年末年始のセキュリティ、大丈夫ですか?

更新日:2018年12月11日

今年も残るところあと少し。そろそろ忘年会シーズンとなり年末年始の長期休暇となります。

そんな忘年会シーズンから年末年始の長期休暇に向けてのセキュリティ、皆さん大丈夫ですか?

師走から年末年始にかけては今までの日常とは違い、多忙であったり休暇で思わず時間が取れてしまったりと普段の生活ではない日々になり、その隙を悪意のある人につけ込まれてしまうシーズンでもあります。 気持ち良く新しい年を迎えるにあたり、どのような事を注意すれば良いのかまとめて見ますので、ご参照ください。

執筆ライター:白秋

連載:セキュリティ ミニコラム

セキュリティに関するコラムを、不定期で発信していきます。

忘年会でのお酒の量はほどほどに

忘年会シーズンの注意点はこれに尽きます。

泥酔はもちろんの事、一番危ないのが電車です。スマフォをいじりながら、いつの間にか寝ている人、結構多く見るシーズンです。寝ている間にスマフォを盗まれたりでもすると、スマフォに入っている自身や他人の個人情報だけではなく、自身が秘密にしている情報を元に脅されたりする可能性があります。

また、会社のPCを持ち帰っている方などは、PCに格納されているデータによっては、個人情報流出に繋がり会社に損害を与える可能性もあります。以前、筆者の隣で多少酔いながら会社支給のPCを堂々と開き、挙句の果てに寝ている若いサラリーマンがいました。この若者の会社のセキュリティ教育大丈夫かなと思ったものです。

SNSの投稿に注意

SNSの投稿によっては、いらぬ犯罪を招く可能性があります。

例えば年末年始に旅行を企画している場合、待ち遠しくてSNSに旅行計画を投稿したとします。この投稿によりあなたは、年末年始の休暇は旅行で不在となる事がわかり、SNSで行き先などを詳細に書いたとすれば、悪意のある者によって犯罪に巻き込まれたりする事もあります。

昨今SNSを利用した事件も起きていることから、あくまでも旅行のSNSは「今ここにいる」とか「明日ここへ行く」より、過去の振り返りで「ここへ行きました」の方が安全です。 皆様がどのようにSNSを使用しているかわかりませんが、細心の注意をしておくことに越したことはありません。

 

偽サイトからパスワードやIDを盗む手口に注意

年末年始の長期休暇だと日常とは違い時間を持て余す事もあると思います。

「時間も持て余しているし、ネットでも見よう」と考える方も少なくないと思います。時間を持て余している休日だと油断からフィッシング詐欺の偽サイトにアクセスする可能性もあり、そこからIDやパスワード、クレジットカードの番号が盗まれる可能性もあります。

このような手口に引っかかった場合、長期休暇では相談する窓口などが休止となっているため、予めこの様な手口があるのだと認識しておくことと、予めフィッシングサイトから守れるセキュリティソフトを導入するなどの対策を行うと良いでしょう。

実企業を騙ったメールに注意

実企業を騙ったメールは、昨年度と同様多くの方が受信するでしょう。この様なメールの添付ファイルを開いたり、メール本文のURLをクリックすることにより、ウイルスに感染する可能性があります。この様な手口によりウイルスに感染した場合は、PCやスマフォの初期化を行う必要が出てきます。また、フィッシング詐欺と同様、予めセキュリティソフトを導入するなどの対策を行うと良いでしょう。

最後に

セキュリティ対策は過剰な対策でもするに越したことはありません。万全の準備で忘年会シーズンと年末年始をお迎えください!

 

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