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ENVY 17-k200の実機レビュー

更新日:2015年2月2日

上質デザインの17.3型フルHD液晶PC

ENVY 17-k200は、一部にアルミ合金を用いたボディのノートパソコンです。

液晶は17.3型非光沢フルHDパネルを搭載し、ノートパソコンでありながら、大画面の見やすい液晶で作業をすることが可能です(ただし、IPSパネルではありません)。

NVIDIA GeForce 840MやGTX 850Mの専用グラフィックスを搭載し、ゲームもプレイすることが可能です。

また、CPUには第5世代インテルプロセッサー「Broadwell」のUシリーズを搭載しています。

メーカー直販サイト:HP公式サイト

※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

ENVY 17-k200の基本スペック

主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年2月1日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第5世代インテルプロセッサー、UシリーズのCore i7-5500Uを搭載しています。
グラフィックカード
GeForce 840MまたはGTX 850Mを選択可能です。本機はGeForce GTX 850Mです。
液晶ディスプレイ
17.3型ワイド液晶です。HD+光沢液晶またはフルHD非光沢液晶を選択できます。
メモリ
16GBまで選択可能です。本機は16GBです。
 
ストレージ
1TBハイブリッドHDDまたは256GB SSD + 1TB HDDを選択できます。本機は後者です。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイディスクドライブです。本機は後者です。
バッテリー駆動時間
約4時間15分です(MobileMark 2012で計測)。
その他
重量 約2.88kgです。
 

特徴1 - 17.3型非光沢フルHD液晶搭載

ENVY 17-k200は、17.3型と大きな画面に加えて、非光沢のフルHD液晶を搭載しており、作業しやすいノートパソコンです。

動画編集ソフトや画像編集ソフトのようなマルチペインのアプリケーションでも、快適に作業をすることが可能です。

ちなみに、本製品は、動画編集ソフトの「PowerDirector 12」、画像編集ソフトの「PhotoDirector 5」、エンコードソフトの「MediaEspresso」がプレインストールされており、すぐに動画・画像編集を始めることが可能です。


17.3型の大画面・非光沢フルHD液晶搭載

特徴2 - アルミ合金ボディの17.3型液晶

本製品は、パームレストにアルミ合金を使用し、全体的にシルバーのカラーにした上質なデザインです。またヒンジのあたりが美しいカーブを描いている点も素敵です。

一般的なノートPCに使われるプラスチック製のボディではないため、高級感があり、部屋のデザインを損ないません。


外観画像

特徴3 - GeForce GTX 850M搭載

ゲームベンチマークのチェックです。

本製品は、専用グラフィックスとして、GeForce GTX 850MまたはGeForce 840Mを選択することが可能です。通常のGeForce GTX 850Mはグラフィックカードのメモリが2GBですが、本製品は4GBと多くなっています。

ここでは、GeForce GTX 850Mを搭載したときのベンチマーク結果を掲載します。なお、グラフィックドライバーは「ver.347.25」です。ドライバーが更新されればスコアは上がる可能性があります。

結果は、グラフィックカードのメモリが多いにも関わらず、通常のGeForce GTX 850Mよりスコアがやや低めです。おそらくCPUが低電圧版Uシリーズのプロセッサーであるためだと思われます。他社でもUシリーズのプロセッサーを搭載したゲーミングノートパソコンはスコアが低くなっています。ただし、標準的なグラフィック品質設定なら、多くのゲームが比較的快適にプレイ可能だと思われます。

ゲームベンチマーク
製品名 ENVY 17-k200
基本スペック Core i7-5500U
GeForce GTX 850M(4GB)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 標準品質 ★ 6615 (とても快適)
最高 3387 (やや快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 8188 (快適)
描画:5 4739 (標準)
バイオハザード6 RANK B (4322)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 4518
ドラゴンクエストX 標準 7298 (とても快適)
最高 5464 (快適)
GRID Autosport ウルトラロー 108 fps
ミディアム 55 fps
ウルトラ 26 fps
トゥームレイダー LOW 103 fps
HIGH 38 fps
ULTIMATE 22 fps
Metro Last Light Low 42 fps
High 27 fps
Very High 23 fps
スリーピングドッグス 66 fps
30 fps
最高 14 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 40 fps
39 fps
最高 15 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています
※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、非常に快適にプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、デスクトップPC + 120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

なお、搭載されていたGeForce GTX 850Mの詳細は次の通りとなっています。


GPU-Z

 

他のグラフィックカードのベンチマーク結果は、「ゲーミングノートパソコンの比較」をご覧ください。

特徴4 - 指紋認証で簡単ログイン

本製品は、指紋認証によって、OSへログインすることが可能です。またOSだけでなくWebサイトへ簡単にログインすることも可能です。ログイン画面が出たら、指紋認証装置の上を、スーッと指でなぞるだけです。

ただし、パスワードでもログインできるため、セキュリティレベルが上がるわけではありません。ご注意ください。


指紋認証でログイン可能

特徴5 - HPコントロールゾーン トラックパッド

ENVY 17-k200は、コントロールゾーン トラックパッドというものを採用しています。

これは、タッチパッドの左右にコントロールゾーンを設けることで、タッチ液晶と同じように、アプリの切り替えや、チャームの表示などを行える機能です。

例えば、非タッチ液晶で、チャームを表示する場合、マウスポインタを画面の右上または左上に合わせる必要があり、やや面倒でしたが、本製品は、ライトコントロールゾーンから指を左へスライドさせるだけで、チャームが表示されます。


HPコントロールゾーン トラックパッド

 

タッチパッド自体の動かしやすさは普通です。クリックボタンはやや固めです。クリックするとき、誤ってコントロールゾーンを押すと違う動作になるため注意しましょう。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は良くありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は広いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状はシンプルで、ギラつきもほぼありません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは縦:18.5mm、横:約19mm、キーストロークは約1.5mm弱です。キートップは、ほぼフラットですが、素材は滑りにくいです。テンキーも搭載しています。普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

「,」などのキーが小さくなく普通の大きさなのは良いと思います。ただし、「Backspace」と「半角/全角」キーがやや小さいです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドのレビューについては、「HPコントロールゾーン トラックパッド」をご覧ください。

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUには、発熱、消費電力が低いUシリーズの低電圧CPUが使用されています。多くの作業はこのCPUで十分ですが、動画編集やゲームをする場合は、処理性能に不満が出る可能性があります。

グラフィックスについてはローエンド~ミドルレンジのスペックで、ゲームの快適性は上で記載した通りです。

Core i7-5500U、16GBメモリ、GeForce GTX 850M、256GB SSD + 1TB HDDのベンチマーク結果は下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-5500U
x264でエンコード 27分44秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 11分10秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

カードリーダー/ライターのベンチマーク


UHS-I対応SDカード使用

 


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