レノボ ThinkPad E480の実機レビュー

更新日:2018年3月15日

低価格でも、多くの用途で使えるPC

ThinkPad E480は、約6万円で購入できる安さでありながら、品質が高く、多くの用途で使用できるPCです。

キーボードが打ちやすく、液晶も比較的見やすいため、長時間タイピングする方でも快適に作業ができるでしょう。

第8世代Coreプロセッサーを選択でき、さらにストレージは2台搭載可能で、処理性能も高いです。動画編集などもこなせるスペックです。

さらに、質量は約1.75kgと従来よりも軽量化しました。モバイル向けパソコンよりは重いですが、室内移動なら苦にならない質量です。少し重くても大丈夫な方は、外出先へ持ち運ぶこともできるでしょう。

ただ、底面カバーは従来よりも取り外しにくくなりました。

追記:いつの間にか、Core i3-8130Uを選択できるようになっていたので、加筆・修正しました。

CPU 第7、8世代Core
メモリ 最大32GB
ストレージ PCIe M.2 SSD
2.5インチ HDD
[デュアルドライブ可]
グラフィックス インテル HD/UHD 620
Radeon RX550
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 HD 非光沢
FHD IPS 非光沢
質量 1.75kg~
バッテリー 約14.03時間
価格 約6万円(税込)~

 

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は次の構成でレビューをしています。

  • Core i5-8250U、8GBメモリ、128GB PCIe SSD、インテル UHD グラフィックス 620、FHD IPS液晶

目次

お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。

 

ThinkPad E480の特徴

第8世代インテルCPU「Core i3-8130U」搭載モデルなら約6万円

ThinkPad E480は、人気のThinkPad Eシリーズ(14型)の最新機種です。

このシリーズは、スペックはまずまずなのに、価格が安いため、昔から人気があります。新機種のThinkPad E480も、最も安いCore i3-8130Uのモデルだと約6万円(税込)と安価です。なお、他社のPCと価格を比べるときは、他社は税抜き表示されていることが多いですが、レノボは税込み表示となっているためご注意下さい。

Core i3-8130Uは、Core i3で初めてターボブーストが搭載され、ベンチマークスコアはかなり期待できます。ベンチマークスコアについては後日公開予定です。

打ちやすいキーボード

ThinkPadシリーズ共通のメリットですが、キーボードが打ちやすいです。デスクトップ用のメカニカルキーボードなどには及びませんが、ノートパソコンとしては群を抜いてタイピングしやすいです。また、おなじみのトラックポイントも搭載しているため、マウスを使えない場所で作業をするときでも、マウスポインターを操作しやすいです。


打ちやすいThinkPadキーボード&トラックポイント

 

この価格帯のPCとしては高い品質の液晶 & 左右は狭額縁

6万円台で購入できるPCは、HD(1366x768)の解像度で視野角も狭い液晶が多いですが、ThinkPad E480は、フルHD(1920x1080)で広視野角なIPS液晶を選択することが可能です。さらに非光沢液晶ですので映り込みも少なく、ギラつきもほぼ感じず見やすいです。

また、左右のベゼルだけですが、幅が狭くなり見た目がスッキリしました。


左右のベゼルは狭くなり、スッキリした

 

デュアルドライブ構成が可能

ThinkPad E480は、M.2 SSDと2.5インチストレージのデュアルドライブ構成が可能です。

14型とコンパクトなボディで、デュアルドライブができる製品は珍しいです。

OSをインストールするドライブの他に、もう1つドライブがあると、データ保存場所として使ったり、バックアップデータ保存場所として使ったり、何かと便利です。購入後、2.5インチSSDを自分で増設し、SSD + SSDにしてもいいと思います。


デュアルドライブ構成が可能

 

Radeon RX550の性能はイマイチでした・・・

本製品ではRadeon RX550を選択しなかったため、兄弟機種となるThinkPad E580でファークライ プライマルのベンチマークを計測してみたところ、下図のようになりました。なお、比較までにGeForce MX150のスコアを掲載していますが、m-Book Kという機種で計測しています。

今回のテストでは、Radeon RX550は、GeForce MX150よりも劣るスコアとなりました。積極的に搭載しなくてもいいかなと思います。ほとんどの用途は、CPU内蔵のグラフィックスで十分だと思います。

ただ、ゲームによりますが、解像度をHD(1280x720)にすれば、平均フレームレートが60 fps前後になるゲームも多いです。HD解像度のときや、他のゲームのベンチマークスコアは、これからThinkPad E580のレビュー記事も執筆するので、そのときに掲載します。


グラフィックス性能の比較

 

従来機種よりも約150g軽量化

14型のThinkPad Eシリーズは、コスパが高いことに加えて、小型であるため、外出先へ持ち運ぶ方も割といるようです。新機種のThinkPad E480は、従来モデルよりも約150g軽量化し、「1.75kg~」という質量になり、より持ち運びやすくなったと思います。ただし、専用のモバイルPCと比べると、まだまだ重いです。


従来モデルよりも軽量に

 

180度開くディスプレイ

ThinkPad E480は、写真のように、180度開くヒンジを備えています。ビジネスシーンなどでクライアントに画面を見せながら話をすることなどが可能ですし、座高の高い人は、かなり画面を傾けて使うことも可能です。


180度開くディスプレイ

ライバル機種との比較

14型液晶を搭載し、処理性能が高く、コスパも高いライバル製品と言えば、真っ先にDELL Inspiron 14 7000を思い浮かべます。ここでは、このDELL Inspiron 14 7000と、ThinkPad E480を比較します。

Inspiron 14 7000は、ThinkPad E480に比べて、バッテリー容量は劣るものの、コンパクトになっており、質量も軽いです。持ち運びはInspiron 14 7000のほうが適していると思います。

ただし、ThinkPad E480のほうがキーボードが打ちやすく、液晶も非光沢で、作業はしやすいと思います。

専用グラフィックス搭載時のグラフィックスのベンチマークスコアはほぼ同じです。上で、Radeon RX550はGeForce MX150ほどの性能はないと書きましたが、Inspiron 14 7000は、本来のGeForce MX150の性能を発揮できておらずスコアが低めになっています。そのため、両PCはほぼ同じスコアになっています。

価格についても、ほぼ同等です。

ThinkPad E480とライバル機種との比較
  ThinkPad E480
Inspiron 14 7000
専用グラフィックス Radeon RX550
[スコア:26 fps]※
GeForce MX150
[スコア:24 fps]※
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 非光沢 光沢
質量 約1.75kg~ 約1.649kg~
バッテリー容量 45Wh 42Wh
バッテリー駆動時間 最大約14.03時間 ?
サイズ 329.3x242x21.9mm 323.3x227.1x18.95mm
レビュー レビュー
※ここのスコアは、ファークライ プライマルのベンチマークをFHD、低画質で実行したときの値です。
また、Radeon RX550は、ThinkPad E480ではなく、ThinkPad E580で計測した結果となります。

ThinkPad E480とE470の比較

ThinkPad E480と、従来モデルのThinkPad E470とを比較し、変化点を見ていきます。

濃い黒になり、ボディが角ばった

ThinkPad E470は、やや色が薄い黒で、丸みを帯びたデザインでしたが、ThinkPad E480は、色が濃くなり、ボディがやや角ばりました。よりThinkPadらしくなったと思います。

また、天板の「ThinkPad」のロゴも立体的で、かっこよくなっています。


濃い黒になり、ボディは角ばった


立体的なE480のロゴ

 

トラックポイントはより丸く高くなった

ThinkPad E480のトラックポイントは、E470に比べてより丸みが出て、高くなり、マウスポインタ―を制御しやすくなったと思います。


トラックポイントの比較

 

クリックボタンは下側が下がる

トラックポイント用のクリックボタンについて、ThinkPad E470は上側が下がる方式でしたが、E480は下側が下がる方式となりました。E470のときも違和感はありませんでしたが、親指の構造的に、E480のほうが押しやすいと思います(このボタンは手をキーボードに置いたまま親指で押すことが多い)。


ThinkPad E480のトラックポイント用クリックボタンは、下側が下がる

 

ボディはややコンパクトに

ThinkPad E480は、狭額ベゼルを採用することで、横幅が従来機種よりも狭くなっています。ただし、奥行きはそれほど変わりません。


ThinkPad E480は横幅がやや短くなった

 

電源の供給はUSB Type-Cに

従来のThinkPad E470は、専用の電源コネクタでしたが、E480はUSB Type-Cに変わりました。USB Type-Cであれば、他社製の充電器やドックなども使えるため、汎用性は高くなったと思います。


電源コネクタ

 

SSDやメモリのパーツ換装はしにくくなった

従来のThinkPad E470は、ネジを3本外して、カバーをスライドするだけで底面カバーが外れましたが、E480は、ネジを9本も外し、カバーのツメも工具などを使って外す必要があります。SSDやメモリの換装はE470のほうがしやすかったです。


メンテナンス性はE470のほうが良かった

 

スペックの比較

スペックを比較したのが下記の表です。

ThinkPad E480は、E470に比べて、より高スペックなCPUと外部グラフィックスを選択できるようになりました。バッテリー容量に変更はありませんが、質量は150gほど軽くなっています。

SDカードスロットがmicro SDカードスロットに代わったのは残念です。一眼レフなどから画像や映像を取り込むことが多い場合は、少し不便を感じるかもしれません。

ThinkPad E480とE470の比較
  ThinkPad E480
ThinkPad E470
CPU 第7、第8世代Core 第6、第7世代Core
専用グラフィックス Radeon RX550 GeForce 940MX
質量 1.75kg~ 約1.9kg~
サイズ 329.3x242x21.9mm 339x242x23.7mm
充電端子 USB Type-C 専用電源ポート
インターフェース USB3.0 x2
USB Type-C
USB 2.0
HDMI
有線LAN
micro SDカードスロット
USB3.0 x2
USB 2.0
HDMI
有線LAN
SDカード
スロット
レビュー レビュー

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

液晶型番は「N140HCA_EAC」です。

最大輝度は、当サイトによる計測で、236cd/m2でした。やや低めです。

視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。比較的素直な発色になっていると思います。


 

色域はやや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきはほぼ感じません。


画素の拡大図

 

非光沢液晶であるため、画面への映り込みが低減されています。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約19mm、キーストロークは2mm弱です。いずれも十分な数値です。キートップはかなり湾曲しており指のフィット感は良いです。非常にタイピングしやすいです。

ただし、ThinkPad E580と違ってテンキーは搭載していません。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

ThinkPadのキーボードは、左下のキーが「Fn」、「Ctrl」という順番に並んでいますが、他のメーカーのキーボードは逆になっているケースが多く、違和感を覚える人もいると思います。ただし、「Lenovo Vantage」のアプリからこの機能を逆にすることが可能です。


FnとCtrlの機能の入れ替え

 

バックライト付キーボードを選択することも可能です。


キーボードバックライト

 

おなじみのトラックポイントおよびタッチパネルです。いずれも使いやすいです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

ThinkPad E480のパフォーマンスのチェックです。

CPU

第8世代Coreプロセッサーを搭載し、CPU性能は比較的高いです。また、安価な第7世代のCore i3やCore i5も選択することが可能です。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

グラフィックス

グラフィックスには、CPU内蔵のグラフィックスまたはRadeon RX550となります。

上で掲載した通り、Radeon RX550は、CPU内蔵のグラフィックス(インテル UHD グラフィックスなど)よりは高性能ですが、GeForce MX150ほどの性能はありません。

また、GeForceではなく、Radeonであるため、GPU支援が使えるアプリケーションが限られます。GPU支援を使うためにRadeon RX550を搭載しようと思っている方は、使いたいアプリがRadeonのグラフィックスに対応しているか、確認しておくと良いでしょう。

ストレージ

ストレージは、M.2 PCIe SSDと2.5インチ HDDを選択できます。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ThinkPad E480で計測したベンチマーク

以下、本製品で計測したベンチマークスコアです。

CINEBENCH R15
(CPU性能の評価)

Core i5-8250U
PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i5-8250U
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i5-8250U、インテル UHD グラフィックス 620
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i5-8250U
x265でエンコード (※1) 28分20秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 3分34秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

128GB PCIe M.2 SSD(東芝 KBG30ZMT128G)

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

micro SDカードのみ挿入可能です。SDカード挿入後の出っ張りは、ほとんどありません。


SDカード挿入後の画像

 

普通の速度です。※計測ミスがあったので、初稿時とは画像を差し替えました。


micro SDカードのベンチマーク(最大95MB/sのUHS-Ⅰのカードで測定)

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、他の充電器やドックで充電などができるかを試しました。

当サイトにて、試した結果は下表の通りです。

Thunderbolt 3には対応していないため、Thunderbolt 3 ドックによる外部ディスプレイの拡張などはできませんでした。

USB Type-C/Thunderbolt対応の充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部ディスプレイ、
LANの拡張
ThinkPad USB Type-C ドック OK OK
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック OK NG
Helper 充電器(60W) OK
ZHOULX 充電器(65W) OK

質量のチェック

ThinkPad E480の質量のチェックです。

メーカーサイトには「1.75kg~」とあります。当サイトで計測した質量は下図の通りで、PC本体が1.790kgでした。


質量の計測結果

 

今回、(M.2 SSDのみ選択し)HDDを選択せずに購入しましたが、後からディスクを増設できるように、ダミーの2.5インチディスクおよびマウンター、放熱シートが搭載されていました。

このダミーディスクなどを取り外すと、1.728kgまで質量が減りました。



質量の計測結果

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間をチェックします。

メーカー仕様表にはJEITA2.0計測法で、約14.03時間とあります。

バッテリー容量は、底面カバーを開けてバッテリーを直接確認してみたところ、45Whと書かれていました。普通の容量だと思います。


バッテリー容量

 

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は、下の表の通りです。なお、バッテリー駆動時の電源モードはデフォルト(高パフォーマンス)にしています。普通の駆動時間だと思います。

バッテリー駆動時間
  Core i5-8250U
PCMark 8 Home テスト ※1 4時間45分
PCMark 8 Work テスト ※2 5時間29分
動画再生時 ※3 8時間07分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

ThinkPad E480の動作音(静音性)のチェック結果です。

低めの動作音です。


騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

騒音値の計測結果

パーツの温度のチェック

ThinkPad E480の温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

やや低めの温度です。安心して使えます。


 

エンコード時のCPU温度と、CPUクロックの推移は下図のようになっています。途中で急激にクロックが下がったりせず、安定して動作しています。


エンコード時のCPU温度とクロック

表面温度のチェック

表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード面は熱くないので安心して使えます。裏面は割と熱いので、膝の上などにはできるだけ置かないほうがいいと思います。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

やや低めの消費電力です。


外観のチェック

外観のチェックです。

上述しましたが、ボディの端が従来モデルよりも角ばって、よりThinkPadらしい外観になったと思います。

 

天板です。ThinkPadロゴが立体的になり、斜めの模様も入ってかっこいいです。

 

下図は、パームレスト側のThinkPadロゴです。こちらは従来通りです。

 

スピーカーは底面に搭載されています。音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で5点といったところです(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。

 

なお、「Lenovo Vantage」から「DOLBY 設定」を変更することが可能です。音が不自然だなと感じたら、ここを変えてみると良いでしょう。

 

液晶を閉じたときの画像です。

 

ヒンジはロールダウンするようになっています。

 

液晶が開く最大の角度です。ほぼ180度開きます。

 

側面のポートです。フルサイズのUSB3.0はもちろん、LANやHDMI、USB Type-Cなどがあります。

USB Type-Cは、Power DeliveryやVideo-outには対応していますが、Thunderbolt 3には対応していません。

 

底面です。

 

ゴム足が長いので、設置したときに安定感があります。

 

底面カバーを取り外したときの画像です。

 

静音性・冷却性に優れたOwl(ふくろう)ファンです。

 

メモリスロットは2つで、換装可能です。

 

今回搭載されていたM.2 SSDは、長さ42mm(Type 2242)と短いため、取り付け器具みたいなのが付けられていました。

 

前述した通り、今回、2.5インチHDDは選択しませんでしたが、ダミーやマウンター、保護シートなどが取り付けられていました。自分で増設する場合も安心です。

 

底面カバーには、M.2 SSD用の冷却パッドと、2.5インチHDD用の保護シートのようなものが取り付けられていました。

 

ACアダプターの画像です。今回は45W ACアダプターですが、65W ACアダプターを選択することも可能です。

まとめ

以上が、ThinkPad E480のレビューです。

価格が安いのに、品質は高く、多くの用途で使用できるノートPCだと思います。

まず、第8世代インテルCPUを選択可能で、デュアルドライブ構成もでき、多くの作業が快適です。さらに、キーボードが打ちやすく、タイピングすることが多い方にも適しています。また、従来より軽量化され、室内での移動がしやすく、外出先へ持ち運べないこともないです。

動作音は比較的静かで、タイピング中のパームレスト温度も低めで、液晶も割と見やすく180度開くことも可能で、細かい部分を見ても欠点がありません。約6万円から購入できるPCとは思えない品質だと思います。

ただし、多くの用途で使える反面、ややどっちつかずな感じはあります。モバイル専用ノートPCのように軽くはないですし、ThinkPad E580のように画面も大きくないですし、テンキーもありません。

また、第8世代インテルCoreプロセッサーモデルがもう少し安くなったらいいなと思います。

詳細・購入はこちら

 

 

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