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MSI GS30 2M-030JP Shadowの実機レビュー(PR)
ノート兼デスクトップゲームPC
MSI GS30 2M-030JP Shadowは、Core i7-4870HQ / インテル Iris Pro 5200の内蔵グラフィックスを搭載した13.3型ゲーミング・モバイルノートパソコンです。
また、付属のG-Dockにドッキングすれば、デスクトップパソコンと同等のグラフィック性能でゲームをプレイすることが可能です。
G-Dockにはデスクトップパソコン用グラフィックカードを装着可能で、今回試した限りでは、本来のカードの性能を十分に引き出していました。
外出先でも自宅でも、快適にゲームができる製品です。
製品情報:GS30 2M-030JP Shadow
販売店:Genkibuy.com
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
GS30 2M-030JP Shadowの基本スペック
GS30 2M-030JP Shadowの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年2月18日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第4世代インテルCPU Core i7-4870HQです。 |
グラフィックカード インテル Iris Pro 5200です。デスクトップ用グラフィックカードを装着したゲーミングドック「G-Dock」にPCを接続することで、外部GPUも利用可能。今回G-DockにはGeForce GTX 970(4GB)を搭載しています。 |
メモリ 16GB(8GB×2)を搭載しています。 |
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液晶ディスプレイ 13.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度は1920×1080(フルHD)です。 |
HDD/SSD 256GB(128GB SSDを2枚使用したRAID 0 構成)です。Super RAIDと呼ばれています。 また、G-Dockには3.5インチHDD or SSDを追加することが可能です。 |
光学ドライブ 光学ドライブは搭載していません。 |
その他 重量は約1.2kg、厚さは19.8mm、バッテリー駆動時間は4時間48分(JEITA2.0)です。 |
特徴1 - 薄くて軽いモバイルノート
GS30 2M-030JP Shadowは、厚さ19.8mm、重量約1.2kgの薄型軽量デザインのモバイルノートパソコンです。
ゲーミングノートパソコンとしては、かなり薄くて軽いです。
本体の薄さ
重量の実測値は下図の通りです。PC本体は仕様よりもやや重かったです。
ACアダプターは316gでした。65WのACアダプターの割にはやや重いと思います。
重量の実測結果
特徴2 - デスクトップ用グラフィックカードも外付け接続可能
本製品の目玉として、ゲーミングドック「G-Dock」という外付けGPUケースが付属しています。
このケースに、デスクトップ用グラフィックカードを装着し、ノートパソコンをドッキングさせれば、ゲーミングデスクトップPCと同等の処理性能でゲームをプレイすることが可能です。
外出先ではゲーミングモバイルノートPCとして使い、自宅では「G-Dock」を使用して、高負荷なゲームをプレイすることが可能です。
G-DockにGS30 2M-030JP Shadowを接続したときの外観
今回、G-Dockには、GeForce GTX970(MSI GTX 970 GAMING 4G)を搭載しています。このときのベンチマーク結果、騒音値、GPU温度などを計測し、別ページにまとめましたので、こちら↓もご覧ください。
特徴3 - RAID 0 のSSDを搭載
本製品は、RAID 0 構成のSSDを搭載しており、非常に高速です。シーケンシャルリードは1000MB/s近いスコアが出ています。ただし、4Kのランダムアクセスはそこまで速くはありません。
CrystalDiskMark(SSD RAID 0)
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は良いです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色も1:1の直線に近いです。自然な発色であることが分かります。
色域は普通の広さです。
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素の画像です。ノングレアの処理面にピントを合わせると、やや凹凸が激しいです。そのためか、(気にならない程度ですが)ややギラつきを感じます。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは実測で約19 × 19mm、キーストロークは約2mm。十分なキーピッチの間隔とキーストロークの深さです。キートップがもう少し凹んでいれば良かったなと思いますが、キーの押し始めには適度な抵抗があり、底は柔らかく、比較的押しやすいキーだと思います。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさは普通で、クリックボタンはやや固めです。
タッチパッド
キーボードバックライトも搭載しています。明るさの調整機能はありません。
キーボードバックライト
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
Core i7-4870HQのCPU、およびSSD RAID 0のストレージは非常に高い性能です。インテル Iris Pro 5200のグラフィックスは、ミドルロークラスのGPUです。
各ベンチマーク結果を下に掲載します。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8
動画のエンコード時間
Core i7-4870HQ | |
---|---|
x264でエンコード | 15分12秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 7分15秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
ゲームベンチマーク
インテル Iris Pro 5200内蔵の本製品でのゲームベンチマーク結果です。
なお、G-Dock(GeForce GTX 970装着)を外付けしたときのベンチマークスコアは「G-Dock」の実機レビューをご覧ください。
スコアを確認すると、インテル Iris Pro 5200は、(ゲームにもよりますが)GeForce 840Mと同等程度のスコアです。低めのグラフィック設定であれば、プレイ可能なゲームも多いです。
製品名 | MSI GS30 2M-030JP Shadow | |||
基本スペック | Core i7-4870HQ インテル Iris Pro 5200 |
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ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 |
標準品質 ★ | 4706 (快適) | ||
最高 | 1898 (設定変更を推奨) | |||
ファンタシースターオンライン2 ver.2 | 描画:3 | 3921(標準) | ||
描画:5 | 1660 (重い) | |||
バイオハザード6 | ― | RANK C (1980) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 3821 | ||
ドラゴンクエストX | 標準 | 7348 (とても快適) | ||
最高 | 5487 (快適) | |||
GRID Autosport | ウルトラロー | 86 fps | ||
ミディアム | 33 fps | |||
ウルトラ | 16 fps | |||
トゥームレイダー | LOW | 54 fps | ||
HIGH | 22 fps | |||
ULTIMATE | 8 fps | |||
Metro Last Light | Low | 25 fps | ||
High | 15 fps | |||
Very High | 12 fps | |||
スリーピングドッグス | 低 | 38 fps | ||
高 | 13 fps | |||
最高 | 6 fps | |||
ドラゴンエイジ:インクイジション | 低品質 | 起動せず | ||
高品質 | 起動せず | |||
最高品質 | 起動せず | |||
★「標準品質(ノートPC)に設定しています。 ※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
まずバッテリー容量は、47.36Whです。
バッテリー駆動時間の実測結果は下表の通りです。バッテリー容量は十分ありますが、消費電力の高いCPUを搭載しているため、駆動時間はそれほど長くありません。ACアダプターを一緒に持ち歩くことを前提に、製品購入を検討したほうが良いでしょう。
駆動時間 | |
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PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※1 | 2時間5分 |
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。
スロットは本体の右側面にあります。挿入後のSDカードの出っ張りはほとんどありません。
SDカード挿入後の外観
CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。UHS-Ⅱのカードにも対応しており、非常に高速です。
CrystalDiskMark(UHS-ⅡのSDカード)