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富士通 LIFEBOOK AHシリーズ WA2/W、WA1/Wの実機レビュー

更新日:2015年10月28日

CPUの選択肢が広い

LIFEBOOK AHシリーズ WA2/W、WA1/Wは、CPUの選択肢が広い15.6型ノートパソコンです。

低価格なCPU、スタンダードなCPU、高性能なCPUと、用途に応じて好きなCPUを選択可能です。

ストレージは、HDDだけでなく、ハイブリッドHDDやSSDも選択可能です。

製品名が「WA2/W、WA1/W」となっていますが、選択するパーツによって、WA2/Wになったり、WA1/Wになったりします。

なお、今回、先行機でのレビューとなります。外観は製品版と変わりませんが、ベンチマーク等、製品版と異なる結果になる場合もあります。

直販サイト:
富士通WEBMART(LIFEBOOK WA2/W、WA1W)

WA1/W用特別クーポン:OAU924LSJ
WA2/W用特別クーポン:DAG217LSJ
WA1/Wは31%OFF、WA2/Wは28%OFF


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

LIFEBOOK AHシリーズ WA2/W、WA1/Wの基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。2015年冬/カスタムメイドモデル「WA2/W、WA1/W」のスペックです。パーツの構成によって、製品名がWA2/WやWA1/Wになりますが、今回レビューしているのはWA2/Wとなります。また、カタログモデル「AH45/W、AH42/W」とは外観は同じですがスペックはやや異なりますのでご注意ください。

 ※ カスタムメイドモデル・・・Web直販サイト「富士通WEB MART」専用のモデル。カスタマイズが可能。
 ※ カタログモデル・・・主に家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズは不可。

CPU
Celeronや、UシリーズのCore i プロセッサー、HQシリーズのCore i プロセッサーを選択可能です。本機はCore i7-6700HQです。
グラフィックカード
CPU内蔵のグラフィックスです。 CPUによって種類が異なります。Core i7-6700HQの場合は、インテル HD グラフィックス 530です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイド、HD(1366x768)、光沢液晶です。
メモリ
4GB~16GBを選択可能です。本機は16GBメモリです。
ハードディスク
HDD、ハイブリッドHDDSSDから選択可能です。本機は256GB SSDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイディスクドライブです。
バッテリー駆動時間
選択するCPUによって変わりますが、最大で約8.7時間(JEITA2.0)です。
その他
薄さは25.4~30.0mm(突起物含まず)、重量は約2.4kgです。

特徴1 - 様々なCPUを選択可能

本製品は、低価格なCeleronから、人気のUシリーズのCore i プロセッサー、高性能なHQシリーズのCore i プロセッサーと、CPUの選択肢が広く、目的に応じて最適なものを搭載することが可能です。

参考までに、各CPUのベンチマークスコアを下に掲載します。スタンダードなのはCore i3-5005Uでしょう。多少もたつくことがあっても構わないならCeleron 3205Uでも良いです。動画編集などクリエイティブもするならCore i5-6300HQまたはCore i7-6700HQを選ぶと良いでしょう。

なお、レビューに用いている機器はCore i7-6700HQを搭載していますが、エンコードなどの処理が高速に完了します。

本製品で搭載可能なCPUの処理性能の比較
  Celeron 3205U Core i3-5005U Core i5-6300HQ Core i7-6700HQ
Passmark CPU Mark(CPU性能) 1608 2919 5559 8632

特徴2 - 充実したマニュアル

海外メーカーやBTOメーカーのPCは、マニュアル類が少ない場合が多いです。パソコンの操作に慣れた方であれば、それでも問題ないですが、不慣れな方は操作方法に戸惑うかもしれません。

富士通のパソコンであれば、冊子のマニュアルや、ソフトのマニュアルが充実しています。 ソフトのマニュアルは、キーボード上のワンタッチボタンを押すだけですので、起動に迷うことはありません。


ワンタッチボタン


どのソフトを使えばよいかを簡単に探せる「@メニュー」


Windows 10 の使い方などを調べられる「富士通アドバイザー」

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は狭いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状はシンプルです。ギラつきは感じません。


 

なお、解像度が高く、品質も良い液晶が良いなら、上位機種の富士通WEBMART にすると良いです。

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーの仕様表を確認すると、キーピッチは約18.4mm、キーストローク約1.7mmとなっています。キートップはほぼフラットですが滑りにくい素材です。普通に打てるキーボードです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドおよびクリックボタンの使いやすさも普通です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

今回、Core i7-6700HQ、16GB メモリ、256GB SSDとハイスペックな構成であるため、ベンチマークスコアも高めです。この構成なら、ゲーム以外であれば、ほとんどの作業が快適でしょう。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しました。以前のテスト結果とは比較できませんのでご注意ください。具体的には、ソフトをTMPGEnc Video Mastering Works 5から6へ変更し、最新のエンコーダーであるx265やNVENCでのエンコード時間も追記しました。エンコード元の動画もFHDから4Kへと変更しています。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6700HQ
x265でエンコード (※1) 25分19秒
x264でエンコード (※2) 10分08秒
NVENCでエンコード (※3)
QSVでエンコード (※4) 06分32秒
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク


256GB SSD(CrystalDiskMark 4で計測)

内蔵SDカードリーダー・ライター


UHS-Ⅱ対応カード (CrystalDiskMark 4で計測)

 

 

 

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