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HP ENVY 15-k200の実機レビュー

ワンランク上のPC
HP ENVY 15-k200は、ワンランク上のデザイン、性能を持った15.6型ノートパソコンです。
パームレスト部分にアルミ合金を採用。トップカバー、ボトムカバー、パームレストをシルバーで統一し、高級感あるデザインです。
グラフィックスには、GeForce GTX 850M(4GB)などを選択でき、ゲームなどをプレイすることも可能です。
非光沢フルHD液晶に、指紋認証装置、HP独自のトラックパッドなどを搭載し、使いやすいパソコンです。
メーカー直販サイト:HP公式サイト
※レビュー機はメーカーからの借用品です
目次
1 ENVY 15-k200 の基本スペック | 2 特徴1 - 高級感のあるデザイン |
3 特徴2 - 指紋認証で簡単ログイン | 4 特徴3 - HPコントロールゾーン トラックパッド |
5 液晶ディスプレイのチェック | 6 キーボードおよびタッチパッドのチェック |
7 パフォーマンスのチェック | 8 ゲームベンチマーク |
9 静音性のチェック | 10 パーツの温度のチェック |
11 表面温度のチェック | 12 消費電力のチェック |
13 外観のチェック | 14 まとめ |
HP ENVY 15-k200の基本スペック
HP ENVY 15-k200の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年3月21日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Uシリーズの第5世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-5500Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵、GTX 850M(4GB)、840M(2GB)を選択可能です。本機はGTX 850M(4GB)です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920x1080ドット)です。 |
メモリ 最大16GBです。本機は8GBです。 |
ハードディスク/SSD 1TB ハイブリッドハードディスク(8GBフラッシュメモリ内蔵)です。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ、またはブルーレイディスクドライブです。 |
特徴1 - 高級感のあるデザイン
HP ENVY 15-k200は、パームレスト部分にアルミ合金を採用。トップカバー、ボトムカバー、パームレストをシルバーで統一し、高級感あるデザインです。丸みを帯びたエッジもかっこいいです。

高級感あるデザイン
特徴2 - 指紋認証で簡単ログイン
本製品は、指紋認証によって、OSへログインすることが可能です。またOSだけでなくWebサイトへ簡単にログインすることも可能です。ログイン画面が出たら、指紋認証装置の上を、スーッと指でなぞるだけです。
ただし、パスワードでもログインできるため、セキュリティレベルが上がるわけではありません。ご注意ください。
指紋認証でログイン可能
特徴3 - HPコントロールゾーン トラックパッド
ENVY 15-k200は、コントロールゾーン トラックパッドというものを採用しています。
これは、タッチパッドの左右にコントロールゾーンを設けることで、タッチ液晶と同じように、アプリの切り替えや、チャームの表示などを行える機能です。
例えば、非タッチ液晶で、チャームを表示する場合、マウスポインタを画面の右上または左上に合わせる必要があり、やや面倒でしたが、本製品は、ライトコントロールゾーンから指を左へスライドさせるだけで、チャームが表示されます。
タッチパッド全体の面積は広くなりますが、思ったよりもキーボード入力時に誤動作することが少なく、個人的には使いやすいと感じました。
ただ、マウスを使う場合はタッチパッドを無効にしたいところですが、無効にするとコントロールゾーンを使った動作も無効になります。コントロールゾーンを使った動作だけ有効にできたら、もっと良かったと感じました。
HPコントロールゾーン トラックパッド
タッチパッド自体の動かしやすさは普通です。クリックボタンはやや固めです。クリックするとき、誤ってコントロールゾーンを押すと違う動作になるため注意しましょう。
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角はあまりよくありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。
色域はやや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素はシンプルです。ギラつきはありません。


非光沢液晶であるため、映り込みは低減されています。

映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは縦:18.5mm、横:約19mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップは、ほぼフラットですが、素材は滑りにくいです。テンキーも搭載しています。普通の打ちやすさのキーボードだと思います。
「,」などのキーが小さくなく普通の大きさなのは良いと思います。ただし、「Backspace」と「半角/全角」キーがやや小さいです。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPUにはUシリーズのCore i プロセッサーを搭載しています。昔はモバイルPCに採用されたCPUですが、最近では据え置き機でもUシリーズのCPUを搭載しているPCが増えました。エンコードやゲームなどCPU性能を必要とする処理には向きませんが、Web閲覧、動画再生、Office作業程度なら、問題なく行えます。
グラフィックスは、インテルHDグラフィックスの他に、GTX 850Mや、840Mを選択することも可能です。GTX 850Mのメモリは、通常2GBであることが多いですが、本機は4GBとなっており、やや性能が良いです。ただし、ゲームをする場合は、CPU性能が足を引っ張り、フレームレートが上がりにくいです。
以下、Core i7-5500U、8GB メモリ、GeForce GTX 850M、1TB SSHDの構成でのベンチマーク結果です。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8
動画のエンコード時間
Core i7-5500U | |
---|---|
x264でエンコード | 28分36秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 11分54秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMarkによるハイブリッドHDDのスコアは、キャッシュにヒットしたときの速度ではないと思われるため、それほど高いスコアではありませんでした。
内蔵SDカードリーダー・ライター
高速なアクセス速度です。ただし、UHS-Ⅱのカードには対応していません(カードを認識はしますが速度が下がります)。
UHS-I対応SDカード使用
ゲームベンチマーク
ゲームベンチマークのチェックです。
本製品は、専用グラフィックスとして、GeForce GTX 850MまたはGeForce 840Mを選択することが可能です。今回はGeForce GTX 850Mを搭載したときのベンチマーク結果を掲載します。
結果は下表の通りです。グラフィックカードのメモリが多いにも関わらず、通常のGeForce GTX 850Mよりスコアがやや低めです。ただし、標準または低めのグラフィック設定でなら、プレイ可能なゲームが多いです。
製品名 | HP ENVY 15-k200 | |||
基本スペック | Core i7-5500U GeForce GTX 850M(4GB) |
|||
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ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 | ![]() |
標準品質 ★ | 6117 (とても快適) |
最高 | 2923 (やや快適) | |||
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ファンタシースターオンライン2 ver.2 | ![]() |
描画:3 | 3347 (標準) |
描画:5 | 2327 (標準) | |||
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バイオハザード6 | ![]() |
高 | RANK B (3695) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ![]() |
― | 3921 |
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ドラゴンクエストX | ![]() |
標準 | 6294 (とても快適) |
最高 | 5047 (普通) | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
これ以外のゲームのベンチマークについては、旧モデルのレビュー記事「HP ENVY 15-k000の実機レビュー」をご覧ください。CPUが旧世代ですが、ゲームのベンチマーク結果はほぼ同じです。GeForce 840Mのベンチマーク結果も掲載しています。
今回のレビュー機にて、GPU-Zで確認したGPUの情報は次の通りです。
また、GeForce 900Mシリーズの最新世代のグラフィックスベンチマークスコアを知りたい場合は、「ゲーム用ノートパソコンの比較」のページをご覧ください。
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