マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i421の実機レビュー

更新日:2014年10月5日

WQHD液晶、GTX860M搭載

NEXTGEAR-NOTE i421は、WQHD(2560x1440)液晶、GeForce GTX860Mのグラフィックスを搭載した13.3型ノートパソコンです。

IGZOパネルのWQHDを搭載し、画像を綺麗に表示でき、小さい文字の文書ファイルなども見やすいです。

グラフィックスは、コストパフォーマンスが高く人気のGeForce GTX860Mを搭載しており、標準的なグラフィックス設定なら、快適にプレイできるゲームが多いでしょう。

重量も約2kgとゲーミングノートパソコンとしては軽量で、モバイル用途にも活用できます。

※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

NEXTGEAR-NOTE i421の基本スペック

NEXTGEAR-NOTE i421の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2014年10月5日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第4世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-4910MQです。
グラフィックカード
NVIDIAの GeForce GTX 860M(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイド、IGZOパネル採用の非光沢液晶です。解像度は2560×1440のWQHDです。
メモリ
最大16GBまで選択できます。本機は16GBを搭載しています。
mSATA SSD
mSATA SSDを選択可能です。2台でRAID 0も可能。本機はRAID 0の512GB(256GB x2)です。
2.5インチ HDD/SSD
2.5インチのHDDまたはSSDを搭載可能です。本機は1TBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で約6.5時間(JEITA測定法2.0)です。

特徴1 - WQHD(2560x1440ドット)のIGZOパネル

NEXTGEAR-NOTE i421は、WQHD(2560x1440ドット)のIGZOパネルを搭載しています。

同社にはNEXTGEAR-NOTE i420という機種がありますが、本機(i421)とは、この液晶解像度が異なります。i420はフルHDで、i421はWQHDとなっています。

WQHD液晶は、通常のノートパソコンの液晶よりも高精細であるため、画像や文字が綺麗で見やすいです。下の図は、2560x1440ドットの液晶(左)と、一般的なノートパソコンに搭載される1366x768ドットの液晶(右)を比較したものです。左の液晶のほうが、1つ1つのドットが小さく綺麗に見えると思います。実際の画像を見ても粒状感がなく非常に綺麗です。

また、文字が小さい文書ファイルを単一ページで表示させるときに、低解像度の液晶では文字がつぶれて読みづらいですが、本製品なら文字がつぶれることなく読みやすいです。

デスクトップ領域も広く使うことができ、複数のウィンドウを並べながら表示可能です。


2560x1440ドットと1366x768ドットの液晶の比較

 

ただし、Windows OSを搭載した高DPIの液晶には、スケーリングの拡大率を上げると画面レイアウトが崩れたりする欠点もあります。詳細は、「高DPI液晶搭載PCのメリット・デメリット」をご覧ください。

「画像を綺麗に表示したい」、「文字の小さい資料を読みやすく表示したい」ならば、WQHD液晶の方が良いですが、ゲーム目的で購入するなら、筆者はフルHD液晶で十分だと思います。13.3型の小さな液晶ではWQHDでもフルHDでも映像の綺麗さはそこまで大きく変わりません。また、GeForce GTX 860Mのグラフィックスで、WQHDの解像度に設定してゲームをすると、負荷がかかり過ぎて快適にプレイできない可能性があります。多くの場合、1920x1080や1280x720の解像度(フルスクリーン)にしてプレイすると思うので、液晶がWQHD(2560x1440)でもあまり意味はありません。フルHD液晶でも良いと思う方は、NEXTGEAR-NOTE i420も合わせてご検討下さい。

特徴2 - 約2kgのモバイルゲームノート

NEXTGEAR-NOTE i421は、ゲーミングPCでありながら、約2kgと軽量です。

当サイトでの重量の計測結果は次の通りです。なお、今回はmSATA SSDを2台と、2.5インチHDDを1台搭載しており、この構成では2.1kgの重量でした。もし、mSATA SSDのみの構成にすれば、2kgを切る重量になります。


重量の実測結果

 

ACアダプターの実測値は576gです。普通のノートパソコンと比較するとやや重いですが、ゲーミングノートPCと比較すると軽いです。また、薄型であるためカバンに入れやすいです。


ACアダプターの外観

特徴3 - コスパの高いGTX 860M搭載

本製品は、GeForce GTX 860Mのグラフィックスを搭載しています。コストパフォーマンスの高いグラフィックスで、これを搭載したパソコンは、マウスコンピューターだけでなく、他のメーカーでも人気です。

以下に、ゲームベンチマーク結果を掲載します。なお、グラフィックスドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「344.11」です。標準的なグラフィック設定なら、多くのゲームを快適にプレイ可能です。

ゲームベンチマーク
製品名 マウスコンピューター
NEXTGEAR-NOTE i421
基本スペック Core i7-4910MQ
GeForce GTX 860M(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア
キャラクター編
標準品質 ★ 11132 (非常に快適)
最高 5769 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 16359 (快適)
描画:5 10631 (快適)
バイオハザード6 RANK A (5739)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 7836
ドラゴンクエストX 標準 10482 (すごく快適)
最高 8204 (とても快適)
GRID Autosport ウルトラロー 195 fps
ミディアム 102 fps
ウルトラ 43 fps
トゥームレイダー LOW 145 fps
HIGH 66 fps
ULTIMATE 29 fps
Metro Last Light Low 75 fps
High 47 fps
Very High 37 fps
スリーピングドックス 120 fps
48 fps
最高 22 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。
※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 860Mの情報は次の通りです。


GeForce GTX 860Mのグラフィックカードのスペック

特徴4 - トリプルストレージ

本製品は、最大でmSATA SSD を2台、2.5インチ HDDを1台搭載することが可能です。もちろん、1台のみ搭載することもできます。

mSATA SSDについてはRAID 0 を構成することもできます。


合計3つのストレージを搭載可能

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は、IPSパネルほど良くありませんが、少し斜めから見る程度ならそれほど色合いは変わりません。普通に使用可能です。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干明部が下げ調整ではありますが、どの色もほぼ1:1の直線です。このことから、比較的自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は次の通りです。ギラつきもほとんどなく見やすいです。


 

ノングレア液晶を搭載しており、画面への映り込みが少ないです。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは縦:約19mm、横:約19mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラット、滑りにくい素材です。キーの抵抗や底の柔らかさなど普通です。

Enterキーの左横のキーが、かなり横長であるせいで、Enterキーが通常よりも右側に配置されています。そのためブラインドタッチするときに、Enterキーの隣のキーを押しそうになります。慣れが必要でしょう。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの操作性は普通です。クリックボタンは独立しており、軽い力で押すことができるため、押しやすいです。


タッチパッド

 

消灯・中・大の 3 段階のLED バックライトキーボードを搭載しています。


LED バックライトキーボード搭載

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

クアッドコアCPU、GeForce GTX 860M、SSD RAIDなどを構成でき、処理性能は高いです。

本製品は、モバイルノートPCとしても活用できますが、UシリーズのCore iプロセッサー&インテルHDグラフィックスを搭載した一般的な"モバイル"ノートパソコンと比較すると、かなり高性能です。

下に、Core i7-4910MQ、16GBメモリ、GeForce GTX 860M、512GB SSD RAID 0(256GB x2) 構成時のベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
※上図のCPU名は誤表示です。Core i7-4910MQが正しいです

PCMark 8 - Home accelerated


※上図のCPU名は誤表示です。Core i7-4910MQが正しいです

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-4910MQ
x264でエンコード 13分33秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 6分40秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

今回は、RAID 0構成の512GB SSD [ 256GB TOSHIBA HG5d シリーズ (6Gb/s対応) x2台 ] です。読み込みも書き込みも非常に高速です。


【RAID 0】 512GB [ 256GB TOSHIBA HG5d シリーズ (6Gb/s対応) x2台 ]

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

下記の2種類の方法でバッテリー駆動時間を計測しました。まずまずの長さだと思います。

バッテリー駆動時間
負荷内容 駆動時間
動画再生時 ※1 5時間16分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 4時間2分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザーでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

 

また、GeForce 800Mシリーズでは「Battery Boost」という機能が実装されています。この機能を使えば、バッテリー駆動状態となったときに、フレームレート(fps)が設定した数値まで下がり、バッテリーを長持ちさせることができます。

ACアダプターを接続しているときに高いフレームレートが出るゲームの場合は、Battery Boostの設定をすることで、バッテリー駆動時に指定したフレームレート(例えば30 fps)まで下がり、バッテリー駆動時間が延びます。ただし、重いゲーム(AC接続時でも30fps以下しか出ないようなゲーム)の場合は、Battery Boostを30fps等に設定しても、フレームレートは変わらず、バッテリー駆動時間も伸びません。

ゲーム時のバッテリー駆動時間は、ゲームによって大きく変わりますが、1~2時間くらいだと思って下さい。

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。

スロットは本体の手前側にあります。挿入後、SDカードの出っ張りは少しありますが、側面が斜めになっているため、カバンに入れても引っかからないでしょう。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りで、高速です。なお、UHS-Ⅱには対応していません。


 

 

 


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