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デル Inspiron 15 7000シリーズ(7548)の実機レビュー

更新日:2015年3月24日

4KとフルHDのIPS液晶を選べる

Inspiron 15 7000シリーズ(7548)は、"4K"または"フルHD"のIPS液晶を搭載可能な15.6型ノートパソコンです。

2種類の解像度のIPSパネルから、使用用途によって液晶を選ぶことが可能です。撮影した画像、4K動画を観るのであれば4K液晶を、作業中心ならフルHD液晶を選ぶと良いでしょう。

Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13も付属し、はじめて画像編集、動画編集を行う方にも適しています。

またアルミ製の薄型ボディで、外観も良いです。

デル直販サイト:
デル公式サイト

※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

Inspiron 15 7000シリーズ(7548)の基本スペック

Inspiron 15 7548の主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年3月23日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
Uシリーズの第5世代インテルCPUを選択できます。本機はCore i7-5500です。
グラフィックカード
CPU内蔵またはAMD Radeon R7 M270(4G)です。本機は後者です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイド光沢タッチパネル液晶です。フルHD(1920x1080)と4K(3840x2160)があります。本機は4Kです。
メモリ
6GBと16GBのモデルがあります。本機は16GBです。
ストレージ
1TB HDD(5400rpm)です。
 
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 

特徴1 - フルHDまたは4KのIPSパネルを搭載

本製品は、フルHDまたは4K解像度の液晶を搭載することが可能です。

高解像度で撮影した画像や、4K画質で録画した動画を、表示/再生したいのであれば4K液晶がおすすめです。ただし、高DPI液晶はデメリットもあります。詳細については「高DPI液晶搭載PCのメリット・デメリット」のページをご覧ください。

Web閲覧やOffice作業などが中心の場合は、高DPI液晶のデメリットが少ないフルHD液晶がおすすめです。フルHDでも十分な解像度があります。

どちらの液晶も、IPSパネルであるため視野角が良く、タッチパネルであるため画面を直接触って操作することが可能です。


4K IPS 液晶であれば粒状感が少ない画像を表示可能

特徴2 - Adobe ソフト付属

本製品は、Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13 を付属しています。


Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13 付属

 

ただし、CPUがUシリーズのCore iプロセッサーであり、MQシリーズと比べてそれほど高い性能ではないため、動画編集中に行うレンダリング作業などにやや時間がかかります。

また、Adobe Premiere Elements 13において、筆者が試した限りでは、"Radeon R7 M270"を使ったハードウェアアクセラレーションを利用することができませんでした。ハードウェアアクセラレーションを無効にしたときと比べて、Radeon R7 M270が使われるようにしてハードウェアアクセラレーションを有効にしても、レンダリング時間は全く短縮されませんでした。

一方、インテル HD グラフィックス 5500が使われるようにしてハードウェアアクセラレーションを有効にすると、レンダリング時間が大きく短縮されました。

特徴3 - アルミニウムの薄型ボディ

本製品は、アルミニウム製の非常に薄型なボディです。

ただし、薄型化している影響で、光学ドライブとLANポートがありません。ご注意ください。


アルミニウムの薄型ボディ

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

今回搭載している「4K液晶」について確認します。

IPSパネルであるため、視野角が良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、比較的直線的です。比較的自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は普通です。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素です。

本液晶パネルはRGBW方式を採用しています。ホワイトのサブピクセルを加えることで、少ない電力で輝度を上げることが可能です。ただし、この方式 のデメリットとして色発光が弱く、色が暗く感じたり、黄色がやや緑がかったように感じるかもしれません。とは言っても、通常のノートPC用液晶よりは綺麗です。

また、ギラつきはあまり感じませんが、タッチパネルを搭載しているためか、格子状の線がやや見えます。


 

光沢液晶であるため、周囲の物が画面へ映り込みます。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチの実測値は、横:約19mm、縦:約18mmと十分な間隔です。キーストロークの実測値は約1.2mmと浅めですが、慣れれば普通に打てるようになるでしょう。キートップはやや湾曲しているようですが、ほぼフラットに近いです。

ただ、気になるほどではありませんが、「@」や「*」などのキーが他のキーよりやや小さいです。キーボードの両サイドのスペースに余裕があるため、キーの大きさをすべて揃えて欲しかったです。ちなみに、キーボードをサイズの小さな機種と共通化しているため、このようになっているのだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライト

 

タッチパッドおよぼクリックボタンの操作性は普通です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

UシリーズのCore i プロセッサー、ハードディスクを搭載し、普通の処理性能です。専用グラフィックスとしてAMD Radeon R7 M270を搭載したモデルもありますが、処理性能はそんなに良くありません。また、SSDを選択できても良かったかなと思います。

PassMark Performance Test 8.0

実行できず(Direct X 11のテストでエラーになる)

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-5500U
x264でエンコード 26分50秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 10分34秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

内蔵SDカードリーダー・ライター


UHS-I対応SDカード使用

ゲームベンチマーク

ゲームベンチマークのチェックです。

AMD Radeon R7 M270を搭載した本機でのベンチマーク結果を掲載します。グラフィック設定を低くしないと、快適にゲームをするのは難しいです。

ゲームベンチマーク
製品名 DELL Inspiron 15 7000
基本スペック Core i7-5500U
Radeon R7 M270 (4G)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 標準品質 ★ 3769 (快適)
最高 1585 (設定変更を推奨)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 2494 (標準)
描画:5 1123 (重い)
バイオハザード6 RANK C (1709)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 2339
ドラゴンクエストX 標準 6194 (快適)
最高 3708 (普通)
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。
※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)

 

なお、他のノート用グラフィックスのベンチマークスコアを知りたい場合は、「ゲーム用ノートパソコンの比較」のページをご覧ください。

 

 

 

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