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VAIO Tシリーズ(Ultrabook) の実機レビュー

更新日:2012年6月7日

銀座ソニービルへ行って、VAIO T(Ultrabook)を見てきました

6月9日より販売開始予定のVAIO Tシリーズ13と、Tシリーズ11を、銀座ソニービルのソニーストアへ行って確認してきました。簡易的にレビューします。

VAIO Tシリーズ13(13.3型) - パーツの選択の幅が広い

VAIO Tシリーズ13は、

と、ウルトラブックとしては、いたって普通のスペックです。

VAIOシリーズは、かなり尖った製品が多いですが、本機は無難に作ったなという印象を受けます。その代わり、価格は約7万円台からと安価です。

 

ただし、カスタマイズ性は非常に高いと思います。ウルトラブックはCPUやメモリが固定されている場合が多いですが、本機はかなり選択肢が広くなっています。一例を下記に示します。特にストレージの選択の幅が広い点は嬉しいです。高速大容量を望むなら512GBのSSDを、安価にしたいならHDD+SSD(SRT対応)を選んだりと、用途によって構成を大きく変えられます。

VAIO Tの選択できる主なパーツ
テスト内容 時間
CPU Core i7-3517U
Core i5-3317U
Core i5-2467M
Core i3-2367M
メモリ 8GB(4GB x2)
6GB(4GB+2GB)
4GB(4GB x1)
4GB(2GB x2)
2GB(2GB x2)
※1枚はオンボード
ストレージ SSD 約512GB
SSD 約256 GB
SSD 約128 GB
HDD 約500 GB + SSD 約32GB(SRT)
HDD 約320 GB + SSD 約32GB(SRT)

 

キーボードは標準的な配列です。

 

キーピッチは約19mmと十分な間隔ですが、キーストロークは約1.2mmと浅いです。実際に打ってみると、すぐに底に当たる感覚です。ただ慣れればなんとかなりそうです。

 

キーは滑りにくいですがフラットです。

 

タッチパッドは、クリックボタンと一体型です。独立型と比べるとクリックしづらいです。マウスポインタの動かしやすさは悪くないと思いますが、もう少し本体の左寄りに設置して欲しかったです。

 

天板です。素材はアルミで、ヘアライン加工が施されています。

 

液晶を開くと、液晶下部が机にあたり、本体が少し浮くような形になります。これはVAIO Zと一緒です。

 

天板はVAIO Zほど薄くなく、安心して開ことができます。

 

側面のポート類は割と充実しています。VGAポートを搭載している点はウルトラブックとしては珍しいです。LAN、HDMIポートも搭載されています。USBは2つしかありません。もう1つ欲しいところでした。

 

液晶画面は普通です。高解像度でもなく高色域でもありません。やや青白い一般的な画面です。

 

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果です。今回の展示機は256GBのSSDを搭載していましたが、ディスクのスコアは7.9と非常に高いです。CPUはCore i7-3517Uで、ULV版ではありますがスコアは比較的高いです。

 

搭載されていたSSDの型番を確認したところ、SanDisk SD5SB2256Gでした。ただし、展示機であるため、実際に出荷されるSSDとは異なる可能性があります。

 

写真の掲載はNGでしたが、VAIO Tの底面のフタは、ウルトラブックとしては珍しく自分で開けることができます。中を見るとメモリスロットが1つ空いており、自分で増設可能になっています。また、やってはないですが、HDD(またはSSD)や、バッテリも自分で換装できそうです。

※実際に試したわけではないので、交換できなくても責任は負えません。

VAIO Tシリーズ11(11.6型) - コンパクトで持ち運びに便利

VAIO Tシリーズ11は、

と、VAIO Tシリーズ13 と比べて、ボディサイズおよび液晶が小さく、重量も軽くなったUltrabookです。

下の画像は、白いキーボードカバーを装着しています。実際は黒いキーボードです。

 

キーボード配列は、Tシリーズ13とほぼ一緒です。右側のShiftがやや小さくなり、矢印キーが上がっています。

キーピッチは約18.43 mmはと、Tシリーズ13よりもやや狭くなっていますが、実際に打ってみても気にはなりません。キーストロークは約1.2 mmと浅めです。

 

ポート類もTシリーズ13と一緒です。

 

底面画像です。こちらはフタを開けてはみませんでしたが、こちらもHDDやバッテリなど自分で換装出来そうです。ただし未検証ですので責任は負えません。

 

選択できるパーツや画面解像度は、Tシリーズ11もTシリーズ13もほぼ変わりありません。であれば、私は少しでもコンパクトで軽量なTシリーズ11の方が好きです。ただ、11.6型液晶搭載のボディであれば、1.2kg台にならなかったかなと思います。ソニーの薄型・軽量の技術があればそれも可能であったと思うのですが、やや残念です。その代わり、Tシリーズ11は、約6万円という価格から購入可能です。

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メーカーサイトVAIO シリーズ icon