GTX780 770 760でゲームをプレイ!

更新日:2013年12月14日

10月29日、NVIDIA のハイエンドグラフィックスカード「GeForce GTX 780」と「GTX 770」の価格が改定され、ほぼ同時に「GeForce GTX 780 Ti」も発売されました。また「BATTLEFIELD 4」などの話題のゲームも同時期に発売となり、私たちPCゲーマーにとっては、グラフィックスカードの買い替えをさらに後押しする形となりました。

今回はグラフィックスカードの購入の参考になるよう、値下げされることとなった「GeForce GTX 780」と「GeForce GTX 770」、値下げ対象ではありませんが「GeForce GTX 760」の各ゲームスコアを比較していこうと思います。なお、「GeForce GTX 780 Ti」のスコアについては、「GeForce GTX 780Ti 搭載 GALLERIA XG 780Tiでゲームをプレイ!」で掲載済みです。

今回使用したグラフィックスカードは以下の通りです。また使用したPCは当サイトでもレビューしたマウスコンピューター社のLUV MACHINESです。構成はOS:Windows 8、CPU:Intel Core i7-4770(3.40GHz)、メモリ:8GBです。なおグラフィックスドライバのバージョンは最新の「331.82」となっています。


使用したグラフィックスカード及びメーカー
PALiT PALiT ZOTAC
GeForce GTX 780
SUPER JETSTREAM 3GB
GeForce GTX 770
SUPER JETSTREAM 2GB
GeForce GTX760 2GB
3GB GDDR5 384bitメモリ搭載
コアベースクロック 980MHz
ブーストクロック 1033MHz
メモリクロック 6200MHz
2GB GDDR5 256bitメモリ搭載
コアベースクロック 1150MHz
ブーストクロック 1202MHz
メモリクロック 7010MHz
2GB GDDR5 256bitメモリ搭載
コアベースクロック 993MHz
ブーストクロック 1,059MHz
メモリクロック 6,008MHz

BATTLEFIELD 4

11月7日にエレクトロニック・アーツより発売となった最新作「バトルフィールド4」。

実際のゲームの方はまだ不可解なクラッシュバグなどが残っているものの、強化されたグラフィックや、新マップ、復活した司令官システムなど、前作の「バトルフィールド3」から正当な進化を遂げ、FPSゲームでは今一番盛り上がっているゲームではないでしょうか。

グラフィックスカードを買い替える目的としては主にこの''バトルフィールド4を快適にプレイする''というのが大半だと思いますが、実際「GeForce GTX 780」、「GeForce GTX 770」、「GeForce GTX 760」ではスコアにどれほどの差があるか見ていこうと思います。

動作検証には「低」「中」「高」「最高」の4つのグラフィック設定で、シングルプレイの1ステージ目をプレイし、「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使って、それぞれのグラフィックスカードでスコアを計測しました。垂直同期はオフに設定し、画面解像度はいずれも1920×1080ドットのフルスクリーン表示となっています。


テストに用いたグラフィック設定


GTX 780
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
182.7 159 201
160.3 124 180
115.9 103 132
最高 76.2 53 91

GTX 770
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
179.8 157 200
141.5 119 159
98.9 87 116
最高 67.1 58 83

GTX 760
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
151.1 118 190
102.7 84 122
71.0 62 86
最高 49.6 41 59

結果は上記の通り。どのグラフィックスカードもかなりの高スコアです。GTX780とGTX770ではスコアはそれほど差がないようには見えますが、最高設定でのオンラインマルチプレイを考慮すると、GTX 780の方が安定しそうです。ただオンラインマルチプレイでは長時間プレイすることから、ラグや熱を懸念してあえて画質設定を落とすという方が多いので、価格も考慮するとGTX 770で十分と言えば十分です。実際に各グラフィックスカードでオンラインマルチプレイに参加してみたところ、最高設定で安定してプレイできるのはGTX 780でした。GTX 770とGTX 760は高設定でなら安定してプレイできました。

Batman: Arkham Origins

つぎにバットマンゲーム最新作である「Batman: Arkham Origins」をプレイ。先月発売されたばかりの最新のゲームで、特にPhysXの活用が多く、グラフィック負荷もそれなりに高い本作ですが、GTX700番台なら難なくプレイできると思います。

動作検証には「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使い、ゲーム本編冒頭のチュートリアル部分をプレイし、各グラフィックスカードでスコアを計測します。グラフィック設定は下記の写真の通り、一般的なデフォルト設定。PhysXは状況によってfpsがかなり変化するため、今回はオフにしています。テストは3回行い、それぞれのスコアを載せています。


グラフィックス設定画面

GTX 780
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
1回目 140.0 124 199
2回目 140.1 122 175
3回目 140.7 120 183

GTX 770
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
1回目 134.9 110 176
2回目 137.7 109 172
3回目 135.8 105 173

GTX 760
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
1回目 106.8 84 152
2回目 108.0 88 156
3回目 98.4 78 134

結果は上記の通り。GTX 780とGTX 770では平均fpsは120以上あり、かなりの高スコアです。GTX 760でも平均fpsは100辺りをマークしています。実際にプレイしてみても、どのグラフィックスカードでもカクツキもなく、快適にプレイすることができました。これならPhysXやアンチエイリアスの設定をHighにしても、問題なくプレイできます。

Metro: Last Light

つぎに「Metro: Last Light」をプレイ。意外と知らない人が多い本作ですが、最近発売されたFPSゲームの中ではグラフィック負荷が相当高いです。

動作検証には「Metro: Last Light」ベンチマークで、グラフィック設定Low、Medium、High、Very Highのそれぞれを各グラフィックスカードでスコアを計測します。画面解像度は下記の写真の通り1920×1080のフルスクリーン表示。Advanced PhysX、SSAAはオフに設定しています。


METRO LL Benchmark v2.00で動作を検証

GTX 780
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
Low 106.6 34.67 210.17
Medium 96.0 32.43 191.06
High 75.6 31.67 161.00
Very High 65.6 28.36 153.05

GTX 770
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
Low 97.5 33.08 189.54
Medium 89.4 30.49 188.15
High 67.2 28.85 157.60
Very High 57.0 23.90 144.61

GTX 760
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
Low 78.0 31.01 176.62
Medium 68.9 21.49 166.06
High 50.8 20.17 130.40
Very High 42.3 18.82 107.05

結果は上記の通り。平均fpsを見てもわかりますが、Low設定でも120以上出すことは難しく、かなり重めのゲームです。平均fps100以上を出せたのも、GTX 780だけです。Very High設定ではGTX 780とGTX 770でやっと快適にプレイできる程度で、GTX 760だとHigh設定でもカクツキが出てきます。

FARCRY3

続いてUBIsoftから発売されている「FARCRY3」をプレイ。本作は 広大なジャングルをテーマとした、オープンワールド型のFPSゲーム。ジャングルには生い茂る草木、広がる海、人々や野生の動物が生活する中、サバイバルでひたすら生き残るというものですが、グラフィック負荷が高く、こちらもかなり重めのFPSゲームです。

動作検証にはLowからUltraそれぞれのグラフィック設定で、ジャングルをひと通り探索して、「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使い、各グラフィックスカードでスコアを計測。ゲームの解像度は1920×1080のフルスクリーン表示。垂直同期は下記の写真のようにオフにし、アンチエイリアスもオフにしています。


テストに用いたグラフィック設定

GTX 780
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
LOW 146.0 113 171
MEDIUM 131.3 106 163
HIGH 99.2 88 116
VERY HIGH 89.4 76 99
ULTRA 85.2 73 96

GTX 770
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
LOW 137.2 113 169
MEDIUM 123.4 106 143
HIGH 94.2 83 102
VERY HIGH 80.8 74 87
ULTRA 78.7 71 85

GTX 760
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
LOW 121.7 109 143
MEDIUM 100.2 90 111
HIGH 67.7 62 75
VERY HIGH 59.4 53 67
ULTRA 56.9 52 64

結果は上記の通り。このゲームではGTX 780とGTX 770でスコアにさほど差は感じません。どちらのグラフィックスカードでもULTRA設定で快適にプレイすることができます。GTX 760だと、ULTRA設定でプレイできなくもないですが、戦闘シーンになるとカクツキも多いので、HIGH設定が一番安定してプレイできると思います。

TOMB RAIDER

次にスクウェア・エニックスより発売されている「TOMB RAIDER」をプレイ。本作はグラフィック負荷もそれなりに高いですが、何より髪の毛をサラサラにするリアルタイム頭髪レンダリング技術「TressFX Hair」による負荷が高いです。現状GeForceの場合、「TressFX Hair」をオンにして安定してプレイするとなると、上位のグラフィックスカードが必要となってきます。

動作検証には、グラフィック設定LOWからULTIMATEまでをFrapsは使わず、ゲーム内のベンチマークを使って各グラフィックスカードのスコアを計測します。リアルタイム頭髪レンダリング技術「TressFX Hair」はグラフィック設定「ULTIMATE」の時のみオンにしてあります。ですからグラフィック設定「ULTIMATE」は、「ULTRA設定+TressFX Hair」ということになります。


グラフィック設定画面

GTX 780
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
LOW 324.8 234 396
NORMAL 229.0 188 274
HIGH 167.7 136 200
ULTRA 115.6 96 138
ULTIMATE 75.0 58 94

GTX 770
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
LOW 282.1 214 342
NORMAL 200.8 164 238
HIGH 144.4 116 176
ULTRA 99.0 82 118
ULTIMATE 62.2 46 78

GTX 760
グラフィック品質 平均fps 最小 最大
LOW 196.0 156 236
NORMAL 142.0 114 166
HIGH 108.8 86 130
ULTRA 72.7 60 86
ULTIMATE 44.5 31 58

結果は上記の通り。各グラフィックスとも、「TressFX Hair」が適用されていないLOW設定からULTRA設定までは、平均fpsが高く、かなりの高スコアです。これならGTX 760でもULTRA設定で快適にプレイすることができます。ただ「TressFX Hair」が適用されたULTIMATE設定となると、各グラフィックスとも平均fpsは格段に落ち、快適にプレイできるのはGTX 780とGTX 770になってしまいます。

まとめ

やはり性能や価格などコストパフォーマンスを考えると、筆者はGTX 770が一番無難ではないかと思います。「BATTLEFIELD 4」を始め、どのゲームでもほぼ最高設定で安定してプレイできます。GTX 770よりもう少し上が欲しいとなると、GTX 780や780 Tiとなりますが、GTX 770との価格差の割には、性能差が釣り合っていない気もします。 GTX 760は、GTX 770と比較するとかなり性能が落ちるので、どうせ買うならGTX 770をオススメしたいです。価格改定で値段も下がったので、今グラフィックスカードを買い換えるなら、GTX 770が一番コストパフォーマンスが高いと思います。

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