マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i420の実機レビュー

更新日:2014年8月8日

GTX860M搭載ゲームPC

NEXTGEAR-NOTE i420は、GeForce GTX 860Mを搭載した13.3型ゲームノートパソコンです。

高い性能のGeForce GTX 860M、クアッドコアの第4世代インテルCPUを搭載しながら、重量が約2kgと、ゲームノートパソコンとしては軽量で、持ち運びも出来る範囲の軽さです。

また、液晶の視野角が良く、色再現性も良く、ギラつきも感じず、見やすい画面です。

ストレージもRAID 0 のmSATA SSDを構成でき、OSやアプリの起動もサクサクです。

主観ですが、デザインも戦闘機のようでかっこいいです。

※レビュー機は当サイトでの購入製品です

目次

NEXTGEAR-NOTE i420の基本スペック

NEXTGEAR-NOTE i420の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2014年4月22日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第4世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-4700MQです。
グラフィックカード
NVIDIAの GeForce GTX 860M(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度は1920×1080のフルHDです。
メモリ
最大16GBを選択可能です。本機は8GBを搭載しています。
mSATA SSD
mSATA SSDを選択可能です。2台でRAID 0も可能です。本機は128GB×2のRAID 0です。
2.5インチ HDD/SSD
2.5インチのHDDを搭載可能です。本機は500GBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません。
 
バッテリ駆動時間
メーカー公表値で約5.4時間です。
 

特徴1 - 約2kgのモバイルゲームノート

本製品は、GeForce GTX 860Mという比較的性能の高い専用グラフィックスを搭載していながら、重量が約2kgと比較的軽いゲームノートPCです。

一般的な(専用グラフィックスを搭載していない)"モバイル"ノートパソコンと比べると、重量は重いですが、処理性能はずば抜けています。

当サイトでの重量の計測結果は次の通りです。なお、今回、mSATA SSDを2台と、2.5インチHDDを1台搭載しています。他のストレージ構成の場合の重量も計測してみたので、参考にして下さい。2.5インチHDDを搭載しなければ、2kgを切る重量です。


重量の実測結果(PC本体)


重量の実測結果(ACアダプター)

特徴2 - コスパの高いGTX 860M搭載

本製品は、GeForce GTX 860Mのグラフィックカードを搭載しています。旧モデルのGTX 760Mよりも大幅に性能が上がっており、高いベンチマークスコアが出ています。多くのゲームは、高めのグラフィックス設定でもプレイ可能でしょう。

ゲームベンチマークは下の表に掲載します。2014年8月7日に、いくつかゲームを追加しました。またドライバーバージョンも「340.52」にしています。ただし、バットマンのみこのドライバーバージョンでは動作しなかったため、「332.60」で計測しています。

標準的なグラフィックス設定なら、多くのゲームが快適にプレイ可能でしょう。

ゲームベンチマーク
製品名 マウスコンピューター
NEXTGEAR-NOTE i420
基本スペック Core i7-4700MQ
GeForce GTX 860M
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア
キャラクター編
標準品質 ★ 10834 (非常に快適)
最高 5662 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 14059 (快適)
描画:5 8642 (快適)
バイオハザード6 RANK A(5404)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 7777
ドラゴンクエストX 標準 9434 (とても快適)
最高 7423 (とても快適)
GRID Autosport ウルトラロー 108 fps
ミディアム 60 fps
ウルトラ 44 fps
トゥームレイダー LOW 145 fps
HIGH 63 fps
ULTIMATE 29 fps
メトロ ラストライト Low 69 fps
High 45 fps
Very High 36 fps
バットマン: アーカム・ビギンズ 141 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。
※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません。
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zによるグラフィックカードの詳細は次の通りです。


本機搭載「GeForce GTX 860M」の詳細

 

他のグラフィックカードのベンチマーク結果は、「ゲーム用ノートパソコンの比較」や「FF XIV ベンチマーク」をご覧ください。随時更新しています。

特徴3 - トリプルストレージ

本製品は、mSATA SSD を2台、2.5インチ HDDを1台搭載することが可能です。mSATA SSDについてはRAID 0 を構成することも可能です。RAID 0 の場合、どちらか1台のmSATA SSDが故障する全データが使えなくなるため、2.5インチ HDDをバックアップ先にして、日ごろバックアップするようにしても良いでしょう。


合計3つのストレージを搭載可能

特徴4 - Windowsキーを無効化

ゲーム中に、誤ってWindowsキーが押されてしまうことを防ぐために、本製品は、Control CenterというソフトウェアからWindowsキーを無効化することが可能です。

ちなみに、Control Centerを使わなくても、他のフリーソフトやレジストリの直接編集でも可能です。


Windowsキーを無効化することが可能

特徴5 - 見やすい液晶

NEXTGEAR-NOTE i420は、非常に見やすい液晶を搭載しています。

2014年3月~4月に発売された他のNEXTGEAR-NOTEシリーズも見てきましたが、筆者は最も見やすいと感じました。液晶の特性については下記をご覧ください。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

まず、視野角は非常に広く、おそらくIPS液晶またはIPS相当の液晶だと思われます。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ直線です。色再現性は高いと思います。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては広めです。広すぎることもないため、見やすい発色だと思います。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素は、シンプルで開口率が高いです。表面の凹凸も少なく、ギラつきも感じません。


 

メーカーの仕様表では、「ノングレア液晶」となっています。ただ、筆者の見た目ではハーフグレアに近いです。一般的なノングレア液晶に比べると、やや映り込みがある代わりに、映像や画像が鮮やかに見えます。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは縦:約19mm、横:約19mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラット、滑りにくい素材です。キーの抵抗や底の柔らかさなど普通です。

Enterキーの左横のキーが異常に広いせいで、Enterキーが通常よりも右側に配置されています。そのためブラインドタッチするときに、Enterキーの左のキーを押してしまいます。慣れが必要でしょう。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2


ホワイトLEDキーボードバックライト

 

タッチパッドの操作性は普通です。クリックボタンは独立しており、軽い力で押すことができるため、押しやすいです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

クアッドコアCPU、GeForce GTX 860M、SSD RAIDなどを構成でき、処理性能は高いです。特に、UシリーズのCore iプロセッサー&インテルHDグラフィックスを搭載した一般的な"モバイル"ノートパソコンと比較すると、かなり高性能です。

下に、Core i7-4700MQ、8GBメモリ、GeForce GTX 860M、256GB SSD RAID 0(128GB x2)構成時のベンチマーク結果を掲載します。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

PCMark 8

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-4700MQ
x264でエンコード 15分00秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 7分42秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

今回搭載されているmSATA SSDは、HFS128G3AMNB-2200Aでした。読み取り速度は、RAID 0 の割には速くなりませんでしたが、書き込み速度は600MB/sを越えており、非常に速いです。


256GB SSD RAID 0(128GB x2)

PC起動・シャットダウン時間のチェック

PC起動時間など
テスト内容 時間
PC起動時間 6秒
PCシャットダウン時間 12秒
PC起動時間は、ハイブリッドブート時の時間。電源ボタンを押してからタイル画面が表示されるまでを計測

バッテリー駆動時間&Battery Boostのチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

下記の2種類の方法でバッテリー駆動時間を計測しました。まずまずの長さだと思います。

バッテリー駆動時間
負荷内容 駆動時間
動画再生時 ※1 4時間28分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 3時間18分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザーでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

 

ゲームプレイ中のバッテリー駆動時間も計測したので、下の表に掲載します。

また、GeForce 800Mシリーズでは「Battery Boost」という機能が実装されていますので、この機能を有効にしたときの駆動時間も掲載します。この機能を使えば、バッテリー駆動状態となったときに、プレイ中のゲームのfpsが指定した数値まで下がり、バッテリーを長持ちさせることができます。

今回、ボーダーランズ2のゲームをプレイしているときのバッテリー駆動時間を計測してみました。まずBattery Boost無効時は、1時間26分の駆動時間でした。次に、Battery Boost有効(30fps固定の設定)にすると、2時間10分まで駆動時間が延びました。

また、各状態の平均 fpsも計測してみました。ACアダプターに接続時は、105.7 fpsでしたが、バッテリー駆動状態(Battery Boost 無効時)にすると、53.2 fpsまで落ち込みました。さらにBattery Boostを有効(30fps固定の設定)にすると、ほぼ設定どおり29.8 fpsでした。

他にも幾つかゲームを試してみましたが、軽めのゲームだと効果がありますが、重いゲームだと効果がほとんどない場合もあります。負荷の高いゲームをすると、バッテリー駆動状態(Battery Boost無効)にしただけでfpsがかなり下がり、Battery Boostを有効にしてもfpsが変わらず、あまりBattery Boostの恩恵を受けられません。負荷の低いゲームをプレイする方であれば、効果のある機能だと思います。

バッテリー駆動時間(ボーダーランズ2のゲームプレイ時)
    バッテリー駆動時間 平均 fps ※2
ボーダーランズ2のゲームプレイ時 Battery Boost無効 1時間26分 53.2 fps
Battery Boost有効 ※1 2時間10分 29.8 fps
参考:AC接続時 105.7 fps
※1 Battery Boostの設定は「30 fps」
※2 fpsは、「Fraps Version 3.5.99」のソフトで計測

薄さのチェック

ゴム足を含めた高さの実測値は、36mm強でした。


高さを実測

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

スロットは本体の手前側にあります。挿入後、SDカードの出っ張りは少しありますが、側面が斜めになっているため、カバンに入れても引っかからないでしょう。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りで、高速です。なお、UHS-Ⅱには対応していません。


 

 

 


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