※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
GeForce GTX 960搭載のドスパラ GALLERIA XTでゲームをプレイ!
待望のミドルレンジGPU「GeForce GTX 960」を搭載
ようやく発売となった「GeForce GTX 960」。上位モデルである「GeForce GTX 970」のメモリ問題もあり、現状GTX 980かGTX 960かという選択肢のなか、このGPUを待っていたという方も多いのではないでしょうか。
「GeForce GTX 960」は、GTX 900シリーズの中では下位に当たるミドルレンジGPUで、下記の表の通り、第2世代Maxwellアーキテクチャの「GM204」を採用しており、旧モデルであるGeForce GTX 760よりもやや性能が向上し、消費電力も低い非常にコストパフォーマンスの高いグラフィックスとなってます。
ただ性能が向上したと言っても、クラスはミドルレンジなので、ハイエンドGPUと比較すると、負荷の高いゲームを最高設定でプレイできるのかというと疑問のあるところところです。ここでは、実際に最新のゲームから古いゲームまでいくつかプレイし、フレームレートを計測してみました。
本機の構成は、OS:Windows 8.1、CPU:インテル Core i7-4790、グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 960(2GB)、搭載メモリは8GBです。なおグラフィックスドライバのバージョンは、現時点で最新の「347.52」となっています。
GTX 900シリーズ | GTX 700シリーズ | ||||
---|---|---|---|---|---|
モデル | GeForce GTX 980 |
GeForce GTX 970 |
GeForce GTX 960 |
GeForce GTX 770 |
GeForce GTX 760 |
アーキテクチャ | Maxwell (GM204) | Maxwell (GM204) | Maxwell (GM204) | Kepler (GK104) | Kepler (GK104) |
CUDAコア数 | 2048基 | 1664基 | 1024基 | 1536基 | 1152基 |
GPUクロック (ベース/ブースト時) |
1,126/1,216 MHz |
1,050/1,178MHz | 1,126/1,178 MHz | 1,046/1,085 MHz | 980/1,033 MHz |
メモリ容量 | 4GB GDDR5 | 4GB GDDR5 | 2GB GDDR5 | 2GB GDDR5 | 2GB GDDR5 |
消費電力 | 165W | 145W | 120W | 230W | 170W |
FARCRY 4(ファークライ4)
まずはUBIsoftから発売されている「ファークライ4」をプレイ。なぜかPC版だけ発売日当日に延期となり、未だにプレイできない状態の続くファークライ4。何らかの問題で延期は仕方ないとして、せめてアナウンスくらいはあってもいいんじゃないでしょうか。ということで日本語版がいつまで経ってもプレイできないので、急遽海外版を購入。
舞台が前作のジャングルから山岳地帯になり、グラフィックも大幅進化。本作では象が登場し、様々なアクションが楽しめるそうです。まだ序盤程度しかプレイできていないのですが、基地開放やハンティングなど基本的にはやることはFARCRY3と同じで、いい意味での正統進化と言える作品でしょう。ファークライ3で経験したスリルや興奮が、今度は山岳地帯で経験できます。ゲーム自体は本当にいい作品なので、早く日本語版をプレイできるようにして欲しいものですね。
ファークライ3発売当時は負荷がかなり高く、最高設定でプレイするにはミドルレンジGPUでは難しかったのですが、最新作のファークライ4では「GeForce GTX 960」でどこまで快適にプレイできるのか、検証していきます。
動作検証にはLOWからULTRAまでのそれぞれのグラフィック設定で、序盤のチュートリアル部分をプレイし、「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使い、平均fpsを計測しました。ゲームの解像度は1920×1080ドットのフルスクリーン表示。垂直同期は下記の写真のようにオフにしています。また参考に前作「FARCRY 3」のスコアも検証し、掲載しています。
テストに用いたグラフィック設定
HIGH設定が最も快適にプレイできる
結果は下記の通り。さすがはファークライ最新作、ミドルレンジGPUである「GeForce GTX 960」だと平均fpsは100もいかず、LOW設定でも93.1、VERY HIGH設定だと60fpsを割ってしまいます。実際にプレイしてみたところ、カクつきもなく快適にプレイできたのはHIGH設定まで。VERY HIGH設定になると平均fpsは高めですが、カクつきも多く、やや重く感じるので厳しいところ。最大設定であるULTRAとなると、処理が重すぎて所々スローモーションになったりなど、プレイ自体が難しいシーンもありました。ただグラフィックは下記のスクリーンショットを見てもわかる通り、かなり進化しており、何より草や木々の表現が細かく非常にリアルで驚きます。やはりファークライは最高設定でプレイしたいところですが、そうなると最低でもGTX 980ほどの性能は必要になりそうです。
グラフィック設定 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
LOW | 93.1 | 78 | 114 | とても快適 |
MEDIUM | 81.9 | 72 | 95 | とても快適 |
HIGH | 63.4 | 42 | 74 | 快適 |
VERY HIGH | 57.4 | 50 | 67 | やや重い |
ULTRA | 49.0 | 43 | 61 | かなり重い |
グラフィック設定 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
LOW | 158.9 | 143 | 177 | とても快適 |
MEDIUM | 126.3 | 115 | 137 | とても快適 |
HIGH | 83.0 | 79 | 90 | とても快適 |
VERY HIGH | 72.5 | 66 | 77 | とても快適 |
ULTRA | 68.1 | 62 | 75 | とても快適 |
ファークライ4 最高品質のスクリーンショット
ファークライ4公式ホームページ(18歳以上のみ): http://www.ubisoft.co.jp/farcry4/
Dragon Age: Inquisition(ドラゴンエイジ:インクイジション)
つぎにElectronic Artsより発売されている「ドラゴンエイジ:インクイジション」をプレイ。美麗なグラフィックとファンタジーかつダーク感のある世界観に、アクションRPGとシミュレーションRPGが融合した戦闘システム、主人公の選択肢により変わっていく世界、まさにRPGの完成形とも言える本作です。
昨年末に発売されたばかりのゲームなので、最新作というだけあり、グラフィック負荷もかなりのものですが、NVIDIA最新のミドルレンジGPU「GeForce GTX 960 」を搭載した本機ではどこまでプレイできるのか検証していきます。
動作検証にはプリセットの低品質から最高品質までの4つのグラフィック設定で、ゲーム内ベンチマークを使って検証します。最大fpsだけはベンチマークでは計測できないので、最大fpsは「Fraps Version 3.5.99」を使って計測した数値になります。解像度は1920×1080ドット、垂直同期はオフにしています。
テストに用いた画面表示設定
テストに用いたグラフィック設定
高品質でも意外と快適にプレイできる
結果は下記の通り。低品質、中品質と平均fpsは100を超えており、とても快適にプレイすることができます。高品質では平均fpsは55.7と60を割ってしまっていますが、実際にプレイしてみたところ、少々カクつくというだけで、意外と快適にプレイできました。さすがに最高品質だとかなり重く、常時ガクガクになってしまいます。長時間プレイすることを考慮すると、中品質が一番安定しそうですが、画質を求めるならば、細かい設定を落として、高品質でプレイするのもありだと思います。
グラフィックの品質 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
低品質 | 124.9 | 95 | 144 | とても快適 |
中品質 | 104.5 | 84 | 125 | とても快適 |
高品質 | 55.7 | 43 | 69 | やや快適 |
最高品質 | 37.3 | 30 | 47 |
重い |
Watch Dogs(ウォッチドッグス)
次にUBIソフトより発売されている「Watch Dogs」をプレイ。実際のシカゴの街を表現したリアルなグラフィックと、オープンワールド型の本作は、負荷が高くハイエンドな GPUが必要になるゲームですが、NVIDIA最新のミドルレンジGPU「GeForce GTX 960 」を搭載した本機ではどこまでプレイできるのか検証していきます。
動作検証には全体の画質設定(プリセット)の「低」「中」「高」「最大」の4つのグラフィック設定で、ひと通り街を散策し、「Fraps Version 3.5.99」を使って平均fpsを計測しました。画面表示設定では、垂直同期はオフ、テクスチャの設定はデフォルトの高設定にしています。解像度は1920×1080ドット。なおfpsは、街中の交通量でも大きく変わってきますので、あくまでも数値は参考程度になります
テストに用いた画面表示設定
テストに用いたグラフィック設定
ミドルレンジGPUでも高設定で快適にプレイが可能
結果は下記の通り。ミドルレンジGPUだと、負荷の高いウォッチドックスを高設定でプレイするには厳しそうではありますが、平均fpsは62.4と意外と快適にプレイすることができます。実際にプレイしてみてもカクツキは少なく、車の運転中もスムーズに動作していました。ですが最大設定だと平均fpsは45.7と動作もかなり重くなるので、安定さを求めるなら中設定から高設定が一番だと思います。
全体の画質設定 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
低 | 112.4 | 105 | 119 | とても快適 |
中 | 90.6 | 86 | 98 | とても快適 |
高 | 62.4 | 58 | 67 | 快適 |
最大 | 45.7 | 24 | 54 |
重い |
BATTLEFIELD HARDLINE(オープンベータ)
つぎに2月4日から9日にかけて行われた「バトルフィールド ハードライン」のオープンベータテストをプレイ。いよいよ発売が来月に迫ったということで、GTX 900シリーズではどこまでプレイできるのかチェックしていきたいところ。
公式の発表では前作の「バトルフィールド4」が動作すれば、「バトルフィールド ハードライン」でも問題なく動作するとのことですが、NVIDIA最新のミドルレンジGPU「GeForce GTX 960 」ではどこまでプレイできるのか実際にオープンベータテストで確かめて来ました。また今回のスコア結果が、GTX 780、770の動作指標になればと思います。
動作検証にはいつも使っているフレームレート計測ソフト「Fraps」ではチート防止ツールである「PunkBuster」によって弾かれてしまうので、ゲームのグラフィック設定画面右下にある「システムパフォーマンステスト」からフレームレートをチェックしました。また参考に「Fraps」を使った「バトルフィールド4」の平均fps計測結果も掲載しています。
「バトルフィールド ハードライン」オープンベータテストプレイレポートはこちら。
Battlefield Hardlineオープンβテストでのグラフィック設定画面
システムパフォーマンステスト画面
高設定で快適に動作、最高設定だとやや心配
結果は下記の通り。低設定、中設定とfpsは高く、快適にプレイすることができます。高設定だとfpsは60辺りですが、実際にプレイしてみたところ、カクツキも少なく快適にプレイすることができます。最高設定だとfpsは50と、やや動作が重く、マルチプレイがメインの本作を快適にプレイするのは難しいところ。ミドルレンジGPUである「GeForce GTX 960 」でもこれほどのスコアなので、「GeForce GTX 980 」なら最高設定でも快適に動作するでしょう。ただ、あくまでもβテストでの計測結果なので、製品版とは大きく異なる場合があります。
グラフィック設定 | フレームレート | 感想 |
---|---|---|
低 | 109 | とても快適 |
中 | 93 | とても快適 |
高 | 60 | とても快適 |
最高 | 50 | やや重い |
グラフィック設定 | 平均fps | 最小 | 最大 | 感想 |
---|---|---|---|---|
低 | 193.7 | 173 | 201 | とても快適 |
中 | 166.2 | 144 | 188 | とても快適 |
高 | 110.8 | 101 | 125 | とても快適 |
最高 | 68.8 | 60 | 80 | とても快適 |
ミドルレンジGPUでは最高のコストパフォーマンス
以上がGeForce GTX 960を搭載したドスパラ GALLERIA XTで実際にゲームをプレイしてみたレビューとなります。
上記の通り、GeForce GTX 960は、ミドルレンジにしては性能が高く、低消費電力で、最高のコストパフォーマンス誇るGPUではないでしょうか。それほど性能を求めず、負荷の高い最新のゲームも中~高設定くらいで、快適にプレイできれば十分という方にはかなりオススメできる製品です。
今回用いたドスパラ GALLERIA XTの詳細・購入は下記をご覧ください。
公式サイト:ドスパラ(GALLERIA XT) |