。

SDカードスロット挿入後の画像
カードリーダー/ライターの速度はそれほど速くありません。

SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)
![]() ![]() |
![]() |
|
![]() |