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DELL ALIENWARE X51 (R3) の実機レビュー

スリムケースでも高性能GPU搭載
DELL ALIENWARE X51は、スリムケースにミドルハイクラスのグラフィックスを搭載したゲーミングPCです。
スリムケースであるため、机のスペースが狭い方でも、設置しやすいPCです。
最大で、GeForce GTX 960を選択でき、多くのゲームを比較的高画質で快適にプレイ可能です。
LEDのイルミネーションは、3つのゾーンに分けられており、時間とともに色を変えたり、点滅させたりすることもできます。LEDのイルミネーションは、8,000通りの組み合わせが可能です。
メーカー直販サイト:
デル公式サイト
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
Alienware X51 の基本スペック
Alienware X51の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年1月15日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第6世代インテルCore i プロセッサーを選択可能です。本機は、Core i7-6700Kです。 |
チップセット
チップセットはZ170です。 |
グラフィックカード GeForce GTX 745、GTX960を選択可能です。本機はGTX 960です。 |
メモリ 最大16GBのメモリを搭載可能です。本機は8GBです。スロットは2つです。 |
ハードディスク/SSD 単体HDDや、「PCIe SSD+HDD」の構成を選択可能です。本機は2TB HDDです。 |
光学ドライブ 非搭載です。 |
電源 構成によって、240Wまたは330WのACアダプターが付属します。本機は330Wです。 |
拡張性 PCI Express系のカードスロットの空きはありません。 |
特徴1 - スリムケースにミドルクラスのGPU
Alienware X51は、スリムケースにも関わらず、ミドルクラスのグラフィックカードを搭載し、ゲームを快適にプレイできるパソコンです。ロープロファイルではなく通常サイズのPCI Express(x16) カードを搭載しています。
床設置面積が小さいため、机のスペースが狭い方でも設置しやすいです。
ただし、本体とは別にACアダプターを接続する必要があり、また、このACアダプターがかなり大きいです。実測で9.7cm x 18.8cmの大きさです。この設置スペースも考慮に入れておいたほうがよいでしょう。

スリムタワーでもフルサイズグラフィックカードを搭載

ACアダプターは大きい
特徴2 - GeForce GTX 960選択可能
ALIENWARE X51は、GeForce GTX 745、GTX960のグラフィックカードを選択することが可能です(時期によって搭載カードは変わります)。
今回は、GeForce GTX960のグラフィックカードを搭載しており、ベンチマークを計測した結果は下の表の通りです。やや高めのグラフィック品質設定でもプレイできるゲームが多いでしょう。
ただし、ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドのみ、ベンチマークを完走することができず、途中でPCが再起動してしまう現象が発生しました。グラフィックドライバーを最新にしても改善されませんでした。貸出機で、他のサイト様が色々インストールしているため、その影響かもしれません。今回は工場出荷状態へ戻すこともできず、原因はわかりませんでした。
製品名 | デル ALIENWARE X51 (R3) |
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基本スペック | Core i7-6700K GeForce GTX 960(2GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | ![]() |
標準品質 ★ | ベンチマークを完走できず |
高品質 ★ | ベンチマークを完走できず | |||
最高品質 | ベンチマークを完走できず | |||
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ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 | ![]() |
標準品質 ★ | 20099 (非常に快適) |
最高品質 | 9457 (非常に快適) | |||
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ドラゴンズドグマオンライン |
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低品質 | 13126 (とても快適) |
標準品質 | 13006 (とても快適) | |||
最高品質 | 12065 (とても快適) | |||
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ファンタシースターオンライン2 ver.2 | ![]() |
描画:3 | 75043 (快適) |
描画:5 | 40534 (快適) | |||
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バイオハザード6 | ![]() |
― | RANK S (10739) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ![]() |
― | 15124 |
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ドラゴンクエストX | ![]() |
標準品質 | 19071 (すごく快適) |
最高品質 | 18761 (すごく快適) | |||
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GRID Autosport | ![]() |
ウルトラロー | 330 fps |
ミディアム | 184 fps | |||
ウルトラ | 80 fps | |||
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トゥームレイダー | ![]() |
LOW | 265 fps |
HIGH | 114 fps | |||
ULTIMATE | 58 fps | |||
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Metro Last Light | ![]() |
Low | 124 fps |
High | 80 fps | |||
Very High | 64 fps | |||
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スリーピングドッグス | ![]() |
低品質 | 193 fps |
高品質 | 86 fps | |||
最高品質 | 41 fps | |||
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ドラゴンエイジ:インクイジション | ![]() |
低品質 | 125 fps |
高品質 | 55 fps | |||
最高品質 | 35 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
予約が開始したOculus Riftですが、本製品で動作するかをチェックしてみました(下図)。Oculus Riftの推奨グラフィックカードがGeForce GTX 970以上であるため、GTX 960を搭載した本製品では「×」という結果になりました。

Oculus Riftの動作チェックツールの実行結果
GPU-Zで確認したグラフィックスの詳細は次のようになります。

GPU-Zの実行結果
水冷CPUクーラー&オーバークロックソフト
本製品は、標準で水冷式CPUクーラーを搭載しています。
また、簡易的なオーバークロックソフトも付属しており、設定も「オン」、「オフ」のボタンを押すだけと、簡単です。
オーバークロックをオフにしたときとオンにしたときの、エンコード時間も計測しています。詳細はこちら(記事の下へ移動します)をご覧下さい。

水冷式CPUクーラー

オーバークロック設定ソフト「OCControls」

オーバークロック前(左)とオーバークロック後(右)のCPU比率(倍率)
特徴4 - 8,000通りのイルミネーション
Alienwareシリーズではおなじみとなっていますが、両側面と正面のエイリアンの眼を、様々な色に変化させることができます。イルミネーションの組み合わせは、約8,000通りあるそうです。

ゾーンごとにLEDの色やアクション(色変化やグラデーション、点滅など)を変えられる「AlienFX」

3つのゾーン x 20色で、約8,000通りの色の組み合わせが可能

部屋を暗くしたときの画像
パフォーマンスのチェック
本製品は、ミニタワーのデスクトップパソコンのように、GeForce GTX 980Tiなどの高性能グラフィックカードは選択できません。最大でもGeForce GTX 960ですので、ミドルスペックのデスクトップPCと言えます。
ベンチマーク結果を下に掲載します。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しましたので、ご注意ください。
今回、オーバークロックをON(倍率 x42)にしたときの結果も掲載しています。オーバークロックしたほうが、エンコード時間がわずかに短くなっているのが分かります。
オーバークロック OFF (倍率 x40) |
オーバークロック ON (倍率 x42) |
|
---|---|---|
x265でエンコード (※1) | 17分28秒 | 16分46秒 |
x264でエンコード (※2) | 7分18秒 | 7分02秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 4分50秒 | 4分42秒 |
QSVでエンコード (※4) | ― | ― |
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速
ストレージのベンチマーク
2TB HDD
SDカードのベンチマーク
SDカードリーダー/ライターはありません
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