FRONTIER、約922gと軽い14型モバイルノートPC、NSシリーズを発売

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CPU Core i5-1235U
Core i7-1255U
メモリ 最大40GB DDR4-3200
ストレージ PCIe NVMe SSD
(デュアルSSD 可)
液晶サイズ 14インチ
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
質量 約922g
バッテリー 約10.3時間 (36Wh)
価格[税込] 13万円台~
約922gと非常に軽い14型ノートPC

FRONTIER NSシリーズは、14型液晶を搭載しつつ、約922gと非常に軽いノートPCです。「大きめの液晶が作業がしやすい、でも、繁に持ち運ぶので、できるだけ軽い機種がいい」という方に適した機種です。

メモリやストレージのカスタマイズができるのもメリットです。特に、デュアルSSD構成を選択でき、カスタマイズにかかる費用も安く、大容量ストレージ構成を選びやすいのが嬉しいです。

ただし、バッテリー容量が小さいので、バッテリー駆動で長時間使用したい方には向いていません。

公式サイトはこちら

 

製品の特徴

14型で約922gと非常に軽い

FRONTIER NSシリーズは、モバイルノートPCとしては大きめの14型液晶を搭載しながら、質量が約922gと、1kgを切る軽さが特徴的な機種です。

 

第12世代Coreを搭載した、14型で軽い機種というと、VAIO SX14や、ThinkPad X1 Carbon Gen 10などがありますが、これらの機種よりもさらに軽いです。14型としてはトップクラスの軽さです。

「13.3型だと小さいので14型がいい、でも、できるだけ軽い機種が欲しい」という方の要望を満たしてくれる機種です。

代表的な14型軽量モバイルノートの質量(メーカー仕様値)
NSシリーズ [本製品] 約922g
dynabook RZシリーズ 約940g~
VAIO SX14 約1.046kg~
ThinkPad X1 Carbon 2022 約1.12kg~
mouse X4 約1.16kg~
構成によって質量が大きく変わる製品もあります

 

デュアルSSD構成が可能

FRONTIER NSシリーズでは、ストレージにデュアルSSD構成を選択することができます。最大で、2TB + 2TBの大容量ストレージ構成が可能で、カスタマイズにかかる費用も比較的安いです。写真や動画の保存など、大容量ストレージが必要な場合でも安心です。

メインストレージを後から換装するのは面倒なので、購入時は、NVMe SSD 1に少し大きめの容量のストレージを選択しておき、さらにストレージ容量が必要になったときに、空きのM.2スロットにSSDを増設するという運用もできそうです(ただし、購入後のSSD増設は自己責任となります)。

 

オンボード+スロットのメモリ構成

FRONTIER NSシリーズのメモリ構成は、オンボード(8GB)+スロットメモリとなっています。メモリの形式は、DDR4-3200で、最大で、オンボード(8GB)+スロットメモリ(32GB)の40GBを選択できます。

オンボードメモリは8GB固定です。そのため、スロットメモリ8GBまではデュアルチャネルで動作しますが、8GBを超える分はシングルチャネル動作となります。

このことを加味すると、おすすめのメモリ構成は、オンボード8GB + スロット8GBの合計16GBメモリです。

 

フラットになる液晶面

FRONTIER NSシリーズでは、下図のように液晶面がフラットになります。

ビジネスシーンで対面する相手に画面を見せて説明を行う、といった使い方がしやすいです。

 

シンプルデザインの薄型ボディ

FRONTIER NSシリーズは、シンプルなデザインです。天板を見ても、ロゴやメーカー名などは入っていません。

 

ボディの厚みは、約16.5mmです。スリムなボディなので、カバンへの出し入れがしやすく、持ち運びがしやすいです。

 

インターフェース

インターフェースは、以下の通りです。

左側面:DC-in、HDMI、USB3.2、USB-C(Thunderbolt 4、DisplayPort、Power Delivery対応)

右側面:USB3.2、ヘッドセット接続端子、micro SDカードリーダー

軽量ノートPCですが、インターフェイスの数や種類は揃っています。Thunderbolt 4ドックなどを使用すると、宅内では外部ディスプレイやキーボードを接続して、メインPCとして使用し、ケーブルを1本外すだけで、すぐに外に持ち出せる、といった使い方もしやすいと思います。

電源や、映像出力に使用するHDMI、USB-Cが全て左側面にまとめられているので、外付けマウスを使うときでもケーブル類が邪魔にならないのもポイントです。

 

ウィークポイントは小容量のバッテリー

FRONTIER NSシリーズのウィークポイントを挙げるとすると、搭載しているバッテリーの容量が小さいことです。

最近のモバイルノートPCでは、標準で40Wh台、大きめだと50Wh超のバッテリーを搭載しています。実際に、下のグラフで示すように、代表的な14型軽量モバイルノートPCでも、46.74Wh~57Whのバッテリーを搭載しています。

それに対して、FRONTIER NSシリーズのバッテリーは、36Whと容量が小さいです。仕様値では、バッテリー駆動時間は10.3時間となっていますが、実際の使用においては、半分ぐらいの時間使えればいい方です。そのため、外でバッテリー駆動で長い時間使用したい方には、おすすめできません。

なお、テレワークなど、頻繁に持ち運びはするけど、電源が確保できる場所で使うことがほとんどであれば、バッテリー容量やバッテリー駆動時間はそれほど気にしなくていいでしょう。

代表的な14型軽量モバイルノートのバッテリー容量
ThinkPad X1 Carbon 2022 57Wh
VAIO SX14 53Wh
dynabook RZシリーズ 48.7Wh [バッテリーS]
mouse X4 46.74Wh
NSシリーズ [本製品] 36Wh
構成によって質量が大きく変わる製品もあります

 

購入先

FRONTIER NSシリーズは、FRONTIER公式サイトにて販売されています。

FRONTIER公式サイト

 

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