会員登録

今なら抽選でプレゼント実施中!!

当サイトは、パソコン・周辺機器・ソフトの比較サイトです。価格ではなく、機能・性能面について比較しているのが特徴です。

the比較 > パソコンの比較 > Core i7-8550U

Core i7-8550Uのベンチマーク【暫定】

初稿:2017年9月25日

Core i7-8550Uのベンチマーク

はじめに

ここでは、Core i7-8550Uのベンチマークスコアを掲載します。ただし、放熱性のあまりよくなさそうな薄型モバイルノートで計測したため、もしかすると通常よりもベンチマークスコアが低い可能性があります。そのため、今回は【暫定】のスコアとさせていただきます。

Core i7-8550Uの仕様

Core i7-8550Uは、第8世代となるインテルCoreプロセッサーで、主にノートPCに採用されるCPUです。Uシリーズとしては初めてコア数が4つになり、8スレッドの同時実行が可能です。

主な仕様は、次の通りです。第7世代のCPUと比べると、コア数およびスレッド数が2倍になり、ターボブースト時の最大動作クロックも4.0GHzへと上がっています。またキャッシュも増加しています。その代わり、ベースクロックは下がっています。

内蔵グラフィックスについては、名称が「Intel HD~」から「Intel UHD~」に変わり、4K対応であることがよりアピールされています。ただ、第7世代CPUから4Kには強くなっており、性能面ではほぼ変わらないと思われます。

Core i7-7500UとCore i7-6500Uの仕様比較
  第7世代プロセッサー 第7世代プロセッサー
Core i7-8550U Core i7-7500U
開発コード名 Kaby Lake R Kaby Lake
コア数 / スレッド数 4 / 8 2 / 4
ベースクロック 1.8GHz 2.7GHz
ターボブースト時の
最大動作クロック
4.0GHz 3.5GHz
キャッシュ 8MB 4MB
内蔵グラフィックス Intel UHD Graphics 620 Intel HD Graphics 620
TDP 15W 15W

ASUS ZenBook 3 Deluxe UX3490UARでテスト

第8世代インテルCoreプロセッサー「Core i7-8550U」を搭載した新製品のASUS ZenBook 3 Deluxe UX3490UARで、ベンチマークを計測します。

本当は、もっと放熱性の高いノートPCで計測したいのですが、まだ第8世代インテルCPUを搭載したPCが少なく、入手できないため、今回は薄型の放熱性の悪そうなモバイルノートPCで計測します。現にこのPCでエンコードすると、サーマルスロットリングが発生していました。そのため今回のベンチマークスコアは【暫定】とさせて下さい。もっと放熱性の高そうなノートPCで計測できたら、そちらのスコアに差し替えるかもしれません。


ASUS ZenBook 3 Deluxe UX3490UAR

Core i7-8550Uの各種ベンチマークスコア

Passmark - CPU Mark > 約1.6倍もスコアUP

まずは、Core i7-8550Uについて、PassmarkのCPU Markのスコアから確認します。「10062」と非常に高いスコアです。

Core i7-7500Uは約6000であるため、旧世代CPUより約1.6倍はスコアが伸びたことになります。

なお、TDP45WのCore i7-7700HQは約10000で、このCPUほぼ同じスコアです。


Passmark - CPU Mark

CINEBENCH R15 > 約1.5倍もスコアUP

次に、Core i7-8550UのCINEBENCH R15のスコアを確認します。マルチコアで「504」というスコアです。

Core i7-7500Uの場合、マルチコアのスコアは約330であるため、旧世代CPUより約1.5倍はスコアが伸びていることになります。


CINEBENCH R15

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間 > 約1.15倍だけ高速

次は、TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間を計測します。

XAVC Sの動画をH.265/HEVCへ変換する処理を確認したところ、35分02秒でした。旧世代のCore i7-7500Uで同様の処理を行った場合、約41分であったため、旧世代CPUより約1.15倍、速くなったことになります。


TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間

 

PassmarkやCINEBENCHではかなりスコアが伸びましたが、エンコードについてはそれほどでもありませんでした。これはエンコードをしてから数分経つと、サーマルスロットリングが発生し、徐々にCPUクロックが下がっていくためです。

PassmarkやCINEBENCHの場合、何十分も高い負荷をかけ続けるわけではないため、ベンチマークスコアにそこまで影響はしなかったのだと思います。

ASUS ZenBook 3 Deluxeは、薄型で冷却性能が悪いため、CPUクロックが下がったのかもしれません。もしくは、Core i7-8550Uほどの高性能なCPUを搭載すると、薄型のノートPCではどうしてもクロックダウンしてしまうのかもしれません。この辺は他のPCを使ったことがないので不明ですが、後日、他のPCも触ることがあると思うので、そのときに確認してみます。


温度の計測結果

ベンチマークスコアのまとめ

最後に、上で掲載したベンチマークスコアを含め、今回掲載したベンチマークスコアをすべて掲載します。

CPU処理性能の比較

CPU性能ついて、各ベンチマークスコアを比較したのが下の表です。Core i7-8550Uのシングルコアのベンチマークスコアは、旧世代のCore i7-7500Uと比較してほぼ変わりません。ただし、マルチコアのスコアは大きく向上しています。

Core i7-7500UとCore i7-6500Uの比較
  テスト内容 Core i7-8550U Core i7-7500U
CPU性能を
評価するテスト
Passmark - CPU Mark 10062 5888
CINEBENCH R15 - CPU (Multi-Core) 504 cb 333 cb
CINEBENCH R15 - CPU (Single-Core) 149 cb 148 cb
Geekbench 4 - CPU (Multi-Core) 13205 8426
Geekbench 4 - CPU (Single-Core) 4514 4409
x265でH.265/HEVCエンコード 35分02秒 41分4秒

グラフィック性能の比較

グラフィック関連のスコアについては、ほぼ変わりありません。計測したPCの放熱性が悪いためか、逆にスコアが低くなっているケースもありました。

Core i7-7500UとCore i7-6500Uの比較
  テスト内容 Core i7-8550U Core i7-7500U
グラフィック
性能を
評価するテスト
3DMark Sky Diver - Graphics score 2760 4002
3DMark Cloud Gate - Graphics score 7542 8547
CINEBENCH R15 - OpenGL 51.97 fps 46.14 fps
ドラゴンクエスト X (1280x720) 7083 (とても快適) 8728 (とても快適)
QSVでH.265/HEVCエンコード 3分52秒 4分14秒

まとめ

Core i7-8550Uは、4コアになったことにより、マルチコアのベンチマークスコアが大きく向上しています。旧世代CPUと比べると、約1.5倍も性能が向上しています。

ただし、今回のテストで使用したノートPCは放熱性が悪いためなのか、CPU使用率が100%になるような負荷を長時間かけるとサーマルスロットリングが発生し、CPUクロックがダウンしていました。エンコードのような長時間かかる処理については、旧世代のCPUと比べて、それほど高速にはなっていませんでした。

この点については、計測したノートPCが悪いのか、それともノートPCにCore i7-8550Uを搭載すると、エンコードのような処理はどうしてもサーマルスロットリングが発生してしまうのかは、後日、他のPCでもテストし、追記したいと思います。