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iiyama ProLite X2888HS(X2888HS-B1)の実機レビュー

更新日:2014年12月24日

安価な28型MVA液晶ディスプレイ

iiyama ProLite X2888HSは、28型の大画面に、高い黒色の再現性と視野角の良いMVAパネルを採用した、フルHDの液晶ディスプレイです。

液晶表面はハーフグレア加工となっており、映像や写真を鮮やかに表示してくれます。また、iiyama独自の超解像度技術「X-Res Tech.」機能を搭載し、くっきりとした映像表示を可能にしてくれます。

さらに目の疲労を抑えるフリッカーフリーバックライトや、ブルーライトカット機能を搭載し、消費電力も低いため、長時間の作業も安心して使用できる製品です。

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※レビュー機はメーカーからの借用品です

基本スペックのチェック

基本スペックのチェックです。

28型の大画面に、MVA方式の液晶と、ハーフグレア加工のパネルを採用しているのが大きな特徴です。MVA方式とは、画素を4つの領域に分け、それぞれ別の方向に分子を倒すようにした方式で、これにより通常のVAパネルよりも視野角が良くなっています。さらに、通常のVA方式と同様に、ACRなしでも3000:1という高コントラストを実現しており、引き締まった黒を表現することが可能です。

そのほかにも目の疲労を抑えるフリッカーフリーバックライトや、ブルーライトカット機能を搭載し、消費電力が低いというのも本機の特徴です。入力端子も豊富で、MHL端子にも対応しているため、スマートフォンの映像を28型の大画面に出力することもできます。

基本スペック
製品名 iiyama ProLite X2888HS
サイズ 28型ワイド
解像度 1920×1080
表面処理 ハーフグレア
パネル方式 MVA
バックライト ホワイトLED( フリッカーフリー)
応答速度 標準 5ms(OD最大時)
コントラスト比 3000:1(標準)
5,000,000:1(ACR機能時)
入力端子 D-SUB×1
DVI-D×1
DisplayPort×1
HDMI(MHL)×1
スピーカー 3.0W×2
VESAマウント規格 VESA DDC2B 対応
位置調節 チルト機能(上25° 下5°)
消費電力 標準 32W
最大 55W
輝度 標準:300 cd/m²
重量 5.3kg(スピーカー、スタンド含む)
付属ケーブル DisplayPortケーブル(1.5m)
DVI-Dケーブル(1.5m)
HDMIケーブル(1.5m)
D-SUBミニ15ピンケーブル(1.5m)
オーディオケーブル(1.5m)
電源コード(1.8m)

iiyama ProLite X2888HSの大きな特徴

28型大画面+MVA方式パネル+ハーフグレア加工


大画面かつ鮮やかで視野角が広い

本製品は28型の大画面に、黒の再現性が高く、通常のVA方式のパネルよりも視野角の広いMVA方式のパネルを採用し、やや映りこみを抑えたハーフグレアパネルを使用しています。

これにより、大画面かつ鮮やかな色表示力に、視野角の広さを実現しているというのが大きな特徴です。

静止画、動画ともに非常に綺麗です。


超解像度技術「X-Res Tech.」機能でさらにくっきり鮮明に表示

本製品にはiiyama独自の超解像度技術「X-Res Tech.」機能も、搭載されています。この機能は表示されている映像をよりくっきりと鮮明に表現してくれる機能で、強度はソフト、ミドル、ハードの3段階で調整することができます。下記の写真は「X-Res Tech.」機能オフの時とハードの時で比較したものです。ハードのほうが輪郭部分がくっきりと表示されているのがわかると思います。写真以外にも、文字や映像も非常に見やすくなるので、おすすめの機能です。

画質のチェック

ガンマ補正曲線のチェック

ガンマ補正曲線を確認すると、やや青色が下げ調整であるため、やや寒色系の画面であることが分かりますが、補正幅は小さいため、比較的自然な発色だと思います。


ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域のチェック

色域の広さは、液晶ディスプレイとしては標準的です。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティ でグラフを作成

画素のチェック

画面をマイクロスコープで拡大した図です。マルチドメイン化しているため、画素が4つの方向に分かれているのが分かります。ギラつきは感じません。


画素の拡大図 ※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影

視野角のチェック

本機はMVA方式パネルなので、通常のVAパネルよりも視野角が良いものの、やはり色合いは少し変化します。


正面から見た場合

上下から見た場合

横から見た場合

残像感、動画、ゲームの快適度をチェック

応答速度はオーバードライブ最大で5ms


オーバードライブ機能は常に最大で

残像感のチェックでは「液晶応答速度&低解像度チェック」というソフトを使って計測しました。本機には応答速度を改善する5段階のオーバードライブ機能を搭載しており、メーカー発表値で最大5msまで改善させることができます。

実際に筆者が計測したところ、オーバードライブ機能オフで応答速度はおよそ7ms、オーバードライブ機能最大時では5msと、メーカー発表値とほぼ同じ結果となりました。

VAパネルは応答速度が遅いのも欠点のひとつで、さらに28型の大画面だと、オーバードライブ機能がオフの場合では、残像がかなり目立ってしまいます。そのため、オーバードライブ機能は常に最大にしておくことになるでしょう。

色鮮やかで迫力のある映像が楽しめる


実際にブルーレイディスクを再生して動画を視聴

動画の視聴においても、MVA方式パネル+ハーフグレア加工により、コントラスト比が高く、メリハリのある鮮明な映像を楽しむことができます。

残像もオーバードライブ機能があるのでほとんど気になりません。解像度の低い映像では超解像度技術である「X-Res Tech.」機能が役立ちます。また28型の大画面で迫力があるので、本製品は映画の視聴にも持ってこいの液晶だと思います。

残像や表示遅延があるので、競技性の高いゲームには不向き


「ドラゴンエイジ:インクイジション」をプレイ

実際にFPSゲームである「バトルフィールド4」や、格闘ゲームである「ウルトラストリートファイター4」をプレイしてみました。やはり28型の大画面だとオーバードライブ機能最大でも残像が気になり、表示遅延もあるので、FPSやRTS、格闘ゲームなどの競技性の高いゲームには不向きの機種です。

しかし、「ドラゴンエイジ:インクイジション」のようなRPGゲームや、アドベンチャーゲーム、アクションゲームにおいては映像が綺麗で迫力もあるので、そういったジャンルのゲームをプレイするにはオススメです。

OSDメニュー及び操作性のチェック

操作性は良い


本機のOSD操作はタッチ式

本機のOSD操作はタッチ式となってます。右の写真にあるボコっと膨らんでる部分を押すのではなく、タッチして操作します。前回から改善したのか、ボタンの反応は非常に良く、思った以上にサクサク操作することができます。ただスタンド部分が弱いのか、液晶が少し揺れてしまいます。

OSDメニューは下の写真の様に、大きくてとても見やすいです。i-Style Modeや入力切替、音量はワンボタンで直接アクセスできますが、オーバードライブ機能や「X-Res Tech.」機能の切り替えはこのOSDメニューから操作することになります。

iiyama製品従来のi-Style Color(プリセットモード)では、スタンダード→テキスト→映画→ゲーム→風景と、5種類から表示する映像に応じて、最適なモードを選択することができます。


本機のOSDメニュー

消費電力のチェック

消費電力は低い


実際にワットチェッカーで輝度ごとに消費電力を計測してみました。本機の輝度は0~100まで一段階ずつ細かな調整が可能です。

測定結果は右の写真の通り、輝度最小時では約19.0W、輝度中間時で約26.5W、輝度最大時では約35.0Wという結果でした。また、120cd/m²での消費電力は26.0Wとなっており、この時の輝度設定は47でした(なお、個体差があります)。

28型の大画面にしては、消費電力は全体的にかなり低い製品だと思います。

エコモードとブルーライト低減機能


エコモードとブルーライト低減機能の設定画面

本機には省エネ機能であるエコモードと眼の疲労を抑えるブルーライト低減機能が搭載されています。

エコモードは3段階のパターンが用意されており、通常(おそらく輝度最大時)よりも輝度を下げ、消費電力を削減してくれます。

ブルーライト低減機能も、3段階のパターンが用意されており、強度に応じて、青色を抑え、若干赤みがかった暖色の画面になります。

エコモードを切り替えるにはOSDメニューからの操作が必要ですが、ブルーライト低減機能の切り替えには、ボタンを長押しすることで開くショートカットがあるので、いつでも簡単に切り替えが可能です。

エコモードもブルーライト低減機能も、PCでの作業が多いという方には、とても魅力的な機能だと思います。


エコモード
  消費電力削減率 年間消費電力量 削減率
通常モード 32W 57.1 kWh
Ecoモード 1 通常より約 12.1%削減 55.4 kWh 3.0%
Ecoモード 2 通常より約 24%削減 53.8 kWh 5.8%
Ecoモード 3 通常より約 41.1%削減 51.4 kWh 10.0%
※メーカーホームページより抜粋

ブルーライト低減機能
  オフ パターン1 パターン2 パターン3
Peak max 0.01272 0.01069 0.007417 0.004722
Reduce rate 16.0% 41.7% 62.9%
※メーカーホームページより抜粋

外観のチェック

外観や使用感のチェックです。

28型の大型液晶にも関わらず、重量は5.3kgと非常に軽量で持ちやすく、とても扱いやすい機種です。スタンドがやや弱い作りなため、揺れや傾きはありますが、ディスプレイアームに装着すれば問題ありません。


全体の写真です。


正面の写真です。


背面の写真です。


側面の写真です。
チルト調整幅は上25° 下5°


背面ロゴ部分とスピーカー部分の写真です。


OSDボタンの写真です。


スタンド、台座の写真です。


台座部分の写真です。


ハーフグレアパネルなので、多少映り込みはあります。


入力部分の写真です。

まとめ

以上がiiyama ProLite X2888HSのレビューです。

本機は28型の大画面に、MVA方式のハーフグレアパネルを採用することで、鮮明で美しい映像の表示力と、広い視野角を実現した液晶ディスプレイです。iiyama独自の超解像度技術「X-Res Tech.」機能により、写真や動画、文字をさらにくっきりと表示することができ、また目の疲労を抑えるフリッカーフリーバックライトや、ブルーライトカット機能を搭載しています。

大画面にも関わらず、軽量で消費電力も低い製品なので、写真編集や動画編集、長時間の作業用や映画鑑賞にもオススメしたい液晶ディスプレイです。価格も28型のVAパネルにしては3万円代と、比較的安価な製品なので、作業用に大きな液晶が欲しいという方にもオススメです。

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