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VAIO Pro 13 | mk2の実機レビュー

更新日:2015年6月15日

堅牢性がアップ

VAIO Pro 13 | mk2は、人気製品VAIO Pro 13 の後継にあたる13.3型モバイルノートパソコンです。

従来製品よりも堅牢性がアップし、VGAやLANポートも搭載。またキーボードやタッチパッドも使いやすくなりました。

ストレージは、PCI Express x4接続のSSDを搭載し、高速です。

ブラックのボディカラーは発売中ですが、シルバーのカラーは6月24日より先行予約販売開始予定です。

メーカー直販サイト:ソニーストア(VAIO Pro 13 | mk2) icon

※レビュー機は当サイトの購入品です

目次

VAIO Pro 13 | mk2の基本スペック

VAIO Pro 13 | mk2(2015年夏モデル)のスペックです。特徴的な部分は赤字にしています。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
Uシリーズの第5世代インテルCPUを選択可。本機はCore i5-5200Uです。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 5500(CPU内蔵)です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイド(1920x1080)です。タッチパネル搭載の光沢液晶と、非タッチパネルの低反射コート付(ハーフグレア)液晶があります。
SSD
128~512GBまで選択可能です。PCI Express x4接続のSSDも選択可能です。本機は、PCI Express x4接続の128GB SSDです。
メモリ
4GBまたは8GBを選択可能です。オンボードメモリで増設は不可です。本機は8GBです。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
JEITA2.0測定法で8.1~10.4時間、JEITA1.0測定法で約11.0~12.4時間です。
その他
タッチ非搭載時:最厚17.9mm、1.03kg
タッチ搭載時:最厚18.9mm、1.16kgです。

特徴1 - 高い堅牢性を実現

VAIO Pro 13 | mk2は、従来モデルから素材や構造設計を見直し、堅牢性をアップさせています。

トップカバーにはマグネシウムのダイキャストで側面まで一体成形。ボトムカバーにはリブを追加した高剛性樹脂、パームレストにはアルミニウムを採用し、剛性を高めています。素材の詳細については、以前レビューした「VAIO Pro 13 | mk2の展示機レビュー」をご覧ください。

「ペン挟み試験」、「150kg加圧振動試験」、「90cm落下試験」、「5cm落下角衝撃試験」、「本体ひねり試験」、「液晶ハウジング加圧試験」といった品質試験をクリアしています。


VAIOのペン挟み試験(VAIO Officialチャンネルより)

特徴2 - 軽量な本体

重量のチェックです。

従来モデルよりはやや重くなりましたが、それでも実測値でほぼ1kgと、他のモバイルノートパソコンと比べると軽いです。

ACアダプターの重量は、普通です。


重量の実測値

特徴3 - VGAやLANポートを搭載

従来のVAIO Pro 13にはVGAとLANポートがありませんでしたが、VAIO Pro 13 | mk2にはこれらのポートが搭載されています。会社では有線LANしか使えない場合もありますし、VGAしか使えないプロジェクターや液晶ディスプレイも多いです。そういった場合でも対応できるPCです。


VGAやLANポートを搭載

特徴4 - PCI Express x4接続のSSDを搭載

PCI Express x4接続のSSDを搭載しておりストレージが高速です。

CrystalDiskMark バージョン3と4の結果を掲載しています。シーケンシャルリードが1000MBpsを超えるほどの速さです。ただし、VAIO Zに搭載されていた"第二世代ハイスピードSSD"ではないようです。


SSDのCrystalDiskMark

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

タッチパネル液晶と非タッチパネル液晶が選択できますが、ここでは非タッチパネル液晶についてチェックします。

非タッチパネル液晶

まず、最大輝度が実測で528cd/m2と非常に高いです。

視野角も良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線です。自然な発色であることが分かります。


ガンマ補正曲線
※ i1Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は広いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ただし、画面を目視すると、(ほとんど気になりませんが)わずかにギラつきを感じます。


 

非タッチパネル液晶は低反射コートが施されており、ハーフグレアに近い見た目です。

ちなみに、タッチパネル液晶はグレアです。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチの実測値は、横19mm、縦18.5mmと十分な間隔です。キーストロークは、約1.2mmとやや浅めです。キートップはわずかに凹んでいるように見えますが、ほぼフラットに近いです。

新モデルでは、ボトムカバーにリブを入れることによって"たわみ"を改善しています。キーを押すときに適度な抵抗があり、底も比較的柔らかいです。普通に打てるキーボードです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライト

 

タッチパッドは、手のホームポジションのほぼ中央に配置されるように改善されました。指の動かしやすさは普通です。

クリックボタンは、展示機を確認したときは普通の力で押せると思いましたが、自宅でじっくり操作してみたところ、やや固め(押すときに少し力が必要)に感じました。またクリックしたときの音が大きいです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

ストレージ性能は高いです。CPUやメモリ、グラフィックスについては、普通のモバイルノートパソコンと変わりありません。

Core i5-5200U、8GB メモリ、PCI Express x4接続の128GB SSDの構成時のベンチマーク結果を下に掲載します。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i5-5200U
x264でエンコード 30分58秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 12分29秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

特徴4 - PCI Express x4接続のSSDを搭載」の欄でベンチマークを掲載

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

本体をボトムカバーをはずし、バッテリーに表記されているバッテリー容量を確認すると、31Whでした。モバイルノートパソコンとしてはやや少なめです。


バッテリー容量は31Wh

 

メーカー仕様表に書かれているバッテリー駆動時間を確認すると、JEITA2.0測定法で8.1~10.4時間、JEITA1.0測定法で約11.0~12.4時間でした。

当サイトで実測した結果は、下表の通りです。仕事で使用するなら、「PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト」の結果が一番参考になると思います。

最新の他のモバイルノートパソコンと比較すると、やや短めの駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 7時間02分
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 3時間53分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 4時間50分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

薄さのチェック

薄さのチェックです。

ゴム足を含めた高さを実測した結果は、約20mmでした。ゴム足を含めても比較的薄いです。


高さを実測

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

SDカード挿入後の出っ張りは、あまりありません。


SDカードスロット挿入後の画像

 

カードリーダー/ライターの速度はそれほど速くありません。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)

 

 

 

 

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