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SONY VAIO Tap 20の実機レビュー

子供と楽しく遊べる!
VAIO Tap 20は、液晶が水平になるまで傾けることができるタッチパネル搭載のパソコンです。タブレットの大型版といった見た目です。
子供と一緒に遊ぶと楽しいパソコンです。Family Paintというタッチ操作できるお絵かきソフトは筆者の子供には好評でした。ネット上にある知育・学習ゲームも、タッチパネル付きの本製品であれば直感的に操作できます。
IPSパネルを搭載しており視野角が良く、1600x900と低めの解像度で文字が大きく、子供の眼にも安心です。
もちろん、キーボードやマウスも付属しており、普通の液晶一体型としても使用できます。
メーカー直販サイト:ソニーストア(VAIO Tap 20)
※レビュー機は当サイトでの購入製品です
目次
VAIO Tap 20の基本スペック
VAIOオーナーメイドモデルのVAIO Tap 20(2012年冬モデル)のスペックです。これ以外のモデルはスペックが異なりますのでご注意ください。特徴的な部分を赤字にしています。
CPU Core i3からCore i7までの超低電圧CPUを搭載可能です。本機はCore i5-3317Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4000)です。 |
液晶ディスプレイ 20型ワイド(1600x900)の光沢液晶です。タッチパネル搭載です。 |
メモリ 2GB / 4GB / 6GB / 8GBから選択可能です。本機は4GBです。 |
ハードディスク/SSD 500GB~1TBのHDD、256~512GBのSSDから選択可能です。本機は500GB HDDです。 |
光学ドライブ 非搭載です。 |
バッテリ駆動時間 メーカー公表値で約3.5時間となっています。実測値は後述します。 |
テレビチューナー 非搭載です。 |
特徴1 - 大型タッチパネルで子供も遊べる/学べる
VAIO Tap 20は、子供と一緒にタッチしながら使うと楽しいパソコンです。
タッチパネルに対応した大きな画面を搭載し、画面を完全にフラットに寝かせることが出来ます。タッチパネルは、10点マルチタッチ対応(同時に10本の指を認識)であるため、同時に複数の人がタッチすることができます。
液晶画面を床と水平にすることが可能
Family Paintを使ってみる
試しに、付属ソフトのFamily Paintを使用してみましたが、このソフトは"あたり"だと思います。
このソフトは、タッチで子供でも操作できるペイントソフトです。パレットを2つ表示し、同時に絵を描くこともできます。
3歳の娘に使わせてみましたが、何回か教えたら、色を変えたり、イラストを挿入したり等の操作を自分でできるようになり、楽しそう遊んでいました。文字ではなく絵のアイコンを押すだけで操作できるので、小さい子でも直感的に操作できるようです。3日連続で1時間/日、遊んでみましたが、楽しそうにパパの絵を描いてくれます。あまり画面を見せ続けるのも眼に悪いので、途中で止めさせようとすると、「まだ遊びたい~」って言ってきます。
気に入った絵をファイルで残せるのも良いです。いつもは紙の"らくがき帳"に絵を描いて遊んでいますが、保管しておくとかさばるので、とびきり良く描けた絵以外は、ついつい捨ててしまいます。Family Paintで描いた絵なら、何枚でも保存しておくことができます。1年後くらいに、昔描いた絵と見比べるのも楽しそうです。
Family Paintを使っている様子
知育・学習ゲームは無料でたくさんある
ストアからダウンロードする「Windows 8 用アプリ」は知育・学習ゲームがまだ少ないです。しかし、Webサイトになら、知育・学習ゲームはゴロゴロあります。マウスでも操作できるゲームですが、タッチ操作のほうが子供でも直感的に操作可能です。
下記に、ほんの一部ですが、知育・学習ゲームを提供しているWebサイトを紹介します。VAIO Tap 20で、子供と一緒に、このようなゲームをするのも楽しいと思います。
しまじろう キッズゲーム・ぬりえ(ベネッセ)
|
Yahoo!きっず学習 |
学習ゲーム - キッズgoo |
ネットくんプラス - 小学館ファミリーネット |
ゲームランド:キッズ@nifty |
遊ぶ|学研キッズネット |
VAIO Tap 20 を使った感想
本製品の画面解像度は、1600x900となっており、最初はフルHDの方が良かったと思っていましたが、子供と一緒に使う場合、このくらいの解像度でちょうどいいと感じました。フルHDだと文字が小さくなって子供の眼への悪影響が心配になります。
ただし、画面の映り込みが気になります。画面をフラットにして蛍光灯の真下で遊ぼうとすると蛍光灯がもろに映り込みます。映り込みが気になる方は、ソニーストアなどで液晶保護シート「VGP-FLS11」を購入し貼ると良いでしょう。低反射コートが施されているため、映り込みが低減します。
画面が光沢であるため、蛍光灯の真下に置くと映り込む
Family Paintを使っていて感じたのが、左右の画面でそれぞれ絵を描いているときに、お父さん側の画面でインターネットができれば便利だと思いました。子供が絵を描いているとき、お父さんは正直飽きてくるし、他に面白いアプリはないかなと探したくなります。このときお父さん側の画面でペイント以外のことが出来たら便利だと思いました。
あと、片手での持ち運びが便利なように、取っ手を付けて欲しいです。スタンド部分に指をかけて持てないこともないですが、スタンドは下側にあるのでひっくり返すのが面倒だし、スタンドは細くて鋭角になっているため指が痛いです。子供を抱っこしながら、片手でVAIO Tap 20を持つときなどきついです。重量は約5.2kgとそんなに軽いわけではないため、もう少し持ち運びやすければ良かったです。
特徴2 - バッテリ内蔵で持ち運べる
バッテリ内蔵で持ち運び可能
本製品はバッテリを内蔵しており、場所を気にせず使えます。
バッテリ駆動時間のメーカー公表値は約3.5時間です。
当サイトにて、動画(解像度:720x480)再生時のバッテリ駆動時間をテストしたところ、2時間18分で休止状態へ移行しました。
また、前述したFamily Paintで遊んでいたときは、2時間弱でした。
特徴3 - nasne(ナスネ)を使えばTVを視聴できる
nasne(別売り)を使えば、VAIO Tap 20でテレビを視聴することができます。
nasneにテレビケーブルを接続し、VAIO Tap 20 へ無線で映像を配信することができます。VAIO Tap 20へテレビケーブルを接続する必要はありません。ただし、nasne --- 無線LANルータ --- VAIO Tap 20の無線速度はある程度必要とします。無線速度が遅いとコマ落ちしたりします。”有線”LANでも(LANケーブルを接続しても)視聴できるため、コマ落ちする場合は有線LANにすると良いでしょう。
nasne(ナスネ)を使用すれば、VAIOパソコンからテレビのライブ視聴、録画予約などの操作が可能
nasneは、PlayStation 3、PlayStation Vita、VAIOパソコン、Xperia Tablet などか使用することが可能です。VAIOのパソコンで使う場合、「VAIO TV with nasne」という視聴ソフトをインストールして使いますが、操作方法が分かりやすく使い勝手が良いです。
home画面 - VAIO TV with nasne
guide画面 -
VAIO TV with nasne
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
非常に綺麗で見やすい液晶だと思います。
詳細は次の通りです。
視野角はIPS液晶を搭載しているため、非常に良いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
ガンマ補正曲線を確認すると、やや青色が下げ調整ですが、補正幅は少ないです。実際の画面はわずかに寒色系ですが、色再現性は高いです。むしろ、このくらいやや寒色系のほうが一般受けしやすいと思います。
色域はやや広めです。


キーボードとマウスのチェック
キーボードとマウスのチェックです。
ワイヤレスのキーボードが付属しています。キーピッチ、キーストロークとも十分あり、キートップはやや凹み滑りにくい素材です。打ちやすいです。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
マウスです。普通のマウスです。
マウス
総合ベンチマーク
本製品は、見た目はデスクトップパソコンですが、使用しているパーツはノートパソコンです。
プロセッサーはウルトラブックでよく使われる消費電力の少ない超低電圧CPUです。デスクトップパソコンほどの処理能力はありませんが、低消費電力で本体サイズも小さく出来ます。
ここでは、Core i5-3317U、メモリ4GB、500GB HDDの本機でのベンチマーク結果を掲載します。購入時に選択したパーツによってスコアは変わりますのでご了承ください。一般的な作業なら問題なくこなせるスコアです。個人的にはメモリは8GBにした方が良いと思います。また予算と必要なディスク容量を考えて、SSDにしても良いと思います。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
PCMARK7 v1.0.4
実行できず。原因不明。
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。
今回、Core i5-3317Uを搭載していますが、VAIOTap 20で搭載できるその他のCPUについても掲載します(ただし、その他のCPUは、別のPCでの実測結果です)。
いずれもエンコード向きのCPUではないですが、極端に遅くもないです。ただし、エンコードや動画編集をよくするなら、クアッドコアのCore i7のCPUを選択できるPCが良いと思います。
エンコード方法 | 他機 Core i7-3667U メモリ4GB |
他機 Core i7-3517U メモリ4GB |
本機 Core i5-3317U メモリ4GB |
他機 Core i3-3217U メモリ4GB |
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x264でエンコード | 32分00秒 | 32分53秒 | 37分09秒 | 47分46秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 12分10秒 | 12分00秒 | 17分01秒 | 19分18秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。ランダムリード・ライトは速いですが、シーケンシャルリード・ライトがそれほど速くありません。


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