富士通 LIFEBOOK SHシリーズ WS1/M(SH90/M) の実機レビュー

更新日:2014年2月12日

正統派モバイルノート

LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mは、ウルトラブックに近い薄さでありながら、光学ドライブや、LAN、VGAポートを搭載し、バッテリー交換も可能な"正統派"モバイルノートパソコンです。

液晶画面は、2560x1440ドットのIGZOパネルになりました。高精細な液晶であるため、画像や文字が非常に綺麗です。

光学ドライブユニットは着脱式となっており、モバイル・マルチベイ用カバー、増設用内蔵バッテリーユニット、増設用内蔵ハードディスクユニットなど別のユニットを装着することも可能です。軽量なPC、ロングバッテリーなPC、SSD+HDD構成のPCなど、どのようなPCにも変化させることができるため、多くの方の要望にこたえられるモバイルPCではないかと思います。

2014/2/12 追記:タッチパネル非搭載モデル(WS2/M)のテスト結果も、本レビュー記事へ追記しました。なお、非タッチパネルの場合、100g以上軽くなり、映り込みの少ない非光沢となっています。

メーカーサイト:富士通WEBMART

※レビュー機は貸出製品です

目次

LIFEBOOK SHシリーズ WS1/M(SH90/M)、WS2/M の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2013年秋冬/カスタムメイドモデル「WS1/M」のスペックです。カタログモデル「SH90/M」のスペックはやや異なりますのでご注意ください。
※ カスタムメイドモデル「WS1/M」・・Web直販店「富士通WEB MART」で販売されているモデル。カスタマイズが可能。
※ カタログモデル「SH90/M」・・主に家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズは不可。
※ カスタムメイドモデルでは非タッチパネル液晶も選択可能。その場合、品名は「WS2/M」へ変わる。

特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
Uシリーズ(低電圧版)のインテル第4世代Core プロセッサーです。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテル HD グラフィックス)です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイド(2560x1440)のIGZOパネルです。タッチ液晶非タッチ液晶を選べます。
メモリ
4GB~10GBを選択可能です。デュアルチャネルです。
ハードディスク
単体HDDまたはハイブリッドHDDまたは単体SSDを選択可能です。
光学ドライブ
着脱可能なDVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイドライブです。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は、メーカー公表値で約21.1時間です。実測値は後述します。
テレビチューナー
搭載していません。
 

本記事は、下記構成の3台でレビューしています。
 ■「Core i7-4500U、メモリ10GB、256GB SSD、光沢液晶」
 ■「Core i7-4500U、メモリ10GB、500GB ハイブリッドHDD、非光沢液晶」
 ■「Core i5-4200U、メモリ4GB、500GB HDD、光沢液晶」

特徴1 - 光学ドライブ搭載の薄型モバイルPC

近年のモバイルノートパソコンは、光学ドライブ(DVDドライブなど)を搭載していない製品がほとんどです。しかし、職場や学校で光学ドライブを使用する機会がある方や、外付け光学ドライブを付けたり外したりするのは面倒だという方もいると思います。

LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mは、光学ドライブを搭載した最近では珍しいモバイルノートパソコンです。しかも本体は非常に薄くてスタイリッシュです。

 

実際に薄さを計測してみたところ、バッテリーの突起のない部分が約20mm、バッテリーの突起まで含めると約25mmでした。

なお、非タッチパネルモデルの場合も薄さは同じでした。

 

また、ゴム足を含めて計測すると約29.5mmでした。

特徴2 - モバイル・マルチベイ構造

LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mは、光学ドライブを搭載していると記載しましたが、この光学ドライブは着脱式となっています。マルチベイ構造になっており、次のような別のユニットを装着することも可能です。

 

これらのユニットのいずれかを装着することができ、自分好みにPCの構成を変えることが可能です。また、その日の用途によって、軽量化したり、バッテリー駆動時間を長くしたりすることも可能です。


LIFEBOOK SHシリーズ のベイに装着できるユニット
※上の画像は、旧モデルのWS2/Jの画像です。WS1/Mは多少形状が異なります。

特徴3 - 2560x1440ドットのIGZOパネル

LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mは、2560x1440ドットのIGZOパネルを搭載しています。

通常のパソコンよりも高精細な液晶であるため、画像や文字が綺麗で見やすいです。下の図は、2560x1440ドットの液晶(左)と、一般的なノートパソコンに搭載される1366x768ドットの液晶(右)を比較したものです。左の液晶のほうが、1つ1つのドットが小さく綺麗に見えると思います。実際の画像を見ても粒状感がなく非常に綺麗です。


2560x1440ドットと1366x768ドットの液晶の比較

 

ただし、古いWindowsのソフトや業務用の独自アプリは、高精細な液晶で表示されることを想定していないため、文字の大きさを拡大できないものもあります。そういったソフトを高精細な液晶で見ると、文字が小さすぎて読みづらい場合があります。古いWindowsのソフトや業務用の独自アプリは、事前に自分のPCで「コントロールパネル」>「デスクトップのカスタマイズ」>「テキストやその他の項目の大きさの変更」から文字を拡大してみて、文字が大きくなるかどうかを確認してみると良いでしょう。

タッチパネル非搭載モデル WS2/M なら非光沢

非タッチパネル液晶を選択すれば、タッチ操作ができない代わりに、液晶が非光沢となります。画面への映り込みが少ないため、仕事がしやすいです。また、ギラつきなどもなく見やすいです。

なお、非タッチパネル液晶を選択すると、品名がWS1/MからWS2/Mへ変わります。


非タッチパネルの外観

特徴4 - 長いバッテリー駆動時間

メーカー仕様表を確認すると、JEITA バッテリー動作時間測定法(Ver.1.0)によるバッテリー駆動時間は約21.1時間となっています。非常に長いバッテリー駆動時間です。さらに、マルチベイへ増設用内蔵バッテリーユニットを装着すると約28.1時間になります。なお、標準添付のバッテリーは77Whで、増設用内蔵バッテリーユニットは28Whです。

当サイトでバッテリー駆動時間のテストをした結果は下の表の通りです。CPUやストレージが異なる3つの構成で計測しています。いずれも増設用内蔵バッテリーユニットは搭載していません。

Core i7を搭載するよりCore i5を搭載したほうが、バッテリー駆動時間は長くなります。また、HDDやハイブリッドHDDよりも、SSDを搭載したほうがバッテリー駆動時間がやや長くなります。

バッテリー駆動時間
負荷内容 Core i7-4500U
256GB SSD
Core i7-4500U
ハイブリッドHDD
Core i5-4200U
500GB HDD
動画再生時 ※1 6時間58分 6時間50分 7時間36分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 5時間49分 5時間37分 6時間27分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

特徴5 - ビジネスシーンでよく使う有線LANやVGAポートを搭載

最近のモバイルノートパソコン、特にウルトラブックは、有線LANポートやVGAポートを搭載していない場合が多いです。しかし、ビジネスシーンでは、社内ネットワークに有線LANを使っている場合が多いと思いますし、プロジェクターにVGAケーブルで接続する場合も多いと思います。

LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mであれば、有線LANポートおよびVGAポートを搭載しています。変換ケーブルなどを別途用意する必要がありません。ビジネスシーンで便利です。


有線LANやVGAポートを搭載

 

 

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