レノボ Lenovo B51の実機レビュー

第6世代インテルCore i3で約6万円
Lenovo B51は、第6世代インテルCPUを搭載しながら、非常に安価な15.6型ノートパソコンです。
公式サイトにあるE-クーポン次第では、5万円台で購入することも可能です。
液晶はHD(1366x768)、メモリは4GB、ストレージは500GB HDDと、CPU以外はそれほど良いスペックではありませんが、ネット閲覧程度なら問題ないでしょう。
公式サイト:レノボショッピング(Lenovo B51)
※レビュー機は当サイトでの購入品です
目次
Lenovo B51の基本スペック
Lenovo B51の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年12月6日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Uシリーズの第6世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i3-6100Uです。 |
グラフィックカード インテル HD グラフィックス520(CPU内蔵)です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型、HD(1366x768)、非光沢液晶です。 |
メモリ 4GBです。 |
ハードディスク/SSD 500GB HDDです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブです。 |
バッテリー駆動時間 メーカー公表値で最大 約2.9時間です。 |
その他 薄さ24.7mm、重量約2.32kgです。 |
特徴1 - 第6世代インテルCPU搭載パソコンが約6万円
Lenovo B51は、最新の"Skylake"こと第6世代インテルCPUを搭載しながら、約6万円で購入可能なPCです(価格は、公式サイトに書かれてあるE-クーポン次第で変動します)。第6世代インテルCPUは、第5世代のものと比較して、わずかですがCPU性能・グラフィック性能・消費電力など改善しています。
他のPC(第6世代インテルCPUを搭載し、かつ安価なモデル)と、価格を比較したものが下の表です。今回比較した製品の中では、14.0型液晶を搭載したLenovo B41が最も安かったですが、15.6型液晶を搭載したPCの中では、本製品(Lenovo B51)が最安でした。
本製品 Lenovo B51 |
Lenovo B41 | ThinkPad E460 | ThinkPad E560 | HP Pavilion 15-ab200 |
Dell
Inspiron 15 5559 |
|
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液晶 | 15.6型HD液晶 | 14.0型HD液晶 | 14.0型HD液晶 | 15.6型HD液晶 | 15.6型FHD液晶 | 15.6型HD液晶 |
CPU | Core i3-6100U | Core i3-6100U | Core i3-6100U | Core i3-6100U | Core i3-6100U | Core i3-6100U |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
HDD | 500GB | 500GB | 500GB | 500GB | 500GB | 500GB |
価格 | 57,888円 | 56,160円 | 59,616円 | 62,694円 | 71,064円 | 78,818円 |
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液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
15.6型のHD液晶となっており、それほど良い液晶ではありません。なお、今回は、AUO B156XTN04.6のパネルが搭載されていました。ただし、異なるパネルが搭載される可能性もあります。
視野角は狭いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。
色域は、やや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは若干ありますが、それよりも解像度が低いことによる粒状感を感じます。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約19cm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.7mmです。キートップはやや下方へ湾曲しています。普通の打ちやすさのキーボードです。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさも普通です。クリックボタンはやや固い(押すときに力が必要)です。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
UシリーズのCore i プロセッサーを搭載しており、CPUの処理性能は標準的です。メモリは4GBしか選択することができません。ただし、自分で増設することは可能です。ストレージもハードディスクのみで、SSDを選択することはできません。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
注意:2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しました。
Core i3-6100U | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 1時間00分05秒 |
x264でエンコード (※2) | 24分45秒 |
NVENCでエンコード (※3) | ― |
QSVでエンコード (※4) | 実行できず |
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速
ストレージのベンチマーク
500GB HDD
SDカードのベンチマーク
UHS-Ⅰ対応カード
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