HP ENVY17-j100 Leap Motion SEの実機レビュー

オールマイティー
HP ENVY17-j100 Leap Motion SEは、3Dモーションコントローラー「Leap Motion」を世界で初めて内蔵したノートパソコンです。
また、”Leap Motionは必要ない"と思っている方にも魅力的な製品です。クアッドコアCPUにGeForce GT 750M、フルHDの17.3型液晶を搭載し、どんな用途にも使えるオールマイティーな製品です。
天板、パームレスト部分にはアルミニウムが使われており、デザインも良いです。また触っても指紋跡が付きにくく実用性もあります。
メーカー直販サイト:HPダイレクトプラス
※レビュー機はメーカーからの貸出製品です
目次
HP ENVY17-j100 Leap Motion SEの基本スペック
ENVY17-j100 Leap Motion SEの基本スペックをチェックします。※2013年12月22日時点の情報です。BTOという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。なお、特徴的な部分は赤字にしています。
CPU 第4世代インテルCPU、クアッドコアのCore i7-4702MQです。 |
グラフィックカード NVIDIA GeForce GT750M(4GB)です。 |
液晶ディスプレイ 17.3型ワイド、タッチパネル搭載のフルHD (1920x1080)液晶です。 |
メモリ 最大16GBまで選択可能です(スロット2つ)。本機は8GBです。 |
ハードディスク/SSD 単体HDDです。本機は1TBの単体HDDです。 |
光学ドライブ DVDスーパマルチ、ブルーレイROM、ブルーレイディスクから選択できます。 |
バッテリ駆動時間 公表スペックによると、約5.5時間です。 |
テレビチューナー 内蔵のテレビチューナーは搭載していません。 |
特徴1 - 3Dモーションコントローラー「Leap Motion」を搭載
HP ENVY17-j100 Leap Motion SEは、3Dモーションコントローラー「Leap Motion」を搭載しており、手のジェスチャーだけでアプリを操作することが可能です。対応しているアプリは今のところはゲームが多いです。どんなアプリがあるかは、AIRSPACE STOREをご覧ください。
また、Leap Motionでゲームなどをしている様子は「HP ENVY 17-j100/CT Leap Motion SEの展示機レビュー」をご覧ください。
HP社が公開している動画でも、ゲームをしている様子を確認することが可能です(下の動画参照)。
【HP社がYouTubeで公開している動画】ジェスチャーコントロールで近未来を体験 HPのLeap Motion搭載ノートPC
特徴2 - フルHDタッチパネル液晶を搭載
HP ENVY17-j100 Leap Motion SEは、フルHDのタッチパネル液晶を搭載しています。高解像度であるため作業域も広いですし、タッチによる直感的な操作も可能です。
フルHDタッチパネル液晶を搭載
特徴3 - GeForce GT750Mを搭載
HP ENVY17-j100 Leap Motion SEは、GeForce GT750M(4GB DDR3)を搭載しており、ゲームをすることも可能です。
GeForce GT750Mは、搭載されているメモリが各社で異なりますが、本製品はDDR3のメモリを搭載しています。GDDR5のメモリよりもパフォーマンスは落ちます。
下に、各ゲームベンチマーク結果を掲載します。参考までに、GeForce GT740Mと、2GB GDDR5を搭載したGeForce GT750Mのゲームベンチマークスコアも掲載します。
GeForce GT 750M (4GB DDR3)は、GeForce GT740Mより高いスコアですが、GeForce GT 750M (2GB GDDR5)と比較すると、多くのゲームベンチマークはスコアがやや落ちます(例外もあり)。
製品名 | 【本機】 HP ENVY 17-j100/CT Leap Motion SE |
HP ENVY 15-j000 |
M社 |
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基本スペック | Core i7-4702MQ GeForce GT 750M (4GB DDR3) |
Core i7-4700MQ GeForce GT740M |
Core i7-4700MQ GeForce GT 750M (2GB GDDR5) |
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重めの ゲーム |
ロストプラネット 2(テストB) | 1920x1080 | RANK C(23.1fps) | RANK C(16.0fps) | RANK B(30.3fps) |
1280x720 | RANK B(35.0fps) | RANK C(24.9fps) | RANK B(42.3fps) | ||
ファイナルファンタジー XIV(旧) | 1920x1080 | 1626(重い) | 1252(動作困難) | 2117(やや重い) | |
1280x720 | 3120(やや快適) | 2454(やや重い) | 3677(やや快適) | ||
中程度の 重さの ゲーム |
FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 (標準品質 ノートPC) | 1920x1080 |
5025(とても快適) | 3764(快適) | 未実施 |
1280x720 | 8998(非常に快適) | 6862(とても快適) | 未実施 | ||
ファンタシースターオンライン2 ver.2 | 1920x1080 | 3142(標準) | 2412(標準) | 6563(快適) | |
1280x720 | 8190(快適) | 6376(快適) | 14695(快適) | ||
バイオハザード6 | 1920x1080 | RANK C(2533) | RANK C(1961) | RANK B(3345) | |
1280x720 | RANK B(4314) | RANK B(3372) | RANK A(5717) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾 (大討伐) | 1920x1080 | 3227 | 2196 | 4950 | |
1280x720 | 6168 | 4346 | 9433 | ||
軽めの ゲーム |
ドラゴンクエストX | 1920x1080 | 7148(とても快適) | 5211(快適) | 6751(快適) |
1280x720 | 9128(とても快適) | 7653(とても快適) | 8136(とても快適) | ||
デビルメイクライ4 | 1920x1080 | RANK A | RANK B | RANK S | |
1280x720 | RANK S | RANK B | RANK S |
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
本製品は、タッチパネル対応のフルHD、光沢液晶を搭載しています。
視野角はそれほど広くありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が下げ調整です。そのことから、やや青白い寒色系の画面であると分かります。
ノートパソコンの中では広い色域です。

ガモット図
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
シンプルな画素形状です。ギラつきは感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
普通の打ちやすさです。
実測では、キーピッチが横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークが約1.8mmです。キートップはわずかに凹んでいるように感じます。キーの押しはじめは軽く、底も柔らかいです。軽い力でキータッチしたい方が好むキーボードです。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドの使いやすさは普通です。ジェスチャ―操作も普通に行えます。クリックボタンはやや硬かったです。ただし、旧モデルの ENVY 17-j000を操作したときは軽く感じたので、個体差があるのかなと思いました。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU、グラフィックスなど比較的高いスペックです。動画編集、エンコード、ゲームなど、多くの作業が快適です。
Core i7-4702MQ、8GBメモリ、GeForce GT750M、HDD構成でのベンチマーク結果は次の通りです。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ
PCMark 8
動画のエンコード時間
エンコード時間 | |
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x264でエンコード | 16分35秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 8分24秒 |
CUDAでエンコード | 9分23秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
カードリーダー/ライターのチェック
カードリーダー/ライターは高速です。


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